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「お下がりを!」
「後はこちらで!」
そう声をかけながらオリバーからベッティを引き取る騎士たち。
「離して! 奪ってやる! 身体強化⁉︎ 体力増強⁉︎ 魔法だろうとなんだろうと、ギフト名さえ分かれば奪えるんだからっ!」
そう喚き暴れるベッティの両腕を両脇から掴みながら、騎士たちは明るい声を上げる。
「わざわざの自白ありがとうございまーす」
「譲渡と見せかけて強奪かよー」
「まぁまぁ……分かっていれば、やりようはいくらでもってねー」
そんな騎士たちの様子に、ベッティは忌々しそうに舌打ちしながら暴れる。
「っ! またギフト無し⁉︎ 城の騎士のくせに無能だらけじゃないっ!」
いくらベッティが暴れてもびくともしない騎士たちは、その言葉にケラケラと楽しげな笑い声をあげる。
「おーこわ……」
「ま、下っ端騎士ってのは合ってるけどねー」
「ほどほどでいーんだよ。 偉くなったらろくに休めもしねぇ」
「確かにー!」
「アンタたち……?」
その返答に少しの違和感を感じたのか、ベッティは訝しげな顔つきで騎士たちを見回す。
そんなベッティに、騎士たちは大袈裟な仕草で呆れて見せる。
「……俺たちギフト持ちだよ? しかも今君が口にしたギフト持ちも混じってる」
「ーーは? ウソよ……! なら、なんで……」
「君、僕らの顔ちゃんと見えるー? 強奪って、顔とギフト名が一致してないと奪えないらしいよ?」
「なぁっ⁉︎」
騎士たちの言葉に目を見開いて驚くベッティ。
どうやら本人ですらその仕様を知らなかったようだった。
「ーーおしゃべりはいいからさっさと連れて行ってもらえるか……?」
楽しそうに仕事をしている騎士たちに、オリバーの地を這うようなドスの効いた声がかけられる。
「ーーッスね……?」
「じゃあ……その、速やかに」
「はーい、歩いてねー?」
騎士に促されると、ベッティはハッとしたように再び抵抗をしながら喚き始めた。
「っ! なんで……なんで私ばっかり……! 私だって好きなように生きたかっただけよっ! なのにーーっ!」
そこまで言ってベッティの視線がリアーヌを捉えた。
「ーーそいつだって好き勝手やったじゃない……ーーどうして私だけ捕まるの⁉︎ そいつも捕まえなさいよっ! そいつが諸悪の根源なんだからっ! ーーアンタなに隠れてんのよ⁉︎ アンタが全部めちゃくちゃにしたくせに! なんでアンタは守られて大切にされてんのよっ⁉︎」
リアーヌは決して隠れていたわけではないのだが、ベッティのギフトが強奪だと分かった段階でオリバーがその前に立ちはだかり、隣でゼクスが守るようにその肩を抱いていてーーはたから見ればリアーヌが隠れ、大切に守られているように見えたのかもしれない。
「後はこちらで!」
そう声をかけながらオリバーからベッティを引き取る騎士たち。
「離して! 奪ってやる! 身体強化⁉︎ 体力増強⁉︎ 魔法だろうとなんだろうと、ギフト名さえ分かれば奪えるんだからっ!」
そう喚き暴れるベッティの両腕を両脇から掴みながら、騎士たちは明るい声を上げる。
「わざわざの自白ありがとうございまーす」
「譲渡と見せかけて強奪かよー」
「まぁまぁ……分かっていれば、やりようはいくらでもってねー」
そんな騎士たちの様子に、ベッティは忌々しそうに舌打ちしながら暴れる。
「っ! またギフト無し⁉︎ 城の騎士のくせに無能だらけじゃないっ!」
いくらベッティが暴れてもびくともしない騎士たちは、その言葉にケラケラと楽しげな笑い声をあげる。
「おーこわ……」
「ま、下っ端騎士ってのは合ってるけどねー」
「ほどほどでいーんだよ。 偉くなったらろくに休めもしねぇ」
「確かにー!」
「アンタたち……?」
その返答に少しの違和感を感じたのか、ベッティは訝しげな顔つきで騎士たちを見回す。
そんなベッティに、騎士たちは大袈裟な仕草で呆れて見せる。
「……俺たちギフト持ちだよ? しかも今君が口にしたギフト持ちも混じってる」
「ーーは? ウソよ……! なら、なんで……」
「君、僕らの顔ちゃんと見えるー? 強奪って、顔とギフト名が一致してないと奪えないらしいよ?」
「なぁっ⁉︎」
騎士たちの言葉に目を見開いて驚くベッティ。
どうやら本人ですらその仕様を知らなかったようだった。
「ーーおしゃべりはいいからさっさと連れて行ってもらえるか……?」
楽しそうに仕事をしている騎士たちに、オリバーの地を這うようなドスの効いた声がかけられる。
「ーーッスね……?」
「じゃあ……その、速やかに」
「はーい、歩いてねー?」
騎士に促されると、ベッティはハッとしたように再び抵抗をしながら喚き始めた。
「っ! なんで……なんで私ばっかり……! 私だって好きなように生きたかっただけよっ! なのにーーっ!」
そこまで言ってベッティの視線がリアーヌを捉えた。
「ーーそいつだって好き勝手やったじゃない……ーーどうして私だけ捕まるの⁉︎ そいつも捕まえなさいよっ! そいつが諸悪の根源なんだからっ! ーーアンタなに隠れてんのよ⁉︎ アンタが全部めちゃくちゃにしたくせに! なんでアンタは守られて大切にされてんのよっ⁉︎」
リアーヌは決して隠れていたわけではないのだが、ベッティのギフトが強奪だと分かった段階でオリバーがその前に立ちはだかり、隣でゼクスが守るようにその肩を抱いていてーーはたから見ればリアーヌが隠れ、大切に守られているように見えたのかもしれない。
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