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終章 Beacon To The Bright Street
光の示す道の先―③―
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サキの表情に感情が失せていたが、隣のロックは、生死の予告をされた時とは別の恐怖を彼女から感じ取っている様だった。
「確かに私たちは、”ウィッカー・マン”を倒すことを念頭に置いているわ」
灰色のパンツスーツのミカエラが立ち上がり、ロック達とカラスマの間に入り、
「私たちが戦争の犬と呼ばれるのも、甘んじて受けるわ」
小演台に設置してある拡声器に手を伸ばしたミカエラは、
『しかし、報酬無くして貴女のゴミまで処理をしろと言われる筋合いはないわ……まして、私の社員を嗾け、犠牲にする様な奴に世話をしてもらう程、落ちぶれていないわ!』
――どの口が、そう言うの!?
心が叫びたがったが、周囲の重圧にカラスマは立ったまま、口を開けることしか出来なかった。
ナオトはミカエラの後で、拡声器の前に立ち、
『我々“ワールド・シェパード社”は、“ブライトン・ロック社”との技術協力を行う契約を締結。同時に、オラクル語学学校との協力関係を全面的に見直します!』
ナオトの言葉と目線の先にいるのは、白金の髪に、首に羽毛の付いたジャケットの少女――”ブライトン・ロック社”社長のエリザベス=ガブリエル=マックスウェルだった。
銀騎士と入れ替わる様に、白金の少女が、
『我が社は、まず、規格――品質水準――を、”ワールド・シェパード社”へ段階的に提供する。そして、開発が出来る環境へ移行させることを同意した。この成果を、TPTP締結国に順次普及させていく』
カラスマは兵器産業で、ある一社の唱えた基準によって産業構造を変えたことを思い出した。
それが、911が起きる前の21世紀の転換期に行われたことも。
『私たちは、このことを“グランヴィル・アイランドの悲劇”が起きる前から決めていました。水面下での交渉が続きましたが、今回の出来事は”ワールド・シェパード社”にとっても有益な一歩となるでしょう。ナオト=ハシモト専務の働きについて賞賛だけでは野暮と言える成果と言えます』
エリザベスの後で、マイクを通したミカエラの言葉にカラスマは驚いた。
あの、“グランヴィル・アイランドの集い“の時点で、協力関係は既に決まっていたのだ。
しかし、タカ派のカイル=ウィリアムスは当然反発する。
それを念頭に置いて、ロック達をワールド・シェパード社の強硬派と衝突させた。
リリスやサロメが、カラスマの背に隠れ勝とうが負けようが、この協力関係は絶好の口実を作る。
自分たちを潰す為のものとして、これ程のものはない。
サロメは、知っていたのだ。
カラスマが成功すれば、良し。
失敗すれば切り捨てる。
ちょうど、自分が少し前に張り巡らせた思考と同じ様に。
言葉を失ったカラスマに向け、拡声器の前で苔色外套を着たブルースがミカエラを差し置いて、
『ついでに言えば、TPTP基本法違反は、“ブライトン・ロック社”に所属する身としては、大変不本意な謂れである。“ワールド・シェパード社”と敵対する理由は、バンクーバー市については何もなく、社員が好き放題されるのを黙っていない』
『奇遇ね……私たちも、どんな現場でも働ける自負はあるけど、業務提携相手の後ろから撃たれる様な場所は、論外。“ワールド・シェパード社”は“オラクル語学学校“及び、協力関係にある法人の目的及び規模を問わず、TPTP基本法違反、同協力法違反で訴えます。捜査に、協力は惜しまないわ……徹底的にやるから、覚悟することね!』
灰色のパンツスーツのミカエラからの言葉は、カラスマの死刑宣告にして断頭台の刃だった。
余りにも唐突に決まった自らの末路の滑稽さに、カラスマの全身が震える。
焦げ茶色の髪を刈り上げた市警の男――名前と階級は、レイナーズ警部と書かれている――が、制服警官たちを連れて、放心する彼女を突然取り囲んだ。
「失礼……失踪として届けられた、貴女の旦那様の遺体が発見されたという報を、先ほど受けました。他殺の可能性が高いので、署まで御同行を願えませんか?」
レイナーズの淀みない口調に、カラスマは体から熱気が全て抜けた様に思った。
制服警官たちの多対の眼に映る、白い装甲を纏ったカラスマ。
マリー=アントワネットが、仏革命時に死刑判決を受けた衝撃で、白髪になった逸話がある。
科学的に疑問の余地を多く残すが、一つの仮説がある。
髪の毛の色素は、外側の角皮に覆われた毛皮質の髄に含まれる気泡の量で決まる。
気泡が少なければ、色素は光を受けて濃く出る。
だが、心的疲労が強ければ、気泡の量が増す。
その結果、髄は光を反射させるので、頭髪を白く映えさせるというのが正しい。
周囲の眼に映る自分の黒髪が、身に纏う装甲と同じく白くカラスマの髪が染まった様に見えた。
彼女はそれを目にすると、口が裂けた様に広がり、瞼の筋肉が千切れんばかりに眼をこじ開けた。
情報過多と社会的地位の急激な変動による、錯乱。
それによって作られた狂気の笑みが、彼女を取り囲む人間たちの眼に焼き付けられる。
装甲だけで、武器を持たないカラスマだが、レイナーズ聴衆の安全の確保のために下がるよう一喝。
カラスマは両手を振り回しながら、バラード湾とコール・ハーバーに挟まれる手摺に向かって走った。
「私はこんなところで終わるはずじゃなかった!」
追い詰められた野良犬の様に、迫ってきた警官たちに向かい、吼えた。
「ワーホリやら留学しても結局、日本人たちの世話に追われ、移民や子供からも見下されるなんて、耐えられない!!」
ロックが紅い外套を翻しながら躍り出、ブルースとサミュエルは、エリザベスとミカエラを、カラスマから引き離した。
「人類の為には“力“が必要だったのよ!! 日本ためにもね!! 私を女と見て、見下して裏切ってきた奴らを見返すには、サロメが必要だったのよ!!」
海を背に犬歯を剥き出しながら、恫喝するカラスマの口から唾と微かな血が周囲に飛び散った。
自分でも分からないが、勢い任せに喋って、口腔を切ったのだろう。
彼女の理性は外見に反して、驚くほど冷静に働いていた。
「“ブライトン・ロック社”とナオト……“UNTOLD”の力を借りようとしたのは、“ワールド・シェパード社”も同じ。なのに、私と……サロメの関係と……何の違いがあるのよ!?」
「ありますよ」
白い装甲を纏い武器の有無が分からずに、カラスマと距離を置くロック達の先に出る人間がいた。
それは、サキ=カワカミ。
カラスマと同じ白い装甲を纏ったサキの顔が、カラスマの目の前に立ち、
「私を殺そうとしたことです。日本人で女性でもある……私を!」
サキの顔は、陽光で見えない。
その影に隠れる前に、サキの右手にあるものに気付いた。
長い突撃銃の様なモノと描写した時、カラスマの体は、銃口から滑走する光によって宙へ打ち上げられていた。
彼女の視界に広がるのは、雲一つない大空。
――そういえば……。
カラスマは思い出した。
演説をしていた時に、覚えた眩しい光の正体。
初めてバンクーバーの地を踏んだ時に、浴びたその時の日光を思い出したからだ。
懐かしさを呼び起こした彼女を、重力の軛が、再び捕える。
――そういえば、カワカミさん……初めてのバンクーバーの空……どう映っていたのかしら?
考えたのは、カラスマ自身がバラード湾で大きな水飛沫を立てた後だった。
波を打つ音、潮の匂いに水の冷たさが、彼女の体を包み込む。
湾上に停泊されていた、海上警備隊の船が、飛沫を上げながらこちらに向かってきた。
隊員たちに抱えられ、沖から陸地に運ばれていく。
心に残った“サキへの問い“の答えを得ること無いまま、カラスマの意識は暗転した。
「確かに私たちは、”ウィッカー・マン”を倒すことを念頭に置いているわ」
灰色のパンツスーツのミカエラが立ち上がり、ロック達とカラスマの間に入り、
「私たちが戦争の犬と呼ばれるのも、甘んじて受けるわ」
小演台に設置してある拡声器に手を伸ばしたミカエラは、
『しかし、報酬無くして貴女のゴミまで処理をしろと言われる筋合いはないわ……まして、私の社員を嗾け、犠牲にする様な奴に世話をしてもらう程、落ちぶれていないわ!』
――どの口が、そう言うの!?
心が叫びたがったが、周囲の重圧にカラスマは立ったまま、口を開けることしか出来なかった。
ナオトはミカエラの後で、拡声器の前に立ち、
『我々“ワールド・シェパード社”は、“ブライトン・ロック社”との技術協力を行う契約を締結。同時に、オラクル語学学校との協力関係を全面的に見直します!』
ナオトの言葉と目線の先にいるのは、白金の髪に、首に羽毛の付いたジャケットの少女――”ブライトン・ロック社”社長のエリザベス=ガブリエル=マックスウェルだった。
銀騎士と入れ替わる様に、白金の少女が、
『我が社は、まず、規格――品質水準――を、”ワールド・シェパード社”へ段階的に提供する。そして、開発が出来る環境へ移行させることを同意した。この成果を、TPTP締結国に順次普及させていく』
カラスマは兵器産業で、ある一社の唱えた基準によって産業構造を変えたことを思い出した。
それが、911が起きる前の21世紀の転換期に行われたことも。
『私たちは、このことを“グランヴィル・アイランドの悲劇”が起きる前から決めていました。水面下での交渉が続きましたが、今回の出来事は”ワールド・シェパード社”にとっても有益な一歩となるでしょう。ナオト=ハシモト専務の働きについて賞賛だけでは野暮と言える成果と言えます』
エリザベスの後で、マイクを通したミカエラの言葉にカラスマは驚いた。
あの、“グランヴィル・アイランドの集い“の時点で、協力関係は既に決まっていたのだ。
しかし、タカ派のカイル=ウィリアムスは当然反発する。
それを念頭に置いて、ロック達をワールド・シェパード社の強硬派と衝突させた。
リリスやサロメが、カラスマの背に隠れ勝とうが負けようが、この協力関係は絶好の口実を作る。
自分たちを潰す為のものとして、これ程のものはない。
サロメは、知っていたのだ。
カラスマが成功すれば、良し。
失敗すれば切り捨てる。
ちょうど、自分が少し前に張り巡らせた思考と同じ様に。
言葉を失ったカラスマに向け、拡声器の前で苔色外套を着たブルースがミカエラを差し置いて、
『ついでに言えば、TPTP基本法違反は、“ブライトン・ロック社”に所属する身としては、大変不本意な謂れである。“ワールド・シェパード社”と敵対する理由は、バンクーバー市については何もなく、社員が好き放題されるのを黙っていない』
『奇遇ね……私たちも、どんな現場でも働ける自負はあるけど、業務提携相手の後ろから撃たれる様な場所は、論外。“ワールド・シェパード社”は“オラクル語学学校“及び、協力関係にある法人の目的及び規模を問わず、TPTP基本法違反、同協力法違反で訴えます。捜査に、協力は惜しまないわ……徹底的にやるから、覚悟することね!』
灰色のパンツスーツのミカエラからの言葉は、カラスマの死刑宣告にして断頭台の刃だった。
余りにも唐突に決まった自らの末路の滑稽さに、カラスマの全身が震える。
焦げ茶色の髪を刈り上げた市警の男――名前と階級は、レイナーズ警部と書かれている――が、制服警官たちを連れて、放心する彼女を突然取り囲んだ。
「失礼……失踪として届けられた、貴女の旦那様の遺体が発見されたという報を、先ほど受けました。他殺の可能性が高いので、署まで御同行を願えませんか?」
レイナーズの淀みない口調に、カラスマは体から熱気が全て抜けた様に思った。
制服警官たちの多対の眼に映る、白い装甲を纏ったカラスマ。
マリー=アントワネットが、仏革命時に死刑判決を受けた衝撃で、白髪になった逸話がある。
科学的に疑問の余地を多く残すが、一つの仮説がある。
髪の毛の色素は、外側の角皮に覆われた毛皮質の髄に含まれる気泡の量で決まる。
気泡が少なければ、色素は光を受けて濃く出る。
だが、心的疲労が強ければ、気泡の量が増す。
その結果、髄は光を反射させるので、頭髪を白く映えさせるというのが正しい。
周囲の眼に映る自分の黒髪が、身に纏う装甲と同じく白くカラスマの髪が染まった様に見えた。
彼女はそれを目にすると、口が裂けた様に広がり、瞼の筋肉が千切れんばかりに眼をこじ開けた。
情報過多と社会的地位の急激な変動による、錯乱。
それによって作られた狂気の笑みが、彼女を取り囲む人間たちの眼に焼き付けられる。
装甲だけで、武器を持たないカラスマだが、レイナーズ聴衆の安全の確保のために下がるよう一喝。
カラスマは両手を振り回しながら、バラード湾とコール・ハーバーに挟まれる手摺に向かって走った。
「私はこんなところで終わるはずじゃなかった!」
追い詰められた野良犬の様に、迫ってきた警官たちに向かい、吼えた。
「ワーホリやら留学しても結局、日本人たちの世話に追われ、移民や子供からも見下されるなんて、耐えられない!!」
ロックが紅い外套を翻しながら躍り出、ブルースとサミュエルは、エリザベスとミカエラを、カラスマから引き離した。
「人類の為には“力“が必要だったのよ!! 日本ためにもね!! 私を女と見て、見下して裏切ってきた奴らを見返すには、サロメが必要だったのよ!!」
海を背に犬歯を剥き出しながら、恫喝するカラスマの口から唾と微かな血が周囲に飛び散った。
自分でも分からないが、勢い任せに喋って、口腔を切ったのだろう。
彼女の理性は外見に反して、驚くほど冷静に働いていた。
「“ブライトン・ロック社”とナオト……“UNTOLD”の力を借りようとしたのは、“ワールド・シェパード社”も同じ。なのに、私と……サロメの関係と……何の違いがあるのよ!?」
「ありますよ」
白い装甲を纏い武器の有無が分からずに、カラスマと距離を置くロック達の先に出る人間がいた。
それは、サキ=カワカミ。
カラスマと同じ白い装甲を纏ったサキの顔が、カラスマの目の前に立ち、
「私を殺そうとしたことです。日本人で女性でもある……私を!」
サキの顔は、陽光で見えない。
その影に隠れる前に、サキの右手にあるものに気付いた。
長い突撃銃の様なモノと描写した時、カラスマの体は、銃口から滑走する光によって宙へ打ち上げられていた。
彼女の視界に広がるのは、雲一つない大空。
――そういえば……。
カラスマは思い出した。
演説をしていた時に、覚えた眩しい光の正体。
初めてバンクーバーの地を踏んだ時に、浴びたその時の日光を思い出したからだ。
懐かしさを呼び起こした彼女を、重力の軛が、再び捕える。
――そういえば、カワカミさん……初めてのバンクーバーの空……どう映っていたのかしら?
考えたのは、カラスマ自身がバラード湾で大きな水飛沫を立てた後だった。
波を打つ音、潮の匂いに水の冷たさが、彼女の体を包み込む。
湾上に停泊されていた、海上警備隊の船が、飛沫を上げながらこちらに向かってきた。
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