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第8章 新たなる冒険?の始まりかもしれない。
8-33 今回の黒幕との戦闘開始?
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そして、今から怒り狂っている魔人族の男グレルとユウマの戦闘が始まるのであった。
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相手の魔人族は、余程頭に来ているのか、叫びながら自分の持っていた剣で切りかかってきた。
「きさま、我を愚弄するきか、許さんぞ、許さん。ギッタギッタに切り裂いてくれるはァァァ」
そう叫びながら物凄いスピードで向かってきた。
ユウマは流石に戦闘に対してぎゃあぎゃあ言う事はあるなと思いつつ、軽々とその攻撃をかわしていった。余程頭に来ているのか、攻撃が単調でとてもかわし易く見やすい。
そのうえ馬鹿らしいほどユウマには退屈な攻撃であった。
『うーん、どうなってんだ。こいつの攻撃凄く単調でアホらしいのだけど?ホントにフィリアさんをあんな状態までもっていったのか?』
流石にこの魔人族の男が、フィリアをそこまで追い込んだのかが、このとき不思議でしょうがなかったユウマであった。なのでとりあえずファルに念話で確認する事にしたのだ。
『おーい、ファル。ちょっと聞きたい事があるんだが、教えてくれ』
『うん?なにマスター。いきなり』
『ああ、あのさ。さっきさぁ、こいつがフィリアさんとみんなを倒してたみたいだが、ホントにこいつがやったのか?』
『ん?うんにゃ、違うよ。そいつはみんなが弱ってる時に、出てきただけだよ。まあ、殺気と特殊能力でみんなに状態異常をかけようとはしてたけど。それがどうしたの?』
『ああ、相手が弱すぎるからな、おかしいと思ったから尋ねた。サンキュ良く解った』
なんだ、こいつのせいじゃなかったのかよ。
なんかこいつに対してスゲー、ムカついたけどちゃんとした事を聞いたら、なんか急にやる気がなくなってきた。
でも、確かにさっきの魔法は凄かったのに、なんでここまで期待外れなのだろう。
そんな事を考えながら、ずっと攻撃をかわし続けていた。それで相手の魔人族グレルも冷静さを取り戻しかけていて、攻撃が当たらない事がおかしいと思い始めていたのである。
「な、何者なんだ、きさま。それにそのスピードあきらかにおかしいだろう?」
どうやら完全に冷静さを取り戻し、ユウマと一旦距離を取てこちらをよく観察して語ってきた。
「いや、何者って・・・。まあ、一応冒険者ではあるけど?」
「いやいやいや、その速さはおかしすぎる。きさま・・・はっ!?まさか勇者か英雄の職種なのか?」
「ん?・・・いや、俺は勇者の称号もジョブも持っとらんぞ。それになんだ英雄の職種って?」
「なっ、英雄種を知らないだと、英雄と呼ばれる職種の事だ。そんな事も知らんのか?」
「ん?はっきり言おう、知らん!それにたぶん勇者は他にいるぞ。まあ、ここにはいないけど」
「なっ、なるほど英雄の職種を知らんのか?それに勇者では無いのだな。ふむふむ、なるほどそれでもそのスピードか、おそらくこの世界ではそれなりに速いようだな。まあ、きさまのような奴が最速であるはずが無いがそれでも速いな。それにおそらくそれが限界であろうがな。それでは我には勝てまい」
グレルはユウマの事を勇者でも英雄の職種でも無いと感じ取って、どうやら安心しきっているようだ。
しかもユウマの移動スピードを見て、なかなか速いがこの世界では最速でないとまで言った。そのうえ今現在ユウマが本気で戦ってると勘違いしているようだ。
ただそう言ってきたがユウマ自身は、実のところ本気をまったくといっていいほど出していないし、もし見抜かれたとしてもユウマがこの時点で本気を出す気はなかった。というより出せないでいた。
まあ、何故本気を出せないかというと、フィーナ様に大半の能力を封印されているからである。しかも、あの後自分で能力を最大減まで落とせるように魔導具を作り、それも実は装着していたのである。
それでもここに来ていないリンカと同等の能力の力を持っている。それにまだ不思議とユウマは成長し続けているのである。
これに関しては女神であるフィーナ様も知らないし、ユウマの周りにいるみんなも知らなかったのである。 まあ、ただファルと月姫、雪姫はユウマの本質的な能力には気が付いているが、そこはそれが当たり前と思っているので口には出していないだけであった。
それで、先程の話に戻るが今現在ユウマ自身もその封印や能力を押さえつけるアイテムを身に付けていても、事実上目の前にいる魔人族グレルに対しては、3分の2程度の力しか出していなかったのである。
「どうした、本気を出さないのであれば、我が本気を出す事にしよう。喰らえ究極魔法の連続技を」
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そう言葉をあげ、先程放っていた【暗黒過重光線】呪文を詠唱しはじめた。
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そして、今から怒り狂っている魔人族の男グレルとユウマの戦闘が始まるのであった。
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相手の魔人族は、余程頭に来ているのか、叫びながら自分の持っていた剣で切りかかってきた。
「きさま、我を愚弄するきか、許さんぞ、許さん。ギッタギッタに切り裂いてくれるはァァァ」
そう叫びながら物凄いスピードで向かってきた。
ユウマは流石に戦闘に対してぎゃあぎゃあ言う事はあるなと思いつつ、軽々とその攻撃をかわしていった。余程頭に来ているのか、攻撃が単調でとてもかわし易く見やすい。
そのうえ馬鹿らしいほどユウマには退屈な攻撃であった。
『うーん、どうなってんだ。こいつの攻撃凄く単調でアホらしいのだけど?ホントにフィリアさんをあんな状態までもっていったのか?』
流石にこの魔人族の男が、フィリアをそこまで追い込んだのかが、このとき不思議でしょうがなかったユウマであった。なのでとりあえずファルに念話で確認する事にしたのだ。
『おーい、ファル。ちょっと聞きたい事があるんだが、教えてくれ』
『うん?なにマスター。いきなり』
『ああ、あのさ。さっきさぁ、こいつがフィリアさんとみんなを倒してたみたいだが、ホントにこいつがやったのか?』
『ん?うんにゃ、違うよ。そいつはみんなが弱ってる時に、出てきただけだよ。まあ、殺気と特殊能力でみんなに状態異常をかけようとはしてたけど。それがどうしたの?』
『ああ、相手が弱すぎるからな、おかしいと思ったから尋ねた。サンキュ良く解った』
なんだ、こいつのせいじゃなかったのかよ。
なんかこいつに対してスゲー、ムカついたけどちゃんとした事を聞いたら、なんか急にやる気がなくなってきた。
でも、確かにさっきの魔法は凄かったのに、なんでここまで期待外れなのだろう。
そんな事を考えながら、ずっと攻撃をかわし続けていた。それで相手の魔人族グレルも冷静さを取り戻しかけていて、攻撃が当たらない事がおかしいと思い始めていたのである。
「な、何者なんだ、きさま。それにそのスピードあきらかにおかしいだろう?」
どうやら完全に冷静さを取り戻し、ユウマと一旦距離を取てこちらをよく観察して語ってきた。
「いや、何者って・・・。まあ、一応冒険者ではあるけど?」
「いやいやいや、その速さはおかしすぎる。きさま・・・はっ!?まさか勇者か英雄の職種なのか?」
「ん?・・・いや、俺は勇者の称号もジョブも持っとらんぞ。それになんだ英雄の職種って?」
「なっ、英雄種を知らないだと、英雄と呼ばれる職種の事だ。そんな事も知らんのか?」
「ん?はっきり言おう、知らん!それにたぶん勇者は他にいるぞ。まあ、ここにはいないけど」
「なっ、なるほど英雄の職種を知らんのか?それに勇者では無いのだな。ふむふむ、なるほどそれでもそのスピードか、おそらくこの世界ではそれなりに速いようだな。まあ、きさまのような奴が最速であるはずが無いがそれでも速いな。それにおそらくそれが限界であろうがな。それでは我には勝てまい」
グレルはユウマの事を勇者でも英雄の職種でも無いと感じ取って、どうやら安心しきっているようだ。
しかもユウマの移動スピードを見て、なかなか速いがこの世界では最速でないとまで言った。そのうえ今現在ユウマが本気で戦ってると勘違いしているようだ。
ただそう言ってきたがユウマ自身は、実のところ本気をまったくといっていいほど出していないし、もし見抜かれたとしてもユウマがこの時点で本気を出す気はなかった。というより出せないでいた。
まあ、何故本気を出せないかというと、フィーナ様に大半の能力を封印されているからである。しかも、あの後自分で能力を最大減まで落とせるように魔導具を作り、それも実は装着していたのである。
それでもここに来ていないリンカと同等の能力の力を持っている。それにまだ不思議とユウマは成長し続けているのである。
これに関しては女神であるフィーナ様も知らないし、ユウマの周りにいるみんなも知らなかったのである。 まあ、ただファルと月姫、雪姫はユウマの本質的な能力には気が付いているが、そこはそれが当たり前と思っているので口には出していないだけであった。
それで、先程の話に戻るが今現在ユウマ自身もその封印や能力を押さえつけるアイテムを身に付けていても、事実上目の前にいる魔人族グレルに対しては、3分の2程度の力しか出していなかったのである。
「どうした、本気を出さないのであれば、我が本気を出す事にしよう。喰らえ究極魔法の連続技を」
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そう言葉をあげ、先程放っていた【暗黒過重光線】呪文を詠唱しはじめた。
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