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第八章 Reckoning
落とし前―④―
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ロックと凜華を囲った“政市会”会員たちが、訝しげに見上げる。
音の出所に戸惑う“政市会”会員たちに、凛華が懐に入り込んだ。
彼女の持つ大太刀――“政市会”会員の言った“イペタム”――の白刃が、立ちはだかる“政市会”会員たちに疾走る。
一筋の斬閃に、彼らの持つ“UNTOLD”起源の特殊警棒“芝打”が一つ残らず、両断された。
凛華の担う剣気の衝撃に吹っ飛ぶ“政市会”会員。
ロックも凛華の一撃に倣い、“政市会”会員に立ち向かう。
彼の目の前にいるのは、スリムフィットのデニムの女。
20代後半を思わせる、落ち着いた雰囲気を纏う女性“政市会”会員は、凛華の攻撃で恐怖を覚えつつも、ロックに右手の警棒を向けた。
大振りの警棒は、ロックの間合いに届かず、縦一文字の軌道を描く。
彼の闘士としての眼の輝きを刻まれた女性の眼に、微かに恐れの色が混じた。
涙を若干浮かべながらも、我武者羅に棒を振り回す。
「……殴るんなら、殴られる覚悟を持てよ?」
ロックは警棒を掴む彼女の右手を掴む
背後に素早く回り込むと、彼女の首を左腕で絞めつけた。
右腕を背後に捻じられた痛みにも喘ぐ彼女を、ロックは背中から突き上げる。
ロックは若い女性会員を盾に、“芝打”を振りかざす中年女性の“政市会”会員へ走り出した。
どういう動機で、この女性たちが加わったのかは定かではない。
しかし、同士討ちをするためではないのは確実だった。
突如として、味方が突っ込んでくる事態を呑み込めない中年女性の会員は成すすべなく、女性の盾に吹っ飛ぶ。
吹っ飛んだ衝撃が、ロックの右腕に伝わる。
「……たす……け……」
「国の為とはいえ、弱気な大和撫子だな……もう少し維持を見せろよ?」
微かだが、微細機械“リア・ファイル”の力を感じながら、スピードを上げる。
加速の勢いに若い女性会員の声が途絶えた。
ただ、ロックの目の前に立ちはだかる中年男性と背広の男を二人吹っ飛ばしたところで、枝が折れるような音が聞こえた。
「肋骨でもイったか?」
盾にされた女性は答えない。
言葉も出ない。
ただ、ロックに立ちはだかる会員達の眼には、彼女が痛みで叫び、涙と鼻水の化粧に染まる顔が刻まれていた。
しかし、恐怖の看看兮が唐突に終わりを告げる。
女性たちに同情を覚え、何もできない“政市会”会員の中から、波の掛かった長髪の男が躍り出た。
彼の胸の位置に、ロックの頭が到達するほどの大男は警棒を片手に突進してくる。
体格差から吹っ飛ばされると考えたロックは、女性を前に蹴飛ばした。
長髪の大男は吹っ飛んでくる女性に対して、右手の警棒を構える。
左から右へ振られた特殊警棒“芝打”が、涙化粧に染まる女性の右の頬骨を砕いた。
大男の眼には、女性への哀れみはない。
ただ、吹っ飛ぶ女性の影に隠れ、飛び込むロックを映す。
大男の眼に初めて感情を宿った。
ロックの無策ぶり。
もしかしたら、それによって“紅き外套の守護者”を倒せる功名心だろうか。
だが、長髪の大男の欲望が、ロックの突き出した右手に裏切られた。
大男の眼に映るのは、“芝打”。
女性が吹き飛ばされる寸前で、ロックが奪い取ったものだ。
ロックは突き出した“芝打”の引き金に指を掛け、大男の鳩尾を突く。
青白い光が、黄昏の路地を大きく照らした。
男から呻き声が聞こえ、膝を落とす。
大男の眼に、“芝打”を突きつけるロックの姿が映った。
ロックの眼には、大男が“芝打”の引き金を引いても“無反応”となることに戸惑っている。
「おいおい……女殴って悦に入るとは、良い趣味じゃねぇか?」
ロックの嗜虐の笑みが、膝立ちの大男の眼の湖面を一面に染めた。
「……何震えてんだよ、“芝打”が“リア・ファイル”封じなら、同じことが“芝打”にも通じるんじゃねぇのか?」
“UNTOLD”について言えば、概ね微細機械:“リア・ファイル”で動くものが含まれる。
もし、“リア・ファイル”を動かし、封じることが出来るなら、“芝打”も例外ではない。
ロックに指摘され、優位を崩された長髪の大男に反論は無い。
しかし、ロックの口を実力で封じることを選んだ。
ロックは後退りで男の突進を躱す。
大男は間合いを伸ばすために、右腕を伸ばした。
だが、それは届かない。
その代わり、頭蓋骨大の分銅が大男に地を舐めさせた。
落ちてきた分銅に、衝撃で出来た擂鉢の上で、大男がうつ伏せとなる。
分銅は不可視の糸で持ち上げられるように、上昇。
ロックは昇る分銅に沿って、上を見上げる。
苔色と桃色の双風に、不可視の衝撃が立ちはだかった。
「おいおい……自称“愚連隊”だったら、勇気を見せる戦い方してみろよ!! その方が楽しいぜ!!」
「……私は全く楽しくない……ブルースも、アンタも!!」
ブルースとシャロンが言い合いながら、宙に浮かぶ一人の男に向かう。
「……中々、骨が折れるぜ」
吐き捨てるように、幅広の大男のオーツが頭蓋骨大の分銅を放つ。
ブルースが二刀のショーテル型の“命導巧”:“ヘヴンズ・ドライヴ”を腰から抜刀。
分銅型の“命導巧”の一つを、両手を交差させた斬閃で弾き飛ばす。
ロックの目の前に落ちた分銅が、オーツに向かう。
空中からの攻撃を逃れるために、ビルに降り立ったオーツ。
しかし、オーツを守るために戻る分銅の動きが遅い。
シャロンが滑輪板から、灰色狼が現れた。
硬質な灰色の牙が、オーツに向かう。
そして、ブルースも、分銅使いに急降下で急襲。
地上から昇った分銅が狼の咢にめり込んだ。
オーツは、ブルースに視線を向ける。
ブルースのショーテルに弾かれた分銅が、オーツの敵意に反応して、再び彼に向かう。
ブルースの右手のショーテルが、オーツの左首筋に届く寸前で分銅が防いだ。
オーツは“命熱波”発生による力場――“磁向防”――を発動させて、ブルースを弾き飛ばす。
シャロンもその衝撃の波に呑まれ、ロックの前に落ちた。
「ちょっと失礼!!」
そういって、ブルースもロックの隣に並んだ。
「というか、“命熱波”封じに引っ掛かってやんの!!」
桃色のトレーナーを着た少女、シャロンがロックへ小馬鹿にした笑みを浮かべる。
ロックが無視しようとすると、
「シャロン、ロックは猪突猛進なんだから、あまり言うな……後が怖い」
ブルースが、肩を竦めて言う。
ロックを弁護していない内容に、
「……よくわかってんじゃねぇか、覚悟はできてんのか?」
「覚悟云々言う前に、シャロンから治してもらえ」
ロックの抗議を躱すブルースが言うと、シャロンが近づいてくる。
彼女がロックの腹と背中に手を当て、力が溢れるのを覚えた。
「“芝打”か……半信半疑だったけど」
ブルースがぼやきながら言うと、
「見ての通りだ……触れると厄介だ」
ロックは、“芝打”を叩き折り、その場に捨てた。
翼剣型“命導巧”:“ブラック・クイーン”を構える。
翼を思わせる、ナノチタニウム製の刃が“政市会”会員を映し出した。
「“スパイニー・ノーマン”……」
暗く低い憎悪に満ちた声は、目の前の男――“スコット決死隊”のオーツからだ。
主人に従う猟犬の様に分銅型の“命導巧”が一対、彼と共に降り立った。
音の出所に戸惑う“政市会”会員たちに、凛華が懐に入り込んだ。
彼女の持つ大太刀――“政市会”会員の言った“イペタム”――の白刃が、立ちはだかる“政市会”会員たちに疾走る。
一筋の斬閃に、彼らの持つ“UNTOLD”起源の特殊警棒“芝打”が一つ残らず、両断された。
凛華の担う剣気の衝撃に吹っ飛ぶ“政市会”会員。
ロックも凛華の一撃に倣い、“政市会”会員に立ち向かう。
彼の目の前にいるのは、スリムフィットのデニムの女。
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大振りの警棒は、ロックの間合いに届かず、縦一文字の軌道を描く。
彼の闘士としての眼の輝きを刻まれた女性の眼に、微かに恐れの色が混じた。
涙を若干浮かべながらも、我武者羅に棒を振り回す。
「……殴るんなら、殴られる覚悟を持てよ?」
ロックは警棒を掴む彼女の右手を掴む
背後に素早く回り込むと、彼女の首を左腕で絞めつけた。
右腕を背後に捻じられた痛みにも喘ぐ彼女を、ロックは背中から突き上げる。
ロックは若い女性会員を盾に、“芝打”を振りかざす中年女性の“政市会”会員へ走り出した。
どういう動機で、この女性たちが加わったのかは定かではない。
しかし、同士討ちをするためではないのは確実だった。
突如として、味方が突っ込んでくる事態を呑み込めない中年女性の会員は成すすべなく、女性の盾に吹っ飛ぶ。
吹っ飛んだ衝撃が、ロックの右腕に伝わる。
「……たす……け……」
「国の為とはいえ、弱気な大和撫子だな……もう少し維持を見せろよ?」
微かだが、微細機械“リア・ファイル”の力を感じながら、スピードを上げる。
加速の勢いに若い女性会員の声が途絶えた。
ただ、ロックの目の前に立ちはだかる中年男性と背広の男を二人吹っ飛ばしたところで、枝が折れるような音が聞こえた。
「肋骨でもイったか?」
盾にされた女性は答えない。
言葉も出ない。
ただ、ロックに立ちはだかる会員達の眼には、彼女が痛みで叫び、涙と鼻水の化粧に染まる顔が刻まれていた。
しかし、恐怖の看看兮が唐突に終わりを告げる。
女性たちに同情を覚え、何もできない“政市会”会員の中から、波の掛かった長髪の男が躍り出た。
彼の胸の位置に、ロックの頭が到達するほどの大男は警棒を片手に突進してくる。
体格差から吹っ飛ばされると考えたロックは、女性を前に蹴飛ばした。
長髪の大男は吹っ飛んでくる女性に対して、右手の警棒を構える。
左から右へ振られた特殊警棒“芝打”が、涙化粧に染まる女性の右の頬骨を砕いた。
大男の眼には、女性への哀れみはない。
ただ、吹っ飛ぶ女性の影に隠れ、飛び込むロックを映す。
大男の眼に初めて感情を宿った。
ロックの無策ぶり。
もしかしたら、それによって“紅き外套の守護者”を倒せる功名心だろうか。
だが、長髪の大男の欲望が、ロックの突き出した右手に裏切られた。
大男の眼に映るのは、“芝打”。
女性が吹き飛ばされる寸前で、ロックが奪い取ったものだ。
ロックは突き出した“芝打”の引き金に指を掛け、大男の鳩尾を突く。
青白い光が、黄昏の路地を大きく照らした。
男から呻き声が聞こえ、膝を落とす。
大男の眼に、“芝打”を突きつけるロックの姿が映った。
ロックの眼には、大男が“芝打”の引き金を引いても“無反応”となることに戸惑っている。
「おいおい……女殴って悦に入るとは、良い趣味じゃねぇか?」
ロックの嗜虐の笑みが、膝立ちの大男の眼の湖面を一面に染めた。
「……何震えてんだよ、“芝打”が“リア・ファイル”封じなら、同じことが“芝打”にも通じるんじゃねぇのか?」
“UNTOLD”について言えば、概ね微細機械:“リア・ファイル”で動くものが含まれる。
もし、“リア・ファイル”を動かし、封じることが出来るなら、“芝打”も例外ではない。
ロックに指摘され、優位を崩された長髪の大男に反論は無い。
しかし、ロックの口を実力で封じることを選んだ。
ロックは後退りで男の突進を躱す。
大男は間合いを伸ばすために、右腕を伸ばした。
だが、それは届かない。
その代わり、頭蓋骨大の分銅が大男に地を舐めさせた。
落ちてきた分銅に、衝撃で出来た擂鉢の上で、大男がうつ伏せとなる。
分銅は不可視の糸で持ち上げられるように、上昇。
ロックは昇る分銅に沿って、上を見上げる。
苔色と桃色の双風に、不可視の衝撃が立ちはだかった。
「おいおい……自称“愚連隊”だったら、勇気を見せる戦い方してみろよ!! その方が楽しいぜ!!」
「……私は全く楽しくない……ブルースも、アンタも!!」
ブルースとシャロンが言い合いながら、宙に浮かぶ一人の男に向かう。
「……中々、骨が折れるぜ」
吐き捨てるように、幅広の大男のオーツが頭蓋骨大の分銅を放つ。
ブルースが二刀のショーテル型の“命導巧”:“ヘヴンズ・ドライヴ”を腰から抜刀。
分銅型の“命導巧”の一つを、両手を交差させた斬閃で弾き飛ばす。
ロックの目の前に落ちた分銅が、オーツに向かう。
空中からの攻撃を逃れるために、ビルに降り立ったオーツ。
しかし、オーツを守るために戻る分銅の動きが遅い。
シャロンが滑輪板から、灰色狼が現れた。
硬質な灰色の牙が、オーツに向かう。
そして、ブルースも、分銅使いに急降下で急襲。
地上から昇った分銅が狼の咢にめり込んだ。
オーツは、ブルースに視線を向ける。
ブルースのショーテルに弾かれた分銅が、オーツの敵意に反応して、再び彼に向かう。
ブルースの右手のショーテルが、オーツの左首筋に届く寸前で分銅が防いだ。
オーツは“命熱波”発生による力場――“磁向防”――を発動させて、ブルースを弾き飛ばす。
シャロンもその衝撃の波に呑まれ、ロックの前に落ちた。
「ちょっと失礼!!」
そういって、ブルースもロックの隣に並んだ。
「というか、“命熱波”封じに引っ掛かってやんの!!」
桃色のトレーナーを着た少女、シャロンがロックへ小馬鹿にした笑みを浮かべる。
ロックが無視しようとすると、
「シャロン、ロックは猪突猛進なんだから、あまり言うな……後が怖い」
ブルースが、肩を竦めて言う。
ロックを弁護していない内容に、
「……よくわかってんじゃねぇか、覚悟はできてんのか?」
「覚悟云々言う前に、シャロンから治してもらえ」
ロックの抗議を躱すブルースが言うと、シャロンが近づいてくる。
彼女がロックの腹と背中に手を当て、力が溢れるのを覚えた。
「“芝打”か……半信半疑だったけど」
ブルースがぼやきながら言うと、
「見ての通りだ……触れると厄介だ」
ロックは、“芝打”を叩き折り、その場に捨てた。
翼剣型“命導巧”:“ブラック・クイーン”を構える。
翼を思わせる、ナノチタニウム製の刃が“政市会”会員を映し出した。
「“スパイニー・ノーマン”……」
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