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後日談 夏の思い出
4. 「心の準備でもしておいで」
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バーベキューの後、津和家の人々にあたたかく見送られて、俺たちは本日の宿泊先へと向かった。
車を走らせること三十分ほど。
人里離れた山間に、その建物はあった。
「すげえ……」
「気に入った?」
さすが老舗の旅館だけあって、建物の風格が違う。正門をくぐった先には、趣のある前庭が広がっていた。
石畳の小道を歩きながら、自然と気持ちも上がっていく。薬も効いたようで、いつの間にか頭痛もおさまっていた。
「うわっ、畳に寝るの、久しぶり!」
広々とした和室に荷物を下ろすなり、俺はゴロリと畳の上に寝転がった。イグサの香りが心地良い。
津和家での緊張感から解放され、ドッと疲れが出てきた。早く汗を流してさっぱりしたい。
(今なら温泉にも入れそうな気がする……いやいや、調子に乗ったら駄目だ)
せっかく引いた痛みを、ぶり返したくない。これ以上、津和に心配かけたくない。
お湯に入らなくても、豪華な夕食や庭散策も楽しめるはずだ。せっかくだから、存分に満喫したい。
あれこれ期待に胸を膨らませていると、隣から伸びてきた手に前髪を梳かれた。
「……なに?」
「お疲れさま。緊張させてごめんね……でも、あのときのケイ、男前だったよな」
なんのことだろう。俺が首をひねっていると、津和がゆっくりと顔を寄せてきて、額にキスされた。
「うちの両親の前で、堂々と『付き合ってます』って宣言してくれただろう?」
津和は、とてもうれしそうだ。なんだか急に照れ臭くなってきた。
(別に、いつまでもコソコソ隠れて付き合うつもりもなかったから……)
でも、ただ付き合ってるって言っただけ。この先のことを聞かれたら、うまく説明できない。
「……どうしたの、そんな顔して」
顔に影が差し、津和の真剣な表情が目の前に迫る。問うような視線に、俺は少しばかり反省した。
彼を不安にさせたくて、ついて来たんじゃない。ただ、一緒に旅行を楽しみたかった……同じ時間を分かち合いたかった。
――あとから一緒に、この夏を思い出せたら。
「何でもないよ。ちょっと疲れただけ。なあ、ここって温泉あるんだろ?」
「ああ、でもケイは温泉苦手だろう?」
(俺のことばっかだな、こいつ)
俺はよいしょ、と体を起こすと、寝転んでいる津和に向かって、軽く笑ってみせた。
「俺に遠慮しないで、せっかくだから温泉入ってこいよ」
「んー、そうしようかな。ケイは温泉入らなくても、シャワーのあとは浴衣に着替えろよ?」
正直、浴衣は好きじゃない。着心地もだが、まともに着れる気がしない。
そう正直に告げたのだが、津和は食い下がってきた。
「いいから浴衣は着て。一人で着れないなら、俺が手伝うよ」
「なっ……いいよ。いつものTシャツとスウェットの下、持ってきたし」
はっきり断ったのに、津和は頑として譲らなかった。
そのしつこさに折れて、俺はとうとう浴衣を手に浴室へ向かった。
手早くシャワーを浴びて出てくると、脱衣所には浴衣を手にした津和が待ち構えていた。
「おいで。着せてあげる」
「ちょっと、おい……パンツくらい履かせろよ」
「いらないだろ、着物なんだから」
(いや、なんだよその理屈)
たしかに和装では、下着を着けないって聞いたことあるけど。
テキパキと浴衣を着せられて、俺はぶっきらぼうにつぶやいた。
「そ、そういう津和さんは、履かないつもりかよ?」
「うん? 気になる?」
やたら色気のある視線を向けられた。シャワーで温まった体温が、さらに数度上がった気がする。
「な、なんだよ」
じりじりと洗面台まで追い詰められ、両手で囲いこまれた。浴衣の襟をかきあわせる俺の耳に、艶を含んだ声が響く。
「俺が風呂から戻ってきたら、自分の目で確かめてみれば」
心臓が跳ねたけど、なんとか平静を装った。
「いい、遠慮しとく」
「そう? 俺はしないけど?」
頬をそっと撫でられて、俺はたまらず津和の胸を押し返した。
「も、いいからっ……お前も早く風呂入って来いよ」
「うーん、面倒になってきたな。俺もシャワーにしとこうかな」
「いいから、俺の分も入ってこい!」
俺はなんとか津和を風呂へ送り出すと、静かになった部屋で、大きくため息をついた。
(……ヤバい)
一人になった瞬間、自然と視線が部屋の隅に置かれた荷物に吸い寄せられた。
前日の夜……津和が嬉々として『必要なもの』を荷物を詰めていた背中を思い出した。
(あんな山ほど、どうすんだよ……まさか朝まで抱き潰すつもりか)
思えば休みを取るために、この数週間おたがい仕事に追われてて、ほとんど触れあってなかった。
少し前まで、かなりの頻度で体を合わせていたことを考えたら、津和も相当溜まっているに違いない。
(あいつ、体力がバケモン並みだから怖えよ……)
津和は見た目スリムだが、脱ぐと細マッチョで、なかなか期待を裏切る体力の持ち主だ。
数か月前の津和の誕生日……俺はベタだがベッドのうえで、津和の気が済むまでとことん付き合うことにした。
結果、二日間、ほとんど寝室から出られなかった。
(あんなの二度とごめんだって……クソッ)
あのとき、抜け殻の状態で、固く心に誓ったのに……。
窓の外に目を向けると、山間の美しい景観が広がっていた。ここは車じゃないと来れない場所で、ちなみに俺はペーパードライバーだ。
つまり、逃げ場は無い。
部屋を見回しても、特に何もない。テレビをつける気にもなれず、再び畳に仰向けに寝転がった。
家にいれば、家事も仕事もあるし、何だかんだやることがある。
でも、ここには何もない……津和と二人きり。夕食を食べたら、あとは……。
「どうした、まだ具合悪い?」
「うわっ!」
うたた寝してたらしく、津和が戻ってきたことに気づけなかった。
「ずいぶん早かったな……もっとゆっくりしてくればいいのに」
「そんな、もったいない」
そう言って甘い微笑を浮かべて、さらりと頬をひと撫でされた。
俺にしてみれば、せっかくの温泉なんだから、ゆっくり浸からないほうが、もったいない気がするのだが。
「髪、濡れてるぞ」
ろくに乾かしてない髪の先から、滴がポタポタと落ちる。津和は長い指で、ゆっくりと髪をかきあげた……浴衣の袂からのぞく腕の筋が、男らしくてうらやましい。
首筋も、襟の合わせも、たしかに浴衣は色っぽい。湯上りで上気した肌が薄く色づき、艶めかしくてドキドキする。
「そんなに見つめられると、さすがに恥ずかしいな」
「悪い……つい」
「あやまることないけど。どうせ俺も見てるから」
スッと近づいてきた顔を、俺はあわてて手のひらでさえぎった。
「ゆ、夕食。俺、すっげー楽しみにしてたんだっ……だから」
「……分かったよ」
あっさり引いてくれたのは、俺が本当に夕食を楽しみにしていたのを知っているから。今、手を出されたら、確実に食いっぱぐれる。
部屋で食べる食事は、レストランと違って、食後に帰りの心配をしなくて済むのもいい。
「楽しみだなあ」
「そうだね……食後も、ね?」
意味深な流し目を寄こされ、俺は一瞬固まった。
食後は……別の心配が出来てしまった。
食事は文句なく美味しかった。
俺は残念ながら偏頭痛の薬を飲んだから、津和の晩酌に付き合えなかったけど、それでも十分満足できた。
津和は運転の心配がないので、安心して冷酒を口にしている。ゆっくりと飲んでるようだが、すでに五、六合は空けているはずだ。
「……ケイ、おいで」
飲み干した盃がテーブルに置かれ、小さく手招きされる。
「か、片づけの人が、来たら」
「うーん、そうか……でも、もう限界かな」
そういって、手を取られ、勢いよく引っ張り上げられてしまった。
「えっ、ちょ、ちょっと……」
スラリと後ろの襖が開くと、奥の部屋にはすでに二組の布団が敷かれていた。
「い、いつの間に……」
「君が料理に夢中になっている時に、仲居さんが敷いていったけど。気付かなかった?」
背中で襖を閉じられ、部屋の中が真っ暗になった。
すると部屋の外から「失礼します」と声がした……どうやら仲居が、テーブルを片づけにきたらしい。
「あ、俺が……」
「いや、君はここで待ってて、心の準備でもしておいで」
「心の、準備って……」
薄く開けた襖から差し込む明かりで、津和の横顔が白く浮かび上がる。
微笑む横顔がきれいなのに、これからはじまる夜を考えると恐ろしい……俺は布団にへたりこんだ。
車を走らせること三十分ほど。
人里離れた山間に、その建物はあった。
「すげえ……」
「気に入った?」
さすが老舗の旅館だけあって、建物の風格が違う。正門をくぐった先には、趣のある前庭が広がっていた。
石畳の小道を歩きながら、自然と気持ちも上がっていく。薬も効いたようで、いつの間にか頭痛もおさまっていた。
「うわっ、畳に寝るの、久しぶり!」
広々とした和室に荷物を下ろすなり、俺はゴロリと畳の上に寝転がった。イグサの香りが心地良い。
津和家での緊張感から解放され、ドッと疲れが出てきた。早く汗を流してさっぱりしたい。
(今なら温泉にも入れそうな気がする……いやいや、調子に乗ったら駄目だ)
せっかく引いた痛みを、ぶり返したくない。これ以上、津和に心配かけたくない。
お湯に入らなくても、豪華な夕食や庭散策も楽しめるはずだ。せっかくだから、存分に満喫したい。
あれこれ期待に胸を膨らませていると、隣から伸びてきた手に前髪を梳かれた。
「……なに?」
「お疲れさま。緊張させてごめんね……でも、あのときのケイ、男前だったよな」
なんのことだろう。俺が首をひねっていると、津和がゆっくりと顔を寄せてきて、額にキスされた。
「うちの両親の前で、堂々と『付き合ってます』って宣言してくれただろう?」
津和は、とてもうれしそうだ。なんだか急に照れ臭くなってきた。
(別に、いつまでもコソコソ隠れて付き合うつもりもなかったから……)
でも、ただ付き合ってるって言っただけ。この先のことを聞かれたら、うまく説明できない。
「……どうしたの、そんな顔して」
顔に影が差し、津和の真剣な表情が目の前に迫る。問うような視線に、俺は少しばかり反省した。
彼を不安にさせたくて、ついて来たんじゃない。ただ、一緒に旅行を楽しみたかった……同じ時間を分かち合いたかった。
――あとから一緒に、この夏を思い出せたら。
「何でもないよ。ちょっと疲れただけ。なあ、ここって温泉あるんだろ?」
「ああ、でもケイは温泉苦手だろう?」
(俺のことばっかだな、こいつ)
俺はよいしょ、と体を起こすと、寝転んでいる津和に向かって、軽く笑ってみせた。
「俺に遠慮しないで、せっかくだから温泉入ってこいよ」
「んー、そうしようかな。ケイは温泉入らなくても、シャワーのあとは浴衣に着替えろよ?」
正直、浴衣は好きじゃない。着心地もだが、まともに着れる気がしない。
そう正直に告げたのだが、津和は食い下がってきた。
「いいから浴衣は着て。一人で着れないなら、俺が手伝うよ」
「なっ……いいよ。いつものTシャツとスウェットの下、持ってきたし」
はっきり断ったのに、津和は頑として譲らなかった。
そのしつこさに折れて、俺はとうとう浴衣を手に浴室へ向かった。
手早くシャワーを浴びて出てくると、脱衣所には浴衣を手にした津和が待ち構えていた。
「おいで。着せてあげる」
「ちょっと、おい……パンツくらい履かせろよ」
「いらないだろ、着物なんだから」
(いや、なんだよその理屈)
たしかに和装では、下着を着けないって聞いたことあるけど。
テキパキと浴衣を着せられて、俺はぶっきらぼうにつぶやいた。
「そ、そういう津和さんは、履かないつもりかよ?」
「うん? 気になる?」
やたら色気のある視線を向けられた。シャワーで温まった体温が、さらに数度上がった気がする。
「な、なんだよ」
じりじりと洗面台まで追い詰められ、両手で囲いこまれた。浴衣の襟をかきあわせる俺の耳に、艶を含んだ声が響く。
「俺が風呂から戻ってきたら、自分の目で確かめてみれば」
心臓が跳ねたけど、なんとか平静を装った。
「いい、遠慮しとく」
「そう? 俺はしないけど?」
頬をそっと撫でられて、俺はたまらず津和の胸を押し返した。
「も、いいからっ……お前も早く風呂入って来いよ」
「うーん、面倒になってきたな。俺もシャワーにしとこうかな」
「いいから、俺の分も入ってこい!」
俺はなんとか津和を風呂へ送り出すと、静かになった部屋で、大きくため息をついた。
(……ヤバい)
一人になった瞬間、自然と視線が部屋の隅に置かれた荷物に吸い寄せられた。
前日の夜……津和が嬉々として『必要なもの』を荷物を詰めていた背中を思い出した。
(あんな山ほど、どうすんだよ……まさか朝まで抱き潰すつもりか)
思えば休みを取るために、この数週間おたがい仕事に追われてて、ほとんど触れあってなかった。
少し前まで、かなりの頻度で体を合わせていたことを考えたら、津和も相当溜まっているに違いない。
(あいつ、体力がバケモン並みだから怖えよ……)
津和は見た目スリムだが、脱ぐと細マッチョで、なかなか期待を裏切る体力の持ち主だ。
数か月前の津和の誕生日……俺はベタだがベッドのうえで、津和の気が済むまでとことん付き合うことにした。
結果、二日間、ほとんど寝室から出られなかった。
(あんなの二度とごめんだって……クソッ)
あのとき、抜け殻の状態で、固く心に誓ったのに……。
窓の外に目を向けると、山間の美しい景観が広がっていた。ここは車じゃないと来れない場所で、ちなみに俺はペーパードライバーだ。
つまり、逃げ場は無い。
部屋を見回しても、特に何もない。テレビをつける気にもなれず、再び畳に仰向けに寝転がった。
家にいれば、家事も仕事もあるし、何だかんだやることがある。
でも、ここには何もない……津和と二人きり。夕食を食べたら、あとは……。
「どうした、まだ具合悪い?」
「うわっ!」
うたた寝してたらしく、津和が戻ってきたことに気づけなかった。
「ずいぶん早かったな……もっとゆっくりしてくればいいのに」
「そんな、もったいない」
そう言って甘い微笑を浮かべて、さらりと頬をひと撫でされた。
俺にしてみれば、せっかくの温泉なんだから、ゆっくり浸からないほうが、もったいない気がするのだが。
「髪、濡れてるぞ」
ろくに乾かしてない髪の先から、滴がポタポタと落ちる。津和は長い指で、ゆっくりと髪をかきあげた……浴衣の袂からのぞく腕の筋が、男らしくてうらやましい。
首筋も、襟の合わせも、たしかに浴衣は色っぽい。湯上りで上気した肌が薄く色づき、艶めかしくてドキドキする。
「そんなに見つめられると、さすがに恥ずかしいな」
「悪い……つい」
「あやまることないけど。どうせ俺も見てるから」
スッと近づいてきた顔を、俺はあわてて手のひらでさえぎった。
「ゆ、夕食。俺、すっげー楽しみにしてたんだっ……だから」
「……分かったよ」
あっさり引いてくれたのは、俺が本当に夕食を楽しみにしていたのを知っているから。今、手を出されたら、確実に食いっぱぐれる。
部屋で食べる食事は、レストランと違って、食後に帰りの心配をしなくて済むのもいい。
「楽しみだなあ」
「そうだね……食後も、ね?」
意味深な流し目を寄こされ、俺は一瞬固まった。
食後は……別の心配が出来てしまった。
食事は文句なく美味しかった。
俺は残念ながら偏頭痛の薬を飲んだから、津和の晩酌に付き合えなかったけど、それでも十分満足できた。
津和は運転の心配がないので、安心して冷酒を口にしている。ゆっくりと飲んでるようだが、すでに五、六合は空けているはずだ。
「……ケイ、おいで」
飲み干した盃がテーブルに置かれ、小さく手招きされる。
「か、片づけの人が、来たら」
「うーん、そうか……でも、もう限界かな」
そういって、手を取られ、勢いよく引っ張り上げられてしまった。
「えっ、ちょ、ちょっと……」
スラリと後ろの襖が開くと、奥の部屋にはすでに二組の布団が敷かれていた。
「い、いつの間に……」
「君が料理に夢中になっている時に、仲居さんが敷いていったけど。気付かなかった?」
背中で襖を閉じられ、部屋の中が真っ暗になった。
すると部屋の外から「失礼します」と声がした……どうやら仲居が、テーブルを片づけにきたらしい。
「あ、俺が……」
「いや、君はここで待ってて、心の準備でもしておいで」
「心の、準備って……」
薄く開けた襖から差し込む明かりで、津和の横顔が白く浮かび上がる。
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