巻き込まれて異世界へ ~なぜだか関わった人の運命変えてます~

桜華 剛爛

文字の大きさ
149 / 557
第7章 冒険の始まりかもしれない。

7-2 ギルマスの部屋でのひととき・?

しおりを挟む



 そして、今フィリアの前に例の使わなかった水晶球関係を提出した。



 もちろん例の神光玉は出していない。これに関しては一応城の中で調べたら、神様ぐらいの徳の高い方より授かる物らしく、一般的に製作不能なアイテムと書物には書かれていた。
 まあ実際には、大昔に製作した偉人いじんが数人いるらしいが、ホントかウソかは解らない。
 なので、やはり出す事は出来ないと言う事で、今現在もアイテムボックスの中にとどまっている。

 それで今回提出した水晶は、聖銀星水晶球これは以前ヨーコさんに説明して貰った通り、周囲の魔素を一定量吸収する物で、ただ吸収するだけである程度吸収すると色が変化して聖紅玉となり、魔素力補充用のアイテムになるらしい。まあ以前言っていた聖碑などの魔素吸収の補助するアイテムになる。

 次に聖霊銀水晶球は、周囲の魔素を吸収して聖なる気へと変換して排出するらしい、ただ吸収する能力はその水晶球の半径0.5km程で人族等が吸収する能力より少ないのである。基本的に人族等で魔法適正のある者なら魔素をある程度吸収して魔法として放出できる。だが人族等である程度吸収するとその吸収が止まってしまう。このアイテムはその人族等と同じ様な感じで、ある程度吸収すると微量な聖なる気を排出する、まあ貯めてから変換して排出するので効率的には余り良くない。

 聖光水晶は、先程説明した聖霊銀水晶球よりも優れた物で、能力的には同じ様な物だが排出に関しては、吸収しながら排出するので効率は良くなる。
 このアイテムに関しては、基本的に街や村等に数個設置して防御結界を張るのに用いているアイテムで、何かのアイテムと併用して使う必要がある。防御結界は、結界術式の彫られた御符又は、アミュレットをセットする事により結界防御壁を発生することの出来る装置になる。

 その次に聖銀鈴光水晶これは、元々聖碑に埋め込まれていた物で、魔素をある程度の速度で吸収、そして聖なる気を特定量排出する物である。ただこれを製作するには途方も無い尽力と時間が必要なうえ、製作できる者が少ない。過去にはかなりの人が作れていたのだが、今の世の中には数える程しか残ってない。

 そして最後に聖光玉は、先程説明したアイテムの数十倍の能力があり、今では製作できる者はいないし途方も無い時間が必要である。文献には、過去に製作したものは後に仙人と呼ばれる人で今でも生きているみたいだった。ただもう製作できるだけの材料の入手が難しいとの事だ。まあこれに関しては使用してしまったのでこの中には無い。

 これらを城にいる間に調べていた、なのであの時フィリアが口止めしたのが良く解った。

 何せこれらの品物を、たった数時間の間に俺は製作してしまったのだから、いわばこの製作者を表に出してしまっては大変な事になってしまうのである。

 なのでこれを調べた時は、あの時にみんなの口止めしてくれたフィリアには、一旦感謝したがそれ以外の事をばらしたのを思い出し、感謝を口にするのは止めておいた。

 だって、なんか負けた様な気がするし、この先なんかに利用されそうだから黙っとこう。
 この時ユウマは、そう思っていた。

「そうそう、ユウマ。あんた今後は如何するの?出来れば、ここシルフォードに滞在して貰いたいのだけど、こちらとしては色々助かるし」
 そして、フィリアから今後の予定と行動を尋ねられたので答えた。
「それは、強要ですか?それとも単なるお願いですか?」

 一旦フィリアは顎に指をそえて考えた後に、
「そうね、これは友人としてのお願いになるわね。それとここにいてくれるなら、私の権限で色々ともみ消してあげるからね、お願い♪」
 いや、可愛い子っぶってもあんたの正体知ってるから効き目は薄いが、そんな権限があるのか不思議に思い尋ねる事にした。
「えっ?でもそんな権限は、あるんですか。ギルドマスターとは言えそこまでの権限はないのでは?」

「あら、貴方も聞いていたでしょ。昨日の式典で国からの制限が無くなるって、あれはいわゆる私に自由な権限を与えるって意味でしょ」
「はぁ?いやいや、そう言う意味じゃ。あれ、でも、いやそんな事は・・・・」
 ユウマは、フィリアの言った言葉の意味がかなり違う様に思ったが、この部分に触れてはいけないと思い途中で言葉にするのを止めた。

 するとその言葉を聞いていたシルフィーが声をかけてきた。
「ええ、その考えでいいと思いますよ。それに何か不具合が発生したらわたくしがお父様達に脅す・・・いえ、お願いいたしますから」
 そう答えニコッとこちらに笑顔を向けてきた。
『・・・いま、確かに脅すって言葉が聞こえたが、この中で一番怒らせたらいけない人物なのでは』
 と、ユウマは考えていた。

 それに、そう言えば今までシルフィーが怒ったとこを見てないよな、もし本気で怒ったら誰か止めきる人物がいるのか? と、考えていた。



 そうこう話している間に、日が暮れてユウマの提出した品物関係の鑑定は、夜通し行なう事になった事を、途中でやって来た秘書兼サブギルドマスターであるホノカさんが説明してくれた。


しおりを挟む
感想 798

あなたにおすすめの小説

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?

つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。 平民の我が家でいいのですか? 疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。 義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。 学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。 必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。 勉強嫌いの義妹。 この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。 両親に駄々をこねているようです。 私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。 しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。 なろう、カクヨム、にも公開中。

男爵家の厄介者は賢者と呼ばれる

暇野無学
ファンタジー
魔法もスキルも授からなかったが、他人の魔法は俺のもの。な~んちゃって。 授けの儀で授かったのは魔法やスキルじゃなかった。神父様には読めなかったが、俺には馴染みの文字だが魔法とは違う。転移した世界は優しくない世界、殺される前に授かったものを利用して逃げ出す算段をする。魔法でないものを利用して魔法を使い熟し、やがては無敵の魔法使いになる。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !

本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。  主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。 その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。  そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。 主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。  ハーレム要素はしばらくありません。

悪役令嬢の父は売られた喧嘩は徹底的に買うことにした

まるまる⭐️
ファンタジー
【第5回ファンタジーカップにおきまして痛快大逆転賞を頂戴いたしました。応援頂き、本当にありがとうございました】「アルテミス! 其方の様な性根の腐った女はこの私に相応しくない!! よって其方との婚約は、今、この場を持って破棄する!!」 王立学園の卒業生達を祝うための祝賀パーティー。娘の晴れ姿を1目見ようと久しぶりに王都に赴いたワシは、公衆の面前で王太子に婚約破棄される愛する娘の姿を見て愕然とした。 大事な娘を守ろうと飛び出したワシは、王太子と対峙するうちに、この婚約破棄の裏に隠れた黒幕の存在に気が付く。 おのれ。ワシの可愛いアルテミスちゃんの今までの血の滲む様な努力を台無しにしおって……。 ワシの怒りに火がついた。 ところが反撃しようとその黒幕を探るうち、その奥には陰謀と更なる黒幕の存在が……。 乗り掛かった船。ここでやめては男が廃る。売られた喧嘩は徹底的に買おうではないか!! ※※ ファンタジーカップ、折角のお祭りです。遅ればせながら参加してみます。

義妹がピンク色の髪をしています

ゆーぞー
ファンタジー
彼女を見て思い出した。私には前世の記憶がある。そしてピンク色の髪の少女が妹としてやって来た。ヤバい、うちは男爵。でも貧乏だから王族も通うような学校には行けないよね。

処理中です...