7 / 39
一章 私立八意学園
恋人
しおりを挟む
年上のイケメン彼女、ゲットだぜ!ここから始まる俺の春色学園生活!というテンションにはまるでならず、とりあえずお互い落ち着こうということになり先輩と別れ自宅へと向かう。
正直、あれはないと思う。いや、ない。絶対にない。人としてないと思うし自分的にもない。
とはいえ告白の仕方も内容も最悪だが、あの先輩自体は好意的に見ているのも事実だった。
自分と同じような悩みで自分と同じような立場でもまるっきり正反対の鏡写しのような関係。
男女の中身が逆なら良くある少女漫画の始まりになりそうである。少女漫画読んだことないから偏見だけども。
中身はともあれ男の俺でもかっこいいと思う容姿で話してみるとちょっと残念な女の子。
あれ?俺勝ち組じゃね?実際はお互いに同性からの告白を回避するための契約みたいな関係だが、知っていけばどっち向きにせよ変わっていくだろうし、そしたらまた考えればいい。
深く考えると自分の言動に嫌悪感を抱いて叫びたくなる衝動に駆られるのであまり深くは考えないようにしつつ、明日会ってもっと話してみようという適当な結論をつけて家に帰り気が付いた。
連絡先すら交換してねえよ。
なにが彼女が出来ただ。スタートラインにすら立ってないようなもんじゃないか。
まあ、有名人みたいだし誰かに聞けばすぐクラスぐらい判明するだろう。
どうせあのポンコツっぽい先輩も忘れていたのをあとで思い出して似たようなことを思うだろうし。
翌日。なんとなく寝付きが悪くて(思い出して恥ずかしくなったせいで)睡眠不足気味ながらいつも通りに起床する。
適当に準備をし、学校へ。目指すは自分のクラスではなく二年生のどこかのクラス。適当な先輩を捕まえ聞いてみると、やはり有名人らしくBクラスにいるとのことだった。
ついでに、あんな可愛い子まであいつの餌食に…なんであいつばっかりモテるんだよ!とかいう嘆きを聞き流しBクラスへ。
「すいませーん。白百合先輩いらっしゃいますか?」
先輩のクラスというのはやはり若干緊張し声が裏返ったが本人がすぐに気付いてくれたため、なんとか必要以上の緊張はせずにすんだ。
「蓮ったらまたー?そんな可愛い子にまで手を出しちゃってー」
いつものことなのだろうガヤが飛ぶ。
「残念ながら、私の彼氏だよ」
おいこらポンコツぅ!!このタイミングでこの人数の前で堂々と言ってんじゃねー!
「え?彼氏?マジ?こんな可愛い子が攻めなの!?」
腐ってやがる遅すぎたんだ。
「こら、彼に失礼だよ。れっきとした男の子……だって言ってるけど」
確かめたわけじゃないので、そういうのも仕方ないが同類てめえ。
「俺は男です。そして先輩ちょっとこちらへ」
「ん?わかった」
教室中から悲鳴というか賑やかしというか歓声というかよくわからない叫びが飛び交い、恥ずかしさで火が出そうになる。
もし火が出たら燃やしてやるからなこのポンコツめ。
正直、あれはないと思う。いや、ない。絶対にない。人としてないと思うし自分的にもない。
とはいえ告白の仕方も内容も最悪だが、あの先輩自体は好意的に見ているのも事実だった。
自分と同じような悩みで自分と同じような立場でもまるっきり正反対の鏡写しのような関係。
男女の中身が逆なら良くある少女漫画の始まりになりそうである。少女漫画読んだことないから偏見だけども。
中身はともあれ男の俺でもかっこいいと思う容姿で話してみるとちょっと残念な女の子。
あれ?俺勝ち組じゃね?実際はお互いに同性からの告白を回避するための契約みたいな関係だが、知っていけばどっち向きにせよ変わっていくだろうし、そしたらまた考えればいい。
深く考えると自分の言動に嫌悪感を抱いて叫びたくなる衝動に駆られるのであまり深くは考えないようにしつつ、明日会ってもっと話してみようという適当な結論をつけて家に帰り気が付いた。
連絡先すら交換してねえよ。
なにが彼女が出来ただ。スタートラインにすら立ってないようなもんじゃないか。
まあ、有名人みたいだし誰かに聞けばすぐクラスぐらい判明するだろう。
どうせあのポンコツっぽい先輩も忘れていたのをあとで思い出して似たようなことを思うだろうし。
翌日。なんとなく寝付きが悪くて(思い出して恥ずかしくなったせいで)睡眠不足気味ながらいつも通りに起床する。
適当に準備をし、学校へ。目指すは自分のクラスではなく二年生のどこかのクラス。適当な先輩を捕まえ聞いてみると、やはり有名人らしくBクラスにいるとのことだった。
ついでに、あんな可愛い子まであいつの餌食に…なんであいつばっかりモテるんだよ!とかいう嘆きを聞き流しBクラスへ。
「すいませーん。白百合先輩いらっしゃいますか?」
先輩のクラスというのはやはり若干緊張し声が裏返ったが本人がすぐに気付いてくれたため、なんとか必要以上の緊張はせずにすんだ。
「蓮ったらまたー?そんな可愛い子にまで手を出しちゃってー」
いつものことなのだろうガヤが飛ぶ。
「残念ながら、私の彼氏だよ」
おいこらポンコツぅ!!このタイミングでこの人数の前で堂々と言ってんじゃねー!
「え?彼氏?マジ?こんな可愛い子が攻めなの!?」
腐ってやがる遅すぎたんだ。
「こら、彼に失礼だよ。れっきとした男の子……だって言ってるけど」
確かめたわけじゃないので、そういうのも仕方ないが同類てめえ。
「俺は男です。そして先輩ちょっとこちらへ」
「ん?わかった」
教室中から悲鳴というか賑やかしというか歓声というかよくわからない叫びが飛び交い、恥ずかしさで火が出そうになる。
もし火が出たら燃やしてやるからなこのポンコツめ。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
毒姫の婚約騒動
SHIN
恋愛
卒業式を迎え、立食パーティーの懇談会が良い意味でも悪い意味でもどことなくざわめいていた。
「卒業パーティーには一人で行ってくれ。」
「分かりました。」
そう婚約者から言われて一人で来ましたが、あら、その婚約者は何処に?
あらあら、えっと私に用ですか? 所で、お名前は?
毒姫と呼ばれる普通?の少女と常に手袋を着けている潔癖症?の男のお話し。
断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた
兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる