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第9章 戦いの中で真実を?
9-76 創造神と女神様達?
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えっ、まさかやっぱり、ホントに死んだとかなのかな?俺・・・・。
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創造神の爺様は一旦言葉を止めて、全員の顔を見ながらにこやかな笑顔をみせ続きを語った。
『おお、そうじゃった、そうじゃった。まあ、ユウマよ、お主は死んでおらんので心配するな。ただな、実はそのな・・・・問題はこの娘達なのだよ。まあ、フィーナに関してはお主が側におれば問題ないのだが、シルクとマリエルの方が・・・ちょっとな、危ない状況なのじゃよ』
創造神様はそう語り、女神様達の顔を順番に見ていった。それを聞き女神様達は驚き口をパクパクさせていて、最初に語りかけたのはシルク様だった。
「えっ、どう言う事なの御爺様?私とマリエルがどうしたのよ。それにフィーナは大丈夫って・・・!」
シルク様が素に戻り先程はマリエル様に創造神様の呼び方を注意していたのに、今度は自分で御爺様とはっきり言ってる。まあ、それは先程、創造神様が直々に許してくれてる様だから問題ないと思うが、それでも慌てすぎだろう。
「そうなんえ。どう言う意味なん。ウチ達に問題があるなんて、ねぇ、じいじいぃ!」
「私も気になる。なんで私にはユウマさんいるから問題ないの?それにシルクとマリエルがどうしたのよ。お爺様
!」
どうやらマリエル様は当たり前なのだが、フィーナ様も気になるようだ。もちろん俺自身も気になる。というより身内なのかこの神様達は・・・?
『そうじゃの。ちゃんと話しておくかの。実はなお前達の神核がちょっと危ない所まで来ておるんじゃ、まあ、先程説明したとおり、フィーナは不思議と傷がなくなり、今のところ大丈夫なのじゃが、2人は・・その、なぁぁ・・・』
創造神様の話しでは、実際女神様達の3柱の神核という重大なモノに亀裂が入っているそうだ。
それは今回の未来予見で確認した時にも実際起こってもいない事柄で、大きなショックを受けた事が関係しているそうだが、それ以外でも何度も何度もその予見に翻弄されて、心に傷を負い続けた結果だそうだ。
それで心と神核に小さな亀裂が入ったらしいのだが、そこに今回のアーストリア崩壊などの未来予見が、もたらされたのが一番の問題になり、完全にヒビだけではなく修復不能なところまできているそうだ。
『だからワシは言ったんじゃよ。そんな装置だかシステムかなんかは知らんが、そんなのに頼った未来予見はあてにならんぞと、そんなのに頼るから真実を見逃すじゃ。それにその装置は欠点ばかりだ余り信じすぎると馬鹿をみてしまう。そのうえ殆どが確定されてもすぐに崩れるのでな。ホントは己の能力で未来を予測するのが大事なんだが・・・まあ、今のフィーナ達じゃ無理かも知れんがそれでも翻弄されすぎじゃ』
どうやら創造神様は、余り今のアーストリアの神界にある未来を予見する装置は嫌いなようである。それで不思議に思いその場で詳しく聞く事にした。
「えっと、それはどう言う事なのでしょうか?未来の予見する装置が欠点ばかりとは・・・?」
俺がその欠点について教わろうとしたら、フィーナ様が間に入って創造神様に話し掛けたのである。
「そっ、そうだよ御爺様なんで、あれは先代の女神様や神様達が使ってたモノの最新設備だよ。それに私達そんな話し聞いた事無いよ?あれがあれば回避が簡単だって、事実何回かはそれで回避できたもの」
「そうですよ御爺様!あれは先代の神であるお父様達が準備してくれたモノですよ。まあ、確かに私達に予見する能力が無いのが一番いけないのですけど・・・それでも、最新機種ですよ!」
シルク様も何故か納得いかない雰囲気で俺達に続き質問したが、どうやら最新機種は全ては元のこの世界の神様であるシルク様の父親達が準備してくれたモノのようであるみたいだった。
しかも、何気に自分達の能力の無さに嘆いている感じでもある・・・。
『ああ、解っておるよ。だがのう・・・あやつらはそれで1回失敗しとるんじゃぞ・・・・・あっ、これ言ったらいかんやつじゃった。・・・今のは、聞かんかった事にしてくれ』
ありゃま、どうやら創造神様は、話してはいけないことを口にしたようだ・・・だが、既にもう遅い。
「「「えっ!?う・そっ~ん・・・なにそれ!」」」
今の創造神様の言葉を聞き、フィーナ様を含むマリエル様とシルク様も驚き一斉に声をあげた。
「そっ、そんな話し始めて聞きましたよ御爺様!なんなんですか、それ!まさか、あの話しってホントの事だったの?」
「じいじい、どうゆう事なの?ウチ達、その話し知らんとよ。教えてーな!あれっておとぎ話とちゃうの」
「おっ、御爺様!もしかして以前この世界を崩壊させたのって・・・・ホントの話しだったの?」
女神様達は思うところがあるのか、創造神様に言い寄って先程の話しに食いついた。
『う~ん、参ったのう。余計な事を、いや、ワシが口を滑らしてしもうた事が悪いんじゃが・・・。余り伝えるべきじゃなかったんじゃが・・・まあ、この際だ教えておこうかのう・・・』
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この後創造神様は困った顔をしていたが、しょうがないと諦めて詳しく、予見装置についての事と過去になにが起きたかを説明してくれたのであった。
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えっ、まさかやっぱり、ホントに死んだとかなのかな?俺・・・・。
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創造神の爺様は一旦言葉を止めて、全員の顔を見ながらにこやかな笑顔をみせ続きを語った。
『おお、そうじゃった、そうじゃった。まあ、ユウマよ、お主は死んでおらんので心配するな。ただな、実はそのな・・・・問題はこの娘達なのだよ。まあ、フィーナに関してはお主が側におれば問題ないのだが、シルクとマリエルの方が・・・ちょっとな、危ない状況なのじゃよ』
創造神様はそう語り、女神様達の顔を順番に見ていった。それを聞き女神様達は驚き口をパクパクさせていて、最初に語りかけたのはシルク様だった。
「えっ、どう言う事なの御爺様?私とマリエルがどうしたのよ。それにフィーナは大丈夫って・・・!」
シルク様が素に戻り先程はマリエル様に創造神様の呼び方を注意していたのに、今度は自分で御爺様とはっきり言ってる。まあ、それは先程、創造神様が直々に許してくれてる様だから問題ないと思うが、それでも慌てすぎだろう。
「そうなんえ。どう言う意味なん。ウチ達に問題があるなんて、ねぇ、じいじいぃ!」
「私も気になる。なんで私にはユウマさんいるから問題ないの?それにシルクとマリエルがどうしたのよ。お爺様
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どうやらマリエル様は当たり前なのだが、フィーナ様も気になるようだ。もちろん俺自身も気になる。というより身内なのかこの神様達は・・・?
『そうじゃの。ちゃんと話しておくかの。実はなお前達の神核がちょっと危ない所まで来ておるんじゃ、まあ、先程説明したとおり、フィーナは不思議と傷がなくなり、今のところ大丈夫なのじゃが、2人は・・その、なぁぁ・・・』
創造神様の話しでは、実際女神様達の3柱の神核という重大なモノに亀裂が入っているそうだ。
それは今回の未来予見で確認した時にも実際起こってもいない事柄で、大きなショックを受けた事が関係しているそうだが、それ以外でも何度も何度もその予見に翻弄されて、心に傷を負い続けた結果だそうだ。
それで心と神核に小さな亀裂が入ったらしいのだが、そこに今回のアーストリア崩壊などの未来予見が、もたらされたのが一番の問題になり、完全にヒビだけではなく修復不能なところまできているそうだ。
『だからワシは言ったんじゃよ。そんな装置だかシステムかなんかは知らんが、そんなのに頼った未来予見はあてにならんぞと、そんなのに頼るから真実を見逃すじゃ。それにその装置は欠点ばかりだ余り信じすぎると馬鹿をみてしまう。そのうえ殆どが確定されてもすぐに崩れるのでな。ホントは己の能力で未来を予測するのが大事なんだが・・・まあ、今のフィーナ達じゃ無理かも知れんがそれでも翻弄されすぎじゃ』
どうやら創造神様は、余り今のアーストリアの神界にある未来を予見する装置は嫌いなようである。それで不思議に思いその場で詳しく聞く事にした。
「えっと、それはどう言う事なのでしょうか?未来の予見する装置が欠点ばかりとは・・・?」
俺がその欠点について教わろうとしたら、フィーナ様が間に入って創造神様に話し掛けたのである。
「そっ、そうだよ御爺様なんで、あれは先代の女神様や神様達が使ってたモノの最新設備だよ。それに私達そんな話し聞いた事無いよ?あれがあれば回避が簡単だって、事実何回かはそれで回避できたもの」
「そうですよ御爺様!あれは先代の神であるお父様達が準備してくれたモノですよ。まあ、確かに私達に予見する能力が無いのが一番いけないのですけど・・・それでも、最新機種ですよ!」
シルク様も何故か納得いかない雰囲気で俺達に続き質問したが、どうやら最新機種は全ては元のこの世界の神様であるシルク様の父親達が準備してくれたモノのようであるみたいだった。
しかも、何気に自分達の能力の無さに嘆いている感じでもある・・・。
『ああ、解っておるよ。だがのう・・・あやつらはそれで1回失敗しとるんじゃぞ・・・・・あっ、これ言ったらいかんやつじゃった。・・・今のは、聞かんかった事にしてくれ』
ありゃま、どうやら創造神様は、話してはいけないことを口にしたようだ・・・だが、既にもう遅い。
「「「えっ!?う・そっ~ん・・・なにそれ!」」」
今の創造神様の言葉を聞き、フィーナ様を含むマリエル様とシルク様も驚き一斉に声をあげた。
「そっ、そんな話し始めて聞きましたよ御爺様!なんなんですか、それ!まさか、あの話しってホントの事だったの?」
「じいじい、どうゆう事なの?ウチ達、その話し知らんとよ。教えてーな!あれっておとぎ話とちゃうの」
「おっ、御爺様!もしかして以前この世界を崩壊させたのって・・・・ホントの話しだったの?」
女神様達は思うところがあるのか、創造神様に言い寄って先程の話しに食いついた。
『う~ん、参ったのう。余計な事を、いや、ワシが口を滑らしてしもうた事が悪いんじゃが・・・。余り伝えるべきじゃなかったんじゃが・・・まあ、この際だ教えておこうかのう・・・』
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この後創造神様は困った顔をしていたが、しょうがないと諦めて詳しく、予見装置についての事と過去になにが起きたかを説明してくれたのであった。
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