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ゼクスとの二度目のデートがなんとか終了した日の夜。
ダイエットを決意したはずのリアーヌはしっかりとお土産のお菓子を食べ、家族とヴァルムについさっき遭遇した新手の詐欺の手口を説明した後、満腹感に幸せを感じながら自室に戻った。
「ーーあれ? もしかして今日のもイベントだったり……?」
寝支度を済ませたリアーヌは、ベッドの横に置いてあるランプだけが灯る薄暗い部屋の中、ベットに寝転びながらポソリと呟いた。
(ーー確か、ゼクスルートでごろつきに絡まれるってデートイベントあったよね? 好感度が……いくつかまでは忘れたけど、設定されてる好感度を上回った状態でデートすると発生するってやつ……)
「ーーいやでも、あのイベントでGETできるスチルって、主人公とゼクスが手を繋いでゴロツキから逃げてるってやつだったような……?」
(逃げちゃうんだ⁉︎ ってビックリしたからよく覚えてる……ーーでも……ゼクスめちゃくちゃ的確に追い払ってたな……?)
「ーー手は……しっかり繋いじゃったけどー……」
そう呟いたリアーヌは昼間のことを思い返しながらニヨニヨニヨッと口元を緩め、頬を赤くしながら「ひゃぁー」と奇声をあげながらクネクネと身体をくねらせた。
「ーーでも……あの人たちゴロツキって感じじゃなかったけど……チャラかったしーー……そもそもあいつらは詐欺師なんだからイベントと関係あるわけないか……」
そう言ったリアーヌはゴロリと横向きに寝直すと、ランプに照らされた自分の手をジッと見つめた。
(……確かにあんなイケメンと手なんか繋いじゃったら赤面ものなんだけど……ーー繋がれた瞬間(そ、そんな破廉恥なのはダメだと思います⁉︎ ……あ、婚約してるから良いのか……)とか普通に思っちゃったあたり、私ってば中々にこの世界の住人やってるなぁ……)
見つめていた手をぎゅっと握り締め、どこかホッとしたような寂しそうな曖昧な微笑みを浮かべるリアーヌ。
(……このまま本当にゲームの住人になったとしたら、もしも主人公がゼクスと結ばれる未来がやって来たとしても、そっかぁー……って受け入れられちゃったりするのかな……?)
「ーーあ、この世界の住人として立派な悪役令嬢になっちゃったりして……? やだぁ……結局フラれるのに悪者にまでされたくなーい……」
ため息混じりにそう言って、再びゴロリと寝返りをうつ。
(なんて…… いくらなんでも心まで変わるわけないですよねー……ーー馬鹿なこと考えてないでもう寝よ……)
基本的に寝つきのいいリアーヌだったが、その日はいくら目を閉じていても眠気頑張ろやってくることはなくーー
リアーヌは久々に眠ることに苦労することになったーー
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「ーーいやでも、あのイベントでGETできるスチルって、主人公とゼクスが手を繋いでゴロツキから逃げてるってやつだったような……?」
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(……確かにあんなイケメンと手なんか繋いじゃったら赤面ものなんだけど……ーー繋がれた瞬間(そ、そんな破廉恥なのはダメだと思います⁉︎ ……あ、婚約してるから良いのか……)とか普通に思っちゃったあたり、私ってば中々にこの世界の住人やってるなぁ……)
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(……このまま本当にゲームの住人になったとしたら、もしも主人公がゼクスと結ばれる未来がやって来たとしても、そっかぁー……って受け入れられちゃったりするのかな……?)
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ため息混じりにそう言って、再びゴロリと寝返りをうつ。
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