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3章 ダンジョンの街 オルディンシティ
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そんなことを考えながら、目の前の景色を楽しみ――そして気がついた。
あ、目の前が畑だから、こんなに見晴らしが良いのか。
……畑って言っても、今は荒れ放題だけどー。 あそこは特殊な土地だから、変な人に買われる心配は無いし、買う人も畑を潰すことは考えないだろうから、ここからの景色が良くなることはあっても悪くなることは無いな。
目の前にあるのは教会――だったもの。 今は廃れ、誰も住んでいない。 だからあんなに荒れ放題なんだけど――そう言えばあいつの話で最初に魔改造されたの、あの教会だったな……ご都合主義にも程がある設定てんこ盛りにして――……え? ん? 待って……え、なんで……?
「姉ちゃん……?」
「なんか見つけた?」
知らない間に身を乗り出していた私を戸惑ったように呼ぶ弟たち。
その声にハッとして、ごまかすようにヘラっと笑い「さて、片付け片付け! 今日寝るとこぐらい綺麗にしないとねー!」と、言いながらベランダから離れた。
――なんで? なんであそこに……
「掃除する?」
「どこで寝るのー?」
「暖炉つけてもいい⁉︎」
ヨロヨロと階段を降りていると、背後から声をかけられる。 気付いていなかったけど、みんな私の後に続いていたらしい。
混乱する思考を押さえつけ、弟たちの質問に答えていった。
「掃除するよー。 って言っても必要なところだけね」
ウィリムの次にプリムに顔を向け口を開く。
「寝るのは、そこの暖炉があるとこがいいよ、床に敷く布や絨毯見つけて、ふかふかにして寝よう!」
そして最後はロラン。 いいわけないだろ、今は夏だぞ。
「ロラン暖炉は冬になったらね、煙突が詰まってるかもだし。 煙が逆流してきたらイヤでしょ?」
私の答えにロラン以外は大きく頷き、ロランは唇を尖らせながらシブシブ頷く。 その不満顔にふふっと笑いながら3人のやる気を刺激しようと考えを巡らせる。
「――じゃあ……代わりに今日はお祝いの日にする?」
「お祝いの日?」
私の言葉にロランだけではなく、他の2人も興味津々で話を聞いている。
「そう。 私たち今日から正式にこの街の人になったでしょ? そのお祝い。 あと――無事にまた4人で暮らせるお祝い……する?」
その問いかけに3人は声を揃えて「する!」と答えた。
「じゃあ、まずはその準備ね。 まずは……水! ウィリム、ロランと一緒に井戸の掃除お願い。 ゴミさえ、すくっちゃえば使えると思うけど――壊れてたら無理はしないで?」
「さっき見た時、しっかりしてたよ。 フタもついてたからこみもそんなに入ってないと思う」
「そっか。 じゃあ水の入れ替えぐらいで平気かな?」
「だと思う」
あ、目の前が畑だから、こんなに見晴らしが良いのか。
……畑って言っても、今は荒れ放題だけどー。 あそこは特殊な土地だから、変な人に買われる心配は無いし、買う人も畑を潰すことは考えないだろうから、ここからの景色が良くなることはあっても悪くなることは無いな。
目の前にあるのは教会――だったもの。 今は廃れ、誰も住んでいない。 だからあんなに荒れ放題なんだけど――そう言えばあいつの話で最初に魔改造されたの、あの教会だったな……ご都合主義にも程がある設定てんこ盛りにして――……え? ん? 待って……え、なんで……?
「姉ちゃん……?」
「なんか見つけた?」
知らない間に身を乗り出していた私を戸惑ったように呼ぶ弟たち。
その声にハッとして、ごまかすようにヘラっと笑い「さて、片付け片付け! 今日寝るとこぐらい綺麗にしないとねー!」と、言いながらベランダから離れた。
――なんで? なんであそこに……
「掃除する?」
「どこで寝るのー?」
「暖炉つけてもいい⁉︎」
ヨロヨロと階段を降りていると、背後から声をかけられる。 気付いていなかったけど、みんな私の後に続いていたらしい。
混乱する思考を押さえつけ、弟たちの質問に答えていった。
「掃除するよー。 って言っても必要なところだけね」
ウィリムの次にプリムに顔を向け口を開く。
「寝るのは、そこの暖炉があるとこがいいよ、床に敷く布や絨毯見つけて、ふかふかにして寝よう!」
そして最後はロラン。 いいわけないだろ、今は夏だぞ。
「ロラン暖炉は冬になったらね、煙突が詰まってるかもだし。 煙が逆流してきたらイヤでしょ?」
私の答えにロラン以外は大きく頷き、ロランは唇を尖らせながらシブシブ頷く。 その不満顔にふふっと笑いながら3人のやる気を刺激しようと考えを巡らせる。
「――じゃあ……代わりに今日はお祝いの日にする?」
「お祝いの日?」
私の言葉にロランだけではなく、他の2人も興味津々で話を聞いている。
「そう。 私たち今日から正式にこの街の人になったでしょ? そのお祝い。 あと――無事にまた4人で暮らせるお祝い……する?」
その問いかけに3人は声を揃えて「する!」と答えた。
「じゃあ、まずはその準備ね。 まずは……水! ウィリム、ロランと一緒に井戸の掃除お願い。 ゴミさえ、すくっちゃえば使えると思うけど――壊れてたら無理はしないで?」
「さっき見た時、しっかりしてたよ。 フタもついてたからこみもそんなに入ってないと思う」
「そっか。 じゃあ水の入れ替えぐらいで平気かな?」
「だと思う」
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