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最強天使、茜色の空に黄昏る
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「ちょっとドキドキします……」
横並びのモーションライドシートに腰を下ろすと、力也くんは膝の上で小さな両手をぎゅっと握った。
上界では文字が光を纏い、目の前に映像が現れるのは日常茶飯事だ。さて、下界の仮想空間はどれほどのものか?俺もゴーグルを装着——。
「な、なんと……!」
世界が一変した。緑豊かな原始の森が広がり、巨大な恐竜たちが悠々と歩いている。軋むような鳴き声、荒い鼻息、咀嚼音。角を突き合わせるトリケラトプスに、木々の葉をむしゃむしゃと食むブラキオサウルスの姿もあるぞ!
「すげえっ! ガチで目の前にいるみたい!」
遊を筆頭に、悲鳴交じりの声が響き渡る。座席が小刻みに揺れ、ティラノサウルスが地を蹴り牙を剥く姿に、思わず息をのんでしまった。迫り来る殺気が、本物のようだ。
人間よ、なんと精巧な世界を創り出すのだ!そしてなぜ、日光ツアーのVRを創らぬのだ!?……単純に、俺が栃木制覇を画策しているだけである。
「面白かったあ! 力也先輩、どうでしたか?」
「僕もすごく楽しかったよ」
力也くんが酔わぬよう、ゴーグルに魔法を施す予定が、順番待ちの人間が多く断念。だが、どうやら無事だったか。ホッ。
「……ただ、僕ちょっと酔いそうだったかも?」
「ええっ! 力也せんぱあーい、だいじですか!?」
や、やはりか!?視界は揺れ、映像は歪み、乗り物に弱い人間にとってはなかなかハードな展開だったかもしれぬ。それほどまでに見ごたえがあったのは、間違いないのだが。
「力也くん。どこかで休憩したほうがよいか?」
「いえ、大丈夫です。恐竜の皮膚の質感がリアルで、葉脈まで見えて、僕もいつの間にか夢中になってました」
……迫力やスリルを味わう者もいれば、細部に魅了される青年もいるのか。人間の視点は実に多様で、興味深い。
* * *
その後も、我々は那須ハイパークを満喫。締めは観覧車に乗ることに。遊が後ろに並ぶ久美ちゃんを気にしながら、俺にコソコソと話しかける。
「これってさ、みんなで乗るんだよね?」
「どうだろうか。全員一緒は難しいのでは?」
俺は腕を組み、観覧車を見上げた。俺の視力は、遠くを見る際は望遠レンズのような働きをする。月のクレーターも見放題だ。うーむ、観覧車の定員はせいぜい大人四人程度といったところだろう。高校生に大学生、プラス俺では、さすがにぎゅうぎゅうでは?
ちなみに、バレットもリムレスの眼鏡をかけてはいるが、いわゆる伊達眼鏡である。人間で例えると、彼の視力は5.0程度だ。ある日をきっかけにバレットは眼鏡デビューを果たした。ちなみにそれは、俺とのバディを発表した日でもある。今やツンデレだが、当初の彼から俺はどのように見えていたのだろうか?いつかじっくりと聞いてみたいものだ。
「久美ちゃんと二人で観覧車に乗ることになったらさ、どうしよう?」
遊が背伸びをし、俺の耳元で囁いた。いまや俺の背に迫っているバレットだが、はじめて出会った日は、彼はまだ小柄な少年だったな。深いグリーンの瞳で、俺をじっと見上げていた。いやはや、懐かしいものだ——。
「遊よ、久美ちゃんと二人きりの観覧車を楽しめばよいではないか」
俺は、遊とバレットを重ねて穏やかに語りかけた。上界ではバレット、下界では遊。俺はどうやら、バディに恵まれるラッキーガイのようだ。
「でも俺さ、まだ告白する予定ないんだよ?」
小声で話を続ける遊。久美ちゃんは、しのぶちゃんとミルクジェラートの話題に夢中だ。さらに後ろでは、蒼くんと力也くんが談笑。蒼くんが力也くんの目の下を引っ張り、「貧血だいじ?」と確かめている。
「……告白は、いつするつもりなのだ?」
「夏祭りッ!!」
思い出に浸る俺を目覚めさせるかの如く、遊は急に大声で宣言した。天使は痛みを感じぬはずだが、どうやら遊の声は脳天まで直撃するらしい。屈んでいた俺は両手で耳を押さえた。
だが、花火を背景に告白か。ふむ。遊なりに時を選び、考えているようだ。ロマンチックではないか。
「ならば、いま並んでいる順番のまま観覧車に乗ったらいいのでは?」
「でもさ、にーちゃんはしのぶさんと二人で乗ってチューしたいと思うんだ!」
遊の声はさらに大きくなり、後方まで届くほどである。蒼くんが目を細めて、低い声でたしなめた。
「……お前だけ、車に乗せずに歩いて帰らせるぞ?」
「えっ!? にーちゃあーん!」
和やかな笑いが広がったところで、観覧車へ。結局、久美ちゃんとしのぶちゃんのおしゃべりが止まらず二人で乗り、残りの男四人が同乗するという、珍しい組み合わせに落ち着いた。
しかし——。
観覧車から眺める栃木の景色は、別格だった。夕日が山々を艶やかに染め、赤い太陽がゆっくりと沈んでいく。
「美しいな……」
茜色の空に、思わず言葉が漏れてしまう。思えば遊園地で丸一日を過ごすのは、最強天使の称号を与えられて以来、初めてかもしれぬ。どれほど職務に追われ、駆け抜けてきたのだろうか。
「サミュエルさん。遊といると、一日があっという間に過ぎていきませんか?」
向かいの蒼くんが笑って問いかける。その隣の力也くんも穏やかに頷いた。
「ああ、その通りだな」
「ねえ、サミュエルさんはさ、いつまで夏休みなの?」
俺を見上げる無邪気な笑顔。その言葉に、現実に引き戻される。栃木で迷子になった当初、俺の頭にはミッションコンプリートしか浮かんでいなかった。バレットの迎えが約一ヶ月後だと知ったときも、愕然としたものだが——。
「……その名の通り、夏の終わりまでだ。遊」
俺は茶色い瞳を見つめ、静かに答えた。
「でもさ、また栃木に遊びに来られるんだよね?」
返す言葉に詰まる。人間と親しくなり、その地を再び訪れる天使など聞いたことがない。上界に戻れば、俺は最強天使サミュエルだ。ここにいる全員の記憶から、俺の存在は消去されてしまう。たとえこの地に再度舞い降り、互いに微笑みを交わしても、俺がサミュエルだとは誰も気づかぬのだ。
「……サミュエルさん、夏の終わりまでにたくさん思い出を作りましょう?」
「僕もまた出かけたいです」
黙り込む俺に、蒼くんと力也くんが優しく声をかけた。遊はためらいがちに、俺の腕を両手で掴んでいる。
「一度離れてもさ、また戻ってこられるよ! 栃木はずっとここにあるからさ。……ね?」
「うむ。そうだな……」
俺の肩に寄りかかる遊の頭を撫で、窓の外を眺める。ピンクと紫が混ざったような、ビーナスベルトなる淡い夏の夕暮れ。
日本。恐らく、俺のルーツへと繋がる国。さらに深く辿れば……俺の故郷は、ここ栃木なのかもしれぬ。
——続く——
横並びのモーションライドシートに腰を下ろすと、力也くんは膝の上で小さな両手をぎゅっと握った。
上界では文字が光を纏い、目の前に映像が現れるのは日常茶飯事だ。さて、下界の仮想空間はどれほどのものか?俺もゴーグルを装着——。
「な、なんと……!」
世界が一変した。緑豊かな原始の森が広がり、巨大な恐竜たちが悠々と歩いている。軋むような鳴き声、荒い鼻息、咀嚼音。角を突き合わせるトリケラトプスに、木々の葉をむしゃむしゃと食むブラキオサウルスの姿もあるぞ!
「すげえっ! ガチで目の前にいるみたい!」
遊を筆頭に、悲鳴交じりの声が響き渡る。座席が小刻みに揺れ、ティラノサウルスが地を蹴り牙を剥く姿に、思わず息をのんでしまった。迫り来る殺気が、本物のようだ。
人間よ、なんと精巧な世界を創り出すのだ!そしてなぜ、日光ツアーのVRを創らぬのだ!?……単純に、俺が栃木制覇を画策しているだけである。
「面白かったあ! 力也先輩、どうでしたか?」
「僕もすごく楽しかったよ」
力也くんが酔わぬよう、ゴーグルに魔法を施す予定が、順番待ちの人間が多く断念。だが、どうやら無事だったか。ホッ。
「……ただ、僕ちょっと酔いそうだったかも?」
「ええっ! 力也せんぱあーい、だいじですか!?」
や、やはりか!?視界は揺れ、映像は歪み、乗り物に弱い人間にとってはなかなかハードな展開だったかもしれぬ。それほどまでに見ごたえがあったのは、間違いないのだが。
「力也くん。どこかで休憩したほうがよいか?」
「いえ、大丈夫です。恐竜の皮膚の質感がリアルで、葉脈まで見えて、僕もいつの間にか夢中になってました」
……迫力やスリルを味わう者もいれば、細部に魅了される青年もいるのか。人間の視点は実に多様で、興味深い。
* * *
その後も、我々は那須ハイパークを満喫。締めは観覧車に乗ることに。遊が後ろに並ぶ久美ちゃんを気にしながら、俺にコソコソと話しかける。
「これってさ、みんなで乗るんだよね?」
「どうだろうか。全員一緒は難しいのでは?」
俺は腕を組み、観覧車を見上げた。俺の視力は、遠くを見る際は望遠レンズのような働きをする。月のクレーターも見放題だ。うーむ、観覧車の定員はせいぜい大人四人程度といったところだろう。高校生に大学生、プラス俺では、さすがにぎゅうぎゅうでは?
ちなみに、バレットもリムレスの眼鏡をかけてはいるが、いわゆる伊達眼鏡である。人間で例えると、彼の視力は5.0程度だ。ある日をきっかけにバレットは眼鏡デビューを果たした。ちなみにそれは、俺とのバディを発表した日でもある。今やツンデレだが、当初の彼から俺はどのように見えていたのだろうか?いつかじっくりと聞いてみたいものだ。
「久美ちゃんと二人で観覧車に乗ることになったらさ、どうしよう?」
遊が背伸びをし、俺の耳元で囁いた。いまや俺の背に迫っているバレットだが、はじめて出会った日は、彼はまだ小柄な少年だったな。深いグリーンの瞳で、俺をじっと見上げていた。いやはや、懐かしいものだ——。
「遊よ、久美ちゃんと二人きりの観覧車を楽しめばよいではないか」
俺は、遊とバレットを重ねて穏やかに語りかけた。上界ではバレット、下界では遊。俺はどうやら、バディに恵まれるラッキーガイのようだ。
「でも俺さ、まだ告白する予定ないんだよ?」
小声で話を続ける遊。久美ちゃんは、しのぶちゃんとミルクジェラートの話題に夢中だ。さらに後ろでは、蒼くんと力也くんが談笑。蒼くんが力也くんの目の下を引っ張り、「貧血だいじ?」と確かめている。
「……告白は、いつするつもりなのだ?」
「夏祭りッ!!」
思い出に浸る俺を目覚めさせるかの如く、遊は急に大声で宣言した。天使は痛みを感じぬはずだが、どうやら遊の声は脳天まで直撃するらしい。屈んでいた俺は両手で耳を押さえた。
だが、花火を背景に告白か。ふむ。遊なりに時を選び、考えているようだ。ロマンチックではないか。
「ならば、いま並んでいる順番のまま観覧車に乗ったらいいのでは?」
「でもさ、にーちゃんはしのぶさんと二人で乗ってチューしたいと思うんだ!」
遊の声はさらに大きくなり、後方まで届くほどである。蒼くんが目を細めて、低い声でたしなめた。
「……お前だけ、車に乗せずに歩いて帰らせるぞ?」
「えっ!? にーちゃあーん!」
和やかな笑いが広がったところで、観覧車へ。結局、久美ちゃんとしのぶちゃんのおしゃべりが止まらず二人で乗り、残りの男四人が同乗するという、珍しい組み合わせに落ち着いた。
しかし——。
観覧車から眺める栃木の景色は、別格だった。夕日が山々を艶やかに染め、赤い太陽がゆっくりと沈んでいく。
「美しいな……」
茜色の空に、思わず言葉が漏れてしまう。思えば遊園地で丸一日を過ごすのは、最強天使の称号を与えられて以来、初めてかもしれぬ。どれほど職務に追われ、駆け抜けてきたのだろうか。
「サミュエルさん。遊といると、一日があっという間に過ぎていきませんか?」
向かいの蒼くんが笑って問いかける。その隣の力也くんも穏やかに頷いた。
「ああ、その通りだな」
「ねえ、サミュエルさんはさ、いつまで夏休みなの?」
俺を見上げる無邪気な笑顔。その言葉に、現実に引き戻される。栃木で迷子になった当初、俺の頭にはミッションコンプリートしか浮かんでいなかった。バレットの迎えが約一ヶ月後だと知ったときも、愕然としたものだが——。
「……その名の通り、夏の終わりまでだ。遊」
俺は茶色い瞳を見つめ、静かに答えた。
「でもさ、また栃木に遊びに来られるんだよね?」
返す言葉に詰まる。人間と親しくなり、その地を再び訪れる天使など聞いたことがない。上界に戻れば、俺は最強天使サミュエルだ。ここにいる全員の記憶から、俺の存在は消去されてしまう。たとえこの地に再度舞い降り、互いに微笑みを交わしても、俺がサミュエルだとは誰も気づかぬのだ。
「……サミュエルさん、夏の終わりまでにたくさん思い出を作りましょう?」
「僕もまた出かけたいです」
黙り込む俺に、蒼くんと力也くんが優しく声をかけた。遊はためらいがちに、俺の腕を両手で掴んでいる。
「一度離れてもさ、また戻ってこられるよ! 栃木はずっとここにあるからさ。……ね?」
「うむ。そうだな……」
俺の肩に寄りかかる遊の頭を撫で、窓の外を眺める。ピンクと紫が混ざったような、ビーナスベルトなる淡い夏の夕暮れ。
日本。恐らく、俺のルーツへと繋がる国。さらに深く辿れば……俺の故郷は、ここ栃木なのかもしれぬ。
——続く——
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