巻き込まれて異世界へ ~なぜだか関わった人の運命変えてます~

桜華 剛爛

文字の大きさ
227 / 557
第8章 新たなる冒険?の始まりかもしれない。

8-39 どうもにおかしな事に?

しおりを挟む



 そして、そのままみんなの元に行き、事情を説明して気絶している新種の魔獣モンスターを連れて神界に帰って行った。



 神界に戻って俺だけは、すぐに自分の屋敷に戻る事にした。

 何故そうしたかと言うと神界に戻ってきたら、何故か神界にいたフィーナ様を含む女神様達と守護天使達のみんなが忙しそうで、あっちウロウロ、こっちウロウロと何かの作業を必死に行っていた。

 それでちょうどミアちゃんが戻ってきた俺達に気が付き、神界にあるフィーナ様の部屋で待つよう連れて来てくれたが、俺だけは先に下界の屋敷に戻ることを伝えた。
「あっ、俺もう屋敷に戻っとくね。下拵えをしなくちゃいけないんで」
 俺はウキウキしながらさっさと神界を後にした。
「えっ、ユウマさん。でも、えっ、えっ?」
 ミアちゃんが引き止める前にさっさと、自分の能力で転移をしてしまっていた。

「あらら、ユウ君さっさと帰って行ちゃいましたね」
「はい、ユウマ様はわたくし達には、ゆっくりして帰ってくるようにとも言ってましたし、ユウマ様は自分お1人だけだったらすぐにでも転移出来るみたいですから」
 メグミはさっさと帰って行ったユウマの方に視線向けていると、シルフィーがユウマに言われていた事を話した。
 するとファルとフレイ、それと雪姫と月姫もシルフィーの言葉に頷いていた。

「ええ、それにさっき、あの子が私に後をよろしくって言ってたわよ。肝心の説明は全くしないでね。まあ、それは後でもいいけどね。でも、たかだか滞在が伸びたからって、そんなに慌てる事無いじゃないの。ねえ、ヨーコ」
「うーん、でも流石に5日近くも音沙汰無しだと、みんな心配すると思うからどうにかしないと」
「あっ、それなら大丈夫ですよ。フィーナ様の神託でフィリアさん達の事は連絡してますから、まあユウマ様達の方は私が直接伝えていますので」
 ヨーコの心配ごとに対して、ミアちゃんが既に連絡している事を教えてくれた。

 まあこの神界から下界に転移するため、フィーナ様か他の女神の力がないと、実際下界への転移は難しいらしく、ましてや特定の場所に複数の人員を転移する事には、特に女神様の力が必要であるらしい。
 それにこの場所から直接的にユウマが作った神殿の転移装置へ戻るには、フィーナ様の力がないとその神殿の転移装置には接続することが出来ないのである。そのため実際にフィーナ様を待つしかない状態であった。

 その頃、一足早く屋敷の神殿に転移していたユウマは、神殿から屋敷に向かって歩いていた。

 しかしこのときユウマは、ここに戻て来た時点では3~5日間程たっていると思っていた。
 何故なら神界とイルミナ大陸に約その日数は滞在していたからであった。それは神界では約2日間準備と対策を行い、その後には約2日間ほどイルミナ大陸の今回行った場所で戦闘や調査をしていたからだ。

 だが、ユウマがここに戻って来たらどうやら実時間では、2時間から3時間しかたっていなかったようのである。

 何故そうのような事に気が付いたかというと、戻ってすぐに神殿から屋敷に向かう途中で、たまたま会ったユータとロン、それと使用人の娘達が何事もなかった様にユウマに話しかけ、そして話していたからである。

 まず最初に違和感を感じたのは、ユータとロンがちょうどどこかに行くようで、ユウマに気が付き話しかけてきたからである。
「あっ、兄貴!あのさ、たまにはさあ俺達に稽古付けてくれよ」
「そうですよ。兄貴、最近はまったく、僕らの相手をしてくれてませんよね。たまには僕達と一緒に迷宮ダンジョンに行きましょうよ」
「あっ、おい、ロンそろそろ時間じゃねえか?」
「アッ、ホントだ。それじゃ兄貴。僕達は今日から2、3日、近くの村に魔獣モンスター退治で騎士団の人達について行きますんで、帰ったらよろしくお願いしますね」

 そう言葉を掛けてた2人を見て不思議に思った。

 あれ、俺は確か3~5日連絡もしないで、よそに行ってたのに・・・。何故だ?この反応は?

 そんな事を考えているとユータが言葉を掛けてきた。
「あっ、そうだ忘れてた。兄貴、みんなに伝えてなかったから、兄貴から伝えておいて、頼んだよ。じゃ、行ってくるからね」
「兄貴、お願いしますね」
 そうしてユータとロンは、俺に伝言をしてさっさとどこかにいってしまった。

「あれま、あいつら俺の話も聞かないで、どっかに行ってしまったぞ。しかしどうなってんだ? 俺達は間違いなく3、4日は居なかったはずだが・・・?あの反応はなんかおかしいよな」
 そんな事を考えていると、今度は使用人の娘達数名が神殿に向かって来たので、ちょうどいいと思い話しかけた。
「ねぇ、ねぇ君たち・・・」
「あっ、ユウマ様。先程はご馳走様でした。バーベキューは、とても楽しくて美味しかったです。また、よろしくお願いしますね」
「はい?えっ、それは・・・?」
「今日はホントに楽しかったです。また、お願いしますね。ユウマ様」
「そうそう、私、ホントにここに来てよかったわ。もうここ以外の場所では働けないわ。それじゃユウマ様。また」
 使用人の娘達は、自分達の言いたい事を言って、キャピキャピと話しながら神殿の方に向かって行った。

 すると使用人の娘の1人が、何かを思い出した様で俺のそばに来てある事を教えてくれた。
「あっ、そうでしたユウマ様。先程お客様がお帰りになりまして、そのかれえでしたか?それが出来たらまた呼んでほしいと、言っておられましたので、ご報告をしておきますね。それじゃ私達は作業がありますので」
「あっ、うん、えっ?どういうこと?」
 この話しを聞いて俺達が神界に言ってそんなに時間が経ってないと知ったのである。
 実際に自分で確認したら、俺達が留守にしてから3時間も経っていない事が解ったのであった。

 しかしこの時点でユウマは、おそらくフィーナ様達、3人の女神様がどうかして時間が経過した分だけを戻したんだろうと簡単に考えていたのだ。
 それで時間に関しては、だいたい把握できたが、肝心のなんで時間を戻したのか状況の方が殆ど訳が解らずにいたが、まあ気にする事でも無いので、その時はそのまま屋敷に行く事にした。
「どうなってんだ?まあ、後でフィーナ様に何で時間を戻したか聞けばいいか。それよりも早く調理室に行ってカレーの下拵えをしよう」



 そう言葉を漏らし屋敷の調理室に向かって走っていった。


しおりを挟む
感想 798

あなたにおすすめの小説

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

無能なので辞めさせていただきます!

サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。 マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。 えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって? 残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、 無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって? はいはいわかりました。 辞めますよ。 退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。 自分無能なんで、なんにもわかりませんから。 カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?

つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。 平民の我が家でいいのですか? 疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。 義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。 学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。 必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。 勉強嫌いの義妹。 この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。 両親に駄々をこねているようです。 私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。 しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。 なろう、カクヨム、にも公開中。

男爵家の厄介者は賢者と呼ばれる

暇野無学
ファンタジー
魔法もスキルも授からなかったが、他人の魔法は俺のもの。な~んちゃって。 授けの儀で授かったのは魔法やスキルじゃなかった。神父様には読めなかったが、俺には馴染みの文字だが魔法とは違う。転移した世界は優しくない世界、殺される前に授かったものを利用して逃げ出す算段をする。魔法でないものを利用して魔法を使い熟し、やがては無敵の魔法使いになる。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !

本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。  主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。 その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。  そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。 主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。  ハーレム要素はしばらくありません。

悪役令嬢の父は売られた喧嘩は徹底的に買うことにした

まるまる⭐️
ファンタジー
【第5回ファンタジーカップにおきまして痛快大逆転賞を頂戴いたしました。応援頂き、本当にありがとうございました】「アルテミス! 其方の様な性根の腐った女はこの私に相応しくない!! よって其方との婚約は、今、この場を持って破棄する!!」 王立学園の卒業生達を祝うための祝賀パーティー。娘の晴れ姿を1目見ようと久しぶりに王都に赴いたワシは、公衆の面前で王太子に婚約破棄される愛する娘の姿を見て愕然とした。 大事な娘を守ろうと飛び出したワシは、王太子と対峙するうちに、この婚約破棄の裏に隠れた黒幕の存在に気が付く。 おのれ。ワシの可愛いアルテミスちゃんの今までの血の滲む様な努力を台無しにしおって……。 ワシの怒りに火がついた。 ところが反撃しようとその黒幕を探るうち、その奥には陰謀と更なる黒幕の存在が……。 乗り掛かった船。ここでやめては男が廃る。売られた喧嘩は徹底的に買おうではないか!! ※※ ファンタジーカップ、折角のお祭りです。遅ればせながら参加してみます。

処理中です...