【完】まだまだ宜しくないヤツだけど、とりあえず婚約破棄しない(確実)

桜 鴬

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プロローグ・ご案内。

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 新連載始めました。【まだまだ宜しくないヤツだけど、とりあえず婚約破棄しない。】について。本文①も少し間を開けてから投稿します。

 【相手が宜しくないヤツだから、とりあえず婚約破棄したい(切実)】(以前連載していた完結済み作品)の後日談となります。【専属料理人なのに、料理しかしないと追い出されました。】(書籍化作品)の主人公たちと一部コラボしています。どちらもほぼ物語終了後からのお話です。主人公たちの後日談を知りたい方は是非、お読みいただけたら嬉しいです♪

 【まだまだ宜しくないヤツだけど、とりあえず婚約破棄しない。】の主人公エリザベートことエリーは、皇太子であるエドワードことエドを更正させることが出切るのか?二人は無事に結婚できるのか? この二人の仲に実は……あの二人がかなり関わっていたのです。

 たしかに……エドワードもルイスもある意味キケン人物。エリザベートとアリーは恋愛より他に興味深々。似たり寄ったりのカップルなのかもしれません。

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 以下は前作、【相手が宜しくないヤツだから、とりあえず婚約破棄したい(切実)】の内容説明です。

 前作のネタバレになりますが、二人は婚約破棄せずに続行。後に結婚します。

 どちらも前作を読まなくとも、今作だけでも読めると思います。

 【一番下部に、手書きですが……ヘタクソな近隣諸国の地図あり。本当にヘタですみません。前作連載中に各国の名前は出てきませんでしたが、今回つけてみました。香辛料の種類からの命名です】

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私は公爵家令嬢のエリザベート。弟と妹がおりますわ。嫡男の弟には隣国の姫君。妹には侯爵子息。私には皇太子様の婚約者がおります。勿論、政略結婚です。でもこればかりは仕方が有りません。貴族としての義務ですから。ですから私は私なりに、婚約者様の良い所を見つけようと努力をして参りました。尊敬し寄り添える様にと努力を重ねたのです。でも無理!ムリ!絶対に嫌!あからさまな変態加減。更には引きこもりの妹から明かされる真実?もう開いた口が塞がらない。

ヒロインに隠しキャラ?妹も私も悪役令嬢?ならそちらから婚約破棄して下さい。私だけなら国外追放喜んで!なのに何故か執着されてる。

ヒロイン!死ぬ気で攻略しろ!

勿論、やられたら倍返ししますけど。

(異世界転生者が登場しますが、主人公は異世界転生者では有りません。)

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 以下は、【専属料理人なのに、料理しかしないと追い出されました。】(書籍化作品)の内容説明です。此方は一部レンタル化しております。もし内容が気になりましたら、登場人物紹介頁があります。また番外編等もかなり残っています。レンタル部分は読まなくとも、雰囲気は伝わると思います。

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 もうすぐSランク冒険者パーティーの、専属料理人だった私。本日付でパーティーをクビにされ、只今ダンジョンの最下層に佇んでおります。

【何処でも出張レストラン。料理人スキルMAX。ダンジョン内でも、安全に料理が出来て食べられる場所さえ有ればOK。己の身は己で守れます。往路の道案内は必ずお願い致します。】

専属になる前は、この看板で出張料理人をしていました。顧客は王家血筋の方々から冒険者の方々までと多種多様。これでも売れっ子の料理人なのです。

夢へと向け人脈を広げ資金を貯めてた私の元へ、傍若無人な奴等は突如やって来た。冒険中の飯が不味けりゃやる気もおきない。やる気が出なきゃSランクにも上がれないと宣う人達。

エサをちらつかせ私の弱味につけ込んで来ました。半ば無理矢理専属にしたくせに、料理しかしないからと追放だそうです。

私は料理人ですよ?護身術位は極めてますが、魔物と戦闘何て出来る訳無いじゃないですか。

まあ依頼料は前払いして貰ってるし、食材も最近は持ち出し多いし、契約期間も直ぐに切れる。更新料払いたく無くて狙ったな。でも丁度良いや。

両親のレストランを買い戻せたのには感謝してる。でも2度と専属にはなりません!

「恋人になれば契約料何て無粋な物は要らないよね?僕の恋人にしてあげる。毎日僕に君と料理を食べさせてよ。」

ハーレムですか!ふざけるな!セクハラリーダーは死ね。一生干し肉と水でも飲んでろ!

バーカ!バーカ!

では私は帰るよー!ばーい ばぃ。

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【近隣諸国・地図】



【簡易説明】

 ◆クローブ皇国。

  主人公であるエリザベートことエリーと、婚約者である皇太子エドワードことエドの住む国。高位貴族ほど魔力持ちが多いが、魔法使いや魔術師として働けるほどのものは少ない。魔術より剣術や体術がメイン。魔術師団はヘッポコで、騎士団は優秀である。

 ◆ローレル魔法大国。

  高魔力持ちが多く、魔術の盛んな国。エドワードの腹違いの兄グレイシーが、宮廷魔術師筆頭をつとめている。この国ではほとんどの者に魔力があり、特に高位貴族ほど、高い魔力量を保持している。それ故に魔力量の少ない高位貴族の子弟に対する偏見は強い。しかし実力が第一の国であるため、他の才能でのし上がることが可能でもある。働く女性にも偏見が少なく、魔道具開発など幅広くに貢献している。

 ◆正国(もと自称聖国)

  領土の周囲をほぼ断崖絶壁の外洋に囲まれ、陸地側は実りの少ない不毛な鉱山(既に廃坑)と、魔物の闊歩する魔の森に面している。
 国民は大神殿の『魔物を食すると毒素となり体内に蓄積し、それを目印に魔物に襲われる。我が国は魔物を食さない。だから魔の森から魔物は侵入しないし、我が国の民を襲わない』を信じさせられ、国王と貴族たちのいいなりだった。しかしそれは真っ赤な嘘。魔物が侵入しないのは、周辺二国が定期的に、魔物を間引いているから。

 しかしこの自称聖国はなくなり、鎖国をとき正国と改め再出発した。

 ◆クローブ皇国、ローレル魔法大国、正国に面する魔の森。

 クローブ皇国とローレル魔法大国が、定期的に合同訓練と称し、魔の森から魔物が溢れぬようにと、討伐し間引いている。もちろん鎖国中の自称聖国は参加していなかった。この魔の森の中心近くには、古のクローブ皇国が犯した罪の象徴が、遺跡となって残されていた。この遺跡はエリーの魔力により永遠に封印され、湖の一部となった。やがて遠くない未来には、魔の森のオアシス的存在となる予定。

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 ●キャラウェイ王国。
  
 【専属料理人なのに、料理しかしないと追い出されました。】(書籍化作品)の主人公。アリーとルイスの住む国。ほぼ内陸なため、海には面していない。港は隣国に使用料を支払い賃貸している。その縁もあり王家の姫君が、隣国チャービル公国の後継者へ嫁いでいる。

 ●チャービル公国。

 比較的穏やかな内海に面する国。もちろん海にも魔物は出るが、外海ほどではないため、かなり大きな港を有している。クローブ皇国やローレル魔法大国とも接しているため、貿易の中継地点の意味合いも強い。

 ●フェンネル国。

  完全に内陸に位置するが、かなりの数と種類のダンジョンがあり豊かな国。シーグリンダンジョンが一番有名だが、まるでダンジョン内に海を抱えているようで驚愕する。そのため内陸での海産物は、ダンジョンでのドロップ品の方が安価である。またダンジョンを利用しての作物の栽培などにも着手し、日々たくさんの冒険者でにぎわっている。

●キャラウェイ王国、チャービル公国、フェンネル国に面する魔の森。

 キャラウェイ王国とフェンネル国との二国合同で、定期的に魔物の討伐をしている。キャラウェイ王国の魔の森に面する周辺は二国とも国境を面しており、周辺一帯はライラの辺境伯領にあたる。チャービル公国は港を両国に貸し出しているため、合同討伐を免除されている。

 ●クミン帝国。(マッシュルームアイランドの宗主国)

  まるで白ころ茸やマッシュルームのように、コロンと丸く盛り上がった緑の島々が連なる島国。大小様々な小国が集まっている。その代表がクミン帝国となる。皇帝は実はアリーの父方のいとこ。帝国もかなり長い間鎖国をしており、島々で独特な文化を育んでいた。大陸と海で隔たれているためか、ダンジョンの内部にしか魔物がいない。魔物の闊歩する国から来た人々は、恋人が丸腰で海や湖でデートをするのに大変驚く。

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