巻き込まれて異世界へ ~なぜだか関わった人の運命変えてます~

桜華 剛爛

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第8章 新たなる冒険?の始まりかもしれない。

8-25 新種の魔獣。

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 それに、今回のこの事象を未然に防がなかったら、間違い無く大厄災の一歩手前であったはずだ。



 しかし、ここに来ている者達は一切そんな事が起きるとは思ってもいなかったし、それを防ごうとは考えてなかった。唯単に目の前に現れてきた魔獣モンスターを、根絶やしにしていただけである。

 そして、先程の領主の屋敷より出てきたアイスヘルは順調に根絶やしにしていった。
 その後に出てきたのはホワイトパールアントであった。 これは虫系の魔獣モンスターであるがフィリア達が嫌っていた虫系とは種類的に違う部類だったので、普通に相手をしていたのであった。

 何故平気だったかと言うと、このホワイトパールアントはある物を持つ魔獣モンスターであったからである。
 そのある物は後ほど解ることになる、それでその襲ってきた数は30体程度であったが、普段見るホワイトアントと違い、大きさが尋常でない異常な大きさではあった。
 まあ普段のホワイトアントは小型犬ほどの大きさなのであるが、今フィリア達の前にいる奴の大きさは馬と変わらないかそれ以上の大きさであった。

 今度の相手は、4人を守護していたフレイとファルが相手をしようとしていた。
『蟻んこは、一気に焼くのにかぎるぅぅ』
『やるなら切り刻んでビリビリぃぃ』
 などと変なことを語りながらフレアは【紅炎波フレア】で前方にいた5匹を一気に焼き払い。ファルに関しては【真空斬エアスラッシュ】別名カマイタチをそのうしろにいた5匹に放った後、【電撃サンダーボルト】を放って跡形もなく焼き尽くした。

「ああ、ファルちゃん、フレイ。それ以上やっては例の物が壊れてしまいます」
「そっ、そうですよ。出来る事ならあれだけでも回収しなくては」
 シルフィーとヨーコが、慌ててフレイとファルの攻撃を停止させた。それで残りのホワイトパールアント2人で嬉々として倒していた。
 フレイとファルは、なんで攻撃を止めさせられたか不思議に思い。二人の後を追っていくメグミに聞いてみた。
「えっとね。あのホワイトパールアントの持つパールジュエルが目当てじゃないかな」
『パールジュエル?・・・なにそれ』
 メグミのその言葉に不思議そうにファルが聞き返した。

「あっ、そっか妖精や聖霊にはあんま関係ないからね。あれの持つパールジュエルはある物を作る品物なんだ』
『『ある物を作る品物?』』
 そこにフィリアが簡単に説明したが、まだよく解っていない2人が更に不思議がっていた。

「それはね。ある化粧水の材料と、甘味の材料よ。砂糖はかなり貴重だからあれを手に入れれば一石二鳥だものね。普通の蟻系の魔獣モンスターや昆獣は、蜜系の甘味を体内に溜め込むけど、パールアント系は特殊な薬品を体内で精製しているから、その甘味を包んでいる殻がまた良いものなのよ。特にホワイト系はね」
 どうやら今出てきたホワイトパールアントは、女の子が特に喜ばれる物を持っているようなのである。
 それで、シルフィーとヨーコは急いでそのホワイトパールアントのある物を回収しつつ倒していっていたのである。フィリアとメグミも、フレイとファルに説明した後、追って行ったのである。

 それから次々と出てくる強力な魔獣モンスターを倒していったが、ついにフィリア以外の3人、シルフィーとヨーコ、そしてメグミの魔力が底をつきかけたのである。

 するとそれを待っていたかのように、奥から毛むくじゃらの大きなガタイのいい男、雪男のような男が現れ出てきたのだ。
「ふははは、馬鹿な冒険者共が来たと思ったが、なかなかやるでは無いか。まさかわれが出てくるまでになろうとはな」
 大きな声で笑いながら変な男が語り周りを見ていた。

「んあ?なぜ女、子供だけなのだ?お前達にようはない。まあ、聖霊らしいものもいる見たいが、何処にいる強い奴は姿を見せろ。われは崇高なる魔人族のグレル様の家来であるスノウビックマンのゴンゾである。さあ、われと殺りあおうぞ。さっさと姿を見せよ」
 この男は魔人族のグレルの家来でスノウビックマンでゴンゾと名乗った。こいつはおそらく神界で話していた新種の魔獣モンスターで言葉も喋る奴であった。

「ねえ、こいつ私達の事を舐めてない。ヨーコ」
「そうですね。舐めてますね。ちょっと痛い目にあわせますか。お姉ちゃん」
 フィリアとヨーコの姉妹が何故か先程のゴンゾの言葉が頭にきていたのか、物騒な事を言い出した。

 すると領主の館の辺り一面の氷が、フィリアとヨーコの何とも言えない、気と魔力で一気に解け始めてきた。

「おっ、おお、なんだお前達は?それにこの気と魔力はなんだ」
 スノウビックマンであるゴンゾは、フィリアとヨーコの変貌に驚いていて声を漏らした。

 そのフィリアとヨーコの姿は、フィリアの方は今までの幼女の様な姿から一変して艶かしい姿になり、ヨーコの方は姿が余り変わってないが、あきらかに魔力が増し強くなっていた。

「ふん、馬鹿じゃない。あなたに教える訳無いじゃい。今から消してしまう、あなたには。ふふふふっ」
「そうですね。あなたはちょっと調子に乗りすぎました。なのでお仕置きです。シルフィーさんとメグミさんはちょっと離れていてください。今から私達が本気であの馬鹿を始末しますから」

『うわぁぁ、あの2人すごいね。私達の守りが無いでも問題ないみたいだよ』
『だねっ、だね。ちょっとやばいよね』
 フレイとファルは、そのフィリアとヨーコの異様な魔力を感じてシルフィーとメグミを連れて少し離れて見守る事にした。



 そして、今からフィリアとヨーコが新種の魔獣モンスターである、スノウビックマンのゴンゾとの戦闘が開始されたのであった。


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