巻き込まれて異世界へ ~なぜだか関わった人の運命変えてます~

桜華 剛爛

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第9章 戦いの中で真実を?

9-43 ダンジョンの中?

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 後の事は一休みして、みんなが起きてから確認しようと思う。それに変な事ばかり起きるのでそれらもふまえ起きてから考えようと思い、この場は大人しく少しの間眠るようにして眠った。



 それから数時間後に目を覚まし朝食?を作っていると、やたら外が薄暗い事に気が付き、外の様子を確認してみた。
「あれ?何で洞窟の中なんだ?・・・・・あっ、そうか昨日、泉の横穴に通ってここに来たんだった。忘れてた」
 一瞬またとんでも無い事が起きたかと思ったが、半分寝ぼけていた様で、一休みする前までの記憶を一瞬忘れていた。でも、まあすぐに思い出したので問題ないのある。

 するとそこへ寝ぼけ眼をこすりながら、ミーアが起きてきて俺に挨拶してきた。
「お兄ちゃん、おはよう・・・・!?」
「ん、おはよう・・・?」

 どうやら外が薄暗いのに気が付き、一旦外に出て行きその景色を確認して驚き慌てて戻ってきたのである。
「おっ、お兄ちゃん!そっ、外の景色が・・・なんか洞窟の中になってるよ?何で、どうして?どういう事なの」

 その驚いているミーアに説明しようかとしていると、そこにロンとアリアが起きてきた。それといつの間にかアリアのところに行っていたファルも起きてきた。
 ランに関しては俺が起きた時に起きていたが、ミーアが気持ちよさそうに寝ていたので、そのまま付き添いで寝ていた。それでミーアが起きたので今は外に出て行ってしまったのだ。

 それでとりあえず俺が説明しようかと、思ったが朝食を作っているので、アリアとロンでミーアに説明するようにお願いした。
「アリア、ロン!ミーアの昨日の・・・あの後の事を説明してやってくれ。俺は飯を作ってるから頼むな・・・」
「えっ、ユウ兄?どういう事・・・」
「あっ、はい、解りました。えっとですねアリア。昨日あの後からずっとミーアは寝ていたから、状況を知らないんですよ。それで・・・」
 ロンは俺が言った事をすぐに理解してくれて、ミーアにちゃんと説明してくれていた。

 ただ、何故かアリアもロンの話を聞き、驚いていたので何でだろうと思い、食事を食べているときにロンに尋ねることにしたのである。

 それで食事が出来て、ちょうどランもどこに行っていたのか不明であるが、戻ってきたので一緒に食事をする事にした。
 それで、先程気になった事をロンに尋ねた。
「なあ、ロン。さっきミーアに説明している時に、アリアが驚いてなかったか?」

「ええ、実は・・・・」
 するとどうやらアリアは、一晩寝たら昨日の事をすっぽりと忘れていて、ロンがミーアに説明しているのを、横で聞いて一旦は驚いた後に、昨日の事を思い出していたみたいだったと教えてくれた。

 おいおい、アリアよ。俺も人の事を言えないが、流石に昨日の事は忘れるなよ。

 それで朝食?・・・まあ、洞窟の中にいるから朝なのか夜なのかは解らないが、とりあえず食事を終えて、今後どうするかを話していた。

 まずは現在の時間と日数の確認である。
ここに来たのは、あの森・・・まあ、魔人族達の話しでは辺境の魔界などと言っていたが、俺達的には時の迷宮ダンジョンの森から、泉に出来た横穴を通ってきたのが・・・確かに夜だった。ただ、魔族と戦闘した後なので正確には、朝に近い時間帯だと思う。

 それに恐らく昨日ここに来て、就寝した感覚では5から6時間も経って無いとは思うが・・・何せその時間を確認する方法がまったく無いのである。それをふまえたとしても、1日も経ってないと思う。

 それでみんなの話も聞くことにした。
「ねえねえ、ユウ兄。前はさぁ、日の出と日の入りで確認してたけど今度はどうするの?今も正確な時間が解んないよ。シルフォードだったら鐘の音で大体解ったし、時間計アイテムで解ってたけどここじゃ使い物にならなかったよ」

「ああ、そうだな。どうしようか?今も夜なのか、朝なのかも・・・解らないからな?」
 んんん、まあ、確かに今までは日照時間で確認してたもんなぁ、まあ、確かに時間計アイテムがあればある程度は確認できるが、あれは時の迷宮ダンジョンに入った途端に、殆ど動かなくなったからな。それに今迄そんなに必要としてなかったからな・・・自由気ままに探索してたから。

「兄貴、もう自分の感覚でいいのでは?眠くなったら夜で、目を覚ましたら朝で?いいのでは」
「いや、それだとみんなバラバラだぞ、今回だって俺は遅くに寝て早く起きたぞ。それにミーアは早くに寝て、早く起きてきたからな」
「あっ、そうですね。確かに・・・うーん、それならどうしましょうか?」
「まあ、それは後で考えよう。今はあれからどれだけ経っているかだ」
 確かにこの後は時間の確認は不明な感じだが、現状は今までにどれだけの日数が経っているかになる。

「ねえねえ、お兄ちゃん?以前の森では10日ぐらい経ってなかったけかな?確か・・・」
「うん、そうそう、ミーアの言うとおりで、10日は経ってたと思うよ。だからさぁ、11日?・・・あっ、でもあの魔人族と戦ったのが昨日の夜で、昨日ここまでウロウロと来たから、感覚てきには11日だけどよく寝たから12日?・・・でも、うーん?」
 まあ、確かにアリアが言うように、あの魔人族と戦闘してからここに来るまでの間は、かなり時間か経過していると思う、それでもミーアが寝ていた時間を考えたら1日も経ってないとは思うが、それを確認しようにも確認するモノが今のところ無いのである。

 なのでそれらをふまえても日数的には、恐らく11日から12日ぐらいの日付になっていると思う。ただ、今までいた場所は確かに太陽と月が交互に出て、沈んでいたのでそういう感覚であった。

 しかし今度は完全に穴の中らしいので、今迄みたいな状況判断では、出来なくなっている。完全に体感でしか時間の感覚が計れないのである。そういう事なので現状日数は、およそ12日と考えておこうと思う。

「まあ、とりあえず今度は穴の中にいるから、正確に時間が解らないと思う。でも大体の感覚で過ごしたいと思うが、でも良く考えたら1週間ぐらい経ったら、確かティナが連絡するって言っていたな。なら恐らく時の迷宮ダンジョンだから時間感覚が違うのだろう。確かそんな事も言ってたし、まあそのうち連絡が来るだろう。それまで今度はここを探索しようか」
 そうみんなと話したが時間と日数に関しては、余り深く考えるのはよくないのでそれでいいと思う。

 次に考えるのは・・・この洞窟に関してだが、まあ完全に今までの森とは違う、それは昨日の時点で解っている。
 実際ここにどうやって来たのかは、定かではない強いて言えばあの泉に出来た横穴を通って、いつの間にか今いる大きな洞窟である空洞の部屋、その階下にあるレンガ造りの通路に出てきたというより、転移したみたいな感じでやって来たのだ。

 それで今度は狭い迷宮ダンジョンの中を移動する事になる。しかも今回は行き先不明では無いようなのである。まあ、今のところここと下の階をつなぐ階段とレンガ造りの通路があるので今まで見たいな事は無いと思う。

 実際、現在俺達の居るところは、恐らく安全地帯だと思えるが・・・この場所から上に向う階段は無い。ただあるのは下に降りる階段くらいである。



 まあ、階下には行けるので、今迄どおりティナから連絡があるまで、階下に降りて探索を続けて行こうと考えている。


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