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第7章 冒険の始まりかもしれない。
7-39 神殿の奥の部屋で・・・?
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その様にミアちゃんに褒められた。うん、やはり褒められるのは嬉しいものだ。
しかし、あのフィーナ様の驚き引きつかせてる顔は何かをやってしまったみたいな感じだな。
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まあ、その事はさておき、今はミアちゃんが神界へ戻るのに時間がかかったかを、簡単にフィーナ様に説明していた。
ちなみに今いる場所は、神殿の奥に作っていた工房予定の隠し部屋の中だ。
まあ、まだ部屋の中にはほとんど何もないが、一応ソファーと仮眠用のベッドは置いていたので、今はそのソファーの前にテーブルを置きその上に自家製の手作りクッキーと紅茶を出している。
それで、ミアちゃんが説明しているあいだ、肝心のフィーナ様はと言うと・・・・。紅茶を片手に俺が作ったクッキーをすごい勢いで食べている。
「ぼぶはぼ、ん、んんんっ・・・《ウグウグッ、グビッグビッ、ゴックン》ぷっはっ、ふう、死ぬかと思った」
クッキーを頬張りながら喋ったので、のどにクッキーを詰らせていた。 なので別に準備していたミルクの入っていたコップを渡すと急いでそのコップを受け取り、そのミルクを一気に飲み干した。最初は紅茶を飲もうとしていたが、紅茶はいつの間にか空になっていたのでかなり慌てていた。
それから、一息ついてフィーナ様は、俺にお礼を言った後に先程の返事をした。
「ふしゅぅ、すみませんユウマさん。ありがとう御座います。なるほどね。まあ、解ったわ。そう言うことだったのミア。私、慌てちゃったよ、ユウマさんから連絡があったら直ぐに行こうって言ってたから。ん?・・・・あっ、あぁぁぁっ、ユウマさん、ごめんなさい、ごめんなさい。さっき慌ててたから間違えて連絡を切っちゃって、完全に私忘れてました。それに何故かその後、連絡がまったく取れなくなったの。ホントにごめんなさい」
思い出したように、俺に謝罪を入れてきた。まあ、過ぎた事だからいまさら気にしてもしょうがないので、フィーナ様には気にしないで下さいと言っておいた。
「それにしても、フィーナ様、はしたないですよ。そんなに頬張って食べたら!?」
ミアちゃんがフィーナ様の行動を見て注意しながら、自分もテーブルの上においていたクッキーを1つ口に入れた。するととたんに顔をほころばせて感激で声をあげた。
「なっ、なんですかっ。これ? とてもおいしいです。ほのかに甘くて程よい硬さ、そして何より香ばしいです」
何故か、俺の作ったクッキーはとてもこの二人には好評だった。まあ、確かにこの世界のお菓子としては、味気のないスコーンみたいなのとジャムと言っていいのか解らないが、その辺の果物を煮詰めたものを塗った硬いパンだけなのだ。
なので、ちゃんとしたジャムや乾燥させた果物をパンやスコーンの中に練り込むなどの調理をしたお菓子類とかは、はっきりいってない。ましてやパンケーキなどもないしクリームだってないのだから。
それに砂糖を使った甘味物が有るにはあるが、貴重すぎてほとんどないときた。でも、神様だったらそんな物簡単に手に入りそうだが?・・・まあ、今の状況を見たら、神様だからと言ってもそんな贅沢は出来ないみたいだな。だって目の前ですごい勢いで2人とも俺の作ったお菓子を感激しながら食べているから。
ちなみに話しは代わるが、この世界には発酵食品や加工したお菓子などの文化はなく、発酵している物に至っては腐っていると誤解して捨ててしまっている。 さらに加工したお菓子類は、無いに等しい。有ったとしても味がないのであった。
特にいい例が先程言ったジャムみたいなものが、長期に保存しているとうまい具合に発酵しているのに、それを処分しようとしていた。これをたまたま俺が近くで作業していたので聞いてみた。
すると、使用人の子がこう答えた。
「すっぱい臭いするので、これは腐ってます。なので処分しますね。あと、このジャムも同じ様に感じなので、これも同じく処分します」
と、ただ匂いだけで判断していた。
「ちょっと、それらを捨てるなら、俺にくれない?」
その時は何故か不思議な顔をされたが、まあ、別に気にせずにそれらを俺にくれた。それとその時に、痛みかけている古い果物類も処分すると言う事だったので、それもついでにもらった。
このときなんで匂いと見た目で判断して鑑定を行なわないか聞いてみたら、それらのスキルは冒険者しか持っていないので無理といわれ。
それでその事を近くにいた料理人たちに聞いたら。
「俺達には、この嗅覚と味覚で判断するんだ下手な素人が口を出すな」
料理人には料理人のやり方があると逆にとの文句を言われ怒られた。 それならまともな味の飯を出せと思ったが、少ない調味料で一生懸命料理を作っていたのでそれ以上言葉に出して言うのはやめた。
それで俺は、とりあえずそれを引き取り確認したら、確かにすっぱい匂いはするが、これは・・・と思い念のため【鑑定眼】のスキルで確認したら案の定、発酵状態だった。ちなみにこれらは砂糖を全然使用していないので、素材そのものの味しかしないし、すっぱい匂いがしているが、かなり熟成されて甘みも出ていた。
そして、調理場に入って一番ビックリしたのが、先程言った調味料が塩と唐辛子しかなかった。
胡椒とかの香辛料、それに砂糖と蜂蜜などの甘味類は高級品であり少量しかなかった。
しかもサラダとかにかけるドレッシング類は、塩か柑橘類のみだった。
先程言った砂糖は基本的に、流通が無くかなり遠くの国から極少量買い付けているそうだ。後はシロップアントと言う昆虫?からは砂糖に似たシロップを、ハニービートルからは蜂蜜が採取できる。
これらはその固体からも取れるが巣に行くと多量に取れるらしいのだが、一般の冒険者では無理だそうだ。
それに相手はランクAクラスの昆虫いや昆獣らしいなのだ。はっきり言って人間の子供の大きさが有り頭も良いそうだ。こちらが敵対しない限り襲いかかってくる事もないので討伐対象でもない。
なので手に入れるのも非常にレアな状態なのである。
そして発酵に関してだが、翌々考えたらワインなどのお酒はあるのに発酵させた品物がないのは、おかしいとは思っていた。ただ俺は、ここのワインを飲んだことがないので実際どんなものかは、解らないので今度飲ませてもらおうと思っている。
そんなこんなで、俺が作ったお菓子類やパンケーキ類、それとミルク加工して作ったクリームやヨーグルトは何故か好評だった。それに以前作ったマヨネーズもその類だった。
そして、話は戻るが今目の前で何の為に来たか忘れるくらいに二人は、クッキーを舌鼓を打ちながら食している。
ここまで、美味しそうに食べて貰えるのなら、ちょっとまだ試作段階だが乾燥フルーツを加えたバウンドケーキを出してみた。
ただ、砂糖が使えなかったので、オレンジに似た果物、ミーブルを煮詰めてそれを砂糖代わりに使った。
まあ結果的にミーブルの香りが引き立ちいい具合に焼きあがった。
それで何故試作段階かと言うと色がちょっと食欲をそそらない。なにせ赤色が濃い状態なのだ。ホントはもう少し薄い色にしたかったが、それで色んな乾燥フルーツを入れて焼き上げてなんと見た目がよくなっているが、それでもまだ試作段階の状態だ。
でも、フィーナ様とミアちゃんは、すごく喜んで食べてくれた。
「なっ、なっ、なんですかぁ、このたべものはぁ。下界にはこんな美味しいものがあるのですか?」
「違うよ、ミア。《もぐもぐ》これは、全然《うぐうぐ、ごっくん》ミアこれは、おそらくここにしかないよ。ねえ、ユウマさんこれはどこで手に入れたの」
「はっ、はい、いやこれは俺が作りましたけど・・・。あれだったら持ち帰られます?」
「「えっ、良いのですか?ユウマさん」」
「えっ、ええ、今のところそんなに数はないですが、それでよかったら・・・」
お土産に持って帰るかと尋ねたら、二人ともすごい勢いでお願いしてきた。
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まあここまで気にいってくれたのなら、作ったかいは有るがそこまでなのか、この世界のお菓子はそれに女神様とかならなんとでもなりそうな気がするが、まあいいや。
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その様にミアちゃんに褒められた。うん、やはり褒められるのは嬉しいものだ。
しかし、あのフィーナ様の驚き引きつかせてる顔は何かをやってしまったみたいな感じだな。
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まあ、その事はさておき、今はミアちゃんが神界へ戻るのに時間がかかったかを、簡単にフィーナ様に説明していた。
ちなみに今いる場所は、神殿の奥に作っていた工房予定の隠し部屋の中だ。
まあ、まだ部屋の中にはほとんど何もないが、一応ソファーと仮眠用のベッドは置いていたので、今はそのソファーの前にテーブルを置きその上に自家製の手作りクッキーと紅茶を出している。
それで、ミアちゃんが説明しているあいだ、肝心のフィーナ様はと言うと・・・・。紅茶を片手に俺が作ったクッキーをすごい勢いで食べている。
「ぼぶはぼ、ん、んんんっ・・・《ウグウグッ、グビッグビッ、ゴックン》ぷっはっ、ふう、死ぬかと思った」
クッキーを頬張りながら喋ったので、のどにクッキーを詰らせていた。 なので別に準備していたミルクの入っていたコップを渡すと急いでそのコップを受け取り、そのミルクを一気に飲み干した。最初は紅茶を飲もうとしていたが、紅茶はいつの間にか空になっていたのでかなり慌てていた。
それから、一息ついてフィーナ様は、俺にお礼を言った後に先程の返事をした。
「ふしゅぅ、すみませんユウマさん。ありがとう御座います。なるほどね。まあ、解ったわ。そう言うことだったのミア。私、慌てちゃったよ、ユウマさんから連絡があったら直ぐに行こうって言ってたから。ん?・・・・あっ、あぁぁぁっ、ユウマさん、ごめんなさい、ごめんなさい。さっき慌ててたから間違えて連絡を切っちゃって、完全に私忘れてました。それに何故かその後、連絡がまったく取れなくなったの。ホントにごめんなさい」
思い出したように、俺に謝罪を入れてきた。まあ、過ぎた事だからいまさら気にしてもしょうがないので、フィーナ様には気にしないで下さいと言っておいた。
「それにしても、フィーナ様、はしたないですよ。そんなに頬張って食べたら!?」
ミアちゃんがフィーナ様の行動を見て注意しながら、自分もテーブルの上においていたクッキーを1つ口に入れた。するととたんに顔をほころばせて感激で声をあげた。
「なっ、なんですかっ。これ? とてもおいしいです。ほのかに甘くて程よい硬さ、そして何より香ばしいです」
何故か、俺の作ったクッキーはとてもこの二人には好評だった。まあ、確かにこの世界のお菓子としては、味気のないスコーンみたいなのとジャムと言っていいのか解らないが、その辺の果物を煮詰めたものを塗った硬いパンだけなのだ。
なので、ちゃんとしたジャムや乾燥させた果物をパンやスコーンの中に練り込むなどの調理をしたお菓子類とかは、はっきりいってない。ましてやパンケーキなどもないしクリームだってないのだから。
それに砂糖を使った甘味物が有るにはあるが、貴重すぎてほとんどないときた。でも、神様だったらそんな物簡単に手に入りそうだが?・・・まあ、今の状況を見たら、神様だからと言ってもそんな贅沢は出来ないみたいだな。だって目の前ですごい勢いで2人とも俺の作ったお菓子を感激しながら食べているから。
ちなみに話しは代わるが、この世界には発酵食品や加工したお菓子などの文化はなく、発酵している物に至っては腐っていると誤解して捨ててしまっている。 さらに加工したお菓子類は、無いに等しい。有ったとしても味がないのであった。
特にいい例が先程言ったジャムみたいなものが、長期に保存しているとうまい具合に発酵しているのに、それを処分しようとしていた。これをたまたま俺が近くで作業していたので聞いてみた。
すると、使用人の子がこう答えた。
「すっぱい臭いするので、これは腐ってます。なので処分しますね。あと、このジャムも同じ様に感じなので、これも同じく処分します」
と、ただ匂いだけで判断していた。
「ちょっと、それらを捨てるなら、俺にくれない?」
その時は何故か不思議な顔をされたが、まあ、別に気にせずにそれらを俺にくれた。それとその時に、痛みかけている古い果物類も処分すると言う事だったので、それもついでにもらった。
このときなんで匂いと見た目で判断して鑑定を行なわないか聞いてみたら、それらのスキルは冒険者しか持っていないので無理といわれ。
それでその事を近くにいた料理人たちに聞いたら。
「俺達には、この嗅覚と味覚で判断するんだ下手な素人が口を出すな」
料理人には料理人のやり方があると逆にとの文句を言われ怒られた。 それならまともな味の飯を出せと思ったが、少ない調味料で一生懸命料理を作っていたのでそれ以上言葉に出して言うのはやめた。
それで俺は、とりあえずそれを引き取り確認したら、確かにすっぱい匂いはするが、これは・・・と思い念のため【鑑定眼】のスキルで確認したら案の定、発酵状態だった。ちなみにこれらは砂糖を全然使用していないので、素材そのものの味しかしないし、すっぱい匂いがしているが、かなり熟成されて甘みも出ていた。
そして、調理場に入って一番ビックリしたのが、先程言った調味料が塩と唐辛子しかなかった。
胡椒とかの香辛料、それに砂糖と蜂蜜などの甘味類は高級品であり少量しかなかった。
しかもサラダとかにかけるドレッシング類は、塩か柑橘類のみだった。
先程言った砂糖は基本的に、流通が無くかなり遠くの国から極少量買い付けているそうだ。後はシロップアントと言う昆虫?からは砂糖に似たシロップを、ハニービートルからは蜂蜜が採取できる。
これらはその固体からも取れるが巣に行くと多量に取れるらしいのだが、一般の冒険者では無理だそうだ。
それに相手はランクAクラスの昆虫いや昆獣らしいなのだ。はっきり言って人間の子供の大きさが有り頭も良いそうだ。こちらが敵対しない限り襲いかかってくる事もないので討伐対象でもない。
なので手に入れるのも非常にレアな状態なのである。
そして発酵に関してだが、翌々考えたらワインなどのお酒はあるのに発酵させた品物がないのは、おかしいとは思っていた。ただ俺は、ここのワインを飲んだことがないので実際どんなものかは、解らないので今度飲ませてもらおうと思っている。
そんなこんなで、俺が作ったお菓子類やパンケーキ類、それとミルク加工して作ったクリームやヨーグルトは何故か好評だった。それに以前作ったマヨネーズもその類だった。
そして、話は戻るが今目の前で何の為に来たか忘れるくらいに二人は、クッキーを舌鼓を打ちながら食している。
ここまで、美味しそうに食べて貰えるのなら、ちょっとまだ試作段階だが乾燥フルーツを加えたバウンドケーキを出してみた。
ただ、砂糖が使えなかったので、オレンジに似た果物、ミーブルを煮詰めてそれを砂糖代わりに使った。
まあ結果的にミーブルの香りが引き立ちいい具合に焼きあがった。
それで何故試作段階かと言うと色がちょっと食欲をそそらない。なにせ赤色が濃い状態なのだ。ホントはもう少し薄い色にしたかったが、それで色んな乾燥フルーツを入れて焼き上げてなんと見た目がよくなっているが、それでもまだ試作段階の状態だ。
でも、フィーナ様とミアちゃんは、すごく喜んで食べてくれた。
「なっ、なっ、なんですかぁ、このたべものはぁ。下界にはこんな美味しいものがあるのですか?」
「違うよ、ミア。《もぐもぐ》これは、全然《うぐうぐ、ごっくん》ミアこれは、おそらくここにしかないよ。ねえ、ユウマさんこれはどこで手に入れたの」
「はっ、はい、いやこれは俺が作りましたけど・・・。あれだったら持ち帰られます?」
「「えっ、良いのですか?ユウマさん」」
「えっ、ええ、今のところそんなに数はないですが、それでよかったら・・・」
お土産に持って帰るかと尋ねたら、二人ともすごい勢いでお願いしてきた。
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まあここまで気にいってくれたのなら、作ったかいは有るがそこまでなのか、この世界のお菓子はそれに女神様とかならなんとでもなりそうな気がするが、まあいいや。
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※小説家になろう・カクヨムにも同タイトルで投稿しています。
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