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一章 私立八意学園
契約
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ここで一度話を整理しよう。私のために。
まず、女子生徒に告白された。
これはいつものことだ。
次に可愛い後輩の子に見られた。これは予想外だった。
そしてその可愛い後輩は口が悪い男の子だった。これも予想外。
そしてなぜか告白のような言葉を言ってしまった。何故なのか。
本当に何故なのか勘違いされたままOKされてしまった。
大変申し訳ない。そしてトドメに。何故か何故か何故か告白されてしまった。イマココ。
話が微塵も見えてこないぞ?なにがどうしてこうなった。
彼も初めてだったらしいが私も初めて男の子に告白されてしまった。だというのに告白の言葉は
「先輩のこと全然知りませんけど」
何故なのか。何故告白しようと思った、そして私も女の子ですもう少しなにか告白の言葉はなかったのか、なかったんだろうか。嘘でもさぁ、一目惚れとかさぁ、それこそ女の子が告白してくる時みたいな言葉とかさぁ!
そして何度目かの何故かもわからない何故か。
「こちらこそ!?」
何故なのか!!!!助けて誰か。このよくわからない状況を誰か止めて!
オッケーしちゃったよぅ、確かに彼氏降ってこないかなぁとか思ったけどさぁ、でもさぁ。
ああああ!!
落ち着け、落ち着くんだ私。考えてみたらいいことづくめじゃあないか。
彼氏は出来るし他の子達が納得出来るくらいには可愛いし、男の子だし、もしかしたら上手くいってそのまま結婚まで行ったりとかするかもしれないじゃないか!あれ?私勝ち組じゃないか?
それに、付き合うといってもあれだ、お試し感覚でもいいわけだろうし。
なにせお互い相手のことを全く知らないのだから。よし、落ち着いてきた。
「ただ、1つ条件をつけるよ。それでも君がいいなら付き合うよ」
「先輩、今更格好つけても無駄ですし。さっきこちらこそっていったじゃないですか」
うぐっ。この子性格はなかなかにきつい子だ。
「いいからっ!とりあえずお互い知らないんだから、まずお試し感覚で付き合おうよ。お互いに本当に好きな人が出来たら終わり、つまり契約みたいなもんだね」
「了解です、お互いにですね。恨みっこなしです。俺はそれで大丈夫です」
こうしてよくわからない流れに身を任せ付き合うことになってしまった。
人生初の彼氏は年下の可愛らしい男の子でした。
後悔はしてないけど、もう少しなにかなかったのかとこの時の自分に問いたいと思う。
まず、女子生徒に告白された。
これはいつものことだ。
次に可愛い後輩の子に見られた。これは予想外だった。
そしてその可愛い後輩は口が悪い男の子だった。これも予想外。
そしてなぜか告白のような言葉を言ってしまった。何故なのか。
本当に何故なのか勘違いされたままOKされてしまった。
大変申し訳ない。そしてトドメに。何故か何故か何故か告白されてしまった。イマココ。
話が微塵も見えてこないぞ?なにがどうしてこうなった。
彼も初めてだったらしいが私も初めて男の子に告白されてしまった。だというのに告白の言葉は
「先輩のこと全然知りませんけど」
何故なのか。何故告白しようと思った、そして私も女の子ですもう少しなにか告白の言葉はなかったのか、なかったんだろうか。嘘でもさぁ、一目惚れとかさぁ、それこそ女の子が告白してくる時みたいな言葉とかさぁ!
そして何度目かの何故かもわからない何故か。
「こちらこそ!?」
何故なのか!!!!助けて誰か。このよくわからない状況を誰か止めて!
オッケーしちゃったよぅ、確かに彼氏降ってこないかなぁとか思ったけどさぁ、でもさぁ。
ああああ!!
落ち着け、落ち着くんだ私。考えてみたらいいことづくめじゃあないか。
彼氏は出来るし他の子達が納得出来るくらいには可愛いし、男の子だし、もしかしたら上手くいってそのまま結婚まで行ったりとかするかもしれないじゃないか!あれ?私勝ち組じゃないか?
それに、付き合うといってもあれだ、お試し感覚でもいいわけだろうし。
なにせお互い相手のことを全く知らないのだから。よし、落ち着いてきた。
「ただ、1つ条件をつけるよ。それでも君がいいなら付き合うよ」
「先輩、今更格好つけても無駄ですし。さっきこちらこそっていったじゃないですか」
うぐっ。この子性格はなかなかにきつい子だ。
「いいからっ!とりあえずお互い知らないんだから、まずお試し感覚で付き合おうよ。お互いに本当に好きな人が出来たら終わり、つまり契約みたいなもんだね」
「了解です、お互いにですね。恨みっこなしです。俺はそれで大丈夫です」
こうしてよくわからない流れに身を任せ付き合うことになってしまった。
人生初の彼氏は年下の可愛らしい男の子でした。
後悔はしてないけど、もう少しなにかなかったのかとこの時の自分に問いたいと思う。
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