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6 カペロ
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お待たせしました。ようやく物語が動き出します。
∞⌘∞・∞⌘∞・∞⌘∞・∞⌘∞・∞⌘∞・∞⌘∞・∞⌘∞・∞⌘∞・∞⌘∞・∞⌘∞
家に帰ると、母さんは変わらず元気で、私の久しぶりの帰省を物凄く喜んでくれた。
私と同じハニーブラウンだったハズの髪には白いものがまだらに混じっていて、ミルクティーブラウンっぽくなっていた。
夕食には、お土産にと買って持ち帰った珍しい野菜や香辛料を早速調理して、美味しい食事を出してくれた。
ただそこには、初めて見る“ガレオ“と言う名の男の人(渋い系のイケオジ)も同席していた。
母さんの発情期のパートナーなのかもしれない。巣ごもり中ではなさそうだけど。
私と同じ翠の目を持つこの人は、もしかしたら? っと思いつつ目を凝らして鑑定してみたけれど、残念ながら私の“父さん“ではなかった。
仲が良いのはよろしいけれど、目の前でにぎにぎチュッチュとされるのはどうにも落ち着かず、母さんとの久々の再会ではあったものの、私は早々に自分の部屋に逃げ込んだ。
夜通し続くふたりの艶めかしい声に悩まされて眠れない、なんてことは全くなく、翌朝私はスッキリと目を覚ました。
どうやら遮音の魔法を使ってくれていたらしい。感謝しかない。
母さんたちも既に起きていて、食卓には美味しそうな朝食が並べられている。
ありがたく食卓に着き、食事を頂きながら母さんに件の“お兄さん“について尋ねると、母さんはいきなり超ハイテンションになって、物凄い早口で“お兄さん“のことや住んでる場所について教えてくれた。
そんな私たちを、イケオジガレオはビックリしつつもニコニコと見つめてくれていた。
聞き出してみたところ、どうやら母さんの発情期はもういつ来てもおかしくない感じらしいし、ふたりの巣ごもりの邪魔をするつもりもない。
なので、“お兄さん“の情報をゲットしたら、あとは退散するばかりだった。
「また帰っておいでよ~」
と言う母さんとガレオに見送られながら、私は“お兄さん“の家を目指した。
そこは我が家とは飲食店街を挟んで反対側にあり、“お兄さん“の名前は“カペロ“とのこと。
その名前には覚えがあった。
小さな私に貴重な鉱石をお土産として持って来てくれていた優しい“おにーちゃん“のひとりが、そんな名前だったのだ。
魔法付与について教えてくれたのも、彼だった。
彼が相手なら、他の人に任せるよりも断然気はラク、と思えた。
まだ昼前だと言うのに、相変わらずカフェのオープンテラスや噴水のそばなんかでは、たくさんのカップルがにぎにぎとしている。そんな彼らを横目に、私は教えられた住所を目指した。
前世とは違い、この世界には四季が無い。
地域によって、夏っぽかったり冬っぽい気候だったりするらしい。
この辺りは(今私が住んでる街も含めて)年中小春日和が続く、とっても長閑な気候だ。
私は暑さも寒さも苦手なので、これはありがたい。
私の肩まで伸びた髪の毛が、風に揺れる。
今日は海の方から吹いて来ているらしく、時折潮の香りがする。
この世界での海って、そう言えばまだ行ったことないけど。
私は風の運んでくる香りを楽しみながら、噴水広場を通り抜けた。
飲食店街を抜けて、ひとつ中の通りに入る。
母さんが教えてくれたカペロの家の目印は、“濃い青い壁に白い縁取りの家“。
この通りには青系の壁の家が並んでいたが、斜交いの木が白く塗られているのは、一番手前の角の家だけだった。
うん、分かり易い。
その家の玄関前に立って、さて、呼び鈴を鳴らそうとしたところで。
私は何故か急に緊張してしまった。と言うか、今まで緊張するのを忘れてた。なんでだ。
えっ? 今から処女を捨てる、って、つまり抱いてもらうってことじゃん。
別に好きでもない男性に? 一応知り合いだけど・・・。
抱いてもらうってことは、つまり裸になって・・・。
しかも色々教えてくれるとかなんとか言ってた気がする。何をだ。
土壇場になって、いきなり頭が真っ白になって、一回フリーズして。
そして、おもむろに回れ右したところで、いきなり内側からドアが開いた。ドアの明かり取り窓から、ウロウロする私の影が見えてしまっていたらしい。
「おっ、もしかしてアリーシャか?」
言い当てられて恐る恐る振り返ると、そこに居たのは背の高い男で、でもそれはやっぱり顔見知りのお兄さんである、カペロだった。
記憶の中にある顔よりも、さらに精悍さが増している。
そして昼前だと言うのに、シャワーを浴びたばかりなのか黒い短髪が濡れている。着ているのはタオル地のガウンだ。夜型の人で今起きたばかり、だとか???
「えっと・・・、母さんに言われて来たんだけど・・・」
私がボソボソと言うと、
「うん、彼女からキミのことは聞いてるよ。さっき伝書魔法鳩も届いたし」
と、爽やかに笑いながらカペロが右手を差し出した。
“挨拶の握手“と見て恐る恐る差し出した私の右手を、カペロはしっかりと握ると、そのまま親指でサワサワと撫でてきた。
・・・うん、拒否感は無い。
てか、なんでナチュラルに肌感チェックしてるんだ、私は。
ひとり脳内でザワザワしている私をよそに、でも何故かカペロはすぐに私の手を離した。
「まぁ、入って」
いきなりにぎにぎされなかったことに好印象! と思いつつ、誘われるがままカペロの家の中に入る。
「とりあえずお茶でも出すから、そこに座ってて」
と言われ、玄関入ってすぐ横にあったリビングスペースの椅子に「じゃあ遠慮なく」と腰掛けると、そこから見える廊下の奥の部屋の扉が少し開いていて、大きなベッドが見えた。
ん? あれっ? ・・・もしかして??
程なくして、カペロが熱々のハーブティーにクッキーを添えて持って来てくれた。
遠慮なく、早速頂きながらカペロの様子を伺う。
私が子供の頃、カペロは若くして既にギルドに所属する魔法付与師だった。付与師でありながらも、素材を取りに行く先が強い魔物の棲む山奥だった為、当然の如く武器も使いこなしていた。確か中振りの剣使いだったと思う。身体も、剣使いに相応しい筋肉に覆われていた。その腕を買われて、時々剣士としての依頼も受けていたハズ。
目の前のカペロは、あの頃よりも更にガッシリとした体格になっている。
まだ、剣は振るっているらしい。私よりも頭ひとつ分高い身長にしっかりと筋肉がついてるので、それなりの大男だ。
依頼をこなす過程で付いたらしい小さな傷が、顔やガウンから出ている身体のあちこちに見て取れる。
日に焼けた顔の、ややタレ目がちの茶色い目が、全体から受ける印象に反して優しさを滲ませていた。
“カペロおにーちゃん“は、すっかり大人の男性になっていた。
だけどそのカペロは、嬉しそうにこちらを見たり、眉根を寄せて考え込んだりと、表情をくるくると変えている。
なのでこちらから問いかけてみることにした。
「あの・・・、もしかして、奥の寝室で寝てるのって、パルラ?」
私の問いに、びっくりしたように顔を上げたカペロは、物凄い勢いで寝室の方を振り返った。
扉の間からは、半裸のパルラ(私の幼馴染のひとりだ)が、如何にも“事後です“と言った感じでグッタリとベッドに沈んでいる姿が見えていた。
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家に帰ると、母さんは変わらず元気で、私の久しぶりの帰省を物凄く喜んでくれた。
私と同じハニーブラウンだったハズの髪には白いものがまだらに混じっていて、ミルクティーブラウンっぽくなっていた。
夕食には、お土産にと買って持ち帰った珍しい野菜や香辛料を早速調理して、美味しい食事を出してくれた。
ただそこには、初めて見る“ガレオ“と言う名の男の人(渋い系のイケオジ)も同席していた。
母さんの発情期のパートナーなのかもしれない。巣ごもり中ではなさそうだけど。
私と同じ翠の目を持つこの人は、もしかしたら? っと思いつつ目を凝らして鑑定してみたけれど、残念ながら私の“父さん“ではなかった。
仲が良いのはよろしいけれど、目の前でにぎにぎチュッチュとされるのはどうにも落ち着かず、母さんとの久々の再会ではあったものの、私は早々に自分の部屋に逃げ込んだ。
夜通し続くふたりの艶めかしい声に悩まされて眠れない、なんてことは全くなく、翌朝私はスッキリと目を覚ました。
どうやら遮音の魔法を使ってくれていたらしい。感謝しかない。
母さんたちも既に起きていて、食卓には美味しそうな朝食が並べられている。
ありがたく食卓に着き、食事を頂きながら母さんに件の“お兄さん“について尋ねると、母さんはいきなり超ハイテンションになって、物凄い早口で“お兄さん“のことや住んでる場所について教えてくれた。
そんな私たちを、イケオジガレオはビックリしつつもニコニコと見つめてくれていた。
聞き出してみたところ、どうやら母さんの発情期はもういつ来てもおかしくない感じらしいし、ふたりの巣ごもりの邪魔をするつもりもない。
なので、“お兄さん“の情報をゲットしたら、あとは退散するばかりだった。
「また帰っておいでよ~」
と言う母さんとガレオに見送られながら、私は“お兄さん“の家を目指した。
そこは我が家とは飲食店街を挟んで反対側にあり、“お兄さん“の名前は“カペロ“とのこと。
その名前には覚えがあった。
小さな私に貴重な鉱石をお土産として持って来てくれていた優しい“おにーちゃん“のひとりが、そんな名前だったのだ。
魔法付与について教えてくれたのも、彼だった。
彼が相手なら、他の人に任せるよりも断然気はラク、と思えた。
まだ昼前だと言うのに、相変わらずカフェのオープンテラスや噴水のそばなんかでは、たくさんのカップルがにぎにぎとしている。そんな彼らを横目に、私は教えられた住所を目指した。
前世とは違い、この世界には四季が無い。
地域によって、夏っぽかったり冬っぽい気候だったりするらしい。
この辺りは(今私が住んでる街も含めて)年中小春日和が続く、とっても長閑な気候だ。
私は暑さも寒さも苦手なので、これはありがたい。
私の肩まで伸びた髪の毛が、風に揺れる。
今日は海の方から吹いて来ているらしく、時折潮の香りがする。
この世界での海って、そう言えばまだ行ったことないけど。
私は風の運んでくる香りを楽しみながら、噴水広場を通り抜けた。
飲食店街を抜けて、ひとつ中の通りに入る。
母さんが教えてくれたカペロの家の目印は、“濃い青い壁に白い縁取りの家“。
この通りには青系の壁の家が並んでいたが、斜交いの木が白く塗られているのは、一番手前の角の家だけだった。
うん、分かり易い。
その家の玄関前に立って、さて、呼び鈴を鳴らそうとしたところで。
私は何故か急に緊張してしまった。と言うか、今まで緊張するのを忘れてた。なんでだ。
えっ? 今から処女を捨てる、って、つまり抱いてもらうってことじゃん。
別に好きでもない男性に? 一応知り合いだけど・・・。
抱いてもらうってことは、つまり裸になって・・・。
しかも色々教えてくれるとかなんとか言ってた気がする。何をだ。
土壇場になって、いきなり頭が真っ白になって、一回フリーズして。
そして、おもむろに回れ右したところで、いきなり内側からドアが開いた。ドアの明かり取り窓から、ウロウロする私の影が見えてしまっていたらしい。
「おっ、もしかしてアリーシャか?」
言い当てられて恐る恐る振り返ると、そこに居たのは背の高い男で、でもそれはやっぱり顔見知りのお兄さんである、カペロだった。
記憶の中にある顔よりも、さらに精悍さが増している。
そして昼前だと言うのに、シャワーを浴びたばかりなのか黒い短髪が濡れている。着ているのはタオル地のガウンだ。夜型の人で今起きたばかり、だとか???
「えっと・・・、母さんに言われて来たんだけど・・・」
私がボソボソと言うと、
「うん、彼女からキミのことは聞いてるよ。さっき伝書魔法鳩も届いたし」
と、爽やかに笑いながらカペロが右手を差し出した。
“挨拶の握手“と見て恐る恐る差し出した私の右手を、カペロはしっかりと握ると、そのまま親指でサワサワと撫でてきた。
・・・うん、拒否感は無い。
てか、なんでナチュラルに肌感チェックしてるんだ、私は。
ひとり脳内でザワザワしている私をよそに、でも何故かカペロはすぐに私の手を離した。
「まぁ、入って」
いきなりにぎにぎされなかったことに好印象! と思いつつ、誘われるがままカペロの家の中に入る。
「とりあえずお茶でも出すから、そこに座ってて」
と言われ、玄関入ってすぐ横にあったリビングスペースの椅子に「じゃあ遠慮なく」と腰掛けると、そこから見える廊下の奥の部屋の扉が少し開いていて、大きなベッドが見えた。
ん? あれっ? ・・・もしかして??
程なくして、カペロが熱々のハーブティーにクッキーを添えて持って来てくれた。
遠慮なく、早速頂きながらカペロの様子を伺う。
私が子供の頃、カペロは若くして既にギルドに所属する魔法付与師だった。付与師でありながらも、素材を取りに行く先が強い魔物の棲む山奥だった為、当然の如く武器も使いこなしていた。確か中振りの剣使いだったと思う。身体も、剣使いに相応しい筋肉に覆われていた。その腕を買われて、時々剣士としての依頼も受けていたハズ。
目の前のカペロは、あの頃よりも更にガッシリとした体格になっている。
まだ、剣は振るっているらしい。私よりも頭ひとつ分高い身長にしっかりと筋肉がついてるので、それなりの大男だ。
依頼をこなす過程で付いたらしい小さな傷が、顔やガウンから出ている身体のあちこちに見て取れる。
日に焼けた顔の、ややタレ目がちの茶色い目が、全体から受ける印象に反して優しさを滲ませていた。
“カペロおにーちゃん“は、すっかり大人の男性になっていた。
だけどそのカペロは、嬉しそうにこちらを見たり、眉根を寄せて考え込んだりと、表情をくるくると変えている。
なのでこちらから問いかけてみることにした。
「あの・・・、もしかして、奥の寝室で寝てるのって、パルラ?」
私の問いに、びっくりしたように顔を上げたカペロは、物凄い勢いで寝室の方を振り返った。
扉の間からは、半裸のパルラ(私の幼馴染のひとりだ)が、如何にも“事後です“と言った感じでグッタリとベッドに沈んでいる姿が見えていた。
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