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最強天使、レバニラおかわりに震える
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「サミュエルさあーん! 帰ろう!」
部活終了。着替えを終えた遊が俺に駆け寄り、勢いよく飛びついた。なんなら俺も、両手を広げて待ち構えていた件。その様子を力也くんが楽しそうに笑って見ている。
「力也先輩もさ、途中まで一緒に帰っていい?」
「もちろんだ。一緒に帰ろう、力也くん」
「はい」
バスに乗り込み、行き同様に一番後ろの後部座席へ。俺を真ん中に、右に遊、窓際に力也くん。最強天使、栃木でバスに揺られるのが日常になりそうだ。
「少しだけ開けますね」
力也くんはそう言って、わずかに窓を開けた。前髪がさらさらと風になびいている。横から見ると、まつ毛の長さが際立つな。肌艶といい、まるでレディのようだ。
続けて俺は、力也くんの頭上を眺めた。【96】と【95】が、絶えず行き来している。
「力也くん」
「はい」
「……高校は、楽しいか?」
力也くんは笑って頷いた。
「はい。いい子が多くて、毎日が充実しています」
柔らかな声。嘘はないようだ。となると——。
「力也くんの家は、その……快適なのか?」
俺の問いかけに、右隣に座る遊が俺を見上げた。何か言いたげだが、黙ったままだ。力也くんは穏やかに微笑み、真っ黒い瞳で俺を見据えた。
「はい。栃木の暮らしは、僕には合ってるみたいです」
過去はどうあれ、今の彼は幸せなのだろう。あまり探るのはよくない。俺が話題を変えようとすると——。
「……僕はここで。サミュエルさん、お話しできて楽しかったです」
バスが止まり、立ち上がって頭を下げた力也くん。俺は華奢なその身体を眺め、祈るような気持ちで頭上の数字を見やった。
「俺もだ。また会おう、力也くん」
「はい」
バスを降りると、力也くんは窓の外から手を振り笑顔で去っていった。今後、彼の数字がゆるやかにでも減り続けることを願いたい。力也くんはミッションの対象ではない。だが、何か最強天使の俺にできることは——。
「サミュエルさん。天使ってさ、目の前の人間のこと何でもわかるの?」
隣の席の遊が、俺の腕を掴んで尋ねる。遊は何か知っているのだろうか?はたまた気がかりな点はありつつも、聞けずにいる状態だろうか。
「……いや。天使は執事がいないと、人間の情報は何もわからんのだ」
俺と遊もバスを降りた。セミが忙しなく鳴き、真っ赤な太陽がじりじりと照りつけている。遠くの景色がゆがむようだ。
「執事には、膨大な資料から人間を調べられる権限がある。かと言って、ミッションに無関係な人間ばかりチェックしていると、ペナルティを課せられてしまうんだ」
「そっかあ……。厳しいんだね?」
額の汗を腕で拭う遊。力也くんの力になりたいと思っているのかもしれぬ。遊は天真爛漫なだけでなく、心優しきピュアな青年なのだ。
「ただの興味本位で探るなど、あってはならぬことだ。職権乱用に繋がってしまうからな」
「ねえっ、昼飯はラーメンにしようよ!」
……え?
なぜ、その話に?どういう流れだ?比較的シリアスな雰囲気で、真面目な話をしていたはずだが。高校生の頭の回転の速さについていけない。というより、遊は俗にいう天然とやらなのでは?
俺は首を傾げつつ、横走りする遊のあとを追った。ふいに遊は町中華の暖簾をくぐり、ガラガラッ!と豪快に引き戸を開く。
「あら遊くん、いらっしゃい! ……って、んまあっ! いい男っ!!」
三角巾に割烹着姿の女将。近くの男性客の肩をバシンッと叩き、俺を見上げる。女将の突然の張り手に、男性客はラーメンスープを吹き出し、むせている。
「ええと、はじめまして。サミュエ——」
「レバニラ定食はどう!? 精力つくわよ!」
ここ栃木では、食べたいものを自由に選んではならないシステムなのだろうか。そしてなぜ、俺は精力系を女将から激推しされてるのか。
「サミュエルさん、こっち! 食券買わないとだからさ!」
言葉に詰まる俺に、遊が笑顔で手招きする。ずらりと並ぶメニューと、ボタンの数々。昔ながらの食券機だ。……む?職権乱用からの、食券必須な町中華。遊よ、なるほど繋がったぞ。過去一しょうもない謎解きである。
「これでお願いしまーす!」
「はいよ! 味噌バターコーンラーメン、塩ラーメン、宇都宮餃子……あら、レバニラ定食じゃないのね?」
遊から食券を受け取った女将は、ぶつぶつ言いながらキッチンへ消えていった。震えるが、気を取り直そう。テーブルに置かれたボトルから水を注ぎ、遊の前にグラスを差し出す。キッチンからは中華鍋を振るう音、ごま油の香ばしい匂いが漂ってくる。
「遊。残念だが、お前の恋を応援するミッションは——」
「レバニラ定食お待ちっ!!」
びっくうううううぅうっ!
……体をのけぞらせて驚いたが、隣のテーブル用だった。横顔のため頭上の数字はよく見えぬが、眼鏡を掛けた、スッとした鼻の青年だ。心なし、俺と少し雰囲気が似ているような。いろんな意味で、ますます震える。
「ミッションは、なに?」
向かいの席から、遊がきょとんとしている。遊はこの店の常連なのだろう。女将の大声を物ともしない。
「あ、ああ……。恋に関してのミッションはな、俺では認められないそうだ」
「そっかあー。でも俺さ、困ってることないんだよなあ」
そこへ女将が料理を運んできた。おぼんに乗る丼からは、湯気が上がっているのが見えるぞ。
「はい、遊くん。味噌バターコーンラーメンお待ち!」
「わーい!」
「はい、いい男さん。あっさり塩ラーメンお待ち!」
「ありがとうございます……」
聞こえるか聞こえないかの小声になってしまった。まるで遊が久美ちゃんと会話するときのようである。
「それと、宇都宮餃子ね。あと……レバニラの小サイズお待ち!!」
え。頼んでいない件。
ニラ、もやし、玉ねぎ、レバー。とろみをまとい、凄まじく旨そうではあるが——?
「あの、こちらは……」
「サービスよ♡」
ウィンクをされた。最強天使、南極にでもいるかのような寒気に襲われる。
しかし、肝心のラーメンは激ウマ!餃子も最高である。そして、サービスのレバニラも美味だと認めざるを得ない……ぐっ!
「夏祭りなんだけどさ、久美ちゃん浴衣を着るんだって!」
遊がほっぺを揺らしながら、餃子を頬張る。……おや?
「遊よ。『久美ちゃん』と呼ぶ仲になったのか?」
「うん! さっき部室の前で会ってさ。『久美ちゃんでいいよ!』って言ってくれて」
コップに入れられた水を一気に飲み干し、遊はまるでビールを飲んだかのように、ぷはーっ!と声を上げた。おやおや、「遊くん」に「久美ちゃん」か。微笑ましいにもほどがあるぞ。
「ははは。俺の協力などいらぬほど、順調ではないか」
「でも俺、誰とも付き合ったことないからさあ。恋愛のこととか全然わかんなくてさ」
コーンをつつき、少し口を尖らせる遊。エスコートしたくとも、できぬもどかしさか。初々しいな。
「まだ高校一年生だろう? 焦らずとも、何も問題は——」
女将がレバニラの小皿を下げ、何事もなかったかのように新しいレバニラの皿を置いていった。
ホ
ワ
イ
まさかの、わんこレバニラ方式。栃木と岩手、知らぬ間にバディを組んだとな。しばし固まった俺だが、結局箸を伸ばしてしまう。罪作りなレバニラである。
「俺さ、浴衣ないんだけど。洋服でいいかなあ?」
「慣れない草履で転んだら大変だ。男は身軽なほうがレディを守れるぞ?」
遊は笑い、俺と共にレバニラをつまんだ。女将の鋭い視線がキッチンから刺さる(震)。
「遊よ、夏祭りはいつなんだ?」
「夏の終わりだよ! 八月三十一日なんだあ!」
——その頃には、バレットがワープでこの地に現れるはずだ。昨日はどうなることかと思ったが、いまや遊との時間に癒されている。この調子だと、あっという間に時が過ぎてしまいそうだ。
「サミュエルさんもさ、一緒に夏祭りに来てね!?」
「俺がいたらデートの邪魔だろう?」
「そんなことないよ? アドバイスも欲しいしさ!」
遊が祈るように両手を合わせている。俺は少し考え、頷いた。二人が結ばれ、幸せになる姿を見届けてから上界へ戻りたい。
「……ミッションが見つかるかもしれん。付いて行こう」
「わーい! ありがとう!」
「だが、少し離れた場所から見守ることにしよう。久美ちゃんは、お前と二人きりの時間を楽しみたいかもしれないぞ」
遊は、天パの頭をわしゃわしゃと両手で掻き乱した。照れつつも、戸惑っている様子だ。
「自信を持つのだ。遊は男の俺から見ても、いい男だぞ」
「本当に!?」
遊が手のひらを掲げ、俺とハイタッチ。パチンッ!と大きな音が店内に響き渡った。……夏祭りか。日本の屋台は豪勢だ。焼きそば、チョコバナナ、ベビーカステラ、かき氷……何を食べようか、いまから楽しみだぞ。ははは!
俺の脳内、完全にグルメツアーである。ミッションはどうした、サミュエル!
——続く——
ここまで読んでくださりありがとうございます!読者の皆さまに笑顔が届きますように!^^
部活終了。着替えを終えた遊が俺に駆け寄り、勢いよく飛びついた。なんなら俺も、両手を広げて待ち構えていた件。その様子を力也くんが楽しそうに笑って見ている。
「力也先輩もさ、途中まで一緒に帰っていい?」
「もちろんだ。一緒に帰ろう、力也くん」
「はい」
バスに乗り込み、行き同様に一番後ろの後部座席へ。俺を真ん中に、右に遊、窓際に力也くん。最強天使、栃木でバスに揺られるのが日常になりそうだ。
「少しだけ開けますね」
力也くんはそう言って、わずかに窓を開けた。前髪がさらさらと風になびいている。横から見ると、まつ毛の長さが際立つな。肌艶といい、まるでレディのようだ。
続けて俺は、力也くんの頭上を眺めた。【96】と【95】が、絶えず行き来している。
「力也くん」
「はい」
「……高校は、楽しいか?」
力也くんは笑って頷いた。
「はい。いい子が多くて、毎日が充実しています」
柔らかな声。嘘はないようだ。となると——。
「力也くんの家は、その……快適なのか?」
俺の問いかけに、右隣に座る遊が俺を見上げた。何か言いたげだが、黙ったままだ。力也くんは穏やかに微笑み、真っ黒い瞳で俺を見据えた。
「はい。栃木の暮らしは、僕には合ってるみたいです」
過去はどうあれ、今の彼は幸せなのだろう。あまり探るのはよくない。俺が話題を変えようとすると——。
「……僕はここで。サミュエルさん、お話しできて楽しかったです」
バスが止まり、立ち上がって頭を下げた力也くん。俺は華奢なその身体を眺め、祈るような気持ちで頭上の数字を見やった。
「俺もだ。また会おう、力也くん」
「はい」
バスを降りると、力也くんは窓の外から手を振り笑顔で去っていった。今後、彼の数字がゆるやかにでも減り続けることを願いたい。力也くんはミッションの対象ではない。だが、何か最強天使の俺にできることは——。
「サミュエルさん。天使ってさ、目の前の人間のこと何でもわかるの?」
隣の席の遊が、俺の腕を掴んで尋ねる。遊は何か知っているのだろうか?はたまた気がかりな点はありつつも、聞けずにいる状態だろうか。
「……いや。天使は執事がいないと、人間の情報は何もわからんのだ」
俺と遊もバスを降りた。セミが忙しなく鳴き、真っ赤な太陽がじりじりと照りつけている。遠くの景色がゆがむようだ。
「執事には、膨大な資料から人間を調べられる権限がある。かと言って、ミッションに無関係な人間ばかりチェックしていると、ペナルティを課せられてしまうんだ」
「そっかあ……。厳しいんだね?」
額の汗を腕で拭う遊。力也くんの力になりたいと思っているのかもしれぬ。遊は天真爛漫なだけでなく、心優しきピュアな青年なのだ。
「ただの興味本位で探るなど、あってはならぬことだ。職権乱用に繋がってしまうからな」
「ねえっ、昼飯はラーメンにしようよ!」
……え?
なぜ、その話に?どういう流れだ?比較的シリアスな雰囲気で、真面目な話をしていたはずだが。高校生の頭の回転の速さについていけない。というより、遊は俗にいう天然とやらなのでは?
俺は首を傾げつつ、横走りする遊のあとを追った。ふいに遊は町中華の暖簾をくぐり、ガラガラッ!と豪快に引き戸を開く。
「あら遊くん、いらっしゃい! ……って、んまあっ! いい男っ!!」
三角巾に割烹着姿の女将。近くの男性客の肩をバシンッと叩き、俺を見上げる。女将の突然の張り手に、男性客はラーメンスープを吹き出し、むせている。
「ええと、はじめまして。サミュエ——」
「レバニラ定食はどう!? 精力つくわよ!」
ここ栃木では、食べたいものを自由に選んではならないシステムなのだろうか。そしてなぜ、俺は精力系を女将から激推しされてるのか。
「サミュエルさん、こっち! 食券買わないとだからさ!」
言葉に詰まる俺に、遊が笑顔で手招きする。ずらりと並ぶメニューと、ボタンの数々。昔ながらの食券機だ。……む?職権乱用からの、食券必須な町中華。遊よ、なるほど繋がったぞ。過去一しょうもない謎解きである。
「これでお願いしまーす!」
「はいよ! 味噌バターコーンラーメン、塩ラーメン、宇都宮餃子……あら、レバニラ定食じゃないのね?」
遊から食券を受け取った女将は、ぶつぶつ言いながらキッチンへ消えていった。震えるが、気を取り直そう。テーブルに置かれたボトルから水を注ぎ、遊の前にグラスを差し出す。キッチンからは中華鍋を振るう音、ごま油の香ばしい匂いが漂ってくる。
「遊。残念だが、お前の恋を応援するミッションは——」
「レバニラ定食お待ちっ!!」
びっくうううううぅうっ!
……体をのけぞらせて驚いたが、隣のテーブル用だった。横顔のため頭上の数字はよく見えぬが、眼鏡を掛けた、スッとした鼻の青年だ。心なし、俺と少し雰囲気が似ているような。いろんな意味で、ますます震える。
「ミッションは、なに?」
向かいの席から、遊がきょとんとしている。遊はこの店の常連なのだろう。女将の大声を物ともしない。
「あ、ああ……。恋に関してのミッションはな、俺では認められないそうだ」
「そっかあー。でも俺さ、困ってることないんだよなあ」
そこへ女将が料理を運んできた。おぼんに乗る丼からは、湯気が上がっているのが見えるぞ。
「はい、遊くん。味噌バターコーンラーメンお待ち!」
「わーい!」
「はい、いい男さん。あっさり塩ラーメンお待ち!」
「ありがとうございます……」
聞こえるか聞こえないかの小声になってしまった。まるで遊が久美ちゃんと会話するときのようである。
「それと、宇都宮餃子ね。あと……レバニラの小サイズお待ち!!」
え。頼んでいない件。
ニラ、もやし、玉ねぎ、レバー。とろみをまとい、凄まじく旨そうではあるが——?
「あの、こちらは……」
「サービスよ♡」
ウィンクをされた。最強天使、南極にでもいるかのような寒気に襲われる。
しかし、肝心のラーメンは激ウマ!餃子も最高である。そして、サービスのレバニラも美味だと認めざるを得ない……ぐっ!
「夏祭りなんだけどさ、久美ちゃん浴衣を着るんだって!」
遊がほっぺを揺らしながら、餃子を頬張る。……おや?
「遊よ。『久美ちゃん』と呼ぶ仲になったのか?」
「うん! さっき部室の前で会ってさ。『久美ちゃんでいいよ!』って言ってくれて」
コップに入れられた水を一気に飲み干し、遊はまるでビールを飲んだかのように、ぷはーっ!と声を上げた。おやおや、「遊くん」に「久美ちゃん」か。微笑ましいにもほどがあるぞ。
「ははは。俺の協力などいらぬほど、順調ではないか」
「でも俺、誰とも付き合ったことないからさあ。恋愛のこととか全然わかんなくてさ」
コーンをつつき、少し口を尖らせる遊。エスコートしたくとも、できぬもどかしさか。初々しいな。
「まだ高校一年生だろう? 焦らずとも、何も問題は——」
女将がレバニラの小皿を下げ、何事もなかったかのように新しいレバニラの皿を置いていった。
ホ
ワ
イ
まさかの、わんこレバニラ方式。栃木と岩手、知らぬ間にバディを組んだとな。しばし固まった俺だが、結局箸を伸ばしてしまう。罪作りなレバニラである。
「俺さ、浴衣ないんだけど。洋服でいいかなあ?」
「慣れない草履で転んだら大変だ。男は身軽なほうがレディを守れるぞ?」
遊は笑い、俺と共にレバニラをつまんだ。女将の鋭い視線がキッチンから刺さる(震)。
「遊よ、夏祭りはいつなんだ?」
「夏の終わりだよ! 八月三十一日なんだあ!」
——その頃には、バレットがワープでこの地に現れるはずだ。昨日はどうなることかと思ったが、いまや遊との時間に癒されている。この調子だと、あっという間に時が過ぎてしまいそうだ。
「サミュエルさんもさ、一緒に夏祭りに来てね!?」
「俺がいたらデートの邪魔だろう?」
「そんなことないよ? アドバイスも欲しいしさ!」
遊が祈るように両手を合わせている。俺は少し考え、頷いた。二人が結ばれ、幸せになる姿を見届けてから上界へ戻りたい。
「……ミッションが見つかるかもしれん。付いて行こう」
「わーい! ありがとう!」
「だが、少し離れた場所から見守ることにしよう。久美ちゃんは、お前と二人きりの時間を楽しみたいかもしれないぞ」
遊は、天パの頭をわしゃわしゃと両手で掻き乱した。照れつつも、戸惑っている様子だ。
「自信を持つのだ。遊は男の俺から見ても、いい男だぞ」
「本当に!?」
遊が手のひらを掲げ、俺とハイタッチ。パチンッ!と大きな音が店内に響き渡った。……夏祭りか。日本の屋台は豪勢だ。焼きそば、チョコバナナ、ベビーカステラ、かき氷……何を食べようか、いまから楽しみだぞ。ははは!
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