228 / 557
第8章 新たなる冒険?の始まりかもしれない。
8-40 カレー作りと色々?
しおりを挟む
・
・
・
そう言葉を漏らし屋敷に向かって走っていった。
・
・
・
実の事を言うとこのとき過去に時間をさかのぼって、戻って来ていたのはユウマだけであり、神界にいる他の者は誰もしらないな状態だった。 そう実は女神であるフィーナ様も、そしてシルク様とマリエル様もである。
そんな事とは全く知らずユウマは、ウキウキしながら屋敷に戻ってきた。
まず屋敷に戻り使用人の娘に、ユータとロンが何日か留守にする事を伝え、自分は調理場に篭る事を伝えた。
それから約2日間屋敷内にある使用人達が使っている調理場とは別の、もう1つユウマが作った特別な調理場に篭って色々と作業を行なった。
そして今現在はお約束の玉葱、もといネギタマをみじん切りにして炒めていく。狐色から少し茶色ぽくなるくらいまでドンドン炒めていく、しかも大量にだ。
そのネギタマを大量に炒めている間に、俺が作っていた焼肉のタレ、もといこの世界で取れたフルーツで作ったチャツネと熟成したフルーツソースを取り出し色々と準備しておく。
「おっと、そうだったユアとアリアを実験台で作ったスパイスを出しておかないと、2人の、尊い犠牲で出来た最高級品のスパイスを」
そう思って戻ってすぐにユアとアリアに声を掛け、逃げようとした二人を捕まえてスパイスを調合して色々と味見をさせていた。
最初は嫌がって逃げようとしてたので、とっ捕まえてネギタマで作ったオニオンスープを一口飲ましてやったら、ふらふらと付いて来たので心置きなく実験台にしてやった。
「ユウ兄ひどいよ。こんなの聞いて無いよ。うううう、舌がビリビリする」
「もういやだよ。これじゃ美味しいスープ貰っても割りに遭わないよ。舌がおかしくなってる。もう味が解んないよ」
そう言う風に抗議してきたので、舌の状態異常を回復する薬品を飲ませて続けて実験した。
それを数回繰り返したところ、今度は精神的にもおかしくなって来て泣き出してしまっていた。
「うううっ、もうお願い。許して、グスッ、グスッ、もう無理だよ。すでに舌が馬鹿になってるの」
「グスッ、もう嫌だよ。やめようよ、許してお願い。ううう、もう変な事言わないから、やめてよ」
まあ、確かに余りにもかわいそ過ぎるので、この辺で終わりにして、二人の状態を確認したら舌の麻痺、感覚不具合、そして精神不安定と状態異常にかかっていたので、ヤバイと思いすぐに治癒魔法の【全状態異常回復】をかけ状態異常を回復してやった。
するとまだ実験台にされるのかと、涙目で震えながら必死に拒否された。
「いや、もう必要なスパイスは完成したからありがとう。あと、これが約束の物だよ。それとこれはお礼」
そう言ってオニオンスープの入った容器と試作品のプリンを渡してやった。
プリンを渡したとき、ユアの方は大喜びだったが、アリアの方は何なのか解ってなかったので、ユアが説明したら喜んで調理室から出て行った。
それらを昨日に行なっていた。
それでその調合したスパイスの全てをとり出した。それをこれから小麦粉みたいなムイムイ粉と、新鮮なミルクで作った手作りバターでじっくり炒めていきカレールーを作る事にする。
そう考えてたっぷりの手作りのバターを、火にかけ溶かしながらムイムイの粉を炒め、それからユアとアリアの協力で仕上げたスパイスを加えつつ弱火で炒めていっている。
まずバターに関しては、ちゃんと塩を加え通常のバターもあればそのままの無塩バターも作っている。今回使用しているバターは無塩バターを使用している塩分は後からでも加えられるからである。
それからユアとアリアに協力してもらい作ったスパイスは、クミンの匂いに近い種子とコリアンダーこれも似たような物を採取、ウコンとニンニクに関しては、ウコン(ターメリック)と同じ物でこの世界でタメリー、それのニンニクはガリック(姿は玉葱)を使用する。
それに唐辛子はレッドペッパーで普通にこの世界にあった。
それらを混ぜた物が1つ、それからそれらを基本にシナモンの匂いと味のする樹皮、ぞくに言うニッキと月桂樹の葉(ローレル)と同じ様な月雫の樹の葉やガルダモンに似たような果実も使用して、もう1つスパイスを作った。
それから高級品である胡椒を使ったスパイス。これらをとりあえず3種類をカレー用で準備している。
それ以外にも色々とスパイスを作ったが、それはまた別の物で使う予定だ。
そして今から出す物は、いわば秘密の品物である。
「ふははっ、これぞ今回使う魔法の粉、俺特製ユアとアリアの舌を犠牲にして出来たスパイスとは別の、この世界にないミラクルスパイスだ。まあ、カレースパイスだけどね」
そして、先程出していたスパイスとは別に4種類目のスパイスをとり出した。
これは実のところ地球から、こちらの世界に来たときに何故か自分の荷物の中に入っていたカレー用のスパイスだ。
今まで何で気が付かなかったかと言うとちゃんと自分に荷物の中身を確認してなかったからである。しかも高級品である胡椒までかなりの量があったのだ。
その胡椒は、黒胡椒と白胡椒があったのだ。
なんでこんな物がと思っていたら、よくよく考えたらあの時買い物をした帰りだった事を思い出した。そして、スパイスに関しては大学で調合していたのを完全に忘れていたのだ。
まあ気が付いたのは、ユアとアリアに協力してもらった後だったのだが、これは2人に内緒にしておこうと思う。何せ折角手伝って貰って、実は調合した物がありましたって言ったら凄く悲しむと思うからである。
・
・
・
それらを混ぜて炒めてカレー粉、カレールーを製作した。この後は具やらの準備をしないといけないのだ。
・
・
・
・
・
そう言葉を漏らし屋敷に向かって走っていった。
・
・
・
実の事を言うとこのとき過去に時間をさかのぼって、戻って来ていたのはユウマだけであり、神界にいる他の者は誰もしらないな状態だった。 そう実は女神であるフィーナ様も、そしてシルク様とマリエル様もである。
そんな事とは全く知らずユウマは、ウキウキしながら屋敷に戻ってきた。
まず屋敷に戻り使用人の娘に、ユータとロンが何日か留守にする事を伝え、自分は調理場に篭る事を伝えた。
それから約2日間屋敷内にある使用人達が使っている調理場とは別の、もう1つユウマが作った特別な調理場に篭って色々と作業を行なった。
そして今現在はお約束の玉葱、もといネギタマをみじん切りにして炒めていく。狐色から少し茶色ぽくなるくらいまでドンドン炒めていく、しかも大量にだ。
そのネギタマを大量に炒めている間に、俺が作っていた焼肉のタレ、もといこの世界で取れたフルーツで作ったチャツネと熟成したフルーツソースを取り出し色々と準備しておく。
「おっと、そうだったユアとアリアを実験台で作ったスパイスを出しておかないと、2人の、尊い犠牲で出来た最高級品のスパイスを」
そう思って戻ってすぐにユアとアリアに声を掛け、逃げようとした二人を捕まえてスパイスを調合して色々と味見をさせていた。
最初は嫌がって逃げようとしてたので、とっ捕まえてネギタマで作ったオニオンスープを一口飲ましてやったら、ふらふらと付いて来たので心置きなく実験台にしてやった。
「ユウ兄ひどいよ。こんなの聞いて無いよ。うううう、舌がビリビリする」
「もういやだよ。これじゃ美味しいスープ貰っても割りに遭わないよ。舌がおかしくなってる。もう味が解んないよ」
そう言う風に抗議してきたので、舌の状態異常を回復する薬品を飲ませて続けて実験した。
それを数回繰り返したところ、今度は精神的にもおかしくなって来て泣き出してしまっていた。
「うううっ、もうお願い。許して、グスッ、グスッ、もう無理だよ。すでに舌が馬鹿になってるの」
「グスッ、もう嫌だよ。やめようよ、許してお願い。ううう、もう変な事言わないから、やめてよ」
まあ、確かに余りにもかわいそ過ぎるので、この辺で終わりにして、二人の状態を確認したら舌の麻痺、感覚不具合、そして精神不安定と状態異常にかかっていたので、ヤバイと思いすぐに治癒魔法の【全状態異常回復】をかけ状態異常を回復してやった。
するとまだ実験台にされるのかと、涙目で震えながら必死に拒否された。
「いや、もう必要なスパイスは完成したからありがとう。あと、これが約束の物だよ。それとこれはお礼」
そう言ってオニオンスープの入った容器と試作品のプリンを渡してやった。
プリンを渡したとき、ユアの方は大喜びだったが、アリアの方は何なのか解ってなかったので、ユアが説明したら喜んで調理室から出て行った。
それらを昨日に行なっていた。
それでその調合したスパイスの全てをとり出した。それをこれから小麦粉みたいなムイムイ粉と、新鮮なミルクで作った手作りバターでじっくり炒めていきカレールーを作る事にする。
そう考えてたっぷりの手作りのバターを、火にかけ溶かしながらムイムイの粉を炒め、それからユアとアリアの協力で仕上げたスパイスを加えつつ弱火で炒めていっている。
まずバターに関しては、ちゃんと塩を加え通常のバターもあればそのままの無塩バターも作っている。今回使用しているバターは無塩バターを使用している塩分は後からでも加えられるからである。
それからユアとアリアに協力してもらい作ったスパイスは、クミンの匂いに近い種子とコリアンダーこれも似たような物を採取、ウコンとニンニクに関しては、ウコン(ターメリック)と同じ物でこの世界でタメリー、それのニンニクはガリック(姿は玉葱)を使用する。
それに唐辛子はレッドペッパーで普通にこの世界にあった。
それらを混ぜた物が1つ、それからそれらを基本にシナモンの匂いと味のする樹皮、ぞくに言うニッキと月桂樹の葉(ローレル)と同じ様な月雫の樹の葉やガルダモンに似たような果実も使用して、もう1つスパイスを作った。
それから高級品である胡椒を使ったスパイス。これらをとりあえず3種類をカレー用で準備している。
それ以外にも色々とスパイスを作ったが、それはまた別の物で使う予定だ。
そして今から出す物は、いわば秘密の品物である。
「ふははっ、これぞ今回使う魔法の粉、俺特製ユアとアリアの舌を犠牲にして出来たスパイスとは別の、この世界にないミラクルスパイスだ。まあ、カレースパイスだけどね」
そして、先程出していたスパイスとは別に4種類目のスパイスをとり出した。
これは実のところ地球から、こちらの世界に来たときに何故か自分の荷物の中に入っていたカレー用のスパイスだ。
今まで何で気が付かなかったかと言うとちゃんと自分に荷物の中身を確認してなかったからである。しかも高級品である胡椒までかなりの量があったのだ。
その胡椒は、黒胡椒と白胡椒があったのだ。
なんでこんな物がと思っていたら、よくよく考えたらあの時買い物をした帰りだった事を思い出した。そして、スパイスに関しては大学で調合していたのを完全に忘れていたのだ。
まあ気が付いたのは、ユアとアリアに協力してもらった後だったのだが、これは2人に内緒にしておこうと思う。何せ折角手伝って貰って、実は調合した物がありましたって言ったら凄く悲しむと思うからである。
・
・
・
それらを混ぜて炒めてカレー粉、カレールーを製作した。この後は具やらの準備をしないといけないのだ。
・
・
・
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
ありふれた聖女のざまぁ
雨野千潤
ファンタジー
突然勇者パーティを追い出された聖女アイリス。
異世界から送られた特別な愛し子聖女の方がふさわしいとのことですが…
「…あの、もう魔王は討伐し終わったんですが」
「何を言う。王都に帰還して陛下に報告するまでが魔王討伐だ」
※設定はゆるめです。細かいことは気にしないでください。
魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。
心が折れた日に神の声を聞く
木嶋うめ香
ファンタジー
ある日目を覚ましたアンカーは、自分が何度も何度も自分に生まれ変わり、父と義母と義妹に虐げられ冤罪で処刑された人生を送っていたと気が付く。
どうして何度も生まれ変わっているの、もう繰り返したくない、生まれ変わりたくなんてない。
何度生まれ変わりを繰り返しても、苦しい人生を送った末に処刑される。
絶望のあまり、アンカーは自ら命を断とうとした瞬間、神の声を聞く。
没ネタ供養、第二弾の短編です。
「俺が勇者一行に?嫌です」
東稔 雨紗霧
ファンタジー
異世界に転生したけれども特にチートも無く前世の知識を生かせる訳でも無く凡庸な人間として過ごしていたある日、魔王が現れたらしい。
物見遊山がてら勇者のお披露目式に行ってみると勇者と目が合った。
は?無理
姉妹差別の末路
京佳
ファンタジー
粗末に扱われる姉と蝶よ花よと大切に愛される妹。同じ親から産まれたのにまるで真逆の姉妹。見捨てられた姉はひとり静かに家を出た。妹が不治の病?私がドナーに適応?喜んでお断り致します!
妹嫌悪。ゆるゆる設定
※初期に書いた物を手直し再投稿&その後も追記済
婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる