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「まったく!親父も親父だ。俺の唯一の心のよりどころをペラペラ喋りあがって。」
グレンはドアを閉めながらボヤいた。
「何だよ、お前、おかしいか?お前って笑うだけでエロくなるのな」
クスクス笑うイーリオの顔が上気してピンク色になっている。
「おかしいんじゃなくて、嬉しいから。こんな生活を夢見ていたんだ。若者らしい青春っぽい」
「そうか?青春を送るには最悪の場所だけどな」
「住んでると気がつかないんだね。タービュレン将軍は責めないでよ。君を愛しているんだ。うらやましいね」
グレンは一瞬固まってイーリオを見た。こいつうちの親父が好きなのか?
「僕も父親にそんな風に愛されたいな」
ああ、そういう意味か。
「ところで、廊下は静かになったよ。邪魔者もいなくなったし、始めようか」
イーリオが半腰を上げたので、座りかけていたグレンは、ザッと下がって距離を取った。
「なんで嫌がるの?昼間は僕が好きって言ったじゃん?」
「好きとは言ってない!性的に興奮するのと好きなのは別!」
「え~」
「第一に、お前のそのエロさに慣れてきた。お前、オープンすぎて神秘性がないんだよ。人を口説き落としたいなら、もう少し慎み深くしろよ。そしたら嫌でも襲いたくなる」
「えー、変態」
「お前が言うな!」
「僕は人に隠し事や嘘つけないタイプなの。それに僕には時間がない。お互いに引かれ合ってるのにやらないなんて時間の無駄でしょ」
「・・・・・時間がないって、死ぬのか?病気か?」
「僕は健康だけどさ、もうすぐ、国王が僕を世継ぎと認めるんだよね。そしたら私生活が自由にならなくなるでしょ。今までもあまり自由じゃなかったけど、世継ぎになったら自由に恋愛もできない」
「・・・・・・。てことは、あれか、偉くなる前の最後の火遊びに俺を選んだと」
「そう」
「そう、はっきり認めてくれるな」
「まったく!親父も親父だ。俺の唯一の心のよりどころをペラペラ喋りあがって。」
グレンはドアを閉めながらボヤいた。
「何だよ、お前、おかしいか?お前って笑うだけでエロくなるのな」
クスクス笑うイーリオの顔が上気してピンク色になっている。
「おかしいんじゃなくて、嬉しいから。こんな生活を夢見ていたんだ。若者らしい青春っぽい」
「そうか?青春を送るには最悪の場所だけどな」
「住んでると気がつかないんだね。タービュレン将軍は責めないでよ。君を愛しているんだ。うらやましいね」
グレンは一瞬固まってイーリオを見た。こいつうちの親父が好きなのか?
「僕も父親にそんな風に愛されたいな」
ああ、そういう意味か。
「ところで、廊下は静かになったよ。邪魔者もいなくなったし、始めようか」
イーリオが半腰を上げたので、座りかけていたグレンは、ザッと下がって距離を取った。
「なんで嫌がるの?昼間は僕が好きって言ったじゃん?」
「好きとは言ってない!性的に興奮するのと好きなのは別!」
「え~」
「第一に、お前のそのエロさに慣れてきた。お前、オープンすぎて神秘性がないんだよ。人を口説き落としたいなら、もう少し慎み深くしろよ。そしたら嫌でも襲いたくなる」
「えー、変態」
「お前が言うな!」
「僕は人に隠し事や嘘つけないタイプなの。それに僕には時間がない。お互いに引かれ合ってるのにやらないなんて時間の無駄でしょ」
「・・・・・時間がないって、死ぬのか?病気か?」
「僕は健康だけどさ、もうすぐ、国王が僕を世継ぎと認めるんだよね。そしたら私生活が自由にならなくなるでしょ。今までもあまり自由じゃなかったけど、世継ぎになったら自由に恋愛もできない」
「・・・・・・。てことは、あれか、偉くなる前の最後の火遊びに俺を選んだと」
「そう」
「そう、はっきり認めてくれるな」
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