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幕間2:
続・続・その頃天界で・・・。
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おそらくこの魔神の出現は、ここを管轄する女神達が関与した事でなく、他の神が面白半分に魔神を召喚させる予定なのであろう。
「ねえ、この魔神召喚を許可しようとするのって絶対あいつの仕業だよね」
「多分そうでしょうね。いつも邪魔をしようとしてるし、それにいつもの口癖で、正義あるところ悪は存在するのがセオリーだ。だよね。あの馬鹿は」
「シルクちゃんそれ言いすぎだよぉ。アルちゃんだってさびしいんだよ。いつも魔界で1人だから、うちたちにちょっかいだしたいんよ」
「でも、マリエルそんな事言ってるけど、被害を受けるところは貴方のところよ」
「はっ」としてマリエルが青ざめて考え込んでしまった。
そう魔神と言っても完全な神でなく亜神の類で神に近い存在である。そのため神である者が許可しないと、この世界に召喚は出来ない様になっているはずなのである。なのでここにいないその他の神が許可したと言う事になる。
実を言うとここアーストリアには女神達の他にも神がいる。
事実上アーストリアを管理している神は基本的に女神達3柱だけであるが、その他にも邪な者達が信仰する神が1柱いて、あとは創造神1柱と滅多に表には出てこないが3柱の神が存在している。
ちなみにこのアーストリアの神システムは、頂点に創造神が1柱、次にめったに姿を現さない時の女神と生死の女神が2柱いる。その下にフィーナ達女神が3柱とこの世界に干渉できる魔界の管理者である邪神の1柱、それとまだ明らかになってないがおそらく天界を管轄している神が1柱がいる。天界といっても女神がいる神界とは別の場所で魔界と対になるばしょである。そしてこの世界において関与できる神が全てで8柱が存在している。
その下に守護天使が複数存在しているという事になっている。
そして先程説明した邪神が魔族と魔人族が信仰する神であり、名をアルニマと言い邪神と言っても悪意に満ちたもので無くただの悪戯好きの女神である。しかし限度を知らないので創造神が魔界の管轄に追いやった。
基本的に魔族と魔人族も魔界に住む住人だが、かなり前よりこちらの世界に進出してきている。
なので魔族と魔人族の中にはマリエルを信仰する者もいるので、魔なる者だからと言っても無下に扱う事が出来ずにいたのである。
それに一部の魔族と魔人族には、以前のように邪な力を振るう事がなくなり、聖なる力に触れても浄化されて消えると言う事も無くなっている。それに多種族と一緒に暮らす光景も今の世では、珍しくない。 特にマリエルの管轄する大陸では、複数確認できているからだ。
ただこの頃は、何故か邪な考えを持つ魔族と魔人族が魔界よりこちらに進出して増えてきた。その者達を討伐したいのだが、マリエルは自分を信仰してくれる者もいるので表立って行動できなかった。
それで自分の管轄している大陸にいる、複数の勇者と聖女に調査をしてもらう様にしたのだが、言う事を聞いて貰えないのが現実である。
もし邪な考えを持つ魔族と魔人族が行動しだしたら自分達が被害を受けるのに、それを説明してもまったく言う事を聞いてくれないのであった。
それは今までその勇者と聖女達に、好きな事をさせ余り干渉してなかったからであり。それがかえってあだになり、誰も言う事を聞かない様になっていた。
勇者と聖女の中には用件を聞く者もいるが、解決もできないうちから、褒美だけを要求してくる有様になっていた。それに勇者と聖女達は自分の力を過信して、女神であるマリエルを神として見て無かったと、いうよりもその姿を見たら女神というよりおバカなオットリ系のお姉さんに見えるからである。
なのでマリエルは、その自分を馬鹿にする勇者と聖女達を加護する事をかなり前から止めていた。
もともと、嫌々で受入れた転生者達だった事もあり、もうどうでも良いやと思っていたからである。それでもこのところ嫌な予見は発生してないので、そのうち如何にかし様と考えていたが、どうにも今回の大厄災は回避できそうもなかった。
そして先程青ざめていた状態から回復して、
「おねがいや、フィーナちゃぁん。もうどうにもならへんから、ユウマさんを貸してーな。おねがいやぁ」
先程と同じようにフィーナの抱きついて、今度は胸に顔を押し付けてお願いしてきている。
「確かにこれは、ひどいよね。ねえ、レミちゃんこれって何時ごろ起こる予定なの?」
泣きついてきたマリエルの頭を撫でながら、レミに詳しい発生時間を聞いてみた。
「それが正確な時間は、まだ特定で来ていません。先程出たばかりの予見なので詳しく調べませんと。それに直ぐに起きる事はないと思います。実を言いますとフィーナ様の管轄で発生する予定の大厄災が回避された時に、その大厄災を起こす原因の魔人族に多大の被害が出たみたいでして、その影響で直ぐには発生しないと思います」
「なるほどね。ならさあマリエル、今の内に貴方のところの冒険者達に解決させれば良いのじゃない」
「そやけどなぁ、魔人族の中にはめっちゃ強いのおるさかい、あの子らやったら倒されてまうかもしれへん。でもあの馬鹿チンどもやったら如何にかなるかもしれへんけど・・・言う事聞いてくれるかどうか?ウチの事、神様と思ってくれへんし、うううん」
何故か深く考えているマリエルに対して、フィーナはとりあえず保険をかけてやる事にした。
「ならさぁ、マリエル。とりあえずその子たちで一旦如何にかしようよ。それでも、だめな時はユウマさんにお願いしてみるから。期待はしないようにしてね。でもこちらとしても大厄災だけは、如何にか、避けたいからね」
「ホント、ありがとおっ、フィーナちゃん。だから好きやねん」
「あと、アルニマにも変な奴の召喚を許可しない様にお願いしてみたら、貴方仲がいいのだから」
「ええ、でも・・・アルちゃん、ウチのこと困らすの好きやから余計喜んでもっといやな事するかもしれへん」
「ああ、そうだったわね。その件はやっぱりいいわ。とりあえずマリエルが努力したら、ユウマさんの事は考えてあげるから頑張りなさい」
最初は断ったのに、最終的にはマリエルを助ける事にしたフィーナであった。
「ねえ、この魔神召喚を許可しようとするのって絶対あいつの仕業だよね」
「多分そうでしょうね。いつも邪魔をしようとしてるし、それにいつもの口癖で、正義あるところ悪は存在するのがセオリーだ。だよね。あの馬鹿は」
「シルクちゃんそれ言いすぎだよぉ。アルちゃんだってさびしいんだよ。いつも魔界で1人だから、うちたちにちょっかいだしたいんよ」
「でも、マリエルそんな事言ってるけど、被害を受けるところは貴方のところよ」
「はっ」としてマリエルが青ざめて考え込んでしまった。
そう魔神と言っても完全な神でなく亜神の類で神に近い存在である。そのため神である者が許可しないと、この世界に召喚は出来ない様になっているはずなのである。なのでここにいないその他の神が許可したと言う事になる。
実を言うとここアーストリアには女神達の他にも神がいる。
事実上アーストリアを管理している神は基本的に女神達3柱だけであるが、その他にも邪な者達が信仰する神が1柱いて、あとは創造神1柱と滅多に表には出てこないが3柱の神が存在している。
ちなみにこのアーストリアの神システムは、頂点に創造神が1柱、次にめったに姿を現さない時の女神と生死の女神が2柱いる。その下にフィーナ達女神が3柱とこの世界に干渉できる魔界の管理者である邪神の1柱、それとまだ明らかになってないがおそらく天界を管轄している神が1柱がいる。天界といっても女神がいる神界とは別の場所で魔界と対になるばしょである。そしてこの世界において関与できる神が全てで8柱が存在している。
その下に守護天使が複数存在しているという事になっている。
そして先程説明した邪神が魔族と魔人族が信仰する神であり、名をアルニマと言い邪神と言っても悪意に満ちたもので無くただの悪戯好きの女神である。しかし限度を知らないので創造神が魔界の管轄に追いやった。
基本的に魔族と魔人族も魔界に住む住人だが、かなり前よりこちらの世界に進出してきている。
なので魔族と魔人族の中にはマリエルを信仰する者もいるので、魔なる者だからと言っても無下に扱う事が出来ずにいたのである。
それに一部の魔族と魔人族には、以前のように邪な力を振るう事がなくなり、聖なる力に触れても浄化されて消えると言う事も無くなっている。それに多種族と一緒に暮らす光景も今の世では、珍しくない。 特にマリエルの管轄する大陸では、複数確認できているからだ。
ただこの頃は、何故か邪な考えを持つ魔族と魔人族が魔界よりこちらに進出して増えてきた。その者達を討伐したいのだが、マリエルは自分を信仰してくれる者もいるので表立って行動できなかった。
それで自分の管轄している大陸にいる、複数の勇者と聖女に調査をしてもらう様にしたのだが、言う事を聞いて貰えないのが現実である。
もし邪な考えを持つ魔族と魔人族が行動しだしたら自分達が被害を受けるのに、それを説明してもまったく言う事を聞いてくれないのであった。
それは今までその勇者と聖女達に、好きな事をさせ余り干渉してなかったからであり。それがかえってあだになり、誰も言う事を聞かない様になっていた。
勇者と聖女の中には用件を聞く者もいるが、解決もできないうちから、褒美だけを要求してくる有様になっていた。それに勇者と聖女達は自分の力を過信して、女神であるマリエルを神として見て無かったと、いうよりもその姿を見たら女神というよりおバカなオットリ系のお姉さんに見えるからである。
なのでマリエルは、その自分を馬鹿にする勇者と聖女達を加護する事をかなり前から止めていた。
もともと、嫌々で受入れた転生者達だった事もあり、もうどうでも良いやと思っていたからである。それでもこのところ嫌な予見は発生してないので、そのうち如何にかし様と考えていたが、どうにも今回の大厄災は回避できそうもなかった。
そして先程青ざめていた状態から回復して、
「おねがいや、フィーナちゃぁん。もうどうにもならへんから、ユウマさんを貸してーな。おねがいやぁ」
先程と同じようにフィーナの抱きついて、今度は胸に顔を押し付けてお願いしてきている。
「確かにこれは、ひどいよね。ねえ、レミちゃんこれって何時ごろ起こる予定なの?」
泣きついてきたマリエルの頭を撫でながら、レミに詳しい発生時間を聞いてみた。
「それが正確な時間は、まだ特定で来ていません。先程出たばかりの予見なので詳しく調べませんと。それに直ぐに起きる事はないと思います。実を言いますとフィーナ様の管轄で発生する予定の大厄災が回避された時に、その大厄災を起こす原因の魔人族に多大の被害が出たみたいでして、その影響で直ぐには発生しないと思います」
「なるほどね。ならさあマリエル、今の内に貴方のところの冒険者達に解決させれば良いのじゃない」
「そやけどなぁ、魔人族の中にはめっちゃ強いのおるさかい、あの子らやったら倒されてまうかもしれへん。でもあの馬鹿チンどもやったら如何にかなるかもしれへんけど・・・言う事聞いてくれるかどうか?ウチの事、神様と思ってくれへんし、うううん」
何故か深く考えているマリエルに対して、フィーナはとりあえず保険をかけてやる事にした。
「ならさぁ、マリエル。とりあえずその子たちで一旦如何にかしようよ。それでも、だめな時はユウマさんにお願いしてみるから。期待はしないようにしてね。でもこちらとしても大厄災だけは、如何にか、避けたいからね」
「ホント、ありがとおっ、フィーナちゃん。だから好きやねん」
「あと、アルニマにも変な奴の召喚を許可しない様にお願いしてみたら、貴方仲がいいのだから」
「ええ、でも・・・アルちゃん、ウチのこと困らすの好きやから余計喜んでもっといやな事するかもしれへん」
「ああ、そうだったわね。その件はやっぱりいいわ。とりあえずマリエルが努力したら、ユウマさんの事は考えてあげるから頑張りなさい」
最初は断ったのに、最終的にはマリエルを助ける事にしたフィーナであった。
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