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寒波
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やったぁー! 怖かったよ……。あっウルフとイエナちゃんから通信。
「おいこら! 正々堂々ぶつからないとか卑怯だろうが! なにモンスターから逃げてるんだよ!」
「負け犬の遠吠えとはこの事ね。そのために創造主様もウルフ系魔物のあなたを選んだんじゃない? まぁ畜生にはここまで考えられないもんね」
さっそく第2ラウンドが始まった。すみっこで大人しくして関わらないでおこうっと……。
この地獄の問答が3分くらい続いてるうちに強制的に通信が切れた。イエナちゃん口悪いって……。
「あっダンジョン同士が離れた。もう元に戻るなんて早いなぁ」
「こういうトラブルが多発したため、数百年前に創造主様がバトル後はすぐに元に戻るようにしたんですよ。初期は例えばゴミを相手ダンジョンに投げ込むなどの嫌がらせが流行ったようですよ」
そんな新しいファッションみたいに言われても。とりあえずおじさんが有能な事は分かった。
というかダンジョンを作り出せるような人がそんなしょうもない事に対応してるの想像すると少し面白いかも。
ピッと音がしたからマスター画面を開くと1万ポイントが増えてた。良く考えたらこの効果音もおじ……いや、創造主様が付けてくれてるんだ。次の集会ではしっかり頭を下げとこ。
「さぁダンジョンバトルとかいう副業は終わりだよ! 早く本業の交易をしないと」
「逆ですよマスター」
1万のうちの半分でホブゴブリンを増やした私は、また馬車に乗って村まで来た。早く収納のスキルとか覚えて、ウルフで移動したいなぁ。お尻痛い……。
「おぉ交易商さん! 待ってましたよ!」
まず来たのはいつものごとくブラックリ村。さっそく村長のガルドさんが太い腕をブンブン振りながら出迎えてくれた。
村の門をくぐると子供たちも寄ってくる。今まで来て泊まるたびに遊んでたからか、なんか仲良くなってきたんだよね。年が近いし私も楽しいから嬉しいよ。
「なぁなぁ今日は鬼ごっこしようぜー」
「男子たちはあっち行ってよ。お姉ちゃんは私達とおままごとするほうが楽しいよね?」
「ごめんねー今からガルドさんとお話があるから、それが終わるまで待っててね。ほら今日もお菓子持ってきたよ」
そう言うとみんな残念そうな顔をしながら広場の方に戻っていく。将来のお客さんである子供たちへの賄賂(お菓子)の効果は偉大だ。
暖かい目で見守ってたガルドさんが話しかけてきた。
「いつも子供たちの相手もしてくれてありがとうございます」
「いえいえ私も職業柄1人が多いので楽しいですよ」
「それは良かった。ところで今回はどれくらいの魚を売ってくれそうですか? 少し多目に買いたいのだが……」
ガルドさんが言ってきた量に目が飛び出そうになった。子供が突然10人くらい生まれたのってレベル。
まぁ売れる分には良いけどさ……。
「何かあったんですか? 食料の貯蓄もしてるんじゃないですか?」
「この寒波ですよ。あの川を見てください」
ガルドさんが指さした川を見ると凍ってきてる。あの感じだと完全に凍り付くまであと少し……言われてみれば確かに寒い。今日だけかと思ったけど……。
ダンジョンに引きこもりすぎて気づかなかった。
「おかげで船も出せなくなっちゃいまして。なんとか少しでもと釣りをしていますが足りないですよ。他の木の実とかも全部無くなってしまった。
北の方では収穫の遅れた畑の作物がダメになってしまったという話も入ってきています。
交易商さんが仕入れる魚だって貴重かもしれませんが……全部とは言わずとも少しでも売ってくれませんか」
「そういう事でしたら当然売らせてもらいます。お客さんが必要な物をそろえるのが私の仕事ですから。ブラックリ村にはぜひ来年も成長してもらわないと私だって困りますしね」
「本当にありがとうございます。こんな辺境の村では外から多くの食料を買う事は難しいので、どうしようかと悩んでいたところで……。私を信じて付いてきてくれた村人に苦労させないで済みそうです」
お互い笑顔で取引を終えて干物と肉を要求通り渡した。村の資金って大丈夫なのかな。そう思ってたら意外と稼いでるらしい。
もちろん売れるのは良い事なんだけど……もう残りはあんまり無い。他の村もこの状態だろうし最後の村には足りないかも。
補充しようにもダンジョンにも余裕があるわけじゃ無いしな~。
1回ダンジョンに戻って補充してなんとか売り切った。けど次はもう少し短い間隔で来てくれないかって言われたし今のダンジョンの広さじゃ足りないかな。
とりあえず売り上げを使って増やすって言ったら、キングも賛成してくれたから良かった。とはいえ最近増やしたばかりだしゼロフロアも何もかも足りない状態。
「エリー。ダンジョンを広げるつもりだけど、また草原じゃちょっとつまらない気がするんだけど森林と海どっちがいいと思う?」
「センスの良い私に聞くなんて珍しく英断ですね。今はポイントもある事ですし、森林にして黒エルフを召喚するのはどうでしょう」
えっまたポイント2桁生活になるんだけど……まぁいっか。魚以外も欲しいとは思ってたしね。いつも食べ物貰える私の食卓的にも。
エルフなら森林の達人らしいし、ここを発展させてくれるはず!
召喚!
「おいこら! 正々堂々ぶつからないとか卑怯だろうが! なにモンスターから逃げてるんだよ!」
「負け犬の遠吠えとはこの事ね。そのために創造主様もウルフ系魔物のあなたを選んだんじゃない? まぁ畜生にはここまで考えられないもんね」
さっそく第2ラウンドが始まった。すみっこで大人しくして関わらないでおこうっと……。
この地獄の問答が3分くらい続いてるうちに強制的に通信が切れた。イエナちゃん口悪いって……。
「あっダンジョン同士が離れた。もう元に戻るなんて早いなぁ」
「こういうトラブルが多発したため、数百年前に創造主様がバトル後はすぐに元に戻るようにしたんですよ。初期は例えばゴミを相手ダンジョンに投げ込むなどの嫌がらせが流行ったようですよ」
そんな新しいファッションみたいに言われても。とりあえずおじさんが有能な事は分かった。
というかダンジョンを作り出せるような人がそんなしょうもない事に対応してるの想像すると少し面白いかも。
ピッと音がしたからマスター画面を開くと1万ポイントが増えてた。良く考えたらこの効果音もおじ……いや、創造主様が付けてくれてるんだ。次の集会ではしっかり頭を下げとこ。
「さぁダンジョンバトルとかいう副業は終わりだよ! 早く本業の交易をしないと」
「逆ですよマスター」
1万のうちの半分でホブゴブリンを増やした私は、また馬車に乗って村まで来た。早く収納のスキルとか覚えて、ウルフで移動したいなぁ。お尻痛い……。
「おぉ交易商さん! 待ってましたよ!」
まず来たのはいつものごとくブラックリ村。さっそく村長のガルドさんが太い腕をブンブン振りながら出迎えてくれた。
村の門をくぐると子供たちも寄ってくる。今まで来て泊まるたびに遊んでたからか、なんか仲良くなってきたんだよね。年が近いし私も楽しいから嬉しいよ。
「なぁなぁ今日は鬼ごっこしようぜー」
「男子たちはあっち行ってよ。お姉ちゃんは私達とおままごとするほうが楽しいよね?」
「ごめんねー今からガルドさんとお話があるから、それが終わるまで待っててね。ほら今日もお菓子持ってきたよ」
そう言うとみんな残念そうな顔をしながら広場の方に戻っていく。将来のお客さんである子供たちへの賄賂(お菓子)の効果は偉大だ。
暖かい目で見守ってたガルドさんが話しかけてきた。
「いつも子供たちの相手もしてくれてありがとうございます」
「いえいえ私も職業柄1人が多いので楽しいですよ」
「それは良かった。ところで今回はどれくらいの魚を売ってくれそうですか? 少し多目に買いたいのだが……」
ガルドさんが言ってきた量に目が飛び出そうになった。子供が突然10人くらい生まれたのってレベル。
まぁ売れる分には良いけどさ……。
「何かあったんですか? 食料の貯蓄もしてるんじゃないですか?」
「この寒波ですよ。あの川を見てください」
ガルドさんが指さした川を見ると凍ってきてる。あの感じだと完全に凍り付くまであと少し……言われてみれば確かに寒い。今日だけかと思ったけど……。
ダンジョンに引きこもりすぎて気づかなかった。
「おかげで船も出せなくなっちゃいまして。なんとか少しでもと釣りをしていますが足りないですよ。他の木の実とかも全部無くなってしまった。
北の方では収穫の遅れた畑の作物がダメになってしまったという話も入ってきています。
交易商さんが仕入れる魚だって貴重かもしれませんが……全部とは言わずとも少しでも売ってくれませんか」
「そういう事でしたら当然売らせてもらいます。お客さんが必要な物をそろえるのが私の仕事ですから。ブラックリ村にはぜひ来年も成長してもらわないと私だって困りますしね」
「本当にありがとうございます。こんな辺境の村では外から多くの食料を買う事は難しいので、どうしようかと悩んでいたところで……。私を信じて付いてきてくれた村人に苦労させないで済みそうです」
お互い笑顔で取引を終えて干物と肉を要求通り渡した。村の資金って大丈夫なのかな。そう思ってたら意外と稼いでるらしい。
もちろん売れるのは良い事なんだけど……もう残りはあんまり無い。他の村もこの状態だろうし最後の村には足りないかも。
補充しようにもダンジョンにも余裕があるわけじゃ無いしな~。
1回ダンジョンに戻って補充してなんとか売り切った。けど次はもう少し短い間隔で来てくれないかって言われたし今のダンジョンの広さじゃ足りないかな。
とりあえず売り上げを使って増やすって言ったら、キングも賛成してくれたから良かった。とはいえ最近増やしたばかりだしゼロフロアも何もかも足りない状態。
「エリー。ダンジョンを広げるつもりだけど、また草原じゃちょっとつまらない気がするんだけど森林と海どっちがいいと思う?」
「センスの良い私に聞くなんて珍しく英断ですね。今はポイントもある事ですし、森林にして黒エルフを召喚するのはどうでしょう」
えっまたポイント2桁生活になるんだけど……まぁいっか。魚以外も欲しいとは思ってたしね。いつも食べ物貰える私の食卓的にも。
エルフなら森林の達人らしいし、ここを発展させてくれるはず!
召喚!
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