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第8章 新たなる冒険?の始まりかもしれない。
8-22 月姫と雪姫。
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さて、ホントにどうしようと考えていたら、腰に付けていた雪姫と月姫が突然、光を発しだした。
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そして、以前ファルが剣から実体化したみたいに、この刀の子達まで実体化してしまった。
まあ、するんじゃないかなとは思ってたけど、まさかホントにするとは思わなかった。何でもありだねこの世界は。
『ありゃま、もう実体化出来る様になっちゃたんだ。2人とも?』
『はい、ファルお姉様』
『やっほぉーい、ファルファル。やっとこの姿になれたよ。これで直接、月達は主様の力になれるよ』
『およよ、でもこの子達って、聖霊じゃないよね?でも、似てる』
俺が、雪姫と月姫が実体化した姿、特に着物を来た女性に変化した2人に驚いていると、ファルは元々知っていたのか気軽に話かけていた。それを見ていたフレイは、2人の事を聖霊じゃない事を確認して声をかけていた。
「おっ、おい、これはどう言う事でしょうか?そこの皆さん。俺達に解り易い様に説明をしてくれない」
俺がそう尋ね、周りにいた娘達も声を出さずに頷いていた。
流石にこの状態を、一部始終見ていたフィリアさんとヨーコさんも、何が起こったか解らないという顔で、シルフィーとメグミさんもまたユウマが厄介な事を起したと思っているようだが、いつもの事なので大人しく事情を聞くことにした。
『あっ、そっか。マスターは多分薄々気が付いてたと思うけど、この子達は元々あの剣だっけ?・・あっ、刀だ。それに封印されていた子達だよ』
はぁ、いやいや、俺そんな事知らないぞ。ただ、ファルと同じ様な感じの物だとは思ってたが、封印なんて聞いてないぞ。
『あれ、私も知らなかったよ。ファルと同じ様に物に宿った聖霊かと思ってた?』
フレイもその点は知らなかったようだ。
『はい、私達はファルお姉様の言われたとおり私達は、刀と言うより刀になる前のある物に封印されていて、その地方では妖魔などと呼ばれていた聖霊と同じようなものです』
『そうそう、それに元々月と雪は1つのものだったの。でも2つに分かれたせいで本来の姿に戻れなくなり諦めてたの。でも主様の元にいたくて頑張って力を蓄えていたら、それが急に力があふれて戻ってきたのねぇ。ねっ雪』
『そうです。それがですね。主様がこのたび神界に行く事になり、何故か私とお姉様の力がすべて戻り、封印も解いて頂けました。それで今この姿になれました。以後私達の事をよろしくお願いいます』
どうやら、今回のこの姿と言うより封印が解けたのは、神界に行ったのがきっかけの様である。
それが先程までいた神界で女神達の神聖な気というかオーラをあびて、封じ込められていた力が解放されたそうだ。それに2人は元々1つの存在で、そのある物が2つに分けられて2人、いや2本の刀の姿になったようだ。
ちなみに雪姫の一人称は私とおしとやかな感じの姫様タイプに対し、月姫は自分に事を月と言って言わばヤンチャなお姫様タイプである。この時点で月姫の方が姉のポジジョンなのが不思議である。
ただ、心配なのは何故封印されていたのかと、何故その様な姿なのかと言うぐらいだ。
それについては今度じっくり聞くことにして、今はとりあえず先程言っていた直接力になれるってどう言う意味か尋ねることにしよう。
「なあ、月姫。さっき俺の力になれるとか言ってなかったか、なんで?」
『あっ、うん、月と雪ならこの寒さを緩和できるよ。主様』
『はい、私とお姉様とで協力すれば、主様だけならこの寒さを防げますよ』
おっと、ここで思いもしなかった事が発覚した。
ちなみに今の聖霊と言うかファル達の会話を聞いても、フィリア様とヨーコさんは余り納得していない様だった。だが今ここであれこれ聞く訳にも行かないので、今回の件が終った後にでも詳しく教える事になり、先に進むことになった。
それで今は二手に分かれて行動をしている。
俺は、先行して雪山を一直線に向かうルートを取り。フィリアさんをリーダーにヨーコさんとメグミさん、それとシルフィーの4人が通常の道順で雪山のストーンヘンジに向かうルートである。
実を言うと、4人の向かったルートの方は安全に勧めるうえ元領主の館があり、いざと言うときには建物内に非難が出来る。それに通路もちゃんとしているからである。
俺の方はと言うとハッキリ言って道は無い。それに所々崖があったり、寒冷地特有の魔獣が多種多様といたが、今のところオニオンロックは一体も確認できていない。
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そして、早々と俺だけはアイスヘンジに着いてしまっていた。
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さて、ホントにどうしようと考えていたら、腰に付けていた雪姫と月姫が突然、光を発しだした。
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そして、以前ファルが剣から実体化したみたいに、この刀の子達まで実体化してしまった。
まあ、するんじゃないかなとは思ってたけど、まさかホントにするとは思わなかった。何でもありだねこの世界は。
『ありゃま、もう実体化出来る様になっちゃたんだ。2人とも?』
『はい、ファルお姉様』
『やっほぉーい、ファルファル。やっとこの姿になれたよ。これで直接、月達は主様の力になれるよ』
『およよ、でもこの子達って、聖霊じゃないよね?でも、似てる』
俺が、雪姫と月姫が実体化した姿、特に着物を来た女性に変化した2人に驚いていると、ファルは元々知っていたのか気軽に話かけていた。それを見ていたフレイは、2人の事を聖霊じゃない事を確認して声をかけていた。
「おっ、おい、これはどう言う事でしょうか?そこの皆さん。俺達に解り易い様に説明をしてくれない」
俺がそう尋ね、周りにいた娘達も声を出さずに頷いていた。
流石にこの状態を、一部始終見ていたフィリアさんとヨーコさんも、何が起こったか解らないという顔で、シルフィーとメグミさんもまたユウマが厄介な事を起したと思っているようだが、いつもの事なので大人しく事情を聞くことにした。
『あっ、そっか。マスターは多分薄々気が付いてたと思うけど、この子達は元々あの剣だっけ?・・あっ、刀だ。それに封印されていた子達だよ』
はぁ、いやいや、俺そんな事知らないぞ。ただ、ファルと同じ様な感じの物だとは思ってたが、封印なんて聞いてないぞ。
『あれ、私も知らなかったよ。ファルと同じ様に物に宿った聖霊かと思ってた?』
フレイもその点は知らなかったようだ。
『はい、私達はファルお姉様の言われたとおり私達は、刀と言うより刀になる前のある物に封印されていて、その地方では妖魔などと呼ばれていた聖霊と同じようなものです』
『そうそう、それに元々月と雪は1つのものだったの。でも2つに分かれたせいで本来の姿に戻れなくなり諦めてたの。でも主様の元にいたくて頑張って力を蓄えていたら、それが急に力があふれて戻ってきたのねぇ。ねっ雪』
『そうです。それがですね。主様がこのたび神界に行く事になり、何故か私とお姉様の力がすべて戻り、封印も解いて頂けました。それで今この姿になれました。以後私達の事をよろしくお願いいます』
どうやら、今回のこの姿と言うより封印が解けたのは、神界に行ったのがきっかけの様である。
それが先程までいた神界で女神達の神聖な気というかオーラをあびて、封じ込められていた力が解放されたそうだ。それに2人は元々1つの存在で、そのある物が2つに分けられて2人、いや2本の刀の姿になったようだ。
ちなみに雪姫の一人称は私とおしとやかな感じの姫様タイプに対し、月姫は自分に事を月と言って言わばヤンチャなお姫様タイプである。この時点で月姫の方が姉のポジジョンなのが不思議である。
ただ、心配なのは何故封印されていたのかと、何故その様な姿なのかと言うぐらいだ。
それについては今度じっくり聞くことにして、今はとりあえず先程言っていた直接力になれるってどう言う意味か尋ねることにしよう。
「なあ、月姫。さっき俺の力になれるとか言ってなかったか、なんで?」
『あっ、うん、月と雪ならこの寒さを緩和できるよ。主様』
『はい、私とお姉様とで協力すれば、主様だけならこの寒さを防げますよ』
おっと、ここで思いもしなかった事が発覚した。
ちなみに今の聖霊と言うかファル達の会話を聞いても、フィリア様とヨーコさんは余り納得していない様だった。だが今ここであれこれ聞く訳にも行かないので、今回の件が終った後にでも詳しく教える事になり、先に進むことになった。
それで今は二手に分かれて行動をしている。
俺は、先行して雪山を一直線に向かうルートを取り。フィリアさんをリーダーにヨーコさんとメグミさん、それとシルフィーの4人が通常の道順で雪山のストーンヘンジに向かうルートである。
実を言うと、4人の向かったルートの方は安全に勧めるうえ元領主の館があり、いざと言うときには建物内に非難が出来る。それに通路もちゃんとしているからである。
俺の方はと言うとハッキリ言って道は無い。それに所々崖があったり、寒冷地特有の魔獣が多種多様といたが、今のところオニオンロックは一体も確認できていない。
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そして、早々と俺だけはアイスヘンジに着いてしまっていた。
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