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秋と誠
しおりを挟む連休が明けて次の日の学校、放課後になり私は秋くんに名古屋に行った話の報告をしていた。
事前に記憶を取り戻すと息巻いて言ってしまったが実際は少ししか思い出せなかったけど……
えっちなことを何回かしたのも勿論内緒だ。
あの時の空き教室で話をした。
「そうかあ、そんで結局名古屋に行くことにしたんか…」
「うん、その方が何かを思い出すんじゃないかって……」
秋くんは暫く考えているようだったけど何かを決意した目で私の肩を掴みじっと見つめていた。
えっ!?告白とか??
「千景……」
「は、はいっ!?」
なんだかドキドキして変な汗かいてるよ、私!!
「あんな……」
「あんな!?って誰?」
「ちゃうわ!あのな…っていうことや!!話の腰折んなや!」
「あ……はい、すみません」
「気い取り直して……
俺も名古屋に行ってもええか!?」
「えっ!?名古屋って久曽神高校に!?」
「そうや、お前男として行くんやろ?やったら女って知ってるやつが近くにいた方がよくないか?色々フォローしてやれるし?」
「うん……まあそれはそうかも知れないけど……
でもいいの?親とか心配するんじゃない?」
「かあちゃんは親父と離婚して今は東京に一人で住んでるからええんやけど……
問題は親父やな、今までかあちゃんと暮らしてたんでかなり気い使ってくれてるし。まあ長距離トラックの運転手やからあんま家にはおれへんけど。」
そっかあ、そういえば二人暮らしって言ってたっけ……
「ならさ、私がお父さんに頼んであげるよ。」
「え!?ホンマ?ええのか?助かるわあ、あの親父頑固で一筋縄ではいかへんからなあ……」
それから私達は秋くんの家に行った、秋くん家は市営住宅の2階建ての2回にあって前には公園があって子供達が遊んでいた。
家と真逆の方向なのでこっちまで来たことなかったけど普段港町ばっかり見てるからこの辺りにもこういう家族が住んでてあったかそうな場所があったんだなあとちょっとしんみりしてしまう、まあ家だってあったかいんだけど……
でもあの家、久曽神家はちょっと違ってた。なんだか家族が家族じゃないっていうか……みんな1枚も2枚も皮を被っているような…
帰ってきて余計にそんな感じがしていた…
「ここが家や、今日親父休みで居てる筈やけどなあ。
もしかしてパチンコ行ってるかも知れへん。」
今日はよく喋る秋くん、緊張してるのかな?
ドアノブを回すと開いていた、お父さんはいるらしい。
なんか私まで緊張してきた、男の子のお父さんに会うって……付き合ってる訳でもないのに……
「親父~、おるんかあ?友達連れてきたで~!!」
「おう、入ってもよかぞ。」
あれ?なんかこの声聞いたことあるような……
玄関先からはまだ見えないけど。
「うわっ!?なんでそないな格好してんねん?女の子やで?」
「女ぁ?」
中に入ると何故か素っ裸の男の人がいた、その人を見たとたん向こうも同時に声を上げる。
「 「ああっ!?」 」
その人、秋くんのお父さんは長距離トラックの運転手の誠さんだった……
男二人暮らしだから部屋とか散らかっててちょっと外で待っていると呼ばれた。
入った時にはそれでもある程度片付いていて誠さんはちゃんと服を着ていた。
「そうか、お前らは同じ学校やったんか?」
「うん、そうや。でも親父と千景が知り合いやったなんてなあ、どうして知りあったん?」
「え?まあ、それは…そん…なあ?」
私に振りますか?
「あっ、そ、それはね…記憶がなくなる前に乗せて貰ってたみたいで…で、それを覚えてた誠……おじさんが見つけてくれてこの前バスがなかった時に乗せてってもらったの。」
「…ふ~ん」
何か疑われてる……別の話題振らなきゃ……
「あ!ねえ、なんでおじさんは博多弁で秋くんは大阪弁なの?」
「ああ、それは親父が博多出身でいろんなとこに住んでたんやけど博多弁は抜けなくて、俺は大阪生まれ大阪育ちやから大阪弁ってだけやで。」
「こればっかりは抜けなかったなあ。俺としては標準語ば喋ってるつもりなんやけどなあ?」
「ちゃうわ!」
「あらすか!」
同時に否定の大阪弁と名古屋弁が飛び交った。
3人とも目が合い思わず吹き出してしまった。
楽しいなあ……
上手くごまかせたし、テヘッ
「ああ、そんでな?親父に話があるんやけど……」
秋くんは名古屋の学校に行きたい事とその理由を誠さんに告げて相談をした。
「話は解ったが貴様らどぎゃん(どんな)関係なん?そいから秋の学力でそん学校は行けるんやろか?」
「それは…その、なあ?」
また振られました!
親子そっくりじゃん!!
「秋くんの学力は知りませんけどたぶん宝珠さん…お祖母さんに言えばなんとかなるんじゃないかと……
それから…え~と、関係の方は仲がいい友達というかえっちしちゃったというか
……って!?あっ!!」
しまった!あがっちゃって変なこと言っちゃった!
秋くんは頭を抱えて踞うずくまっていた……
「ほぉ…貴様らえっちしたと?それはよかこっちゃなあ、孫の顔が楽しみだ!まあお尻は俺のもんやけどな!あっはっは!!」
「誠さん!?」
「あ……」
何故か秋くんの前に誠さんと正座させられています…
「そんで?トラックの中で尻でやっちゃったって?
親父はそないな趣味あったやなんて初めて聞いたけど?」
「ごめんなさい……」
「いや、趣味やなくて!それはそん場の流れとゆうか…まあ…嫌いやなかけど…
すまん!!」
「まあええけど……お互い様だし…千景?お前なにしてんねん?えっちほんまに好きなんやなあ?あ?」
うっ……秋くんマジ怒ってる……許してくれなさそう…
「好きじゃないけど……どうしたら許してくれる?」
そう言って殊勝な顔で秋くんを見るとニヤッと笑った……うっ、怖い……
「そうやなあ……」
今私は秋くんの家でシャワーを浴びています……
「出たけど……?」
バスタオルを身体にまいて二人の前に出る、罰ゲームといえばそんな感じなんだけど……なんか嫌。
「そこに寝えや、早よせえ!!」
「あ、あっ、はい……」
何故か断れなくて直ぐ様布団に横になる、誠さんも何も言わないし……
「取るで……」
バスタオルを取られ裸にされる、二人に見られるのは初めてじゃないけどやっぱり恥ずかしい……
秋くんは胸に触れながらキスをしてきた、秋くんからされるのは初めてかも……
「んっ…ん…んぅ……」
舌を吸われ私からも吸い付くように秋くんを求める…
口が離され首筋や耳朶みみたぶに流れるように唇が這ってくる。
「気持ちいいんやろ……?千景はえっちやなあ?」
「!ち、ちがうっ…気持ちよくなんか……あんっ!!」
もう硬くなってた乳首を指で弾かれて声が出てしまった。
「言えよ……素直に、私はえっちが好きですって……?」
「や、やあっ……」
「いや?いいんちゃうの?乳首こんなんになってるで……?」
更に乳首を指で弄られる、爪で引っ掛かれたり摘ままれたり……胸で凄く感じちゃう……
撫でるように揉まれたり触られたり……胸が敏感になってる……なんでこの前より上手なの…?
「ほら、気持ちええって…いってみ?」
誠さんも見てるし恥ずかしくて顔から火が出そうなくらいだけど……
「き、気持ち…ええ……」
「どこがや?」
「……おっぱい…」
「おっぱいだけ?」
「……乳首も…」
「吸って欲しいんや?」
「うん…吸って欲しい…」
「むちゃくちゃに?」
「うん、わやにして!!」
秋くんは私の乳首を貪るように吸ってくれた、舌も動いてる……
脚が自然に伸びて吊るようになり力が入った。
それを誠さんに掴まれ膝を曲げられる。
誠さんは私のオマンコを舐めてくれた、もう濡れてたけど……
上と下を同時に攻められる、ホントにわや(名古屋弁でめちゃくちゃ)になってまっとる……
暫く二人にされ続けて息も粗げてふらふらになってしまった。
誠さんのがっしりした身体に抱き抱えられる、お姫さま抱っこだ……
やっぱり少しはあこがれてたんだよね……
うっとりしてると秋くんがムッとしてた……
その秋くんは仰向けになっててオチンチンはもう元気になっていた。
誠さんにうつ伏せに下ろされたままオチンチンを入れられた…
「んぅ…いきなりはきついよぉ…」
「いきなり?千景のオメコもうぐちゃぐちゃやったで?」
「やぁ…恥ずかしいから言っちゃあかんて…」
秋くんの首筋にすがるように抱きついた、するとお尻だけ少し浮かされ入ったとこを誠さんに舐められた…
「あっ…ああ…誠さん…やあん…」
「お、親父っ…それ…きつうて……」
二人とも舐められて感じちゃっている…
「秋のマラも大きくなりよったな…千景ちゃんのボボもよく濡れとる…」
その言葉で私達の顔は真っ赤になってしまった。
「やあえらいしんのすもよくしてやるけ(もっとお尻の穴もよくしてやるからな)」
何を言われたかわかんなかったけど誠さんは突き上げられたお尻の穴を舐めてきた!
「んふっ!ひゃ…あ…ああんっ!!」
「千景!?」
後ろで何されてるのか解らない秋くんに声をかけられる、誠さんの舌先が中まで入ってきてお尻の穴も拡がりヒクヒクしてるのがわかる……
「入れるけえな」
誠さんのオチンチンをお尻の穴に充てられる。
柔らかくなったソコにゆっくりとオチンチンが入ってきた…
「ぐ!うぐっ!ふああっ!!」
キツイ!下半身が、お腹が重い!ズシッと体重がかかる、息が止まりそうなくらいだった……
「はあ…はあ…どうや?ケツの穴も好きなんやろ…感じとるんやろ?ケツ振ってイッちゃえよ…」
「んあ…あっ…ふうっ…」
もう頭の中が真っ白になってくる…何かが見えそう…
誠さんと秋くんが同時に動き始めて誠さんはお尻の臀部を叩き始め秋くんは私のおっぱいを触ってきた。
「ふぁ!あ!あううっ!お、おかひくなつひゃうふっ!!」
胸を弄られお尻を叩かれる……
痛いのにそれがイヤじゃない…凄く感じてる……
「ほらほら……イッちゃえっ!!」
「千景えっ!!」
「あ!あ!あ!イクッ!!いくうっっ!!!」
頭が真っ白になる……
小さい頃……
おじいちゃん子だった陽斗くん……私…
おじいちゃんに可愛がられて……
それから……
それから……
「ち…ちかげ…千景……」
「ん…うぅ……」
いつの間にか気絶していたみたい…秋くんと誠さんが心配そうに見ていた……
「あ……うん、大丈夫…」
私が起き上がろうとすると誠さんに静止されまた横になる。身体はタオルで拭き取られ掛け布団がかけられていた。
「ごめんな……ちょっとやり過ぎたみたいや…」
秋くんは項垂うなだれていて目には涙が浮かんでいた……
「お前が…お前の話を聞いとったら感じると記憶が見えるみたいやったから…親父にも協力してもらって…
でもやり過ぎやったみたいや……ホンマにごめんな…」
そんな秋くんの目に付いた滴を拭い微笑む私。
「ううん、ありがと。」
秋くんと誠さんの協力で確かに記憶は見えたけど……
見ちゃいけない記憶だったのかな……
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