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4章 街での日々とご近所さん
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それから数日後の夜――
プリムたちには先に寝てもらって、作業部屋で帳簿の確認作業を行う。
……酒場の売り上げデカいなー? ガッツリ利益上がるぐらいの値段つけたのはこっちだけど、ここまで利益が出るとは……――あと多分、人件費がほぼかかってないことも理由な気がする。
帳簿を確認しながら純利益――私たちの貯金額を確認していく。
そして――今日からはここに薬草の代金も入るのか……
初めて作って、エルベルトさんたちにあずけたポーション。 ようやく効果が保証され、私は正式に西門専属の薬師となった。
……うん。 なってた。 薬師。 いつの間にか。
私の話では、試験を受けて合格したものだけが薬師になれる――ってはずだったんだけど、なんとそこに推薦枠っていう特別枠が存在していた。
……まぁ、考えてみたら出来るんだよねー、そういう枠。 だってこの世界には貴族がいるから。 もしも貴族のご子息ご令嬢、もしくは平民だけど貴族の親戚、なんて人が試験受けにきてさ? 誰が不合格にすんの? って話ですよ。
……絶対的な権力者がゴロゴロしてる世界だからねー。 そこには不正も忖度もガッチガチに存在する。
――そして今回私はその特別枠で薬師になった。
――まぁエルベルトさんはここまで説明してくれなかったけどそういうことなんだと思う。
ポーションが買い取れるようになったって話の時、
「……でも私、薬師じゃないのにポーション売れるんですか?」
「ああ……君はもう薬師だから問題はない」
「……え? でも試験……」
「――特別枠というものがあってな。 多少のコネがある者は利用できる制度だ。 あのポーションが作れるんだ。 なんの問題もない」
って会話の後にブルーノさんが「さすがは騎士様だ」ってからかってたから、そういうことなんだと思う。
……本来のダリアは薬師の資格取るのにだいぶ苦労したのに、とか思わないわけじゃないけど――別に苦労がしたいわけじゃない。
それに――なんたって星蒼族のポーションですからね。 多少の自信はあった。 だから……まぁ、コネ合格でも胸張って薬師ですって言っていこうと思う。
……薬師になると市民権のプレートの裏側にちっちゃい緑色の宝石が埋め込まれる。 ……キラキラしてて――今1番の自慢です。
あ、もう一つ自慢あった。 私のポーションが飲みやすいからって、わざわざ買いに来てくれた人がいたらしい!
人づての話だからちょっと誇張されてるかもだけと、それでも嬉しいじゃん? わざわざ自分の買いに来てくれるとかさ!
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