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最強天使、くノ一に遭遇!?
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「わあーっ、美味しそう!」
「蒼のナポリタンもある!」
風呂上がりの久美ちゃんとしのぶちゃんは声を上げて大喜びだ。手分けして、出来上がった料理の数々を座卓に運んでいく。
和室のふすまを開けると、中央に囲炉裏を備えた板張りの部屋が広がっていた。串に刺さった立派な鮎が、炭火の上でパチパチと心地よい音を立てている。皮目がパリッと焼ける、香ばしい匂いが漂っているぞ。
みなでグラスに炭酸飲料を注ぎ、日光の宴のスタートだ。
「いっただきまーすっ!」
箸を取る前に、ここで完成した料理をご紹介しよう。ばっとう汁、宇都宮餃子、いもフライ、だし巻き卵、ナポリタン。和牛ステーキには、遊特製の玉ねぎを使った和風ソースがかかっている。
続きまして。
明太子を発見した遊が、即席で作った明太子クリームパスタ、七合の白米、焼き上がり間近の鮎の塩焼き……。そして、ばーちゃんが用意してくれたかんぴょう巻き、ゆばの刺身、肉を使わぬ足利シュウマイ。
加えてデザートは、梨、ショートケーキ、三猿まんじゅうでフィニッシュである。
与えられた恵みを残すなど、俺にはもってのほかだ。帰りは穿いてきたズボンが入らないのでは。
「明日は婦人会のお友達が、そのままここに泊まるみたいなので。ばーちゃんとしては、作り置きがたくさんあるほうが嬉しいみたいです!」
「そうか。ならば安心だ……」
俺は両手を合わせ、次々と口に運んだ。初見の足利シュウマイに、温泉地で食べ損ねたかんぴょう巻き。遊のばっとう汁といもフライに、俺も包んだ宇都宮餃子。力也くん味付けの優しいだし巻き卵と、蒼くんの豪快なナポリタン——。
「しかし、どれも旨いな」
ステーキソースも売り物のように絶品だ。和牛の上品な脂とソースの甘じょっぱさは、最強のバディと言っていいだろう。
ちなみに、トラディショナルを吹っ飛ばす、独創的な日本のパスタメニュー・明太子クリームパスタも初めて味わったが……。
明太子のピリッとした辛味に、栃木生乳のまろやかさ。刻み海苔とシソの香りが、バターの濃厚さを引き立てている。う、うまいっ!
「いやはや、料理上手ばかりで感心するぞ」
「サミュエルさんもさ、ピーマンの種を除いたり、マッシュルームの汚れをとったり、餃子を詰めたりさ。上手だったよ!」
褒めてくれた遊だが、アシスタントとして優秀だったことが丸わかりである。
俺も料理をせぬわけではないが、バレットの休暇中は魔法で仕上げてしまうことがほとんどだ。美味ではあれど、真心がそこにはない。やはり手作りは、じんわりとこの身に沁みるところがあるな。
楽しく話しながら食べ進め、あれよあれよと皿の上の料理が減っていく。さすがに完食とまではいかずとも、遊シェフの指示は的確だったようだ。
「鮎も焼けたよ! 久美ちゃん、これ……」
遊が皿に乗せた鮎を、まずは久美ちゃんに差し出した。どうやら一番に焼きたてを食べて欲しかったようだ。鮎をデザートにする計画はやめたのだな?それが普通である。
「遊くん、どうもありがとう! どれもとっても美味しいよ?」
「よ、よかった……」
「私、遊くんの料理お店のものよりも好きかも!」
大照れな遊が鮎を串ごと口に入れそうで心配だが、この旅行で二人の距離はぐっと縮まったように思うぞ。一泊旅行は正解だったな。
さて、俺も湯気のあがった鮎にかぶりつくとするか。
——フワッ。
「なっ……!?」
遊の下処理の賜物とも言えるが、まず臭みが全くない。パリパリとした皮目と、粗塩のほどよい塩味。ホクホクの身には凝縮された旨味があり、骨など一本もないかのようだ。頭から尾まで、あっという間に味わい尽くしてしまったぞ!
「遊よ。鮎の焼き加減が、まるで料亭のようだ」
「よ、よかった……」
遊が俺にまで照れている。
背格好から何から、俺と久美ちゃんはまるで違うだが。遊には、俺が久美ちゃんに見えているのかもしれない。それはそれで問題である。
「私、そろそろケーキ切り分けてきますね!」
デザートは別腹のしのぶちゃんの言葉に、ほっぺに鮎が入ったままの力也くんが慌てて立ち上がっている。ははは。口をもぐもぐさせているぞ。
「力也くん、俺が手伝うからのんびりと宴を楽しんでくれ」
俺はしのぶちゃんと台所に向かい、小さな冷蔵庫を開けた。レモン牛乳と見つめ合いながら、ケーキの箱を取り出す。
「私、上手にカットする自信がないので、サミュエルさんにお願いしてもいいですか?」
「ははは。任せたまえ」
艶のある真っ赤な苺が乗ったショートケーキ。甘酸っぱい香りが広がり、ついコーヒーと合わせたくなってしまう。バレットが淹れる苦みの効いたコーヒーが、妙に懐かしい。
しかし、イチゴ帝国栃木は、夏もこの果実が豊富なのだろうか?旬は冬のはずだが、ずいぶんと瑞々しく立派である。
「サミュエルさん! ケーキを一瞬で切り分けるマジックとかできますか?」
「え?」
包丁を手にした俺に、しのぶちゃんが矢を射るポーズを見せた。
「矢場の矢みたいに! あれ、すごかったです!」
魔法ではないゆえ煌めくことはない。だが、どうやったのかと問われた場合、答えようがないという。
「できぬことはないが……その、準備を要するのだ」
「あー、そうですよね! じゃあ、またどこかのタイミングで見たいです!」
しのぶちゃんの素直さに救われ、ホールケーキを六等分する。テーブルの端には、あの例のメモが置かれたままだ。
ボンジョルノ!のパワフルな文字も、BaーChanのローマ字も印象的ではあるが——。
「あのメモだが。あやのちゃん、と読んだらいいのだろうか?」
「あ、はい!」
「そのレディは、どなたなのだ?」
「私です!」
…………。
最強天使は、しのぶちゃんの仮面を被った文野ちゃんに遭遇した。ゲームだと、このまま対戦が始まるだろう。
どういうことだ?なぜ、身分を隠すのだ……!
そなたはやはり、くノ一の末裔だったのか……!?
——続く——
読んでくださりありがとうございます!週末は何度か更新しますので、ぜひ、お気に入り登録で通知を受け取っていただけると嬉しいです!^^ 引き続きお楽しみください!!
「蒼のナポリタンもある!」
風呂上がりの久美ちゃんとしのぶちゃんは声を上げて大喜びだ。手分けして、出来上がった料理の数々を座卓に運んでいく。
和室のふすまを開けると、中央に囲炉裏を備えた板張りの部屋が広がっていた。串に刺さった立派な鮎が、炭火の上でパチパチと心地よい音を立てている。皮目がパリッと焼ける、香ばしい匂いが漂っているぞ。
みなでグラスに炭酸飲料を注ぎ、日光の宴のスタートだ。
「いっただきまーすっ!」
箸を取る前に、ここで完成した料理をご紹介しよう。ばっとう汁、宇都宮餃子、いもフライ、だし巻き卵、ナポリタン。和牛ステーキには、遊特製の玉ねぎを使った和風ソースがかかっている。
続きまして。
明太子を発見した遊が、即席で作った明太子クリームパスタ、七合の白米、焼き上がり間近の鮎の塩焼き……。そして、ばーちゃんが用意してくれたかんぴょう巻き、ゆばの刺身、肉を使わぬ足利シュウマイ。
加えてデザートは、梨、ショートケーキ、三猿まんじゅうでフィニッシュである。
与えられた恵みを残すなど、俺にはもってのほかだ。帰りは穿いてきたズボンが入らないのでは。
「明日は婦人会のお友達が、そのままここに泊まるみたいなので。ばーちゃんとしては、作り置きがたくさんあるほうが嬉しいみたいです!」
「そうか。ならば安心だ……」
俺は両手を合わせ、次々と口に運んだ。初見の足利シュウマイに、温泉地で食べ損ねたかんぴょう巻き。遊のばっとう汁といもフライに、俺も包んだ宇都宮餃子。力也くん味付けの優しいだし巻き卵と、蒼くんの豪快なナポリタン——。
「しかし、どれも旨いな」
ステーキソースも売り物のように絶品だ。和牛の上品な脂とソースの甘じょっぱさは、最強のバディと言っていいだろう。
ちなみに、トラディショナルを吹っ飛ばす、独創的な日本のパスタメニュー・明太子クリームパスタも初めて味わったが……。
明太子のピリッとした辛味に、栃木生乳のまろやかさ。刻み海苔とシソの香りが、バターの濃厚さを引き立てている。う、うまいっ!
「いやはや、料理上手ばかりで感心するぞ」
「サミュエルさんもさ、ピーマンの種を除いたり、マッシュルームの汚れをとったり、餃子を詰めたりさ。上手だったよ!」
褒めてくれた遊だが、アシスタントとして優秀だったことが丸わかりである。
俺も料理をせぬわけではないが、バレットの休暇中は魔法で仕上げてしまうことがほとんどだ。美味ではあれど、真心がそこにはない。やはり手作りは、じんわりとこの身に沁みるところがあるな。
楽しく話しながら食べ進め、あれよあれよと皿の上の料理が減っていく。さすがに完食とまではいかずとも、遊シェフの指示は的確だったようだ。
「鮎も焼けたよ! 久美ちゃん、これ……」
遊が皿に乗せた鮎を、まずは久美ちゃんに差し出した。どうやら一番に焼きたてを食べて欲しかったようだ。鮎をデザートにする計画はやめたのだな?それが普通である。
「遊くん、どうもありがとう! どれもとっても美味しいよ?」
「よ、よかった……」
「私、遊くんの料理お店のものよりも好きかも!」
大照れな遊が鮎を串ごと口に入れそうで心配だが、この旅行で二人の距離はぐっと縮まったように思うぞ。一泊旅行は正解だったな。
さて、俺も湯気のあがった鮎にかぶりつくとするか。
——フワッ。
「なっ……!?」
遊の下処理の賜物とも言えるが、まず臭みが全くない。パリパリとした皮目と、粗塩のほどよい塩味。ホクホクの身には凝縮された旨味があり、骨など一本もないかのようだ。頭から尾まで、あっという間に味わい尽くしてしまったぞ!
「遊よ。鮎の焼き加減が、まるで料亭のようだ」
「よ、よかった……」
遊が俺にまで照れている。
背格好から何から、俺と久美ちゃんはまるで違うだが。遊には、俺が久美ちゃんに見えているのかもしれない。それはそれで問題である。
「私、そろそろケーキ切り分けてきますね!」
デザートは別腹のしのぶちゃんの言葉に、ほっぺに鮎が入ったままの力也くんが慌てて立ち上がっている。ははは。口をもぐもぐさせているぞ。
「力也くん、俺が手伝うからのんびりと宴を楽しんでくれ」
俺はしのぶちゃんと台所に向かい、小さな冷蔵庫を開けた。レモン牛乳と見つめ合いながら、ケーキの箱を取り出す。
「私、上手にカットする自信がないので、サミュエルさんにお願いしてもいいですか?」
「ははは。任せたまえ」
艶のある真っ赤な苺が乗ったショートケーキ。甘酸っぱい香りが広がり、ついコーヒーと合わせたくなってしまう。バレットが淹れる苦みの効いたコーヒーが、妙に懐かしい。
しかし、イチゴ帝国栃木は、夏もこの果実が豊富なのだろうか?旬は冬のはずだが、ずいぶんと瑞々しく立派である。
「サミュエルさん! ケーキを一瞬で切り分けるマジックとかできますか?」
「え?」
包丁を手にした俺に、しのぶちゃんが矢を射るポーズを見せた。
「矢場の矢みたいに! あれ、すごかったです!」
魔法ではないゆえ煌めくことはない。だが、どうやったのかと問われた場合、答えようがないという。
「できぬことはないが……その、準備を要するのだ」
「あー、そうですよね! じゃあ、またどこかのタイミングで見たいです!」
しのぶちゃんの素直さに救われ、ホールケーキを六等分する。テーブルの端には、あの例のメモが置かれたままだ。
ボンジョルノ!のパワフルな文字も、BaーChanのローマ字も印象的ではあるが——。
「あのメモだが。あやのちゃん、と読んだらいいのだろうか?」
「あ、はい!」
「そのレディは、どなたなのだ?」
「私です!」
…………。
最強天使は、しのぶちゃんの仮面を被った文野ちゃんに遭遇した。ゲームだと、このまま対戦が始まるだろう。
どういうことだ?なぜ、身分を隠すのだ……!
そなたはやはり、くノ一の末裔だったのか……!?
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