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第十章 Pedal to the Metal
祭禍—⑩—
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「……ブルース、これって――」
「サキ、お前の言った通りだよ……」
サキの戸惑った目線が、両膝を突いた“ケンティガン”に向く。
彼女自身も自分の考えた方法の有効性を、信じられないようだった。
眼を疑うほど上手くいったことに。
「要は、杖型の“命導巧”:“スペルバウンド”だ……アイツがあったときは、ちゃんと“磁向防”を使えていた」
ロックの目に映る、膝を突いている大柄な男の背。
彼は強敵かもしれなかった。
しかし、不思議と哀れみを感じない。
「あらゆる生物は“電気的特性”を持つと言われている。身体全てに電気が流れ、信号を各部分に送られる……それが、子宮の中で決まった姿形になり、成長して、自己治癒力を働かせるのも生体電気のおかげだ」
ロックは“ケンティガン”の違和感の正体が、“命熱波”使いの戦い方をしていないこと。
その言語化に一役を買ったのがサキだった。
「……“ケンティガン”、その体内電気を――!?」
「そう、使える。ただ……同時にそれが弱点とも言えた」
ブルースの言い回しに、サキが振り向く。
訳が分からず、首を傾げるが、
「人間を覆う皮膚は損傷すると電気が流れる。上皮と呼ばれる組織の三層構造の中で“表皮”が外側を向いている。上皮全体で全体に電圧が発生するが、皮膚が傷を負っていない時は、電位を上皮。傷を負った時は内側の皮膚層に負の電位が発生する」
ロックの一言で、サキの中で何かが繋がったのか、
「つまり、体内電気がそれを異常として全身に伝える」
「表皮の上層部が切断されると、電解質の“ナトリウムイオン”と“カリウムイオン”が漏れ出す――いわば、漏電状態になり、電界が身体の異常を伝える防犯アラームの役割となる」
ブルースが補足する。
「本題はここからだ……“ケンティガン”の体内電気は膨大で活発。他の“リア・ファイル”にも干渉が出来るほどだ。傷を負った電界への治癒の再生も早い。しかし、それが意味することは――」
「そうか!! “スペルバウンド”で、体内電気を調整していた……だから、あの時は“磁向防”を出せたけど、今は――」
ブルースの言葉を引き継いだロックに、サキが声を上げた。
「杖が壊れ、その制御が出来なくなって、“ケンティガン”の身体中に生体電気が“更に”活発化した!! “磁向防”も出せないほど!!」
「しかも、その流れは、本人でも制御が出来ないくらい!!」
ブルースが右手の“ヘヴンズ・ドライヴ”の鍔の銃口を、“ケンティガン”の頭部に固定する。
彼の詰問する視線に、“ケンティガン”は沈黙を保っていた。
「治癒力が早いということは……“ケンティガン”の体内電気が強制的に励起して、“リア・ファイル”を酷使させた。特に、ブルースの“命熱波”と“命導巧”による“疑似物理現象”を諸に受けていたから体内電気と“リア・ファイル”で防御をしていた」
一平の“命熱波”と“命導巧”の戦い方を、ロックは言葉と共に思い出す。
彼は“命導巧”による攻撃は出来ていたが、“磁向防”という防御を当初は使えていなかった。
その際に“爆衝烈拳”という攻防一体の攻撃で、どうにか対処をしていた。
一平は、まだ“命熱波”使いとして、素人だから分かる。
だが、最強の“命熱波”使いである“七聖人”という“最強”の肩書を持つ者の戦い方にしては、あまりにも大味過ぎた。
「だから、ロックとサキに“ケンティガン”の背後を攻撃させた……“真名”まで解放していたら、体内電気や攻撃で溜めた指向性熱力が俺にしか向いていないからな!!」
“ケンティガン”の眼が、ブルースの見下ろす視線を捉える。
彼は――ロックから見て――沈黙を保っている様に見えたが、歯を食いしばっていた。
口元から涎を出し、身体が奮えている。
今までの攻撃で受けた部分の損傷を回復しながら、攻撃をしていたのだろう。
攻撃を受けている部分の回復だけなら、まだ、相手をねじ伏せられた。
しかし、攻撃に全部を割り振っていた中、背後からのロックとサキ、それぞれの攻撃の回復のために蓄積していた熱力を全身へ送った。
全身を回復させる為の行為が――皮肉なことに、“ケンティガン”を過熱に追い込んだのだ。
「確かに、過信だな……」
ロックは肩を竦めて言うと、サキに眼を向ける。
――また、助けられたか……。
サキの機転の早さには、ロックも感嘆している。
しかし、この状況下で彼女に賛辞を贈る気にはなれなかった。
“死神”の降臨。
原田 龍之助の“愛されし者の右眼”で、食い止めているとはいえ、その復活も時間の問題だった。
その為に使われた、堀川と秋津も助けなくてはいけない。
彼らは未だに、“祭壇”の両端に、“死神”の不可視の力で、宙に張り付けられている。
極めつけは、
「コイツ等、止まんねぇよ!!」
「一平、近距離は得策じゃない!! 特に“芝打”を使っていた“政市会”連中を媒介に、“命熱波”封じが来るかもしれない!!! 距離を取ろう!!」
両手甲に付けた“命導巧”:“ライオンハート”の炎混じりの拳撃を放っていると、サミュエルに言われて、後退。
“爆轟咆破”による炎の榴弾を両手から放ちながら、“死神”の手足と化した元政治団体の構成員を数人単位で吹っ飛ばしていく。
一平と背中合わせにサミュエルが、散弾銃型“命導巧”:“パラダイス”から“金剛風波”で、活動家たちの成れの果てを蹴散らした。
彼らの背後にいるのは、原田 龍之助。
彼の右眼の力を止めようとする“死神”の軍勢を、シャロン、“バイス”と“ライト”も、サミュエルと一平から外側を中心に近づけない様にしていた。
「さて、こいつはどうする――」
ロックは“ケンティガン”から、離れた。
ブルースとサキも同じく、“ケンティガン”を囲う様に見ていたが、ロックに合わせて後退する。
俯き、身体の治癒能力が発動して動けない“ケンティガン”の身体が、ロック達の眼の前で上昇した。
銀の鎧の戦鬼の顔が強張る。
彼の身体を覆うのは、銀鏡の右手だった。
「これは、“スターマン”!?」
ロックは、“ケンティガン”を掴む右手が、青白い炎に覆われた扁桃頭の巨人――“スターマン”――のものと気づく。
巨大な人型“ウィッカー・マン”の右腕に掴まれた“ケンティガン”の身体が、ロックの眼の前で青白い炎に包まれた。
「サキ、お前の言った通りだよ……」
サキの戸惑った目線が、両膝を突いた“ケンティガン”に向く。
彼女自身も自分の考えた方法の有効性を、信じられないようだった。
眼を疑うほど上手くいったことに。
「要は、杖型の“命導巧”:“スペルバウンド”だ……アイツがあったときは、ちゃんと“磁向防”を使えていた」
ロックの目に映る、膝を突いている大柄な男の背。
彼は強敵かもしれなかった。
しかし、不思議と哀れみを感じない。
「あらゆる生物は“電気的特性”を持つと言われている。身体全てに電気が流れ、信号を各部分に送られる……それが、子宮の中で決まった姿形になり、成長して、自己治癒力を働かせるのも生体電気のおかげだ」
ロックは“ケンティガン”の違和感の正体が、“命熱波”使いの戦い方をしていないこと。
その言語化に一役を買ったのがサキだった。
「……“ケンティガン”、その体内電気を――!?」
「そう、使える。ただ……同時にそれが弱点とも言えた」
ブルースの言い回しに、サキが振り向く。
訳が分からず、首を傾げるが、
「人間を覆う皮膚は損傷すると電気が流れる。上皮と呼ばれる組織の三層構造の中で“表皮”が外側を向いている。上皮全体で全体に電圧が発生するが、皮膚が傷を負っていない時は、電位を上皮。傷を負った時は内側の皮膚層に負の電位が発生する」
ロックの一言で、サキの中で何かが繋がったのか、
「つまり、体内電気がそれを異常として全身に伝える」
「表皮の上層部が切断されると、電解質の“ナトリウムイオン”と“カリウムイオン”が漏れ出す――いわば、漏電状態になり、電界が身体の異常を伝える防犯アラームの役割となる」
ブルースが補足する。
「本題はここからだ……“ケンティガン”の体内電気は膨大で活発。他の“リア・ファイル”にも干渉が出来るほどだ。傷を負った電界への治癒の再生も早い。しかし、それが意味することは――」
「そうか!! “スペルバウンド”で、体内電気を調整していた……だから、あの時は“磁向防”を出せたけど、今は――」
ブルースの言葉を引き継いだロックに、サキが声を上げた。
「杖が壊れ、その制御が出来なくなって、“ケンティガン”の身体中に生体電気が“更に”活発化した!! “磁向防”も出せないほど!!」
「しかも、その流れは、本人でも制御が出来ないくらい!!」
ブルースが右手の“ヘヴンズ・ドライヴ”の鍔の銃口を、“ケンティガン”の頭部に固定する。
彼の詰問する視線に、“ケンティガン”は沈黙を保っていた。
「治癒力が早いということは……“ケンティガン”の体内電気が強制的に励起して、“リア・ファイル”を酷使させた。特に、ブルースの“命熱波”と“命導巧”による“疑似物理現象”を諸に受けていたから体内電気と“リア・ファイル”で防御をしていた」
一平の“命熱波”と“命導巧”の戦い方を、ロックは言葉と共に思い出す。
彼は“命導巧”による攻撃は出来ていたが、“磁向防”という防御を当初は使えていなかった。
その際に“爆衝烈拳”という攻防一体の攻撃で、どうにか対処をしていた。
一平は、まだ“命熱波”使いとして、素人だから分かる。
だが、最強の“命熱波”使いである“七聖人”という“最強”の肩書を持つ者の戦い方にしては、あまりにも大味過ぎた。
「だから、ロックとサキに“ケンティガン”の背後を攻撃させた……“真名”まで解放していたら、体内電気や攻撃で溜めた指向性熱力が俺にしか向いていないからな!!」
“ケンティガン”の眼が、ブルースの見下ろす視線を捉える。
彼は――ロックから見て――沈黙を保っている様に見えたが、歯を食いしばっていた。
口元から涎を出し、身体が奮えている。
今までの攻撃で受けた部分の損傷を回復しながら、攻撃をしていたのだろう。
攻撃を受けている部分の回復だけなら、まだ、相手をねじ伏せられた。
しかし、攻撃に全部を割り振っていた中、背後からのロックとサキ、それぞれの攻撃の回復のために蓄積していた熱力を全身へ送った。
全身を回復させる為の行為が――皮肉なことに、“ケンティガン”を過熱に追い込んだのだ。
「確かに、過信だな……」
ロックは肩を竦めて言うと、サキに眼を向ける。
――また、助けられたか……。
サキの機転の早さには、ロックも感嘆している。
しかし、この状況下で彼女に賛辞を贈る気にはなれなかった。
“死神”の降臨。
原田 龍之助の“愛されし者の右眼”で、食い止めているとはいえ、その復活も時間の問題だった。
その為に使われた、堀川と秋津も助けなくてはいけない。
彼らは未だに、“祭壇”の両端に、“死神”の不可視の力で、宙に張り付けられている。
極めつけは、
「コイツ等、止まんねぇよ!!」
「一平、近距離は得策じゃない!! 特に“芝打”を使っていた“政市会”連中を媒介に、“命熱波”封じが来るかもしれない!!! 距離を取ろう!!」
両手甲に付けた“命導巧”:“ライオンハート”の炎混じりの拳撃を放っていると、サミュエルに言われて、後退。
“爆轟咆破”による炎の榴弾を両手から放ちながら、“死神”の手足と化した元政治団体の構成員を数人単位で吹っ飛ばしていく。
一平と背中合わせにサミュエルが、散弾銃型“命導巧”:“パラダイス”から“金剛風波”で、活動家たちの成れの果てを蹴散らした。
彼らの背後にいるのは、原田 龍之助。
彼の右眼の力を止めようとする“死神”の軍勢を、シャロン、“バイス”と“ライト”も、サミュエルと一平から外側を中心に近づけない様にしていた。
「さて、こいつはどうする――」
ロックは“ケンティガン”から、離れた。
ブルースとサキも同じく、“ケンティガン”を囲う様に見ていたが、ロックに合わせて後退する。
俯き、身体の治癒能力が発動して動けない“ケンティガン”の身体が、ロック達の眼の前で上昇した。
銀の鎧の戦鬼の顔が強張る。
彼の身体を覆うのは、銀鏡の右手だった。
「これは、“スターマン”!?」
ロックは、“ケンティガン”を掴む右手が、青白い炎に覆われた扁桃頭の巨人――“スターマン”――のものと気づく。
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