【完結】成り上がり令嬢暴走日記!

笹乃笹世

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「ロゴを真ん中に貼ったら、周りがあまりまくっちゃうけど、他に貼るものも……ってなったら、お菓子のイラストとか適当に可愛いリボンや紙テープで埋めてもいいですし、あとは、書き損じちゃった! とか、うわここ変になった! とかいう場所にペッタリ貼ってもいいわけですよ」
「ーー確かに。 それは良さそうだね?」
「そう考えると、押し花や、詩が印刷されてる紙、色とりどりの台紙、あとはスタンプなんかも良さげですね?」
「ーーごめん、どう考えたのか説明してもらっても……?」
「え、ですから余白にペとっと……?」
「……ーーそもそもとして押し花まで売るのかい? 詩だって印刷より直筆のほうが……」

 ゼクスははっきりと眉を寄せながら聞いた。
 言外に、本当に売れると思ってるかい⁇ とたずねながら。

「売れませんかね……? 袋とかに花言葉とかも書いてあったら、そういうのに疎い男の人でも楽に選べると思うんですけど……⁇」
「あー……ーー確かにそういう需要はあるのかーーでも、女性としてはどうなんだい? 貼られている押し花が店で買ったものでも構わない?」
「……だめ、なんですか?」
「ーーリアーヌはイヤじゃない……?」
「私は別に……」
「……俺から返ってきたスクラップブック、うちで売ってる押し花と詩の印刷物ばっかりだったらガッカリしちゃわない?」
「……他になにも無かったらガッカリするかも……? でもそれは売り物だからってのが原因じゃなくて、手を抜きすぎだからだと……ーー他にも装飾してあればまた印象は変わるんじゃないですかね……⁇」
「ーー俺もレースやリボンで……?」
「ーー流石にそれはドン引きです」
「だよね……?」
「例えば……カラフルな台紙に貼り付けてから栞みたいにして貼り付ける、とか……紙テープを額縁のように見立てて貼り付けてみるとか……そういう工夫をしてくれれば、そこまでガッカリはしないのかも……? まぁ、その日の思い出をなにかしら貼ってくれた方が嬉しいですけど……」
「ーーなるほど。 あくまでも添え物扱いってことなのか……」
「ーー大体、押し花だって女性でも自作してる人少ないですよね?」

(殆どがメイドさんたちに丸投げでしょ? 花屋のおばちゃんなんか、ちょっと良いトコの奥様用に用意しておいてこっそり売ってるって言ってたよ⁇)

 この国では、それほどまでに手紙や招待状などに押し花を添えることがポピュラーだった。

「ーー建前って大切だからね……?」
「……皆さま自作なさって凄ーい! ーーでもそしたらなおのこと売りものの押し花は必要になるかと……」
「ーーと言うと?」
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