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3章
76話:迷宮攻略その三
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迷宮に入ってから二週間、九百層まで足を進めた俺達はボス戦の準備をしていた。
「やっと九百層か……」
ため息をつきながら言う。ここまで来るのに二週間だから、攻略速度としては早い方だしさすがに疲労感は隠せないな。
「九百層のボスは実と九十九の二人で挑めるか?」
「了解」
「任せて」
流石にザルカヴァは入れられないな。二十万ぐらいの敵なら実の本気も見れるかもしれないし見物だな。
「クレセントの迷宮の九百層は図書館の作ったゴーレムだったがここは何がでてくるかな~」
「確かどの迷宮も九百層は図書館の作った魔法生物だった気がする」
あの人の性格考えたら素直な敵ではないな。俺は力で押し切ったが、あの二人だと互角ぐらいだからなかなかに苦戦するかもな。
「それじゃあ開けるぞ」
扉を開け中に入った後二人を残し闘技場からでると少しして大きな音と共に人型の魔物が出現した。
「大きさは俺達と変わらないようだな、九十九ちゃんどうする?」
「まずは動きを封じてみます、実君は軽く攻撃をして耐久力を確かめて」
「オーケー」
実は刀を抜き斬撃を繰り出す。
「斬空閃!」
実はさらに接近する。
「貫き斬り!」
これは相手の防御力を無視できる攻撃で剣士の職業を極めれば習得出来る技だ。
「なっ……」
実の攻撃は弾かれ間合いをとる。
「こいつ……」
ボスのステータスを覗いた。
人造人間CA
レベル307
種族:魔法生物
攻撃:190000
防御:200000
魔法攻撃:190000
魔法防御:200000
素早さ:180000
魔力:190000
固有スキル:割合ダメージ無効、物理ダメージカット大、電解砲
流石は九百層のボスってとこだな。
「二十万って……」
「図書館の知識と技術の集大成だな」
これを大量に実践投入できるようになれば……ただこいつを動かす為に必要な莫大な魔力はこの迷宮から供給されており、このレベルの人造人間を兵として扱うのは難しいのが現状だろう。
「なんで貫き斬りが聞かないんですか?」
「それはあいつの割合ダメージ無効のスキルと、物理ダメージカット大が貫き斬りのような防御の堅い敵にも一定のダメージを見込めるような攻撃を効かなくしているのさ~」
「そうなんですね~作った人も考えてますね」
ザルカヴァは感心する。
「図書館はそういう所だけは抜け目はないわね」
「陰険変態紳士だからな。思い出しただけで腹立ってきたわ」
俺と立花は知識面はだいたいが図書館の受け売りで、奴からはそれ以外にいじめ方や追い詰め方を教わった。図書館もランスロット先生の弟子な訳だが、ある意味先生の教えを一番忠実に受け継いでいるだろう。
「九十九ちゃん、あいつ生半可な攻撃は喰らわない」
「そうみたいね、実君来るわ!」
人造人間は実に襲いかかる。
「ちっ、墨俣一夜城!」
実は咄嗟に防壁を貼るが人造人間は手に雷を帯び手刀へと変化させ防壁を打ち破る。
「拘束の陣!」
九十九が動きを止め人造人間の攻撃は実には届かなかった。
「やろ……風林火山の大行進!」
「いでよ牛頭馬頭!」
実の戦国統一絵巻の中では高火力な技で九十九は牛頭馬頭を召喚して援護だな。
「いけえぇぇぇ!」
だが人造人間は口から砲台をだし、そこから電気を帯びた光線が発射され実の攻撃は相殺される。
「ふん、それはおとりだ」
実はこのわずかな時間で居合の構えをとっていた。
「絶空閃!」
実の攻撃で人造人間の空間ごと切り裂き動きが止まる。
「今だ!」
「うん、いでよ四神……牛頭馬頭もいって」
「鋼斬剣!」
実と九十九の攻撃は直撃し煙に包まれる。
「どうだ!」
煙が晴れてきたその時だった。
「ぐっ……」
「実君!」
実の肩を電気を帯びた光線が直撃する。
「クソ……」
実は大きく飛び、その場から離れるが、上に飛んだ時追うよう飛んできたのだ。
「なっ……」
「呪けっか……キャァァ!」
九十九の元にも人造人間が向かってきて結界を阻まれる。
「二体?それよりも……」
結界を貼れなかった為人造人間の蹴りは実に直撃し実は闘技場に叩きつけられる。
「グァァァァァ!」
そして煙が完全に晴れるとそこには2体の人造人間が立っていた。
「嘘……」
九十九の顔から冷汗がでる。
「総長あれはまずくないですか?二体に分裂してますし」
「まずいね~」
「あいつの体は形状記憶機能がついているし、おまけにこのフィールドでは奴は二つに分かれても両方とも元のステータスのままときたな」
「フフッ、さずが図書館ね」
「三人共何を暢気なことを~早く助けないと!」
ザルカヴァはうろたえているよう様子だ。確かにこの状況で放置したら人でなしかもしれないが助けはいらないとふんでいる。
なぜなら……
「九十九はマジモードになるな」
そう九十九は普段から温厚で騎士団の中で平和主義者の方だが、実が傷ついた時は別……一転し鬼へと変わる。
「よくも実君を……許さない……」
二体に分裂した人造人間の攻撃を避けると双剣を手にとり襲いかかる。
「殺す!」
よくも実君を……コロスコロスコロス……
片方を斬り付けようとするともう片方がそれを邪魔する。
「邪魔……」
邪魔をしてきた方を牛頭馬頭が蹴り飛ばす。
「花剣の舞」
目に見えぬ速さで連続で斬りつけ、陰陽術を発動する。花剣の舞は双剣使いの上級技だが、双剣使いというのは剣士の職業をある程度極めると習得できる。九十九のように小柄で大きな武器を持つに適さない者には相性がいい。
魔法使い関係はその人の才能によるところもあるが混色魔法使いになっておけば様々な種類の魔法習得速度が上がり賢者を開放する近道となる。二十柱には職業という概念が意味なさず、基本的には他の職業で習得できる技を全部習得できるが、本来なら各々適性を見極めてまずは一つの職業を極める所から初めて強くなっていくのだ。
一つの職業に対して習得できる技をすべて習得できればマスターしたことになるが、魔法職に関しては第八位階魔法以降の完全取得には人を辞める必要があるし、ほぼ不可能なので賢者をマスターレベルまで持って行けるのは二十柱を除けばいない。ちなみに賢者が解放されるのも、第九位階魔法までをフル解放し、第十位階魔法を一つでも習得できたらなので賢者自体開放しているのもレダさんぐらいだ。賢者以外の他の上級職も二十柱でなければ基本はマスターできない仕様となっているのが多い。
九十九も実も召喚された当初から剣士を選択したが、二人ともスペックが高く剣士でありありながらも高位魔法の習得もこなしたので、直樹も含めた初代勇者三人は後衛専門の魔法使いを必要としない構成だった。
「滅縛の陣!」
滅縛の陣は相手を拘束するだけでなくダメージをじわじわ与えていく技だ。
「牛頭馬頭だけじゃ足らないか……」
九十九はコントラクトスキルを発動する。
「魑魅魍魎の怪異……いでよ百鬼夜行!」
これは牛頭馬頭のような強力な俗に言う妖怪と呼ばれる者を一時的に召喚し使役する技である。この技は周りの霊的な力が高いほど召喚された妖怪の能力も上がるが、精霊がいるこの世界においては地球と比べ霊的な力が密集して発生している地域が少ない為この技の持続時間が短くあまり有用ではない。
眠らずの地という場所は例外的に悪霊の巣窟だが、本来この世界には精霊というものがいて精霊は霊気を拡散させ、そういった類の物が生まれないようにしているので基本的にこの世界の霊気は薄い。
もっともこの場所は閉鎖空間では霊的な力もそこそこ高いので、使用しても力を発揮してくれるだろう。九十九は本来もっとたくさんの妖怪を使役することができるが、長い間京都に帰還していないため追加で契約して使役できずにいるのだ。
「ふふっ、酒吞童子にがしゃ髑髏、牛鬼に大天狗……久しぶりね」
その他たくさんの妖怪が九十九の元に召喚される。
「あいつをやりなさい!」
妖怪達が拘束された方の人造人間に襲い掛かる。拘束されたまま攻撃をしようとするが大量に襲いかかる妖怪達の前では意味をなさない。
「これで片方は終わりね……さてもう片方は……」
「斬空閃!」
実が復活し応戦し始めたのだ。
「実君もう大丈夫なの?」
「ああ、それよりもこっちは俺一人でやるからそっちに集中していてくれ」
「援護なしで平気?」
「ああ、あれをやるから問題ない」
九十九はそれを聞くと安心したのか背中を向け片方に集中する。しばらく見ていないが実が本気を出すなら援護は不要だと判断したのだ。
「やっと九百層か……」
ため息をつきながら言う。ここまで来るのに二週間だから、攻略速度としては早い方だしさすがに疲労感は隠せないな。
「九百層のボスは実と九十九の二人で挑めるか?」
「了解」
「任せて」
流石にザルカヴァは入れられないな。二十万ぐらいの敵なら実の本気も見れるかもしれないし見物だな。
「クレセントの迷宮の九百層は図書館の作ったゴーレムだったがここは何がでてくるかな~」
「確かどの迷宮も九百層は図書館の作った魔法生物だった気がする」
あの人の性格考えたら素直な敵ではないな。俺は力で押し切ったが、あの二人だと互角ぐらいだからなかなかに苦戦するかもな。
「それじゃあ開けるぞ」
扉を開け中に入った後二人を残し闘技場からでると少しして大きな音と共に人型の魔物が出現した。
「大きさは俺達と変わらないようだな、九十九ちゃんどうする?」
「まずは動きを封じてみます、実君は軽く攻撃をして耐久力を確かめて」
「オーケー」
実は刀を抜き斬撃を繰り出す。
「斬空閃!」
実はさらに接近する。
「貫き斬り!」
これは相手の防御力を無視できる攻撃で剣士の職業を極めれば習得出来る技だ。
「なっ……」
実の攻撃は弾かれ間合いをとる。
「こいつ……」
ボスのステータスを覗いた。
人造人間CA
レベル307
種族:魔法生物
攻撃:190000
防御:200000
魔法攻撃:190000
魔法防御:200000
素早さ:180000
魔力:190000
固有スキル:割合ダメージ無効、物理ダメージカット大、電解砲
流石は九百層のボスってとこだな。
「二十万って……」
「図書館の知識と技術の集大成だな」
これを大量に実践投入できるようになれば……ただこいつを動かす為に必要な莫大な魔力はこの迷宮から供給されており、このレベルの人造人間を兵として扱うのは難しいのが現状だろう。
「なんで貫き斬りが聞かないんですか?」
「それはあいつの割合ダメージ無効のスキルと、物理ダメージカット大が貫き斬りのような防御の堅い敵にも一定のダメージを見込めるような攻撃を効かなくしているのさ~」
「そうなんですね~作った人も考えてますね」
ザルカヴァは感心する。
「図書館はそういう所だけは抜け目はないわね」
「陰険変態紳士だからな。思い出しただけで腹立ってきたわ」
俺と立花は知識面はだいたいが図書館の受け売りで、奴からはそれ以外にいじめ方や追い詰め方を教わった。図書館もランスロット先生の弟子な訳だが、ある意味先生の教えを一番忠実に受け継いでいるだろう。
「九十九ちゃん、あいつ生半可な攻撃は喰らわない」
「そうみたいね、実君来るわ!」
人造人間は実に襲いかかる。
「ちっ、墨俣一夜城!」
実は咄嗟に防壁を貼るが人造人間は手に雷を帯び手刀へと変化させ防壁を打ち破る。
「拘束の陣!」
九十九が動きを止め人造人間の攻撃は実には届かなかった。
「やろ……風林火山の大行進!」
「いでよ牛頭馬頭!」
実の戦国統一絵巻の中では高火力な技で九十九は牛頭馬頭を召喚して援護だな。
「いけえぇぇぇ!」
だが人造人間は口から砲台をだし、そこから電気を帯びた光線が発射され実の攻撃は相殺される。
「ふん、それはおとりだ」
実はこのわずかな時間で居合の構えをとっていた。
「絶空閃!」
実の攻撃で人造人間の空間ごと切り裂き動きが止まる。
「今だ!」
「うん、いでよ四神……牛頭馬頭もいって」
「鋼斬剣!」
実と九十九の攻撃は直撃し煙に包まれる。
「どうだ!」
煙が晴れてきたその時だった。
「ぐっ……」
「実君!」
実の肩を電気を帯びた光線が直撃する。
「クソ……」
実は大きく飛び、その場から離れるが、上に飛んだ時追うよう飛んできたのだ。
「なっ……」
「呪けっか……キャァァ!」
九十九の元にも人造人間が向かってきて結界を阻まれる。
「二体?それよりも……」
結界を貼れなかった為人造人間の蹴りは実に直撃し実は闘技場に叩きつけられる。
「グァァァァァ!」
そして煙が完全に晴れるとそこには2体の人造人間が立っていた。
「嘘……」
九十九の顔から冷汗がでる。
「総長あれはまずくないですか?二体に分裂してますし」
「まずいね~」
「あいつの体は形状記憶機能がついているし、おまけにこのフィールドでは奴は二つに分かれても両方とも元のステータスのままときたな」
「フフッ、さずが図書館ね」
「三人共何を暢気なことを~早く助けないと!」
ザルカヴァはうろたえているよう様子だ。確かにこの状況で放置したら人でなしかもしれないが助けはいらないとふんでいる。
なぜなら……
「九十九はマジモードになるな」
そう九十九は普段から温厚で騎士団の中で平和主義者の方だが、実が傷ついた時は別……一転し鬼へと変わる。
「よくも実君を……許さない……」
二体に分裂した人造人間の攻撃を避けると双剣を手にとり襲いかかる。
「殺す!」
よくも実君を……コロスコロスコロス……
片方を斬り付けようとするともう片方がそれを邪魔する。
「邪魔……」
邪魔をしてきた方を牛頭馬頭が蹴り飛ばす。
「花剣の舞」
目に見えぬ速さで連続で斬りつけ、陰陽術を発動する。花剣の舞は双剣使いの上級技だが、双剣使いというのは剣士の職業をある程度極めると習得できる。九十九のように小柄で大きな武器を持つに適さない者には相性がいい。
魔法使い関係はその人の才能によるところもあるが混色魔法使いになっておけば様々な種類の魔法習得速度が上がり賢者を開放する近道となる。二十柱には職業という概念が意味なさず、基本的には他の職業で習得できる技を全部習得できるが、本来なら各々適性を見極めてまずは一つの職業を極める所から初めて強くなっていくのだ。
一つの職業に対して習得できる技をすべて習得できればマスターしたことになるが、魔法職に関しては第八位階魔法以降の完全取得には人を辞める必要があるし、ほぼ不可能なので賢者をマスターレベルまで持って行けるのは二十柱を除けばいない。ちなみに賢者が解放されるのも、第九位階魔法までをフル解放し、第十位階魔法を一つでも習得できたらなので賢者自体開放しているのもレダさんぐらいだ。賢者以外の他の上級職も二十柱でなければ基本はマスターできない仕様となっているのが多い。
九十九も実も召喚された当初から剣士を選択したが、二人ともスペックが高く剣士でありありながらも高位魔法の習得もこなしたので、直樹も含めた初代勇者三人は後衛専門の魔法使いを必要としない構成だった。
「滅縛の陣!」
滅縛の陣は相手を拘束するだけでなくダメージをじわじわ与えていく技だ。
「牛頭馬頭だけじゃ足らないか……」
九十九はコントラクトスキルを発動する。
「魑魅魍魎の怪異……いでよ百鬼夜行!」
これは牛頭馬頭のような強力な俗に言う妖怪と呼ばれる者を一時的に召喚し使役する技である。この技は周りの霊的な力が高いほど召喚された妖怪の能力も上がるが、精霊がいるこの世界においては地球と比べ霊的な力が密集して発生している地域が少ない為この技の持続時間が短くあまり有用ではない。
眠らずの地という場所は例外的に悪霊の巣窟だが、本来この世界には精霊というものがいて精霊は霊気を拡散させ、そういった類の物が生まれないようにしているので基本的にこの世界の霊気は薄い。
もっともこの場所は閉鎖空間では霊的な力もそこそこ高いので、使用しても力を発揮してくれるだろう。九十九は本来もっとたくさんの妖怪を使役することができるが、長い間京都に帰還していないため追加で契約して使役できずにいるのだ。
「ふふっ、酒吞童子にがしゃ髑髏、牛鬼に大天狗……久しぶりね」
その他たくさんの妖怪が九十九の元に召喚される。
「あいつをやりなさい!」
妖怪達が拘束された方の人造人間に襲い掛かる。拘束されたまま攻撃をしようとするが大量に襲いかかる妖怪達の前では意味をなさない。
「これで片方は終わりね……さてもう片方は……」
「斬空閃!」
実が復活し応戦し始めたのだ。
「実君もう大丈夫なの?」
「ああ、それよりもこっちは俺一人でやるからそっちに集中していてくれ」
「援護なしで平気?」
「ああ、あれをやるから問題ない」
九十九はそれを聞くと安心したのか背中を向け片方に集中する。しばらく見ていないが実が本気を出すなら援護は不要だと判断したのだ。
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