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3章
58話:九兵衛の想い
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九兵衛さんの家へ帰還すると九兵衛さんと何故かザルカヴァがいた。実も帰宅しておりバニラとネズ子もいた。
「デートは楽しかったかい?」
「ええ、九兵衛さんが作ったお店で俊樹さんの料理をごちそうになったわ」
「話は聞いているよ、喜んでくれて何よりだよ」
「それで九兵衛さん俺達に話があるんだろ?」
九兵衛さんは険しい顔になる。
「うん、ファーガスの勇者達が三〇〇層攻略を終えたらしいんだ」
「そうか……」
前に言った時点で二五〇層まで行っていたからな。俺達が山越えしている間に三〇〇層を攻略できててもおかしくはない。という事は遠征も時期始まるという事か……
「遠征が始まるか……」
「いや、ファラリスがごたついてるから、ファーガスの勇者達の遠征は延期になった。でもそれが終われば本格的に遠征になると思う」
「俺が離れてからまだ二カ月弱……迷宮攻略は思った以上に早く進んだという事か」
人数が多いのも一因しているのだろう……人数が多かったからこその初代以来の三〇〇層攻略成功だからな。俺が二人にウガルルムの攻略方法を教えたのもあるからな。
「確か分身体を迷宮に置いているんだよね~」
「ああ、助けたい奴もいるからな」
「三〇〇層の迷宮攻略を終えたって事は今の勇者達もそれなりにやるって事だよね?」
実の質問に対し九兵衛が答える。
「シルキーサリヴァンの調査だと白金ランク到達レベルだそうだ。たぶん今は能力的にも上だし、勝てるだろうけどステータスで上がればそのうち勝てなくなるだろうね」
それを聞いたザルカヴァが対抗心を燃やす。
「私はそんな奴らには負けるつもりはないよ総長!」
「彼らはギフトがあるからね。実際ザルちゃんも極限まで鍛えたら実ぐらいまでにはなる。ただそこまでいくのは難しいし、彼らは今のザルちゃんぐらいまで到達するのが速いのさ」
だいたいステータス平均三万のレベル二五五が人である上限値だ。ここを超えれば超人の領域に行くことができ、ステータスもかなり上がる。だがこの域に行くのは普通では無理だ。ザルカヴァも強いことは強いがこの域に行けるかどうかと言われれば話は別だ。とうぜんそれが勇者達もだがな。
ファラリスのごたつきで遠征が遅れたならその隙に妖精の国へ行き、迷宮攻略と仲間との再会をするべきだろう。
「じゃあまずは妖精の国へ行くのが得策だな」
「そうだね~たぶん魔大陸遠征には、同盟を結んでいるファラリス連邦と合流してから遠征をすると思うんだ。ただあそこはまだしばらくごたごたが続いているし、ファーガスの勇者たちも色々準備したりするから、どんなに早く見積もっても一月ぐらいは王国からはでないと見てる」
「つまりその間に妖精の国で二人を回収して、迷宮攻略を済ませればいいってことね」
迷宮攻略完全攻略までそんな短期間でできるものではないからな。妖精の国への王都に行くのに片道で四日間ぐらいで、攻略はどんなに頑張っても三週間ってとこだな。一度向こうに戻ってどういう感じか確認してからペースを決めればいいか。
「じゃあ出発も早めた方がいいな」
「そうだね、それと……ザルちゃんも同行することになったからみんな仲良くしてね~」
九兵衛さんがそれを気まずそうに言うとザルカヴァは九兵衛さんにくっつきにっこりピースしてこっちを見る。
説得できなかったんだな……というか逆に説得させられたか。
九兵衛さんって有能なはずなのにポンコツなんだよな~
「よろしくです。足引っ張るかもだけど、一生懸命頑張るからお願いします」
ザルカヴァがこちらに頭を下げる。まぁ別に連れてってもいいんだけどね。
「ふふっ、よろしくね。それと大丈夫よ。私達強いしあなたも鍛錬すれば、もっと強くなれるわ」
「まぁザルカヴァがクラスに迷宮はまぁ能力アップにはいいかもな。俺達いれば危険を最小限にしてレベルアップできるし」
「周平さんに立花さんよろしくです」
「ザルちゃん迷宮攻略までだからね」
九兵衛さんが念をおして言う。
「わかってますよ。それにファラリス連邦にはまだ行けませんから……」
ザルカヴァが力のない声で言う……何があったのか知らんが、獣人族奴隷がいるだろうし行きたくはないだろうな。たとえ白金冒険者でも差別的扱いを受けるだろうしいい気持にはならないはず
「そういえばファラリスの方の脱走者は?」
「残念ながらそっちはまだ特定できていない。あそこは勇者を軟禁状態にして教育したみたいだから、いまいち詳細が掴めてないんだ」
陣だったらテンションが少し上がったが希望的観測でものを言ってはいけないな。
「あと俺達が国を滅ぼすのは簡単だ。たぶん立花ちゃんも実も連邦や王国共々潰す気まんまんだよね?」
「「当たり前」」
二人ともやる気まんまんですわ。俺も記憶が万全でクラスメイトのことがなければ潰すに賛成なはずだが、滅ぼすよりも内部を変えていく方がいいんじゃないかなと思う。これも今後要相談だ。
「ザル話していいかい?」
「はい、大丈夫ですよ」
ザルカヴァの表情は重い、何やら深刻な話をするようだ。
「実はザルは幼少期まで連邦で奴隷だったんだ」
「そうなのか?」
考えてみたら昔は獣人族の国があったからな。
「元々獣人族の領域は今の連邦領にあってね。ファラリス連邦はここ数十年で国土を増やし大国になったんだ」
九兵衛さんは説明を続けた。
人間至上主義を掲げる連邦は、獣人族領を制圧後は獣人族を奴隷にした。逃げた獣人族もいたが大半は奴隷となり、ザルカヴァもまた生まれもっての奴隷だったのだ。
「私は小さい頃から家族と離れ離れになりとある貴族の家へと売られました……」
「そこでペットのような扱いをうけ、特にそこの貴族の息子だった男からは虐待まがいのことをされたらしいんだ……」
「私は死のうと思ったけど隷属の腕輪を嵌められ死ぬこともできなかった……」
ザルカヴァの目から涙がポロポロこぼれ落ちる。まったく酷い話だ……
「ザルちゃん、もういいよ」
「いえ……続けます」
ザルカヴァは話を続けた。
「十五年前、私もその貴族の子供が十歳の頃、私はいつも通り虐待を受けていると、地震があり川が氾濫して私は川に落ちて流されたのです」
「その地震はファラモンドに行った時の奴隷市場の現状を見て俺が怒って起こしたものでね~」
そういえばその気になればいつでも震度七の地震おこせたっけな。俺も人のこと言えないが歩く災害だなこりゃ。
「九兵衛さんは私にかけられた隷属の腕輪を破壊し契約も破棄してくれたのです。」
「それで冒険者ギルドに?」
「はい、ただ白金ランクまで上がってもまだあそこには足を踏み入れられない……あの男と鉢合わせしたらと思うと……」
ザルカヴァは体をびくびく震えさせている。子供の頃植え付けられたトラウマはなかなか消えないからな……
「俺もあんな胸糞悪い国とっとと潰したいし、残ったみんなも同じ考えだよ……潰すのなんて簡単だけど、その結果起こるいざこざだったり一八〇度方針を変えた国作りは俺が王になったとしても難しい……結局国は人がついてこなければ成り立たないからね~」
九兵衛さんは苦々しく言う。その通りだ、安易に力任せで滅ぼすだけでは駄目なんだ……俺達は偽神の殲滅もある。
「必要なのは俺達の思想を浸透させ、それを受け継いていく者達……それも最低白金ランクぐらいの」
「そう、だから二人が来るのをずっと待ってたんだよ。騎士団を再集結させ世界に宣戦布告し世界を変えるためにね!」
世界に宣戦布告か……正直まだ記憶も戻らなくて実感も湧かないし……次から次へと面倒は来るしまったく……だけどすごいワクワクしていた、自分は昔もこんな感じだったんだなと記憶が教えてくれる。
世界に宣戦布告とか上等だよ!
「だったらやろうぜ!そんな胸糞悪い奴ら全員殲滅して世界ごと変えてやればいいさ」
「そうね、私達の帰りを待っていたメンバーの為にも動かないと」
「俺も昔通りみんなについて行くよ」
「その言葉を聞けて嬉しいね~百年も待ったかいがある」
九兵衛さんも少し涙を流していたがそれはおそらく嬉し泣きなのだろう。立ち上がるその日をずっと待っていたのだ。
その日の夜テンションが上がりまくって寝れなかった。遠足にいく前日の子供のように俺は興奮状態だったのだ。
「デートは楽しかったかい?」
「ええ、九兵衛さんが作ったお店で俊樹さんの料理をごちそうになったわ」
「話は聞いているよ、喜んでくれて何よりだよ」
「それで九兵衛さん俺達に話があるんだろ?」
九兵衛さんは険しい顔になる。
「うん、ファーガスの勇者達が三〇〇層攻略を終えたらしいんだ」
「そうか……」
前に言った時点で二五〇層まで行っていたからな。俺達が山越えしている間に三〇〇層を攻略できててもおかしくはない。という事は遠征も時期始まるという事か……
「遠征が始まるか……」
「いや、ファラリスがごたついてるから、ファーガスの勇者達の遠征は延期になった。でもそれが終われば本格的に遠征になると思う」
「俺が離れてからまだ二カ月弱……迷宮攻略は思った以上に早く進んだという事か」
人数が多いのも一因しているのだろう……人数が多かったからこその初代以来の三〇〇層攻略成功だからな。俺が二人にウガルルムの攻略方法を教えたのもあるからな。
「確か分身体を迷宮に置いているんだよね~」
「ああ、助けたい奴もいるからな」
「三〇〇層の迷宮攻略を終えたって事は今の勇者達もそれなりにやるって事だよね?」
実の質問に対し九兵衛が答える。
「シルキーサリヴァンの調査だと白金ランク到達レベルだそうだ。たぶん今は能力的にも上だし、勝てるだろうけどステータスで上がればそのうち勝てなくなるだろうね」
それを聞いたザルカヴァが対抗心を燃やす。
「私はそんな奴らには負けるつもりはないよ総長!」
「彼らはギフトがあるからね。実際ザルちゃんも極限まで鍛えたら実ぐらいまでにはなる。ただそこまでいくのは難しいし、彼らは今のザルちゃんぐらいまで到達するのが速いのさ」
だいたいステータス平均三万のレベル二五五が人である上限値だ。ここを超えれば超人の領域に行くことができ、ステータスもかなり上がる。だがこの域に行くのは普通では無理だ。ザルカヴァも強いことは強いがこの域に行けるかどうかと言われれば話は別だ。とうぜんそれが勇者達もだがな。
ファラリスのごたつきで遠征が遅れたならその隙に妖精の国へ行き、迷宮攻略と仲間との再会をするべきだろう。
「じゃあまずは妖精の国へ行くのが得策だな」
「そうだね~たぶん魔大陸遠征には、同盟を結んでいるファラリス連邦と合流してから遠征をすると思うんだ。ただあそこはまだしばらくごたごたが続いているし、ファーガスの勇者たちも色々準備したりするから、どんなに早く見積もっても一月ぐらいは王国からはでないと見てる」
「つまりその間に妖精の国で二人を回収して、迷宮攻略を済ませればいいってことね」
迷宮攻略完全攻略までそんな短期間でできるものではないからな。妖精の国への王都に行くのに片道で四日間ぐらいで、攻略はどんなに頑張っても三週間ってとこだな。一度向こうに戻ってどういう感じか確認してからペースを決めればいいか。
「じゃあ出発も早めた方がいいな」
「そうだね、それと……ザルちゃんも同行することになったからみんな仲良くしてね~」
九兵衛さんがそれを気まずそうに言うとザルカヴァは九兵衛さんにくっつきにっこりピースしてこっちを見る。
説得できなかったんだな……というか逆に説得させられたか。
九兵衛さんって有能なはずなのにポンコツなんだよな~
「よろしくです。足引っ張るかもだけど、一生懸命頑張るからお願いします」
ザルカヴァがこちらに頭を下げる。まぁ別に連れてってもいいんだけどね。
「ふふっ、よろしくね。それと大丈夫よ。私達強いしあなたも鍛錬すれば、もっと強くなれるわ」
「まぁザルカヴァがクラスに迷宮はまぁ能力アップにはいいかもな。俺達いれば危険を最小限にしてレベルアップできるし」
「周平さんに立花さんよろしくです」
「ザルちゃん迷宮攻略までだからね」
九兵衛さんが念をおして言う。
「わかってますよ。それにファラリス連邦にはまだ行けませんから……」
ザルカヴァが力のない声で言う……何があったのか知らんが、獣人族奴隷がいるだろうし行きたくはないだろうな。たとえ白金冒険者でも差別的扱いを受けるだろうしいい気持にはならないはず
「そういえばファラリスの方の脱走者は?」
「残念ながらそっちはまだ特定できていない。あそこは勇者を軟禁状態にして教育したみたいだから、いまいち詳細が掴めてないんだ」
陣だったらテンションが少し上がったが希望的観測でものを言ってはいけないな。
「あと俺達が国を滅ぼすのは簡単だ。たぶん立花ちゃんも実も連邦や王国共々潰す気まんまんだよね?」
「「当たり前」」
二人ともやる気まんまんですわ。俺も記憶が万全でクラスメイトのことがなければ潰すに賛成なはずだが、滅ぼすよりも内部を変えていく方がいいんじゃないかなと思う。これも今後要相談だ。
「ザル話していいかい?」
「はい、大丈夫ですよ」
ザルカヴァの表情は重い、何やら深刻な話をするようだ。
「実はザルは幼少期まで連邦で奴隷だったんだ」
「そうなのか?」
考えてみたら昔は獣人族の国があったからな。
「元々獣人族の領域は今の連邦領にあってね。ファラリス連邦はここ数十年で国土を増やし大国になったんだ」
九兵衛さんは説明を続けた。
人間至上主義を掲げる連邦は、獣人族領を制圧後は獣人族を奴隷にした。逃げた獣人族もいたが大半は奴隷となり、ザルカヴァもまた生まれもっての奴隷だったのだ。
「私は小さい頃から家族と離れ離れになりとある貴族の家へと売られました……」
「そこでペットのような扱いをうけ、特にそこの貴族の息子だった男からは虐待まがいのことをされたらしいんだ……」
「私は死のうと思ったけど隷属の腕輪を嵌められ死ぬこともできなかった……」
ザルカヴァの目から涙がポロポロこぼれ落ちる。まったく酷い話だ……
「ザルちゃん、もういいよ」
「いえ……続けます」
ザルカヴァは話を続けた。
「十五年前、私もその貴族の子供が十歳の頃、私はいつも通り虐待を受けていると、地震があり川が氾濫して私は川に落ちて流されたのです」
「その地震はファラモンドに行った時の奴隷市場の現状を見て俺が怒って起こしたものでね~」
そういえばその気になればいつでも震度七の地震おこせたっけな。俺も人のこと言えないが歩く災害だなこりゃ。
「九兵衛さんは私にかけられた隷属の腕輪を破壊し契約も破棄してくれたのです。」
「それで冒険者ギルドに?」
「はい、ただ白金ランクまで上がってもまだあそこには足を踏み入れられない……あの男と鉢合わせしたらと思うと……」
ザルカヴァは体をびくびく震えさせている。子供の頃植え付けられたトラウマはなかなか消えないからな……
「俺もあんな胸糞悪い国とっとと潰したいし、残ったみんなも同じ考えだよ……潰すのなんて簡単だけど、その結果起こるいざこざだったり一八〇度方針を変えた国作りは俺が王になったとしても難しい……結局国は人がついてこなければ成り立たないからね~」
九兵衛さんは苦々しく言う。その通りだ、安易に力任せで滅ぼすだけでは駄目なんだ……俺達は偽神の殲滅もある。
「必要なのは俺達の思想を浸透させ、それを受け継いていく者達……それも最低白金ランクぐらいの」
「そう、だから二人が来るのをずっと待ってたんだよ。騎士団を再集結させ世界に宣戦布告し世界を変えるためにね!」
世界に宣戦布告か……正直まだ記憶も戻らなくて実感も湧かないし……次から次へと面倒は来るしまったく……だけどすごいワクワクしていた、自分は昔もこんな感じだったんだなと記憶が教えてくれる。
世界に宣戦布告とか上等だよ!
「だったらやろうぜ!そんな胸糞悪い奴ら全員殲滅して世界ごと変えてやればいいさ」
「そうね、私達の帰りを待っていたメンバーの為にも動かないと」
「俺も昔通りみんなについて行くよ」
「その言葉を聞けて嬉しいね~百年も待ったかいがある」
九兵衛さんも少し涙を流していたがそれはおそらく嬉し泣きなのだろう。立ち上がるその日をずっと待っていたのだ。
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