【完結】成り上がり令嬢暴走日記!

笹乃笹世

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 その後のお茶会はいつもの通り、フィリップとレジアンナはの甘い会話をBGM代わりに、日常に起こった話などを面白おかしく披露し合い交流を深めたところで、お茶会はつつがなく終了した。

(おかしいな……? こういうお茶会って、主催のフィリップ様もしくは婚約者のレジアンナが、盛り上げたり話を振ったりするものなんだって教わってるんですけど……? ーー参加者全員が、揃ってスルーして、なおかつ円満に場が回ってるんだから、余計なことは言わないけどー。 リアーヌ知ってる! バカップル、触るな危険)



 お茶会が終わったサロン内ーー
 いつもと同じようにフィリップとその友人たちだけが残っての話し合いの場だったが、今回はレオンも同席していた。

「今日はすっかりアイツとリアーヌ嬢に当てられてしまったねぇ?」

 フィリップがクスクスと笑いながら紅茶が入ったカップを持ち上げた。
 そんなフィリップに微妙そうな表情を浮かべ、視線を交わし合う友人たち。

「……そうですね?」
「仲がおよろしいようで……」

 そんな友人たちの会話に、レオンだけは呆れたような表情でフィリップに話しかける。

「ーーそうだったか?」
「ーーそうでしたとも!」

 しかしすぐさまその疑問を肯定したのはパトリックだった。
 そして懇願するような視線でレオンを見つめる。

「……そう、だったような気もする」

 本心ではなかったが、周りの反応を受け、レオンはフィリップの話を肯定することにしたようだった。

「ーーさて、楽しいお茶会はお終いだ。 イザーク報告を」
「はっ!」

 フィリップの言葉とともにサロン内の空気がピリリと引き締まる。
 そしてその場の者たちはイザークの報告に耳を傾けた。

「今回、はっきりと感じたのは一回です」
「……やけに少ないな?」

 フィリップからの質問に、イザークはバツが悪そうに眉を下げた。

「……今回はいつも以上にあやふやな部分を多過ぎて……」
「ーーリアーヌ嬢か?」
「はい……逆に他の方々の言葉には、ほぼウソはありませんでした。 ーーリアーヌ嬢に関しましては……ご本人があやふやのままお話しされていたので……それも原因かと……」

 イザークの言葉に、フィリップたちはどこか気の抜けたような視線で互いに顔を見合わせ合う。

「ーー純粋な好奇心なんだが、リアーヌ嬢の見合い云々の発言は本心からか?」

 フィリップがどこかそわそわとした様子でイザークにたずね、ラルフをはじめとした他の者たちは好奇心に満ちた視線をイザークに向けていた。
 ーーレオンだけは戸惑った様子で周りの反応を伺っているだけだったが。
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