巻き込まれて異世界へ ~なぜだか関わった人の運命変えてます~

桜華 剛爛

文字の大きさ
161 / 557
第7章 冒険の始まりかもしれない。

7-14 ギルド内は大騒ぎ・・・?

しおりを挟む



 そう言ってホノカさんが近くで、アタフタしていたギルド職員を呼びつけ資料を持ってもらった。



 そのギルド職員のを良く見ると、今朝依頼を受注してくれた少女じゃないですか。・・・でも何故泣いているの?
「グス、ホノカさまぁ。 ウグッジュ、資料をお持ちしました。グス」
「こんにちは、今朝はどうも・・・あっ、これ使います」
 涙と鼻水で可愛い顔が台無しになっているに、手ぬぐい風のタオルみたいなのを渡した。

「あっ、はいグス。ありがとですグス。それとこんにちはグス、今朝はどうもです。グス・・・・・ズヴィッ・・グジュグジュ・・・?」
「えーと、ふむふむ、間違いないですね。ユウマさん、こちらになりま「ああっ!」・・・」
 ホノカさんがその受け取った資料を確認してから渡さしてくれている途中で、泣きながらその資料を持って来てくれた職員のが突然大きな声をあげた。

「あっ、ああ、こちらの方です。依頼を受注された方は・・・」
「へっ、どうゆう事です。メイプルさん?」
「なになに、どうしたの?」
 何故か俺の方を見て声をあげ叫んだ。

「はっ、はい。この方があの依頼をお受けになった方です。でも、良かったですぅ、まだ出発していなくって・・・」
 そういいながら俺の手を握りながら飛び跳ね喜んでいたが、どう言う事だ?

「えっと、ホノカさんどういう事ですか?」
「あっ、はい、あっすみません。その前にちょっとだけ失礼します」
 そう言って先程からあっち来たりこっち来たりしている他の職員達に、依頼を受注した人が解ったのと緊急依頼の解除を指示してこちらに戻ってきた。

「ユウマ様すいません。先程の説明いたしますので、こちらの方にいらしてください」
 どうも別室で説明してくれるそうなので、そちらに移動した。

 そしてまず、今回のミスについてを説明してくれた。

 するとやはり今回俺が受けた採取依頼は、ランクCの低いクラスの依頼でなく、ランクAクラスの上位冒険者への採取と討伐依頼だったそうだ。
 しかも単独でこなす様な依頼内容ではなく、ランクAクラスの冒険者が最低でも2人かそれ以上の人数で行なうか、もしくはランクBクラスの上位冒険者が3人以上の複数で行なわないといけない危険な依頼であった事と、その中の依頼内容を詳しく書いていなかったと事を詳しく説明をしてくれたのだ。
 それと本来は、採取依頼と併用するのにはそれなりの準備手順などがあるのだけれど、それの説明と報告を忘れていたのと、一緒にいた職員の確認漏れだったそうである。

 やはり、おかしいと思ったんだよな。まあ、もう完了しているからいいけど、今度はチャント自分でも確認しようとユウマは思っていた。

「でも、良かったです。まだ旅立ってなくて、それにユウマさんのランクでもかなり厳しいと思いますので」
「ヘッ、どういう事ですか?・・・もう、採取は終わって換金に戻って来たんですけど?」
 その言葉に何故かホノカさんとメイプルちゃんが驚いた顔をしてお互いを見た後に。

「はぁ、いやいや、そんなの無理ですよ。今朝受注してからまだ5ヒュリテ時間しか経ってないですよ。それに記載していた期限も短すぎる内容だったんですよ。それをいくらなんでも・・・・」

「そうですよ、脅かさないで下さいよ。流石に新人の私でも解りますよ。その場所に向かうだけで最低でも3日はかかりますから、だから冗談だって、あははは・・・はは」


「えっと、ユウマさんまさか・・・」
「はいっ、これですけど・・・」
 そう言って依頼であった採取素材の全てをこの部屋の中に出した。

 するとホノカさんは呆れ顔になり、メイプルちゃんは口を開けて気絶していた。
 何故気絶したのかは置いといて、とりあえず鑑定と受注確認をしてもらう事にした。
「えっと、とりあえず。これが依頼の品物なので確認して貰えます。時間がかかるようなら、ちょっと食事してきますのでよろしいですか」

「えっ、あっ、はい、良いですけど、これは薬草のポポタですか。かなり大きいのですが?」
「えっ、やっぱり大きいのですか?・・・これじゃ駄目ですか」
「いえ、大きさは別に問題ないのですが。これは通常の10倍はありますね。こんなのは初めてですよ。それにこの時期のポポタは、花がついていないので採取方法も違うのですが、これは見事に咲いてますし、そのままの状態なので問題ありません」
 なんと、これで10倍の大きさなら、もう1本の奴はさらにデカかったから20倍はあるのかな、とりあえず取り出すまい。これでこの驚きの状態だからもう1本の奴ならメイプルちゃんみたいに気絶するかも知れない。
 しかもこの時期の採取方法は違うのか、なら今回俺が受けたすべての依頼書の内容は、滅茶苦茶だと言う事になるのか、どうなっているこのギルドの職員達は、あとでフィリアさんに詳しく聞こうと、ユウマは思っていたのだった。

「それじゃ、後はよろしくお願いしますね。俺、食事に行ってきますから」
「あっ、はい、おそらくそんなに時間はかからないと思いますので、後で受付カウンターに声をかけて貰えれば対処いたしますので」
 その言葉を聞き食堂の方に向かった。


 食事を終らして商会ギルドに必要な残りの資材の購入と、先程とって来た木材の一部を買い取って貰い、神殿の情報も仕入れた。

「えっ、ならこの都市の中には、王城内しか神殿が無いのですか?」
「そうだよ。この都市には、王城内しか神殿はないな。あとは、そうだなぁ・・・。あっ、あそこがあるな迷宮洞窟ダンジョンの奥にあると聞いたことがあるぞ、ただ何処の迷宮洞窟ダンジョンだったか忘れたな」

「そうなんですか。うーん、城か流石に・・・」
「おっ、アンちゃん神殿に興味があるのかい。それなら自分で作るって方法もあるぞ」
「えっ、作れるんですか?」
「ああ、ただ簡易的なものでな、まあホントに神様が下りてくるかどうか解らないが、よく貴族とか金を持ってる者は結構作ってるみたいだぞ」

「ああ、それなら俺も聞いた事あるな、それとあと教会とかにあるのも簡易的に作られた神殿らしいしな。気まぐれな神様なら降臨してくれるかもな」
 そんな話を商会ギルドの販売店で色々聞いたのであった。

 なるほどチャントした神殿は、このシルフォードでは城の中か、どこかの迷宮洞窟ダンジョンにしかないのか。
 それとその後に聞いた簡易的な神殿の事を、ちょっと考える事にした。



 まさか、出てきたばかりの城に、また戻るのは流石に嫌だったので、もう1回女神フィーナ様に相談しようと思っていた。そして今夜にでも、また連絡しようと考えていたのであった。


しおりを挟む
感想 798

あなたにおすすめの小説

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

無能なので辞めさせていただきます!

サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。 マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。 えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって? 残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、 無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって? はいはいわかりました。 辞めますよ。 退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。 自分無能なんで、なんにもわかりませんから。 カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?

つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。 平民の我が家でいいのですか? 疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。 義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。 学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。 必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。 勉強嫌いの義妹。 この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。 両親に駄々をこねているようです。 私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。 しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。 なろう、カクヨム、にも公開中。

男爵家の厄介者は賢者と呼ばれる

暇野無学
ファンタジー
魔法もスキルも授からなかったが、他人の魔法は俺のもの。な~んちゃって。 授けの儀で授かったのは魔法やスキルじゃなかった。神父様には読めなかったが、俺には馴染みの文字だが魔法とは違う。転移した世界は優しくない世界、殺される前に授かったものを利用して逃げ出す算段をする。魔法でないものを利用して魔法を使い熟し、やがては無敵の魔法使いになる。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !

本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。  主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。 その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。  そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。 主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。  ハーレム要素はしばらくありません。

悪役令嬢の父は売られた喧嘩は徹底的に買うことにした

まるまる⭐️
ファンタジー
【第5回ファンタジーカップにおきまして痛快大逆転賞を頂戴いたしました。応援頂き、本当にありがとうございました】「アルテミス! 其方の様な性根の腐った女はこの私に相応しくない!! よって其方との婚約は、今、この場を持って破棄する!!」 王立学園の卒業生達を祝うための祝賀パーティー。娘の晴れ姿を1目見ようと久しぶりに王都に赴いたワシは、公衆の面前で王太子に婚約破棄される愛する娘の姿を見て愕然とした。 大事な娘を守ろうと飛び出したワシは、王太子と対峙するうちに、この婚約破棄の裏に隠れた黒幕の存在に気が付く。 おのれ。ワシの可愛いアルテミスちゃんの今までの血の滲む様な努力を台無しにしおって……。 ワシの怒りに火がついた。 ところが反撃しようとその黒幕を探るうち、その奥には陰謀と更なる黒幕の存在が……。 乗り掛かった船。ここでやめては男が廃る。売られた喧嘩は徹底的に買おうではないか!! ※※ ファンタジーカップ、折角のお祭りです。遅ればせながら参加してみます。

処理中です...