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そう言ったゼクスはどことなく攻めるような視線をリアーヌに向けていた。
「ーーねー?」
「しかも売れ行きは悪くないんだよ。 ただーー絶対にもっと爆発的に売れる商品がある気がしてさ……ーーまぁ、そう思ったのは親父も同じみたいで『お前、婚約者なんだから、責任持って助言の一つや二つ貰ってこいっ!』って言われちゃってね……?」
そういうとゼクスは肩をすくめて、全力で“困っていますアピール”をした。
「ーーゼクス様に責任なんかあるんですか……?」
(私が案を出したとはいえ、流行の発信はマーリオン様……じゃなかった、マーリオン様所縁のどっかの公爵家って話じゃん? 私も関係なくなってる話なのに、その婚約者のゼクスになんの責任を取れと……⁇)
「ーーうちの庭でやった、うちのお茶会だからね? 使用人からも参加者からも話は伝わるよ……」
「……つまり?」
「ーー君の発案だって、親父たちが知ってるってこと」
「あー……ね?」
(そこがバレてるなら、そういう文句も出るかも知れないな……? ーーでもさ? これって割といい話だよね⁇ だって、私が欲しいって思ってる文房具を取り寄せてくれるってことでしょ⁉︎ それはかなりおいしいのでは⁇ ーー……すっごい赤字にさせちゃったらどうしよう……ーーその前に私の『やりくり』と『豪運』が、ちゃんと仕事してくれる、よね……? 信じているからね⁉︎)
そう、自身のギフトに語りかけながら、リアーヌはもう一度目の前の棚をじっくりと眺める。
(デコるって言ったらシールやマスキングテープな訳だけど……ーー一個もないってことは、この世界に存在していない可能性があったり……? ーーガバ設定のゲームなんだから、さっさとアウセレから仕入れて来いと……!)
「ーーなにか思いつくかな?」
むぅん……と仏頂面になったリアーヌに、ゼクスが伺うようにたずねた。
「あー……ーーあの、小さめの絵が描いてある紙の裏にノリが付いてるーーなんてのがあったら、ペタペタ気軽に貼れて良いなぁって……?」
リアーヌは心の中で(シールっていうんだけど知ってる?)とたずねながら首をかしげた。
「ーー裏にノリ……ーー切手みたいなものってことかな?」
「あ、そうです! その程度の大きさでカットされてる、色んな絵柄のシールが欲しいです!」
「シール……」
「あ、貼り付ける紙が欲しいです」
「ーーなるほどねー。 ……うん。 その程度のものならきっと作れると思うよ。 ーーあとは何かあるかな?」
ゼクスは心の中に“シール”という名前を刻み込みながら、続きを促した。
「ーーねー?」
「しかも売れ行きは悪くないんだよ。 ただーー絶対にもっと爆発的に売れる商品がある気がしてさ……ーーまぁ、そう思ったのは親父も同じみたいで『お前、婚約者なんだから、責任持って助言の一つや二つ貰ってこいっ!』って言われちゃってね……?」
そういうとゼクスは肩をすくめて、全力で“困っていますアピール”をした。
「ーーゼクス様に責任なんかあるんですか……?」
(私が案を出したとはいえ、流行の発信はマーリオン様……じゃなかった、マーリオン様所縁のどっかの公爵家って話じゃん? 私も関係なくなってる話なのに、その婚約者のゼクスになんの責任を取れと……⁇)
「ーーうちの庭でやった、うちのお茶会だからね? 使用人からも参加者からも話は伝わるよ……」
「……つまり?」
「ーー君の発案だって、親父たちが知ってるってこと」
「あー……ね?」
(そこがバレてるなら、そういう文句も出るかも知れないな……? ーーでもさ? これって割といい話だよね⁇ だって、私が欲しいって思ってる文房具を取り寄せてくれるってことでしょ⁉︎ それはかなりおいしいのでは⁇ ーー……すっごい赤字にさせちゃったらどうしよう……ーーその前に私の『やりくり』と『豪運』が、ちゃんと仕事してくれる、よね……? 信じているからね⁉︎)
そう、自身のギフトに語りかけながら、リアーヌはもう一度目の前の棚をじっくりと眺める。
(デコるって言ったらシールやマスキングテープな訳だけど……ーー一個もないってことは、この世界に存在していない可能性があったり……? ーーガバ設定のゲームなんだから、さっさとアウセレから仕入れて来いと……!)
「ーーなにか思いつくかな?」
むぅん……と仏頂面になったリアーヌに、ゼクスが伺うようにたずねた。
「あー……ーーあの、小さめの絵が描いてある紙の裏にノリが付いてるーーなんてのがあったら、ペタペタ気軽に貼れて良いなぁって……?」
リアーヌは心の中で(シールっていうんだけど知ってる?)とたずねながら首をかしげた。
「ーー裏にノリ……ーー切手みたいなものってことかな?」
「あ、そうです! その程度の大きさでカットされてる、色んな絵柄のシールが欲しいです!」
「シール……」
「あ、貼り付ける紙が欲しいです」
「ーーなるほどねー。 ……うん。 その程度のものならきっと作れると思うよ。 ーーあとは何かあるかな?」
ゼクスは心の中に“シール”という名前を刻み込みながら、続きを促した。
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