3 / 5
はじまり
03
しおりを挟む
お母さんは泣き崩れていた。
私はただただその幸せそうな顔をしゃがんで眺めている。
あー多分。
月はこの方が良かったんだな。
少しすると、唯斗くんのお母さんと優斗くんがやってくる。
「嘘っ!唯斗!?」
と泣き崩れる。
優斗くんは私の隣にやって来て私にならい横にしゃがみ込む。
「なんか幸せそう」
私が思っている事と同じ言葉を優斗くんは呟いた。
「死んじゃってるのにね」
「本当かな?」
「でも、血出てるし」
優斗くんは月と唯斗くんの周りをくるっと1周回る。
「手繋いでる。やっぱり仲良しだね」
「そうだね」
「泣かないの?」
「うん。なんかこれで良かったんじゃないかなって」
「そうだね」
私はただただその幸せそうな顔をしゃがんで眺めている。
あー多分。
月はこの方が良かったんだな。
少しすると、唯斗くんのお母さんと優斗くんがやってくる。
「嘘っ!唯斗!?」
と泣き崩れる。
優斗くんは私の隣にやって来て私にならい横にしゃがみ込む。
「なんか幸せそう」
私が思っている事と同じ言葉を優斗くんは呟いた。
「死んじゃってるのにね」
「本当かな?」
「でも、血出てるし」
優斗くんは月と唯斗くんの周りをくるっと1周回る。
「手繋いでる。やっぱり仲良しだね」
「そうだね」
「泣かないの?」
「うん。なんかこれで良かったんじゃないかなって」
「そうだね」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる