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一章 私立八意学園
独白
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私はモテる。同性、特に下級生にモテてしまう。
原因ははっきりしていて、女にしては背が高く顔立ちも中性的、そしてなにより去年の文化祭での仮装が執事服でたまたま来ていた中学生の女子や先輩方に本当に男だと勘違いされたのが始まりだった。
思わず悪ノリして執事っぽい行動をしたのも原因の1つだ。
正直、去年の自分を殴りたい。何が悲しくて可愛い新入生に
「去年の文化祭から好きでした!先輩が女性なのはわかってます、でも諦めきれないんです!私、先輩のためならどんな自分にもなれます!」
こうまで言われなければならないのか。
男子諸君ならグッとくる言葉だろう。私もグッと来た。
だが私はノンケだ。百合ではないんだ、やめてくれタチだとか猫だとかそんなものを私は知りたくないんだ。お願いやめて。
そして、なにより悪いのが私自身それを変に貫いてると言うか、引くに引けないと言うか、つまり未だに本当の自分が迷子になっている。
どうしようか。そして本当にどうしようかこのラブレター。校舎裏とか本気の告白じゃないか、そしてどう見ても女の子字じゃないか。どうするんだ私。
そんなことを考えつつお相手を待っていると可愛らしい女の子が現れた。
「先輩、私、先輩のことが!」
ここははっきりと自分がノンケだと伝えなければならない。これ以上被害者は出してはいけない。のだが。
「申し訳ない、君みたいな可愛らしい子に好意を持たれるのは光栄だが、君だけに捕らわれるわけにはいかないんだ。こんな返事で心苦しいが許して欲しい」
だぁぁぁかぁぁぁらぁぁぁあ!!!いい加減にしろよ私!もはや別人格次元まで来てしまっているじゃないか!
「そう、ですよね。先輩はみんなの憧れですもんね…。私なんかじゃ釣り合いません、よね…」
やめろ、やめてくれ、心に来るからやめて、いや本当にやめてくださいお願いします。なんでもはしないけど勉強くらいなら教えるからやめて。
「むしろ私などでは君みたいな可愛らしい子には釣り合わないさ、君を幸せにしてあげられない私なんかより、もっといい人が現れる。それまでは憧れの先輩という光栄な役割を果たさせてもらおう」
もう自分でも何をいってるのかわからなくなりつつある。劇団員にでもなればいいんだろうか。
「っ…!」
泣きながら去っていく可愛らしい少女とそれを見送るしかない背だけは高い劇団もどき。
はたから見たら絵になるだろう、はたから見たら愉快だろう。なにせ本人から見ても愉快だ。
なにをしてるんだろうか私は。彼氏でも作ればいいんだろうか?ん?悪くない考えな気がするぞ、そう、女の子にモテるなら彼氏を作ってしまえば諦めがつくだろうし、これはいい考えだ!
……相手がいればの話だが。なにせこれだ、女の子にモテても肝心の男の子にモテたことなど一度もない。
全員が納得出来るような彼氏でも降ってこないだろうか。
原因ははっきりしていて、女にしては背が高く顔立ちも中性的、そしてなにより去年の文化祭での仮装が執事服でたまたま来ていた中学生の女子や先輩方に本当に男だと勘違いされたのが始まりだった。
思わず悪ノリして執事っぽい行動をしたのも原因の1つだ。
正直、去年の自分を殴りたい。何が悲しくて可愛い新入生に
「去年の文化祭から好きでした!先輩が女性なのはわかってます、でも諦めきれないんです!私、先輩のためならどんな自分にもなれます!」
こうまで言われなければならないのか。
男子諸君ならグッとくる言葉だろう。私もグッと来た。
だが私はノンケだ。百合ではないんだ、やめてくれタチだとか猫だとかそんなものを私は知りたくないんだ。お願いやめて。
そして、なにより悪いのが私自身それを変に貫いてると言うか、引くに引けないと言うか、つまり未だに本当の自分が迷子になっている。
どうしようか。そして本当にどうしようかこのラブレター。校舎裏とか本気の告白じゃないか、そしてどう見ても女の子字じゃないか。どうするんだ私。
そんなことを考えつつお相手を待っていると可愛らしい女の子が現れた。
「先輩、私、先輩のことが!」
ここははっきりと自分がノンケだと伝えなければならない。これ以上被害者は出してはいけない。のだが。
「申し訳ない、君みたいな可愛らしい子に好意を持たれるのは光栄だが、君だけに捕らわれるわけにはいかないんだ。こんな返事で心苦しいが許して欲しい」
だぁぁぁかぁぁぁらぁぁぁあ!!!いい加減にしろよ私!もはや別人格次元まで来てしまっているじゃないか!
「そう、ですよね。先輩はみんなの憧れですもんね…。私なんかじゃ釣り合いません、よね…」
やめろ、やめてくれ、心に来るからやめて、いや本当にやめてくださいお願いします。なんでもはしないけど勉強くらいなら教えるからやめて。
「むしろ私などでは君みたいな可愛らしい子には釣り合わないさ、君を幸せにしてあげられない私なんかより、もっといい人が現れる。それまでは憧れの先輩という光栄な役割を果たさせてもらおう」
もう自分でも何をいってるのかわからなくなりつつある。劇団員にでもなればいいんだろうか。
「っ…!」
泣きながら去っていく可愛らしい少女とそれを見送るしかない背だけは高い劇団もどき。
はたから見たら絵になるだろう、はたから見たら愉快だろう。なにせ本人から見ても愉快だ。
なにをしてるんだろうか私は。彼氏でも作ればいいんだろうか?ん?悪くない考えな気がするぞ、そう、女の子にモテるなら彼氏を作ってしまえば諦めがつくだろうし、これはいい考えだ!
……相手がいればの話だが。なにせこれだ、女の子にモテても肝心の男の子にモテたことなど一度もない。
全員が納得出来るような彼氏でも降ってこないだろうか。
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