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スラム編
第19話 看病生活
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師匠がいない間は、マリアと二人暮らしとなった。マリアは師匠と違って、良識のある人だから僕の看病におとなしく従ってくれた。ちゃんとベッドで寝ていてくれるし、ご飯も食べてくれる。日に日に状態は良くなっていった。
夜になると寝惚けているのか、必ず僕のベッドに入り込んでくる。息が荒く、体を寄せてきて柔らかいものが何度も当ててくる。きっと体調が悪くて、苦しいのかも知れない。それに夜は結構冷えるからね。マリアもきっと寒くて、僕のところにやって来てしまうのだろう。
そう言うときは、そっとしておくのが一番だろう。それにしても、マリアと密着してくるせいか、寝るのに苦労する。かといって、マリアを離すわけにもいかないし……困ったな。
そんな日々も数日で終わった。マリアはすっかり体調を戻し、師匠が帰る前に教会に戻ることになった。
「ロラン様。本当にお世話になりました。おかげで精気もたっぷり吸えましたから、前以上に元気になれました」
言葉がなんか卑猥に聞こえるのは僕だけだろうか? けっして、マリアとはいかがわしいことはしていないはずだ。もしかしたら、寝ている間に? いや、そんなことはないはずだ。
「元気になってくれてよかったよ。そういえば、スラムに食料が大量に運ばれたらしいよ。これで食料に困ることは無さそうですね」
「はい!! ロラン様の影の功労があってこそ。皆がそれを知らないことに歯がゆい思いがしますが、私はロラン様をしっかりと見ています。隅々までしっかりと。これからもスラムの人達を救ってくださいね」
僕は大したことはやったつもりはないんだけど……それでもマリアみたく褒めてくれるのは素直に嬉しい。最後に久しぶりに抱擁の挨拶をしていって、マリアは帰っていった。
屋敷に戻ると一人っきりだ。考えてみれば、初めてかも知れない。師匠はいても、いないようなものだけど……いないとやっぱり寂しいかも。とりあえず、掃除だ。今回はゴミでも一応取っておかないといけないな。
まずは屋敷の収納力を上げないとな。屋敷には使っていない部屋が結構ある。ほとんどは錬金術の材料と生じたガラクタだらけなのだが、棚も作らずに放り込んであるだけなので、収納力がかなり低いのだ。
棚を作り片付ける、そんな日々を過ごしているとようやく師匠が帰ってきた。
「随分と片付いたな。これなら買ってきたやつも整理ができそうだな」
ん? なんか物騒な言葉が聞こえてきたぞ。買ってきた? って師匠の後ろに薄っすらと見える荷車はなんだ? しかも山盛りの何かが。
「再び掘り出し物を見つけてしまったのだ。今度はドラゴンの爪だぞ。さすがは王都だな。品揃えが全く違うぞ」
師匠は、それはそれは嬉しそうな顔で話していた。
「師匠? 買ってくるのは……まぁいいです。お金はどうしたんです? 無一文だったはずでしょ?」
「何を言っている。お前が持っている砂金があったではないか。なかなか上質な金だと、両替商が喜んでいたぞ」
えっ? どういうことだ? 僕は私室にある砂金袋を見に行った。持つと重みがある。取られた感じはしないけど……しかし、中を覗くと、そこにあったのは鉄だった。黒光りする立派な鉄だ。いつの間に……。
「私が砂金袋を抱えただろ? あの時にちょっとな。おかげでいい買い物が出来たんだ。私はロランにこれ以上の感謝はないと思っているぞ」
師匠の感謝なんて要らない。あれは何かのために取っておいた大切な砂金なのに……。
「おや? 怒っているのか? でも、お前には対価を渡したはずだ。言っておくが、あれはあの程度の砂金では手に入らないものだぞ」
何言ってんだ? 僕はそんな対価など受け取ってなどいない!! 話をはぐらかすとは、師匠と言えども酷すぎないか?
「ちょっと待て。袋はどうした?」
袋? 何のことだ?
「私が渡した袋だ」
……? たしか、そんな物があったような。でも小汚い袋だったから、その辺に……
「ロランの馬鹿者。あれは錬金術の粋を集めた傑作品なんだぞ。魔法の袋と言って、大量のものを収納できる優れものなんだぞ。それを失くしたのか? とにかく、探せ!!」
何が何だか分からなかったけど、師匠の剣幕から察するに相当な品物らしい。せっかく整理した箱をすべて出して、なんとか袋を見つけることが出来た。その代わり、屋敷は再びゴミ屋敷になってしまったけど。
「この袋がなんなんですか?」
「いいか? この袋はこの間口に入るものだったら何でも入る優れものなんだ」
袋なんだから、間口に入るなら物は入るんじゃないのか? 師匠、大丈夫か?
「何だ、その目は。そうではない。間口に入るものなら、いくらでも入るのだ。いくらでも、だぞ。意味分かるか?」
僕は首を振った。そんな訳がない。
「それを可能にするのが錬金術なのだ。神秘の秘術。そして、その頂点に君臨するのがこの私だ。少しは尊敬するようになったか?」
師匠を無視して、言っていることが本当か確かめてみることにした。なるほど、確かに物がスポスポ入るぞ。袋からすれば、握りこぶし程度しかないけどその十倍の量は簡単に入れることが出来た。
でもどうやって出すんだろ? 袋の中に手をやると、不思議と中に入っているものが分かるのだ。手にしたい物を考えると手に感触が伝わり、引き上げると思っていた物が手に収まっているのだ。なんとも不思議な袋だ。
「どうだ? すごいだろ?」
「凄いは凄いですけど……価値がいまいち分かりません。これが大袋の砂金の価値があるんですか?」
「違う。あの袋では足りないほどだ。想像してみろ? お前は物を売買する商人だ。この袋があれば、どうなる?」
どうなるって……。商人は物を買って、それを運んで売る仕事をする人だ。物を運ぶには、量にもよるけど馬車が必要だ。その馬車だって、大きさが様々で、大商人が使う馬車ともなると人を何人も運べるが、それ以上は運べない。
その点、この袋は小さくても無限に物が入る。間口に収まらないといけないという制約があるけど。これで商売を始めれば……何台も大きな馬車を持ったに等しいことになるな。
「凄いじゃないですか!! これがあれば……大儲けできますよ」
「やっと分かったか。対価としては十分すぎるだろ? まぁ、今までの礼を兼ねたものだ」
すごく感動した。師匠の錬金術の技術もそうだけど、こんなに凄いものを僕に渡してしまう度量の大きさに驚いてしまった。きっと、王都とかで売ったら、巨万の富を築けるんだろうな。そんな凄い物を師匠から貰ってしまった。そのおかげで、僕も無一文になったけど……無一文? 師匠も無一文。あれ? 僕達はどうやって明日から暮せばいいんだ?
「師匠。僕達無一文ですよ⁉ どうやって暮らすんですか!!」
「ロランよ。人間、数日食べなくても大丈なんだぞ」
駄目だ、この人は。僕は教会に掛けていって、ニッジに預けたお金をちょっとでも返してもらうことにした。そして、再び砂金の採取場所に向かうことにした。
偶々、ガーフェがそこで指揮を執っていたので、事情を説明して、収集をさせてもらうことにした。
「ロラン様。それでしたら、いい場所を見つけてあります。我々では手を付けられないですが、ロラン様でしたらうまくいくかも知れません」
そんな魅力的な提案を受けて、向かった先は近くの崖だった。ここが一体、何だというのだ?
「ここを見てください」
ガーフェの言われた場所を見てみると、なるほど。金だ。金が岩石に混ざるように点在している。
「我々には道具がありませんからな。とても、岩から金を取り出すことは難しいです。もっともニッジ君が作ってくれた道具があるので、砂金はたくさん採れるので、ここで取る必要はないのですが」
ニッジの道具はかなり役に立っているようだな。なんだか自分のことのように嬉しく感じる。ガーフェはそれだけを言い残して、指揮に戻っていった。
岩から金か。やってみるか。どうやら砂と要領は一緒のようだ。それにしてもなんて量だ。一回の魔法だけで砂浜の十日分は採れてしまったぞ。しかし、問題は金の入っていない岩だ。どうやら魔法の効果の範囲というものがあるらしい。
同じ場所で魔法を使っても、金が採れなくなってきたのだ。そうなると、岩をくり抜いて、穴を掘っていかなければならない。一日は掘って、一日は金の収集。その繰り返しを一月行った。大袋にして五袋程度にはなっただろうか? しかも、まだまだここでの採掘は出来そうだ。
とはいえ、そろそろ戻ったほうが良さそうだな。僕が屋敷に戻ると、師匠が倒れていた。
「ロラン。私は新発見をした。人間、数週間食べなくても死なないのだな」
「師匠!!!!」
マリアも師匠と同様な状態になっていたみたいで、再びマリアを加え、三人の看病生活が始まった。
夜になると寝惚けているのか、必ず僕のベッドに入り込んでくる。息が荒く、体を寄せてきて柔らかいものが何度も当ててくる。きっと体調が悪くて、苦しいのかも知れない。それに夜は結構冷えるからね。マリアもきっと寒くて、僕のところにやって来てしまうのだろう。
そう言うときは、そっとしておくのが一番だろう。それにしても、マリアと密着してくるせいか、寝るのに苦労する。かといって、マリアを離すわけにもいかないし……困ったな。
そんな日々も数日で終わった。マリアはすっかり体調を戻し、師匠が帰る前に教会に戻ることになった。
「ロラン様。本当にお世話になりました。おかげで精気もたっぷり吸えましたから、前以上に元気になれました」
言葉がなんか卑猥に聞こえるのは僕だけだろうか? けっして、マリアとはいかがわしいことはしていないはずだ。もしかしたら、寝ている間に? いや、そんなことはないはずだ。
「元気になってくれてよかったよ。そういえば、スラムに食料が大量に運ばれたらしいよ。これで食料に困ることは無さそうですね」
「はい!! ロラン様の影の功労があってこそ。皆がそれを知らないことに歯がゆい思いがしますが、私はロラン様をしっかりと見ています。隅々までしっかりと。これからもスラムの人達を救ってくださいね」
僕は大したことはやったつもりはないんだけど……それでもマリアみたく褒めてくれるのは素直に嬉しい。最後に久しぶりに抱擁の挨拶をしていって、マリアは帰っていった。
屋敷に戻ると一人っきりだ。考えてみれば、初めてかも知れない。師匠はいても、いないようなものだけど……いないとやっぱり寂しいかも。とりあえず、掃除だ。今回はゴミでも一応取っておかないといけないな。
まずは屋敷の収納力を上げないとな。屋敷には使っていない部屋が結構ある。ほとんどは錬金術の材料と生じたガラクタだらけなのだが、棚も作らずに放り込んであるだけなので、収納力がかなり低いのだ。
棚を作り片付ける、そんな日々を過ごしているとようやく師匠が帰ってきた。
「随分と片付いたな。これなら買ってきたやつも整理ができそうだな」
ん? なんか物騒な言葉が聞こえてきたぞ。買ってきた? って師匠の後ろに薄っすらと見える荷車はなんだ? しかも山盛りの何かが。
「再び掘り出し物を見つけてしまったのだ。今度はドラゴンの爪だぞ。さすがは王都だな。品揃えが全く違うぞ」
師匠は、それはそれは嬉しそうな顔で話していた。
「師匠? 買ってくるのは……まぁいいです。お金はどうしたんです? 無一文だったはずでしょ?」
「何を言っている。お前が持っている砂金があったではないか。なかなか上質な金だと、両替商が喜んでいたぞ」
えっ? どういうことだ? 僕は私室にある砂金袋を見に行った。持つと重みがある。取られた感じはしないけど……しかし、中を覗くと、そこにあったのは鉄だった。黒光りする立派な鉄だ。いつの間に……。
「私が砂金袋を抱えただろ? あの時にちょっとな。おかげでいい買い物が出来たんだ。私はロランにこれ以上の感謝はないと思っているぞ」
師匠の感謝なんて要らない。あれは何かのために取っておいた大切な砂金なのに……。
「おや? 怒っているのか? でも、お前には対価を渡したはずだ。言っておくが、あれはあの程度の砂金では手に入らないものだぞ」
何言ってんだ? 僕はそんな対価など受け取ってなどいない!! 話をはぐらかすとは、師匠と言えども酷すぎないか?
「ちょっと待て。袋はどうした?」
袋? 何のことだ?
「私が渡した袋だ」
……? たしか、そんな物があったような。でも小汚い袋だったから、その辺に……
「ロランの馬鹿者。あれは錬金術の粋を集めた傑作品なんだぞ。魔法の袋と言って、大量のものを収納できる優れものなんだぞ。それを失くしたのか? とにかく、探せ!!」
何が何だか分からなかったけど、師匠の剣幕から察するに相当な品物らしい。せっかく整理した箱をすべて出して、なんとか袋を見つけることが出来た。その代わり、屋敷は再びゴミ屋敷になってしまったけど。
「この袋がなんなんですか?」
「いいか? この袋はこの間口に入るものだったら何でも入る優れものなんだ」
袋なんだから、間口に入るなら物は入るんじゃないのか? 師匠、大丈夫か?
「何だ、その目は。そうではない。間口に入るものなら、いくらでも入るのだ。いくらでも、だぞ。意味分かるか?」
僕は首を振った。そんな訳がない。
「それを可能にするのが錬金術なのだ。神秘の秘術。そして、その頂点に君臨するのがこの私だ。少しは尊敬するようになったか?」
師匠を無視して、言っていることが本当か確かめてみることにした。なるほど、確かに物がスポスポ入るぞ。袋からすれば、握りこぶし程度しかないけどその十倍の量は簡単に入れることが出来た。
でもどうやって出すんだろ? 袋の中に手をやると、不思議と中に入っているものが分かるのだ。手にしたい物を考えると手に感触が伝わり、引き上げると思っていた物が手に収まっているのだ。なんとも不思議な袋だ。
「どうだ? すごいだろ?」
「凄いは凄いですけど……価値がいまいち分かりません。これが大袋の砂金の価値があるんですか?」
「違う。あの袋では足りないほどだ。想像してみろ? お前は物を売買する商人だ。この袋があれば、どうなる?」
どうなるって……。商人は物を買って、それを運んで売る仕事をする人だ。物を運ぶには、量にもよるけど馬車が必要だ。その馬車だって、大きさが様々で、大商人が使う馬車ともなると人を何人も運べるが、それ以上は運べない。
その点、この袋は小さくても無限に物が入る。間口に収まらないといけないという制約があるけど。これで商売を始めれば……何台も大きな馬車を持ったに等しいことになるな。
「凄いじゃないですか!! これがあれば……大儲けできますよ」
「やっと分かったか。対価としては十分すぎるだろ? まぁ、今までの礼を兼ねたものだ」
すごく感動した。師匠の錬金術の技術もそうだけど、こんなに凄いものを僕に渡してしまう度量の大きさに驚いてしまった。きっと、王都とかで売ったら、巨万の富を築けるんだろうな。そんな凄い物を師匠から貰ってしまった。そのおかげで、僕も無一文になったけど……無一文? 師匠も無一文。あれ? 僕達はどうやって明日から暮せばいいんだ?
「師匠。僕達無一文ですよ⁉ どうやって暮らすんですか!!」
「ロランよ。人間、数日食べなくても大丈なんだぞ」
駄目だ、この人は。僕は教会に掛けていって、ニッジに預けたお金をちょっとでも返してもらうことにした。そして、再び砂金の採取場所に向かうことにした。
偶々、ガーフェがそこで指揮を執っていたので、事情を説明して、収集をさせてもらうことにした。
「ロラン様。それでしたら、いい場所を見つけてあります。我々では手を付けられないですが、ロラン様でしたらうまくいくかも知れません」
そんな魅力的な提案を受けて、向かった先は近くの崖だった。ここが一体、何だというのだ?
「ここを見てください」
ガーフェの言われた場所を見てみると、なるほど。金だ。金が岩石に混ざるように点在している。
「我々には道具がありませんからな。とても、岩から金を取り出すことは難しいです。もっともニッジ君が作ってくれた道具があるので、砂金はたくさん採れるので、ここで取る必要はないのですが」
ニッジの道具はかなり役に立っているようだな。なんだか自分のことのように嬉しく感じる。ガーフェはそれだけを言い残して、指揮に戻っていった。
岩から金か。やってみるか。どうやら砂と要領は一緒のようだ。それにしてもなんて量だ。一回の魔法だけで砂浜の十日分は採れてしまったぞ。しかし、問題は金の入っていない岩だ。どうやら魔法の効果の範囲というものがあるらしい。
同じ場所で魔法を使っても、金が採れなくなってきたのだ。そうなると、岩をくり抜いて、穴を掘っていかなければならない。一日は掘って、一日は金の収集。その繰り返しを一月行った。大袋にして五袋程度にはなっただろうか? しかも、まだまだここでの採掘は出来そうだ。
とはいえ、そろそろ戻ったほうが良さそうだな。僕が屋敷に戻ると、師匠が倒れていた。
「ロラン。私は新発見をした。人間、数週間食べなくても死なないのだな」
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