Wachsh×Hur

春蠶 市

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媚薬を飲まないと出られない部屋

◆媚薬を飲まないと出られない部屋_04

「あっ、っあ゛ッ――!」

 細い四肢が快楽拷問に悶えてシーツを掻き乱す。細腰が自然と浮き、本能的に動いた。だが射精のない絶頂はどう足掻いてもおさまらず、連続して快楽を沸き上がらせる。

「っ、ひっゆぅし、っ――っあ! だ、だんにゃ、っしゃまっ……っ! ひあ!」
「駄目だ」
「っああ!」

 玩具で犯しつつ、また臀部に痛みを与える。
 濡れた尻肉を打つ音は、ばちゅんと卑猥な水気を含み繰り返す度にいやらしさを深めた。

「あっ、っあ! っだん、なっしゃ、っひゃう――! ああっご、めら、しゃっんぁ゛!」
「お前は仕置きでもイケるのか?」
「っ、っひ! あっご、えんら、ひゃぃ、あぁあっ――っ!」
「まともな奉仕もできない役立たずだな」
「ひゃあ! っあ! ぼ、く、っや、やく、立たず、れっあぅ! っめ、らしゃ、っひ――ぁあ!」

 仕置きというには悪質な行為にナオはしゃくり上げながら謝罪する。
 とまらない叱責に白い臀部は痛々しい跡が滲む。けれども玩具にも責め立てられるそこは叩かれる度に粘ついた飛沫も上げ、赤く腫れた皮膚が濡れる様は卑猥に映えた。

「んぁ゛ッ――――……!」

 一等強く叩いた時、ナオの身体がこれまでにないほど跳ね、硬直した。

「あっあっ、っらめ、っ……っ! や、っ」

 身動ぎし、自分の下腹部に意識を向けるナオの動きを制してセトはもう再び尻肉を打つ。
「ひゃん!」と甲高い悲鳴が上がり、ナオの下腹部と接近する足に生温かさを受けた。

「っ゛、っらめ、っあ、っやら……ど、ぅしっ……ひ、っうぅう……っ」

 絶頂に壊されたモノから溢れる水量にナオがやだやだと首を振ってパニックを起こす。
 ナオはセトの上から退こうとし、だがうまく力の入らない身体に泣きじゃくった。
 スラックスの生地が人肌の水気を吸い、ぐしょりと重くなる。

「元とはいえ甘露だろ。大金を払ってこれを飲みたがる奴もいる」
「っれも、っ……ひぁっ!」
「もう終わりか? 全部出しておけ」
「ひっ! っあぁ! い、いまっトントンしらいれっあ――!」

 セトは一定のリズムで玩具の底を叩く。
 尻とは異なり軽くだが振動の強い玩具で前立腺を擦りつつ膀胱まで押し上げられ、険しい振動と圧迫感に内臓が蠢く。

「――……んっん、っ」

 ナオが下唇を噛み締め、身を縮こまらせた。残尿感を残酷に追い立てられ、ぶるりと激しく震えた後に尿道から僅かに滴る。

「っ……ふっ、ぅ、く……っん」
「ミカには勿体ないと言われそうだな」
「ぅああ゛っ、っ……っ!」

 セトは玩具を一気に引き抜いた。狭い腹内にいた玩具は湯気が出そうなほど火照っており、粘液にぬらぬらと艶めいている。
 突然の開放感に弛緩した孔がひくつき、粘液がもれる。

「ふぁ……はっぁ、ふう、っふ……」
「寝ろ」
「っ、あぅっ……!」

 セトはガクガクと膝を震えさせるナオの身体をベッドに放る。白い脚を開いて、酷く濡れたモノに自分のモノを合わせた。

「いまっ、き、きたな……っ、っひゃん!」
「甘露は直に飲まれることだってあるんだろ? 汚いわけがない」
「ふぅ、っぼ、くっもぅ、ちが……から、っ……ぁうっん、ん!」
「躾け直しで言われたか」
「ひァ、っ!」
「ッ、どうでもいい。十分濡れただろ」
「っぁあ、っちが……っひ! っ!」

 解放感に脱力する尻肉を掴んで細腰を浮かせ、密着して互いを擦り合わせる。

「ぁう! っあっ、っ――!」

 当初の目的通り狭い孔の代わりに性器を直接利用した。
 射精しても怒張したままのモノを体液のぬるつきを使って摩擦する。カリや裏筋の凹凸をわざときつめに合わせ、下品な滑り気を強めていった。

「ひぅ、っ! ぁ、あぁっ――なん、っで、っだんにゃ、しゃま……っさっきより、大きっあっ!」

 ナオがセトの首に縋る。セトの大きな耳元で嬌声が跳ね、聴覚からも悦が滲んだ。
 尻肉の丸みが歪むほど鷲掴み、華奢な身体を揺さぶった。互いの間で粘液がにちゃにちゃと卑猥な気泡を作っては潰れ、こそばゆく性感を責めてくる。

「はっ、っあ……ッあぁ……」

 刺激にナオが悶え、力んだ脚がセトの背中を蹴った。

「んぁ、っむぅ、ぐ――!」

 喘ぐ唇を塞ぎ、セトはナオの甘くべたつく口腔を舐める。
 自分が精を吐いた口なんぞ味わいたくなかったが、それ以上に蠱惑的で中毒性のある甘味を求めてしまった。

「うむっ……はっ、っん、っふあ」
「はぁ、っン、っ」

 重怠げな舌を捕まえて甘噛みし、吸い付いた。舌を強く吸われる尖った感覚にナオが視界を瞬かせる。
 やはりキスとは言い難い口淫を続け、ぬちゅぬちゃ……と、淫らな水音を高めていく。
 脳味噌がキュッと締め付けられる感覚に襲われセトはナオの身体を離した。

「ふぁっ……っ、っ!」

 突然唇を解放され、入れ違いに顔面に熱液を受けたナオは反射的に息を飲む。脱力したナオの身体はろく動かず、吐き出される体液にただただ白肌を汚された。
 セトは奥歯を噛み締めると自身を手で扱う。残さずにすべてをナオの身に吐いて、それでもやはり満足感は得られない。
 肩で息をするほどの疲労感はあるが下半身の疼きのほうが断然強く、メイド服の前に爪を引っ掛ける。安生地はすぐに穴が開き、ほつれ、乱暴に引っ張れば簡単に裂けた。
 汗でじっとりと蒸れた白肌が露わになった。
「っあ……ま、だ、っれす、か……っ?」

 ふらついた黒い瞳がセトを見上げる。
 セトは答えずに周りを見渡す。欲しいと思っているのでそばにあるはずだと思ったが本当に都合良くそばにあった。
 セトは乱れたベッドに置いてあるショットグラスを手に取って中身をナオの胸にぶち撒けた。

「っ! ッあ……っ」
「全部飲んでないだろ」

 飲まなくてはならないので、零したりするのは不可抗力だ。それは最初にナオがグラスを落とした時に証明されている。
 なので空にしたはずのグラスの中は目を一瞬離した隙にまた満たされていた。
 セトはそれを今度は半分ほど口に含む。残り半分はグラス共々投げ捨てるとナオの足を持ち上げて腰を浮かせた。

「ひっ、っ゛!」

 玩具によって拡張された孔に媚薬を流し込む。
 しっかりと浸透するように左右から指で広げ、舌で肉壁を舐め上げれば、ナオは足裏を攣りそうなほど尖らせた。

「ぁ、あ、っあ゛――ひあっ!」

 嬌声にもならない震え声とともに細腰が震え、ぷしゃりと精液とは呼べない色の体液が萎えたモノから溢れた。
 下半身を大きく反らされたナオは自分の体液で顔を汚すが、しかし拭う余裕もなく与えられる責苦にしゃくり上げる。

「っうぁ、っひ、っ……ぅ、うぅ」

 薄い腹に媚薬を流し込むとセトはそのままナオの足を肩に乗せた。
 そして「まだだ」と短く答えてからサイズ感の合わない孔に舌を捻じ込んだ。いままでにないほどの解れ具合を見せる小さな孔をぐにゅぐにゅと舌で嬲る。
 いままでセトがナオに挿入できたことはないが、いまならなんとなくできる気がした。

 いつの間にかテーブルに置かれているショットグラスは一杯分まだしっかりと残っており、二人が部屋から出られるのはまだまだ先のようだ。

【end】

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