【完結】此処ではない何処かで《此処はフリーセックスが基本の世界(汗)》

天狼本舗

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12 居場所サーチ魔法

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消息が消えてしまったヴィーオのことが心配でたまらない。
でも何をしたら良いのか、私に、何が出来るのかも分からない。
頼れる肝心のカペロは、絶賛何処かにお泊まり中で・・・。


一日中、何をするでもなく、何が出来るでもなく、ただただウロウロと噴水広場のあたりを徘徊する私を、ここ数日、隣り街の発情期の女性のところに行っていたと言うカペロが見つけてくれて、強引に家に引き戻された。
そして一連の経過を知ると、私に新しい魔法を教えてくれた。
それは、“大切な人の居場所をサーチする“魔法だった。

これは、相手の魔力が体内に在ること、つまりシたことがあるのが大前提。
つまり現時点では、ヴィーオを探すのなら、私にしか使えない魔法なのだと言う。


「まず体内に残るヴィーオの魔力に意識を向けて。・・・あいつの魔力の色だとか、音だとか、匂いだとか、なんでも良いから特徴を見つけてみて」

そう言われて目を閉じ、自分の体内に意識を向ける。
発情期の14日間で、何度も特大の花火を打ち上げた彼の魔力は、まだ熾火のようにしっかりと私の身体の奥に残っていた。
それはほんのり温かくて、じんわりと私の心を芯から温めてくれるような優しい魔力。・・・色のイメージは、紫かな?  
あれ? これってヴィーオの瞳の色と一緒?

「魔力の特徴を見つけたら、今度は意識を家の外に向けて。360度、全方向にサーチをかけるんだ。何処かにある、その魔力を探す感じで。体の中にあるアイツの魔力と、外に視えた魔力が共鳴したら、それがアイツの居る場所だから」

言われて試してみると、この家から見てはるかずっと北の方に、同じような魔力があるのが視えた。そしてそれは、確かに私の中の魔力と共鳴するように揺らいでいる。
ただし、そこには赤い色が混じっていた。

そのことを伝えると、カペロはダンマリと口を閉じてしまった。
そして長い沈黙の後、こう言った。

「ヴィーオの性格を考えると、まずもって有り得ないことなんだけど・・・。でも他の色が混じってるときって、俺の今までの経験から言うと、他の誰か、この場合赤い魔力を持つ誰かの発情期に付き合ってる時なんだよ・・・。厄介ごとに巻き込まれたって、そう言うことなのかも・・・」

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