ちぐはぐ

稀人

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一章 私立八意学園

優勝

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なんだかんだでうちのクラスは優勝してしまったらしい。


「これも俺の活躍と策略のおかげだな!なあみんな!」


調子に乗る中澤をクラス男子全員が足蹴にする。


「うるせえくたばれリア充野郎!」


「この裏切り者め!」


「ホモじゃなかったのか!」


「ホモと聞いて」


このクラスは絶対におかしい。何がおかしいってホモが湧く。ネタであることを祈るけど。

中澤を蹴り終わるとこちらに矛先が向く。


「類ぃ!お前も中澤にしてやろうか!」


「待て待て。なんだ中澤にしてやろうかって!?聞いたことねえよ!」


「うるせえ!中澤の刑だ!」


「そうだそうだ!」


クラスの男子全員に追いかけられ中澤を起こして盾にする。


「ちょ、類!?」


「中澤、お前のことは忘れない!3日くらい!」

そう叫んで男子に向かって蹴ってやる。

「中澤ぁぁぁあ」


中澤を生贄に脱出してことなきを得たところで体育祭の幕を閉じた。
そして放課後。


「お待たせしました」

「ん、さっき来たばかりだよ」


蓮さんとの待ち合わせ場所に到着して、あまり面白くもない話を始める。


「簡単に言えば、僕が『俺』を使い出した理由って女の子と勘違いされるからなんですよ」


「まあ、類君の見た目ならねえ」


「それは自分でわかってますけど、まあ気分のいい話ではないですけど、聞いてもらえますか?」

「聞くよ、せっかく正式な彼女になれたところだしね」


若干顔を赤らめながら言う蓮さんは可愛かったが、そもそも恥ずかしいなら言わなければいいのにと思いながら、昔話を始めた。
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