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スラム編
第14話 裏リーダー就任
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人間以外の話は凄く面白かったけど、そろそろ本題に移らないとな。
「前に話したリーダーの件ですけど、やってみたいです」
「おお。それは素晴らしい。これで私も悠々自適と……」
「違うんです。師匠に言われたんですけど、表には名前を出すなって。だから……」
「そうですか。分かりました。なんとなく、そんな気はしていたので……いや、気になさらずに。慣れておりますから」
ガーフェは、師匠にどんだけ無理難題を押し付けられてきたんだろ? なんとなく、ガーフェの疲れた表情を見て、そんな気がした。
「それで早速なんだけど、ガーフェ様に頼みがあるんです」
するとガーフェが静止するように手を広げて突き出してきた。
「ロラン様。その前に私のことはガーフェとお呼びください。一応はロラン様は私の上司になるわけですから。ティス様もそのように呼んでおりました。それと敬語も不要です。部下にも同様に接してください」
大丈夫なのかな? 十歳の子供が目上を呼び捨てだなんて……まぁいいか。それよりも気になっていたことがあったので聞いてみることにした。
「ガーフェは、自分でリーダになろうとは思わなかったの? 師匠は魔法薬の件があるから、恩? みたいのがあってリーダーになったのはなんとなく理解できるけど、僕は関係ないよ」
「そのように考えるのはご尤もです。しかし、これはティス様のご意思でもありますし、正直、私にはリーダーは務まりません」
僕は首を傾げた。
「私がリーダーをやったら、それこそ歯止めが効かなくなりますから。その……男たちの楽園と化してしまうのはロラン様も本意ではありませんよね?」
「なっちゃうの?」
「なっちゃいますな。時々、暴走しそうになった時はティス様によく諌められておりましたから。これは性《さが》というものなのでしょう。止めることは出来ません」
そうだったのか……ってことは、僕もガーフェの暴走を止めないといけないってこと? なんか嫌だな。
「大丈夫ですよ。年に一回程度ですから。私もそれなりに自制が出来るようになりました」
本当に? 前回の様子を見る限り、自制が出来ているように見えなかったけど。ただ、これ以上は押し問答になってしまいそうだ。とりあえず、話を進めよう。
「分かった。でも僕に足りないところがあったら助けて欲しい。そして、役不足なら言ってほしいんだ。師匠に頼んで、戻してもらうから」
「分かりました。不肖ガーフェがロラン様の手となり足となり、お助けいたしましょう。今より、スラムはロラン様のものですぞ」
大仰な言い方だけど、悪い気持ちではなかった。これでスラムの人達を笑顔に出来るかも知れない。
「さっきの続きだけど、スラムに大きな畑……みんなが食べれるくらいの畑を作りたいと思うんだ。そのための人を借りたいんだけど」
「畑……ですか。理由を聞いても?」
理由も何もないような気がするけど。食べ物を作るためには畑が必要だ。畑があれば、みんな腹一杯食べれるんだし……炊き出しで、より実感できたことなんだけど。
「なるほど。あの炊き出しは素晴らしいものだったと思います。しかし、畑ですか」
どうもガーフェが煮え切らないような態度を取る。そんなに変なことを言っただろうか?
「食料の問題は確かにあります。王国からの配給が途絶え気味で飢えを感じる者も出てきているでしょう」
それならば、やはり畑は必要なのでは?
「王国は実は食料が溢れているのです。農業国ですからな。戦争が長引いても食料は潤沢にあるのです。ただ、問題はスラムには金がないというところなのです。ロラン様にはそこに知恵を絞っていただきたいのです」
えっ……いきなり躓いてしまったぞ。畑でなんとかなると思っていたのに……。金策なんて、僕になにか考えがあるわけがない。とりあえず、畑ではダメなの?
「ダメとは言いませんが、食料が今必要というのであれば、やはり資金集めですね。畑はやはり収穫までに時間がかかってしまいますから。資金さえあれば、食料は永続的に手に入りますぞ」
話は分かるが、どうしたものか……すると、スキンヘッドが現れた。忌まわしき記憶が思い出されて、僕の表情はかなり歪んでいることだろう。
スキンヘッドはニヤニヤした表情で、僕の方に近づいてきた。
「旦那。そんなに警戒しないでください。反省していますから」
旦那? お前の旦那になったつもりはないが……まぁ反省しているなら、いいか。
「私にいい案がありますよ。資金集めでしょ? 私には目がないもので。きっと売れば相当稼げると思うんですよね。それに最近、上等なものが手に入ったので、ちょうどガーフェ様に上納しようとしていたものがあるんで」
ほお。そんな優れたものがあるとは。
「よし。そんなに自信があるなら、持ってきてくれ。良い物だったら、ご褒美をやるぞ」
「す、すぐに持ってきます」
「ガーフェ。まさかスキンヘッドから話が来るとは思ってもいなかったよ。資金集めの話がこれほど早くやってくるなら、意外と問題はすぐに解決してしまうんじゃないかな?
「はあ。でもロラン様。あまり期待しないほうがいいですよ。ロラン様が思っている以上に、あいつらバカですよ」
息を切らせてやってきたスキンヘッドが手渡してきた物は……。
「これは?」
「へへ。私はこれに目がなくて……白くて、たまらないでしょ?」
僕にはこれの価値が分からない。見る人が見れば違うのかもしれないが。
「お前はこれが好きなのか?」
「見てるだけでも幸せですぜ。匂いをかいだり、舐めたりするのも格別なんです。是非、試してみてください」
スキンヘッドはしきりに薦めてくるが、こんなのが資金集めに役立つのか疑問だな。ガーフェも手を頭に当てて、首を横に振っていた。
「なんか済みませんでした。後できつく叱っておきますから」
「ちょっとガーフェ様。それは酷いんじゃありませんか? 私はこれで、幸せになっているんです。これならきっと金にもなると思うんですが。私はこれを止める気はありませんからね。」
スキンヘッドは頑なになってしまった。好きなものを否定されれば、そうなるという気持ちは分からないわけではないけど……でも、これは僕でも頭を抱えてしまうな。だって、スキンヘッドが持ってきた物って……貝殻、だよね?
ちょっと貝殻で資金集めは難しいと思う。玄人向けと言うか、素人の僕ではこれをお金に帰る想像がまったく出来ない。それにしても、資金集めはともかく、この辺りで貝殻が手に入るというのは意外だった。だって、貝殻って海のものでしょ? この辺りに海なんてあったかな?
「この貝殻ってどうやって手に入れたの?」
「ロラン様もこの貝殻の良さが分かってくれたんですね? それは私が休日を利用して、一日使って山をかけ分けて行った先にあったもので。苦労しましたが、上物がたくさんあったんで私には天国のような場所でしたよ」
良さは全然分からなかったけど……するとガーフェがスキンヘッドの頭を叩きつけた。
「休みの次の日サボったのは、貝殻拾いしに行ってたのか!! この馬鹿者が!!」
「すみません!!」
なにやら二人が揉めているが、気にせず貝殻を眺める。あれ? 結構いいかも? なんか癒やされるかも。貝殻を耳に当てると、海の音が聞こえるなんて聞いたことがあるな。
貝殻を耳の持っていくと、砂がサラサラと落ちてきた。耳に入っちゃった。気持ち悪いな。砂はちょうどテーブルの上にサラサラと流れて、そこに小さな山を作った。
これは海岸の砂だろうか。この辺りの土とは明らかに違うってサラサラしているんだな……ん? んん?
「ロラン様。お見苦しいところをお見せしました。改めて、あとで……」
「そんな事よりも凄い発見をしたかも知れない。もしかしたら、資金集めができるかも」
「まさか、ロラン様も貝殻の虜になってしまわれたので?」
「そんな訳あるか。そうじゃない。この砂を見て」
ガーフェがテーブルの上に溜まった砂を眺めて始めた。
「はて、ただの砂に見えますが」
「分からない? 金だよ。金がこの砂に混じっているんだ。確か、書物で見たことがあるんだ。金山の近くの川には砂金が流れることがあるらしいって。おそらく、貝のあった場所には砂金がある可能性があるんじゃないかな?」
金が貴重じゃない地域はない。金というだけで富の象徴なのだ。それがスラム近くに眠っているかもしれないのだ。
「スキンヘッド……じゃなかった。名前は?」
「ジャックです」
「じゃあ、ジャック。今日から砂金発掘隊の隊長になってもらうよ。人数を連れて、その海岸に案内するんだ。きっと砂金が採れるはず。取って取って、取りまくろう!!」
「了解しましたぁ!!」
砂金が取れれば、資金問題はある程度解決するはずだ。食料問題解決に一歩前進した。
「前に話したリーダーの件ですけど、やってみたいです」
「おお。それは素晴らしい。これで私も悠々自適と……」
「違うんです。師匠に言われたんですけど、表には名前を出すなって。だから……」
「そうですか。分かりました。なんとなく、そんな気はしていたので……いや、気になさらずに。慣れておりますから」
ガーフェは、師匠にどんだけ無理難題を押し付けられてきたんだろ? なんとなく、ガーフェの疲れた表情を見て、そんな気がした。
「それで早速なんだけど、ガーフェ様に頼みがあるんです」
するとガーフェが静止するように手を広げて突き出してきた。
「ロラン様。その前に私のことはガーフェとお呼びください。一応はロラン様は私の上司になるわけですから。ティス様もそのように呼んでおりました。それと敬語も不要です。部下にも同様に接してください」
大丈夫なのかな? 十歳の子供が目上を呼び捨てだなんて……まぁいいか。それよりも気になっていたことがあったので聞いてみることにした。
「ガーフェは、自分でリーダになろうとは思わなかったの? 師匠は魔法薬の件があるから、恩? みたいのがあってリーダーになったのはなんとなく理解できるけど、僕は関係ないよ」
「そのように考えるのはご尤もです。しかし、これはティス様のご意思でもありますし、正直、私にはリーダーは務まりません」
僕は首を傾げた。
「私がリーダーをやったら、それこそ歯止めが効かなくなりますから。その……男たちの楽園と化してしまうのはロラン様も本意ではありませんよね?」
「なっちゃうの?」
「なっちゃいますな。時々、暴走しそうになった時はティス様によく諌められておりましたから。これは性《さが》というものなのでしょう。止めることは出来ません」
そうだったのか……ってことは、僕もガーフェの暴走を止めないといけないってこと? なんか嫌だな。
「大丈夫ですよ。年に一回程度ですから。私もそれなりに自制が出来るようになりました」
本当に? 前回の様子を見る限り、自制が出来ているように見えなかったけど。ただ、これ以上は押し問答になってしまいそうだ。とりあえず、話を進めよう。
「分かった。でも僕に足りないところがあったら助けて欲しい。そして、役不足なら言ってほしいんだ。師匠に頼んで、戻してもらうから」
「分かりました。不肖ガーフェがロラン様の手となり足となり、お助けいたしましょう。今より、スラムはロラン様のものですぞ」
大仰な言い方だけど、悪い気持ちではなかった。これでスラムの人達を笑顔に出来るかも知れない。
「さっきの続きだけど、スラムに大きな畑……みんなが食べれるくらいの畑を作りたいと思うんだ。そのための人を借りたいんだけど」
「畑……ですか。理由を聞いても?」
理由も何もないような気がするけど。食べ物を作るためには畑が必要だ。畑があれば、みんな腹一杯食べれるんだし……炊き出しで、より実感できたことなんだけど。
「なるほど。あの炊き出しは素晴らしいものだったと思います。しかし、畑ですか」
どうもガーフェが煮え切らないような態度を取る。そんなに変なことを言っただろうか?
「食料の問題は確かにあります。王国からの配給が途絶え気味で飢えを感じる者も出てきているでしょう」
それならば、やはり畑は必要なのでは?
「王国は実は食料が溢れているのです。農業国ですからな。戦争が長引いても食料は潤沢にあるのです。ただ、問題はスラムには金がないというところなのです。ロラン様にはそこに知恵を絞っていただきたいのです」
えっ……いきなり躓いてしまったぞ。畑でなんとかなると思っていたのに……。金策なんて、僕になにか考えがあるわけがない。とりあえず、畑ではダメなの?
「ダメとは言いませんが、食料が今必要というのであれば、やはり資金集めですね。畑はやはり収穫までに時間がかかってしまいますから。資金さえあれば、食料は永続的に手に入りますぞ」
話は分かるが、どうしたものか……すると、スキンヘッドが現れた。忌まわしき記憶が思い出されて、僕の表情はかなり歪んでいることだろう。
スキンヘッドはニヤニヤした表情で、僕の方に近づいてきた。
「旦那。そんなに警戒しないでください。反省していますから」
旦那? お前の旦那になったつもりはないが……まぁ反省しているなら、いいか。
「私にいい案がありますよ。資金集めでしょ? 私には目がないもので。きっと売れば相当稼げると思うんですよね。それに最近、上等なものが手に入ったので、ちょうどガーフェ様に上納しようとしていたものがあるんで」
ほお。そんな優れたものがあるとは。
「よし。そんなに自信があるなら、持ってきてくれ。良い物だったら、ご褒美をやるぞ」
「す、すぐに持ってきます」
「ガーフェ。まさかスキンヘッドから話が来るとは思ってもいなかったよ。資金集めの話がこれほど早くやってくるなら、意外と問題はすぐに解決してしまうんじゃないかな?
「はあ。でもロラン様。あまり期待しないほうがいいですよ。ロラン様が思っている以上に、あいつらバカですよ」
息を切らせてやってきたスキンヘッドが手渡してきた物は……。
「これは?」
「へへ。私はこれに目がなくて……白くて、たまらないでしょ?」
僕にはこれの価値が分からない。見る人が見れば違うのかもしれないが。
「お前はこれが好きなのか?」
「見てるだけでも幸せですぜ。匂いをかいだり、舐めたりするのも格別なんです。是非、試してみてください」
スキンヘッドはしきりに薦めてくるが、こんなのが資金集めに役立つのか疑問だな。ガーフェも手を頭に当てて、首を横に振っていた。
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スキンヘッドは頑なになってしまった。好きなものを否定されれば、そうなるという気持ちは分からないわけではないけど……でも、これは僕でも頭を抱えてしまうな。だって、スキンヘッドが持ってきた物って……貝殻、だよね?
ちょっと貝殻で資金集めは難しいと思う。玄人向けと言うか、素人の僕ではこれをお金に帰る想像がまったく出来ない。それにしても、資金集めはともかく、この辺りで貝殻が手に入るというのは意外だった。だって、貝殻って海のものでしょ? この辺りに海なんてあったかな?
「この貝殻ってどうやって手に入れたの?」
「ロラン様もこの貝殻の良さが分かってくれたんですね? それは私が休日を利用して、一日使って山をかけ分けて行った先にあったもので。苦労しましたが、上物がたくさんあったんで私には天国のような場所でしたよ」
良さは全然分からなかったけど……するとガーフェがスキンヘッドの頭を叩きつけた。
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「すみません!!」
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貝殻を耳の持っていくと、砂がサラサラと落ちてきた。耳に入っちゃった。気持ち悪いな。砂はちょうどテーブルの上にサラサラと流れて、そこに小さな山を作った。
これは海岸の砂だろうか。この辺りの土とは明らかに違うってサラサラしているんだな……ん? んん?
「ロラン様。お見苦しいところをお見せしました。改めて、あとで……」
「そんな事よりも凄い発見をしたかも知れない。もしかしたら、資金集めができるかも」
「まさか、ロラン様も貝殻の虜になってしまわれたので?」
「そんな訳あるか。そうじゃない。この砂を見て」
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「はて、ただの砂に見えますが」
「分からない? 金だよ。金がこの砂に混じっているんだ。確か、書物で見たことがあるんだ。金山の近くの川には砂金が流れることがあるらしいって。おそらく、貝のあった場所には砂金がある可能性があるんじゃないかな?」
金が貴重じゃない地域はない。金というだけで富の象徴なのだ。それがスラム近くに眠っているかもしれないのだ。
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