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5章 ダンジョンと初めての友達
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私たちのやり取りを見てニヤついている大人たちが口元を隠しているのかいい証拠! こんな軽口に笑ってたってだけで人生終了する可能性を秘めている――それが貴族ってやつだから!
……多分この辺りにはあんまり近づかないと思うけど――多分ここがこの街で1番の繁華街だと思うから、見物しに来る人も皆無じゃないと思うし……貴族、意外にダンジョン入るんだよねー……箔付け的な意味合いで。
……朝も早いし、今ここに紛れてることは少ないと思うけど、用心は大切。
「――なんかちょっと入るの怖いね?」
ダンジョンギルドの大きさに圧倒されてその場から動けなくなっている弟たちにそっと声をかける。
しかし私の言葉を聞いた途端、ポッケリと建物を見回していた弟たちがピクリと反応すると全力で否定しはじめた。
「――全然!」
「プリムも怖くないよ!」
「……入ってみたい、かな?」
「別にムリしなくても、来週だって再来週だってあるし……」
怖いの我慢して入ったっていいこと無いと思うけど……と、私的には気を効かせるつもりで行ったのだが、弟たちは本気で入りたかったらしく、少し焦りながら私を説得しはじめた。
「本当に怖くない!」
「プリム、ダンジョン入りたい……」
「――何かあったらオレが守るから……! だから……!」
「――……ありがと。 じゃあ、せっかくだし、行ってみようか?」
うん! と3人揃って頷き、探索者ギルドに向かう3人の背中を追いかける。
――くっそぉ…… 今のウィリムのセリフとか、絶対にキュンキュンポイントだったはずなのにっ……!
――絶対に活躍してやる。 私の魔法だってそこそこ役に立つんだから! 壁だってちょっとは丈夫になったし、種類だって増えたんだから!
緊張しつつも期待で顔を輝かせている3人を後ろから眺めながら、私は静かに闘志をたぎらせていた――
探索者登録はこちらが戸惑うくらいに、簡単であっさりしたものだった。
受付で登録したい旨を伝え、登録料を提示。
市民プレートの有無をたずねられ、提示。
ほんの一瞬貸して返ってきた時にはプレートの表面、名前の右下で商人ギルド員だという事を示す黄色い石の隣に、同じくらい小さく、そして同じくらいキラキラと輝く、赤い石が嵌め込まれていた。
――市民プレートを返されて登録完了。
……なんなら登録にかかった時間より、受付が高すぎてふみ台を準備して貰った時間のほうが長かったまである。
登録が完了し、そのままの足でダンジョンの入り口に並ぶ。
緊張からか物珍しさからかキョロキョロ辺りを観察していた私たちに、周りにいた格闘家風の女性探索者が声をかけてきた。
……多分この辺りにはあんまり近づかないと思うけど――多分ここがこの街で1番の繁華街だと思うから、見物しに来る人も皆無じゃないと思うし……貴族、意外にダンジョン入るんだよねー……箔付け的な意味合いで。
……朝も早いし、今ここに紛れてることは少ないと思うけど、用心は大切。
「――なんかちょっと入るの怖いね?」
ダンジョンギルドの大きさに圧倒されてその場から動けなくなっている弟たちにそっと声をかける。
しかし私の言葉を聞いた途端、ポッケリと建物を見回していた弟たちがピクリと反応すると全力で否定しはじめた。
「――全然!」
「プリムも怖くないよ!」
「……入ってみたい、かな?」
「別にムリしなくても、来週だって再来週だってあるし……」
怖いの我慢して入ったっていいこと無いと思うけど……と、私的には気を効かせるつもりで行ったのだが、弟たちは本気で入りたかったらしく、少し焦りながら私を説得しはじめた。
「本当に怖くない!」
「プリム、ダンジョン入りたい……」
「――何かあったらオレが守るから……! だから……!」
「――……ありがと。 じゃあ、せっかくだし、行ってみようか?」
うん! と3人揃って頷き、探索者ギルドに向かう3人の背中を追いかける。
――くっそぉ…… 今のウィリムのセリフとか、絶対にキュンキュンポイントだったはずなのにっ……!
――絶対に活躍してやる。 私の魔法だってそこそこ役に立つんだから! 壁だってちょっとは丈夫になったし、種類だって増えたんだから!
緊張しつつも期待で顔を輝かせている3人を後ろから眺めながら、私は静かに闘志をたぎらせていた――
探索者登録はこちらが戸惑うくらいに、簡単であっさりしたものだった。
受付で登録したい旨を伝え、登録料を提示。
市民プレートの有無をたずねられ、提示。
ほんの一瞬貸して返ってきた時にはプレートの表面、名前の右下で商人ギルド員だという事を示す黄色い石の隣に、同じくらい小さく、そして同じくらいキラキラと輝く、赤い石が嵌め込まれていた。
――市民プレートを返されて登録完了。
……なんなら登録にかかった時間より、受付が高すぎてふみ台を準備して貰った時間のほうが長かったまである。
登録が完了し、そのままの足でダンジョンの入り口に並ぶ。
緊張からか物珍しさからかキョロキョロ辺りを観察していた私たちに、周りにいた格闘家風の女性探索者が声をかけてきた。
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