【完】俺魔王倒した勇者様。なのに母さん最強説。

桜 鴬

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王様め爆発してしまえ。俺もか?

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明日から俺と母さんは、シンディ湖へ調査に行く。商店街の方もしっかりと、仕込みに指示にと完了だ。予定では3日程。後は出掛けるだけ。だから久々に、自宅で母さんとまったりしてた。そう久々にね!母さんは夜も自宅に居ない事が多いからね!あの馬を射られた舞踏会の後、本当に色々有ったんだよ。

正直言って俺って騙されたよね?しかも姫様以外は皆ぐるだぞ。母さんもな!しかも母さんってば!俺の知らぬ間に、王様とも親交を深めてたんだ!

「だってー。姫様が健気で可愛いんですもの。あんなにツンデレな娘が欲しかったのよ!」

母さんは笑いながら俺に言った。姫様を娘にしたいから、俺とくっつけるの?それって勝手すぎないか?

「何言ってるのよ。姫様は可愛いでしょ?特に容姿は祐太郎の好みドンピシャよね?あの袋の中身のアレコレ。姫様に似てるじゃない。そっくりよ。もうバレバレなのよ!」

・・・・・。

見られたんだよな。クソー!警官め死んでしまえ!俺の恥を晒しおって!化けて出てやりたい…。確かに姫様は俺のタイプです。はい。大好きでハマりまくりだった、バーチャルアイドルのフィギアにそっくりだもんな。正直魔王討伐前は惚れてました。討伐後にラブラブ何て、ラノベの様な事も妄想してました。しかしねぇ…。現実を見たよ。姫様は俺にキツいんだよ。兎も角口が悪いんだよね。褒めてはくれるんだけど、その倍は突き落とすからね。

俺はそれで段々辛くなった。

しかし母さん曰く、姫様は所謂ツンデレタイプ。男性で言うなら、好きな女性ほど苛めたい。苛めてでも振り向かせたい。話をしたい。自分を見て貰いたい。好きだから褒めるけど、話してから恥ずかしくなってしまう。それでつい軽口を叩いてしまう。

「理解すれば軽口も可愛く思えるわよ。姫様は特に女王になるかもしれないからと、帝王学や感情の調整を学んでだの。だから感情を表すのが下手なんですって。軽口は照れ隠しなのよ。よく見てあげなさい。王様も心配してるわ。」

そう言われてみれば…。姫様が俺につんけんするのは、大概他に誰か居るときだよな。訓練の時にタオルや差し入れを持ってきてくれた。お礼を言うと、大概同じ返事が返って来た。

「勇者様は我が国の為に戦って下さるのです。頑張る勇者様に、これ位当然ですわ。お怪我をなさらぬ様に、気を付けて下さいね。」

そうそう。これだよ。タイプの姫様にこれ言われて惚れたんだよ。しかしここで討伐パーティーの仲間が居たりして、冷やかし等の茶々が入る。すると追加が有るんだ。

「そう父王が言うのです!私からの差し入れですのよ。有り難く戴きなさいな。その傷は何ですか!勇者様が怪我をされるなんて恥ずかしいですわ。絶対に負けるなんて許しませんからね!」

・・・・・。

これ照れ隠しなの?確かに好きな子に、ついつい意地悪をしてしまう気持ちは解る。うーん。

そしてここで、母さんから爆弾が投下された。物凄い衝撃だった。全てを知っていた母さんが憎い。姫様とマリーちゃんが憎い。

俺の純情を返しやがれ!

しかし結局、俺は姫様に白旗を上げました。はい。姫様は可愛いんです。ツンデレ最高です。だから外ではツンして良いけど、2人の時にはデレてね。

「勇者様。大好きですわ。」

俺の膝にちょこんと、横座りに座る姫様が可愛い。可愛すぎる。ツンの後の焦りながらのデレが、またまた可愛すぎる。まさか真実を知るだけで、これだけ見方が変わるとは思わなかった。やばいチューしたい。この間しちゃったし良いよね。んー。

「祐太郎ー!お城でいちゃつくな!姫様はまだ結婚できるまでに1年有る。王族同士は準備や告知が有るから、更に+1年だそうよ。」

母さん…。己がキューピットしといて邪魔するなよ。

「俺は王族じゃ無いから後1年は無いだろ?なら15才で婚姻できるんだよな。」

・・・・・。

「祐太郎ごめん。お前は既に王族の仲間入りをしている。だから姫様との結婚は16才までまってくれ。」

は?母さん?何その変な喋り方?勇者は王族に準じるとか何か有る訳?確かに身分は、王様と変わらぬ扱いだとは聞いたけど…。俺がつらつら考えてたら、姫様が膝からピョンと飛び降りた。飛び降り方も可愛いな…。

ヤバい。俺の頭が腐れとる…。

「お義母様!否!本当のお母様になって下さったのですね。元老院の許可が下りたのですね!おめでとうございます!」

お母様じゃ無い本当のお母様?元老院の許可?元老院ってまさか!慌てて母さんを見る。

「えへへ。黙っててごめん。前々からお茶やお話はしてたんだけどね。この間の舞踏会で、王様とできちゃったの。私が沢山の男性と踊るのが気に障るって。私を誰にも触らせたく無いから、これ以上踊るなと言われちゃって…。私だけと一生踊ってくれとお持ち帰り…。じゃ無くて朝まで踊らされちゃったのよ。」

おい!お持ち帰りされたのか?朝までって何処で踊ってたんだよ!王様影薄いくせにやりやがるな!俺を先に客間に帰したくせに、母さんはイチャイチャしてたのかよ!しかも朝までって…。

まあ2人共立派な大人だしな。母さんは中身還暦だし、しかし超久々だったんじゃね?足腰平気なのかよ?

「勇者様!厭らしい目でお母様を見てはいけません!」

厭らしいって…。一晩中って言うから、真面目に心配してたんだけど…。

「でね?祐太郎には悪いけど、もう籍は入れちゃったの。3か月後にお披露目パーティーね。丁度姫様の15才のお誕生日なの。だから貴方達の婚約発表もしましょう。そして姫様の16才のお誕生日に、2人の結婚式をしましょう!」

・・・・・。

外堀が完璧に埋められた。もうどうにでもして下さい。半年後に婚約発表。姫様の16才の誕生日に結婚式。俺は18才だな。日本でもセーフか。

あ!あー!

「俺が姫様と結婚しなくても、母さんには可愛いツンデレな娘が出来たじゃないか!姫様も知ってたんだな!皆して俺に隠し事しやがって…。」

姫様が慌てて、ソファーに座ったままの俺の膝を跨ぎ抱き付いてきた。ぎゅうぎゅう抱き締めてくる。くっ苦しい。頭を押さえ込む様に抱き抱えられてるから、姫様のお胸に顔がー!気持ちいい…。ってか、不味いよ!気持ち良いけど、物理的に窒息しそうだ。頭をグリグリ動かし息をする。もういいや。幸せに浸ってこのまま…。って死ぬわ!ぷはぁっ。

「勇者様?私との結婚はやはりお嫌なのですか?私は…。勇者様がお母様と父王の話を聞いたら、お母様を心配され私をお怒りになるかと思い…。私は勇者様に叱られたく無かったのです。言い出せなくてごめんなさい…。」

姫様が涙ぐんでる。ここで怒ったら俺の八つ当たりじゃん。悪いのは王様だな!

「俺こそごめん。完全な八つ当たりだ。本人達が言うべきだよな。母さん!幾らなんでも事後申告は無いだろ?泣くな。リリーは悪くない。本当にごめん。結婚は嫌じゃない。無理矢理じゃない。俺も好きだから!」

「・・・。リリーと…。初めて名前を呼んで下さいましたね。」

あ!前から言われてたんだけど、やはり畏れ多くて呼べなかったんだよな。

「リリー。2人の時は名前で呼ぶよ。リリーも呼んでくれないの?」

・・・・・。

「ゆうって呼んで?」

「ゆっ祐太郎さま。はっ恥ずかし過ぎますわ…。これで許して下さいませ…。」

ゆうで良いって言ったんだけど、恥ずかしがるのが可愛いから許す!

「リリー…。」

「祐太郎さま…。」

密着する体をずらし、近付くお互いの顔…。ここで退いたら男が廃るわ!

・・・・・。

・・・・・。

「はいストーップ!2人だけでは有りません。私も居ますよ?」

リリーは慌てて膝から下り、俺の隣に腰を掛けた。俯いて顔が真っ赤になってる。うわー。手まで真っ赤じゃん。可愛すぎる。普段とのギャップ萌えだな。手だけでも握っちゃお。ニギニギ。

全く良い雰囲気を邪魔しやがって。チュー位させてくれよ。母さんの馬鹿たれ。己はリア充してるくせに!

何て感じで、俺はすっかり外堀まで埋められてしまった。半年後には母さんと王様の成婚発表。俺と姫様の婚約発表。1年後には俺と姫様の結婚式。因みに母さん達は結婚式はしない。成婚発表を豪華にし、日中はパレードもするそうだ。1年後には俺達の結婚式が有る。こちらを派手にしてくれるとの事。派手にしなくて良いんだけどと言ったら、無理だと言われてしまう。国の威信に関わるそうだ。

しかし国民から集めた大切な税金の無駄遣いはしたくない。だから再婚の己達は抑える。しかし節税だけでは世の中は回らない。王家の婚儀の支度の資金は、国の産業を潤す一端にもなっている。お金は抑えられる所は抑え、出す所には出す。庶民にも還元出来る様に、お金は大切に経済に回す。これが我々の仕事だと、王様は笑って話してた。

どこかの島国のお偉いさんに聞かせてやりたい。

*****

今回の調査は、隣国から頼まれた物。森がいきなり騒がしくなり、漸く復興し落ち着きを取り戻した国に恐怖を与えている。しかし湖周辺は静かで有る。ワンコの件での魔法使いの住みかは、湖畔にあり緩衝地帯になる。湖は丁度森の真ん中に有る。その為国境境は、湖の幅だけ中立地帯にする事を両国で定めた。

ワンコが見つからない訳だよ。

ワンコの件も有るので、俺と母さんが行く事になった。プラス騎士団長のラウエルさん。道案内役との事。別にこちら側は制覇してるし、案内役何ていらないんだけどね。隣国とのパイプ役にもなるので連れていけとの事。

因みに…。

あのマリーちゃんの婚約者だ。

*****
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