209 / 557
第8章 新たなる冒険?の始まりかもしれない。
8-21 問題の場所についたが、新たな問題が発生。
しおりを挟む
・
・
・
それならますます問題ないようで、2人の聖霊気で俺達全員を寒冷でも活動でいる様にしてもれえるらしい。それなら問題なく雪山に向かう事が出来るので、アイスストーン山脈にいけるとの事だ。
・
・
・
実はそのアイスストーン山脈は最近までは、ただのたまに雪が積もる雪山だったのだが、ここ数年で雪と氷に閉ざされた雪山となり気温がドンドン下って人が近づけなくなっているらしい。
その原因となるのが、どうも気温を操る新種の魔獣が関わっているそうだ。
まあそれらが関与しているのかは解らないが、オニオンロックや他の寒冷地に強い魔獣等がその場所に集まり、オニオンロックに関しては上位種オニオンブラストが多数生まれているらしい。
「はい、ですのでまず最初に頂上に行ってもらい、頂上にあるアイスヘンジの遺跡を壊してください。ホントは壊したくないのですが・・・・。この際、贅沢は言いません」
ん?・・・壊したく無いのに、なんで壊す必要があるのかな?
「あの、なんでそのアイスヘンジって言うのを、壊す必要があるのですか?」
うんうん、俺もそれは思う。ヨーコさん良く聞いてくれた。それになんでかな?
「あっ、はい、それはですね。どうも、今回の黒幕である新種の魔獣がそのアイスヘンジを変質させてしまっているみたいで、その、それで天候がおかしくなって・・・ずっと雪の状態になっているみたいです。それであのあたり一帯が人の住めなくなってしまってるんです。なので壊すしか無いと思います。ホントは壊さず修復をしたいのですけど・・・おそらくそんな時間がないので」
「あら、それならユウマにそれを直させたら良いんじゃ無いですか?この子錬金術とか色々持ってますし」
えっ・・・そこで俺に振るんですか?フィリアさん・・・。
「いえ、そこを直すための材料が無いんですよ。それにいくら錬金術が使えても・・・。それに何故かここからその場所の様子も確認出来なくなっていますので」
・
・
などと色々聞かされて、そして実はもうその場所に俺は一人で来ている。
なんで俺だけがここにもう来ているかは、最初はみんなと一緒に来る予定だった。
しかし、思った以上にこの場所が寒すぎて、フレイとファルの2人では寒冷から守護できる余裕がなくなって来た。それは考えていたより寒さが激しく、守護する為に自分達の力だけでは4人が限界だと説明してくれたのだ。
それが解ったのは、この雪山のふもとにたどり着いた時点でそれが判明した。ついでに言うと、もうこの時点で引き返すのが無理だった。それでその時は何故平気だったかと言うと実は平気ではなかった寒かった、すごく。
それは、転移させられた場所に着いた途端に、聖霊に進化した2人が漏らした言葉で事態が急変した。
『あっ、これちょっと、キツイかも』
『うん、私もそう思う。マスターこれ、ちょっとやばいよ』
「へっ、どうした。2人とも?それにかなり寒いんだが」
『うんとね。ここのこの寒さ尋常じゃないよ。思ってたよりかなり最悪。それに今この状態はヤバイよ』
どうやら、神界で聞いていた情報よりも更に深刻な事態に陥っていた様なのである。
『このままじゃ。私達の魔力と聖力が尽きちゃう』
「はっ、そこまでやばいのか?さぶ」
「ユウマ様、このままじゃ私たちが凍えてしまいますし、例の場所にたどり着く前にフレイ達が」
「そうよ、ユウマ。このままじゃ私達も危ないわ。凍えてしまう前に一旦引きましょう」
「ユウ君、これじゃあここを攻略する前にみんな凍死してしまうわ」
「そうですね。ユウマさん一旦戻りましょう」
そう言う流れになったので、一旦戻ろうと女神様に渡されていた緊急用の転移結晶を発動した。だが何故か先程の神界の部屋にも他の場所にも、転移が出来ないというより転移結晶が発動しなくなっていた。
念の為俺はスキル【通話】でフィーナ様に連絡を取ってみたのだが、これまたノイズばかりで一向に使えなかった。
「これは、完全にヤバイ状況ですね。どうしましょう。連絡どころかここから戻れなくなっていますね」
「ユウ君、これってもしかして、どうにもならない状態なんじゃ。無理をしてでもここを攻略しないと行けないのですね」
そのとおりですメグミさん、なんて言葉に出して言える訳無いじゃん。しかし、ホントにどうしようか?このままじゃ早い段階でみんなの心が折れてしまう。
『ねぇ、ねぇマスター、とりあえずマスターから魔力を貰えれば、私達で4人の守護はどうにかできるけど、でも、1人だけはどうしても無理』
『うん、私もそうだよ。いま実を言うと既にユウマの魔力を貰ってる状態なんだよね。それでファルと強力して5人を何とか守護してるの。だから辛うじて耐えられる状態なの』
ますますヤバイ状態であり、しかも既にフレイは俺の魔力を使っているときた。
・
・
・
さて、ホントにどうしようと考えていたら、腰に付けていた雪姫と月姫が突然、光を発しだした。
・
・
・
・
・
それならますます問題ないようで、2人の聖霊気で俺達全員を寒冷でも活動でいる様にしてもれえるらしい。それなら問題なく雪山に向かう事が出来るので、アイスストーン山脈にいけるとの事だ。
・
・
・
実はそのアイスストーン山脈は最近までは、ただのたまに雪が積もる雪山だったのだが、ここ数年で雪と氷に閉ざされた雪山となり気温がドンドン下って人が近づけなくなっているらしい。
その原因となるのが、どうも気温を操る新種の魔獣が関わっているそうだ。
まあそれらが関与しているのかは解らないが、オニオンロックや他の寒冷地に強い魔獣等がその場所に集まり、オニオンロックに関しては上位種オニオンブラストが多数生まれているらしい。
「はい、ですのでまず最初に頂上に行ってもらい、頂上にあるアイスヘンジの遺跡を壊してください。ホントは壊したくないのですが・・・・。この際、贅沢は言いません」
ん?・・・壊したく無いのに、なんで壊す必要があるのかな?
「あの、なんでそのアイスヘンジって言うのを、壊す必要があるのですか?」
うんうん、俺もそれは思う。ヨーコさん良く聞いてくれた。それになんでかな?
「あっ、はい、それはですね。どうも、今回の黒幕である新種の魔獣がそのアイスヘンジを変質させてしまっているみたいで、その、それで天候がおかしくなって・・・ずっと雪の状態になっているみたいです。それであのあたり一帯が人の住めなくなってしまってるんです。なので壊すしか無いと思います。ホントは壊さず修復をしたいのですけど・・・おそらくそんな時間がないので」
「あら、それならユウマにそれを直させたら良いんじゃ無いですか?この子錬金術とか色々持ってますし」
えっ・・・そこで俺に振るんですか?フィリアさん・・・。
「いえ、そこを直すための材料が無いんですよ。それにいくら錬金術が使えても・・・。それに何故かここからその場所の様子も確認出来なくなっていますので」
・
・
などと色々聞かされて、そして実はもうその場所に俺は一人で来ている。
なんで俺だけがここにもう来ているかは、最初はみんなと一緒に来る予定だった。
しかし、思った以上にこの場所が寒すぎて、フレイとファルの2人では寒冷から守護できる余裕がなくなって来た。それは考えていたより寒さが激しく、守護する為に自分達の力だけでは4人が限界だと説明してくれたのだ。
それが解ったのは、この雪山のふもとにたどり着いた時点でそれが判明した。ついでに言うと、もうこの時点で引き返すのが無理だった。それでその時は何故平気だったかと言うと実は平気ではなかった寒かった、すごく。
それは、転移させられた場所に着いた途端に、聖霊に進化した2人が漏らした言葉で事態が急変した。
『あっ、これちょっと、キツイかも』
『うん、私もそう思う。マスターこれ、ちょっとやばいよ』
「へっ、どうした。2人とも?それにかなり寒いんだが」
『うんとね。ここのこの寒さ尋常じゃないよ。思ってたよりかなり最悪。それに今この状態はヤバイよ』
どうやら、神界で聞いていた情報よりも更に深刻な事態に陥っていた様なのである。
『このままじゃ。私達の魔力と聖力が尽きちゃう』
「はっ、そこまでやばいのか?さぶ」
「ユウマ様、このままじゃ私たちが凍えてしまいますし、例の場所にたどり着く前にフレイ達が」
「そうよ、ユウマ。このままじゃ私達も危ないわ。凍えてしまう前に一旦引きましょう」
「ユウ君、これじゃあここを攻略する前にみんな凍死してしまうわ」
「そうですね。ユウマさん一旦戻りましょう」
そう言う流れになったので、一旦戻ろうと女神様に渡されていた緊急用の転移結晶を発動した。だが何故か先程の神界の部屋にも他の場所にも、転移が出来ないというより転移結晶が発動しなくなっていた。
念の為俺はスキル【通話】でフィーナ様に連絡を取ってみたのだが、これまたノイズばかりで一向に使えなかった。
「これは、完全にヤバイ状況ですね。どうしましょう。連絡どころかここから戻れなくなっていますね」
「ユウ君、これってもしかして、どうにもならない状態なんじゃ。無理をしてでもここを攻略しないと行けないのですね」
そのとおりですメグミさん、なんて言葉に出して言える訳無いじゃん。しかし、ホントにどうしようか?このままじゃ早い段階でみんなの心が折れてしまう。
『ねぇ、ねぇマスター、とりあえずマスターから魔力を貰えれば、私達で4人の守護はどうにかできるけど、でも、1人だけはどうしても無理』
『うん、私もそうだよ。いま実を言うと既にユウマの魔力を貰ってる状態なんだよね。それでファルと強力して5人を何とか守護してるの。だから辛うじて耐えられる状態なの』
ますますヤバイ状態であり、しかも既にフレイは俺の魔力を使っているときた。
・
・
・
さて、ホントにどうしようと考えていたら、腰に付けていた雪姫と月姫が突然、光を発しだした。
・
・
・
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
ありふれた聖女のざまぁ
雨野千潤
ファンタジー
突然勇者パーティを追い出された聖女アイリス。
異世界から送られた特別な愛し子聖女の方がふさわしいとのことですが…
「…あの、もう魔王は討伐し終わったんですが」
「何を言う。王都に帰還して陛下に報告するまでが魔王討伐だ」
※設定はゆるめです。細かいことは気にしないでください。
「俺が勇者一行に?嫌です」
東稔 雨紗霧
ファンタジー
異世界に転生したけれども特にチートも無く前世の知識を生かせる訳でも無く凡庸な人間として過ごしていたある日、魔王が現れたらしい。
物見遊山がてら勇者のお披露目式に行ってみると勇者と目が合った。
は?無理
魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。
一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。
転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ
karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。
しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。
心が折れた日に神の声を聞く
木嶋うめ香
ファンタジー
ある日目を覚ましたアンカーは、自分が何度も何度も自分に生まれ変わり、父と義母と義妹に虐げられ冤罪で処刑された人生を送っていたと気が付く。
どうして何度も生まれ変わっているの、もう繰り返したくない、生まれ変わりたくなんてない。
何度生まれ変わりを繰り返しても、苦しい人生を送った末に処刑される。
絶望のあまり、アンカーは自ら命を断とうとした瞬間、神の声を聞く。
没ネタ供養、第二弾の短編です。
婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる