【完】俺魔王倒した勇者様。なのに母さん最強説。

桜 鴬

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ワンコの涙。

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母さんが父さんに、相変わらずよねと呟きながら、ハンカチを差し出す。

「正行さん。私は貴方が私を選んだら殴るつもりだったわ。だって、そんなの正行さんじゃ無いじゃない。ソフィさんと幸せになって。祐太郎の名前の由来を覚えてるでしょ?」

何?それ初耳だよ!

「太郎は長男と言う意味なの。私達は天涯孤独だった。だから貴方には沢山の家族を与えたかったの。残念ながら日本では叶わなかったわ。でも異世界で叶ったじゃない。」

そうだね。くそ生意気な弟妹が一気に増えたよ。

「父さん。ソフィさんと何時でも食事処へ来てくれよ。やはり日本食が懐かしくなるだろ?」

刻んだガリと白ゴマの混ざった酢飯の、甘いおいなりさん。刻んだ青ジソを散らしたキャベツの味噌汁。父さんの大好物だったと言う。パーティーでもおいなりさんばかり食べてた。キャベツの味噌汁は、具材が無い時の優れもの。庭に自生していた青ジソやミョウガを刻んで散らせば、風味豊かなお味噌汁の出来上がり。ソフィさんがお味噌汁を作り、皆に振る舞ってくれた。父さんは旨いと、また泣きながら食べてた。

「さて。最後に俺からのプレゼントを受け取ってくれ。ソフィさんも頑張ってるけど、流石にこれは無理だ!こちらの世界では俺も解禁だ。我慢できなくなったら自宅に来てくれよ。俺も楽しみにしてるからな!」

俺からのプレゼントは、プレミアムな缶ビールだ。父さんは体の為にと、発泡酒を愛飲していた。本当は金色のこのビールが大好きだったそうだ。母さんは何かと記念日にかこつけて、父さんの晩酌に1缶出してた。

「そうしないと飲まないのよ。キチンと働いてるし、研究職だからお給料も良かったの。タバコも吸わないんだから、ビール位は飲んで良いのに。」

父さんは俺が出来てから、発泡酒にしたそうだ。俺が生まれて将来成人したら、一緒に飲みたかったそうだ。

俺はテーブルにデカい箱を出す。父さんに開封させる。中身は勿論、金色のプレミアムな缶ビールだ。しかも縦に長い奴ね。その他母さんがポケットに突っ込んできた、個包装の甘納豆や豆菓子。乾物のツマミや燻製達。神様が気に入ったという、プレミアムなチータラ等々。兎に角色んなツマミを複製した。

「祐太郎ありがとう。」

父さん!また泣くなよ!まだメインがあるんだぞ!泣くのは早い!そのお酒は、母さんが仏壇に欠かさず供えててくれたんだ。俺からは見えなかったけど、花の影になってたんだよ。みかんだけじゃ無かったんだ。非常持ち出し袋には、日本酒やウイスキーも入ってた。その内に複製してあげるよ。

「そしてコレ!俺の魔力使いまくりました。赤身は可能だが、他は2度と作りたくない…。めちゃ疲労した1品です。大事に味わって食べてね。」

インベントリから、氷のドームに覆われたお皿を取り出す。ドーム部分の氷を割ると、中には本マグロの刺身だ。勿論、本ワサビつき。

「母さんにマグロの刺身が大好きだったと聞いてたからね。赤身は簡単だったけど、中トロと大トロは大変だったよ。食べた事無かったからね。魚図鑑様々だよ。冷えた缶ビールと一緒にね!魚介食べたいな。アサリの味噌汁飲みたいぞ…。」

父さんはもう泣きっぱなしだ。

「アサリとは海の貝の事でしょうか?」

宰相が口をはさむ。珍しいな。

「そう。浜辺に住んでる二枚貝だよ。味噌汁にすると、出しが出て旨いんだよ。淡水には小さいシジミとかもいるけどな。」

・・・・・。

どうしたんだ?宰相が何かを考えている。もう変な事では無いと思うけど、ちょいとビクビクするな。

「開いた中身を食べるんですよね?確か隣国の晩餐会で、ムール貝と共に盛られてました。確かエールで蒸した物だとか言ってましたね。隣国も海には近く有りません。確かダンジョン産だとか。ダンジョンに潜れば採取できるのでは無いですか?」

・・・・・。

!?!?!?

おおー!宰相さんナーイス!そうだよ。確か隣国のダンジョンには、海のフィールドが有るって聞いたじゃん。これは行かなきゃ駄目でしょ。反対側の隣国には海が有るけど、途中森が有るから抜けるのが大変なのだ。

「隣国のダンジョンへ潜られる際は、是非私にお声をかけて下さい。紹介状をお出しします。ダンジョンは紹介状が無いと、他国の者はかなりの順番待ちになります。」

ダンジョンの資源を乱獲させない為に、入場制限をかけてる訳ね。でもダンジョンの魔物は、一定時間でリポップするんだよね?必要あるの?

「隣国の人々の通った後には、草も生えぬと言われています。倹約家と言えば聞こえは良いのですが…。」

つまり全てをとりつくす。魔物はリポップするから良いが、植物採取にしても根こそぎとりつくす。根まで抜かれた植物は、通常に再生するより遅くなる。また無茶が多く事故も多い。それに巻き込まれる、他国の人々も多い。

なので紹介状持参の方が安心なのね。ならその際は、是非宜しくお願いします。

「しかしその本マグロの刺身ですか?見事な出来ですね。隣国の晩餐会で、2切れ出ました。確かマグロの赤身のカルパッチョでしたね。海のフィールドのドロップ品との事。イカやタコばかりで余り出ないレア物の様です。トロとやらはボス級でしょうか?」

どうだろう?大トロはボスだろうな。俺はタコやイカにも興味が有るわ。母さんの作ってくれた粉もん料理。やはりあれも節約料理だよな。

母さんと目があう。

互いにニヤリ。考える事はやはり同じ様だ。

母さんからは甚平と浴衣だった。両方共に、母さんが父さんにと仕立てた物だ。父さんに渡せず、しかし捨てられず。俺が大人になったら着せようと思っていた。しかし俺にも着せられず…。

「諦めきれずに、避難袋に入れといて良かったわ。暑くなるまでに、祐太郎とソフィさんの浴衣も仕立ててあげる。夏に浴衣パーティーでもしましょう。」

・・・・・。

父さんには少し、柄が若すぎる気がするが良いのか?まあ本人が喜んでるから構わないのだろう。

「あ!あとこれ父さんにあげる。俺のスマホを複製したの。通話は無理だけど、他の機能は使えるよ。母さんのスマホから写真も移して有る。上映した神様からの映像も入ってるよ。」

宰相さんはもう悪い事はしないだろう。しかし過去は消せないからね。誰かが覚えていて、同じ事を繰り返さぬ様に戒めねばならない。

母さんがスイーツタワーから、位牌を持ってきた。テーブルの真ん中に大皿を置き、その上に2つ乗せた。

「皆耳塞いで!ラスト派手にぶっ放すから!行くよー!!」

ガン!ドンッ!ドガガン!ごう音と共に位牌が粉々になる。最後に大きな火の手があがり、ジュワッと水が降り終了だ。大皿の上に位牌は無くなり、熱くなった水だけがジュワジュワ鳴っていた。

「正行さんと祐太郎は生きてたからね。私がずっと拝んでた位牌は贋物。だから要らないわ。さっさと捨てて未来へ進まなきゃ!」

母さん!潔くて格好良いよ!俺は思わず拍手をしてしまう。つられて皆も拍手を送る。

そんな中、ワンコが何か不審な行動をしている。母さんの後ろに回って何するつもりだ?

母さんの服を、後ろからワンコが引っ張る。気付き振り向く母さん。ワンコと母さんの身長差は多分数センチだ。

「これを受け取ってくれ。」

何だ?ワンコは何を喋ってる?こちらからでは聞こえない。無理やり母さんの右手を掴み、何かを握らせる。その右手をグイと引き寄せ、膝を付いた母さんに飛び付いた!

あんにゃろー。何してやがるんだ!

「おい!貴様は何しとるんじゃ!」

突然の事に呆然とする周囲の人々。勿論母さんも固まっている。その隙にとばかりに、ワンコは母さんの頭を抱え込んだ!

ンギャーァー!アイツ母さんにキスしてやがる!しかも舐めてるだろ!音がしてるんだよ!

今だにフリーズする人々。ワンコ突然のご乱心に、誰もが声を発する事が出来ない。ワンコがグンと大きくなった。あれ?お湯かけたの?カツラもいつの間に?

「やはり貴女は私の勇者だ。さあ今すぐその指輪をはめて結婚しましょう!何なら直ぐに隣の部屋へ。さあ!さあ!」

・・・・・。

・・・・・。

・・・・・。

フギャンっ!ゴィン。ベチャリ。

うーわー。ワンコがふっ飛んだー。テーブルに激突ー。更には濡ネズミだ。痛そー。

うっ背筋が凍る。この冷気は何だ?

ゲン!ドンッ!ガンッ!ゴィン!ゲシゲシゲシ!!グリグリグリ!

ひー。俺は見てない。見えない。怖くて目が開けない。頼む。誰か母さんを止めてくれ。ワンコが死ぬ前に…。

ダメだ。父さんは頭抱えて隠れてる。あ!宰相と戦士が近寄って…。一睨みされて退散ですか?確かに他の方々は…。当たり前です。壁にくっつき避難してます。俺だって近寄りたくはない…。

「流石は来るもの拒まずの色男じゃない。だからと私を、そんな安い女達と一緒にするんじゃ無いわよ!死ね!死なぬなら、男として死ね!ならば許してやろう。」

母さんっ!お願い!もう止めてあげてくれ…。見てる俺も、男として辛い。死にそう…。

「んぎゃぁ…ぁぁ…ぁ…。」

かーみーさーまー。

とーめーてー。

おーねーがーいー。

母さんが人殺しになっちゃうー。

*****
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