巻き込まれて異世界へ ~なぜだか関わった人の運命変えてます~

桜華 剛爛

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第9章 戦いの中で真実を?

9-105 魔人族のいる場所に行くには?

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 それをシルク様は制止したが、既に決意は固いようで、今すぐにでもその修行の為に、この場所を離れようとしていたのであった。



 いやいや、いきなりその行動を取られるのはちょっとこちらも困る。なので慌ててその場を動こうとした2人を静止した。
「ちょっと2人とも待ってください!」
「ふぇっ、どうしたのユウマさん。私は善は急げで・・・」
「そうそう、早く新しい能力と未来視を身に付けて、新しいウチの姿を見て欲しいねん」
 いや・・・張り切ってるところ悪いけど、ミアちゃんとエミちゃんも困ってるし、それに俺のホントの用事もすんでない。

「えっと、フィーナ様、マリエル様。それはいいのですけど、ちょっと俺に付き合って貰えませんか?それとシルク様にも、お願いしたいんです。それに準備もせずにいきなり修行するって、他の子達が混乱するでしょうせめて、それらを準備してからにしてください。それにもしかしたら俺達に手伝える事があるかもしれませんしね」
「う~ん、そっか、そうだね。解ったわ。ユウマさん」
「えっ、それってウチの修行も手伝ってくれるって事?」
 まあ、別に1人や2人増えても関係ないけど、この際だからそれはに付き合うとして、それより本題に入らないといけない。

「ええ、それは後で相談しましょ。それでどうですか、俺の方には付き合って貰えますか?」
 それで俺が付き合って欲しいのは、もちろん例の魔人族の退治である。

 女神様達はもちろんの事で、聖霊であるファル達を連れて行こうと俺は考えている。他の子達は今回お留守番という事で・・・。

 何せ今回向かうところは場所が、場所だし、それに今回の件にけじめをつけるのにちょうどいいと思っている。
「えっ、どうゆう事ユウマさん?フィーナだけなら解るけど、何で私とマリエルまで?」
「そうだよお兄ちゃん。フィーナちゃんは私も解るよ。でも、まあ一歩譲ってマリエルちゃんも解るけど、シルクちゃんは・・・」
 どうやらシルク様は、自分が殆ど関係していないと思っているらしい。それにティナも同じ考えなようなのである。

「いや、ティナよくよく考えて見てくれ。シルク様も被害者だぞ。神核を壊されかけたんだから。それに実際マリエル様は自分のところの大地を滅茶苦茶にされてるんだからさ。ここは相手にもそれだけの対価を払って貰おうと思う」
 ・・・実際に今回の負うはずだった被害を10倍・・・いや、この際だからあいつのいる所は、滅茶苦茶に破壊尽くしてくれよう。壊滅だ何て生易しいもんじゃすまさん。生まれてきた事を後悔させてやる。くっくくく、ふはははっ・・・。

 俺があくどい事を、考え不適に笑っていると、それに察したのかティナは他の女神様と守護天使達を説得し出した。
「えっと、あのねみんな!良く聞いて、今回の件で、どうもお兄ちゃんが一番頭にきてるみたいだよ。あの悪人みたいな笑顔は・・・きっと、今回の首謀者か、なにかをいたぶるつもりだよ」
「えっ、でも?相手の場所とかは、解らんのとちゃうんの?」
「そっ、そうよ相手はどこの奴かもはっきりしてない・・・あっ、そっか魔人族だったっけ、あれ、でも、それじゃマリエルの大地ってこと?」
 どうやらそこまでの情報が無いようである。とりあえずその事に関しても説明する事にした。

「・・・・と、言う事なんですよ。なんなら、確認してもらってもいいですよ。一応、俺は創造神様にお墨付きを貰いましたから、それに魔界の場所が判明したら教えるつもりですけど」
 一応簡単に、マリエル様の大陸にいるのは、実は魔人族ではなく、別の種族である事と、今回の原因である魔人族は、どうやらこことは別の世界である魔界の住人で、そのうちの1つの勢力が今回の騒動を起した事を説明して、後、創造神様からそいつらは倒していいが、魔界の場所が解らない事を説明したのであった。
 あえてここで創造神様の事を出したのは、元々魔人族の件に関しては話すつもりでいた。何せ最終的には連絡をして貰わないいけないからであった。

「それでですね。今回の元凶である魔人族で、魔王って呼ばれてた奴、そいつが気絶してる間に、ちょこっと細工をしまして、今、何所にいるかが解る様にしてきました。まあ、ただし俺しか解らないんですけどね」
「えっ、それじゃユウマさんしか、いけないんじゃないの?」
 シルク様が最もな事を言ってきたが、フィーナ様は何となく解っているようで、今は考え事をしたいるのか、目を閉じたまま黙り込んでいる。

「そうやで、ユウマさん。あんたのスキルや魔法でも多人数を運ぶのは無理やないの。それに距離しだいやったら、魔力も膨大にいるで」
 ここでマリエル様も心当たりのある能力に関して、語ったのだが確かにここにいる女神様全員を一気に運ぶのは、はっきり言って無理である

「はい、確かに多人数は無理ですね。恐らく試した事無いですけど精々1人か2人でしょうね。まあ、その辺は考えていますよ。ティナこの間だ貸してくれたあれをまた貸して貰えるか?こんかいの細工でそれが必要だからさ」
 そう言ってお願いしたのは、以前時の迷宮ダンジョンより脱出した時に使った、転移用のアイテムである【起点転移ポータルジャンプ水晶】であった。

 そのアイテムは、無属性魔法にある【起点転移ポータルジャンプ】と基本は同じなのであるが、出発点となる場所はその転移水晶になるので、深く考える必要性がない。ただし魔法の場合は終点(出口の場所)をちゃんと思い浮かべなくてはならないのである。
 ただ魔力を感知すればいい訳でないし、実は使い勝手が悪いのであった。そこで登場するのがティナが以前貸してくれた【起点転移ポータルジャンプ水晶】これは実を言えば魔力を感知すればその場所にいける優れものらしいのである。

 確かに魔法の方は大量の魔力が必要であるが、アイテムならその点がかなり緩和される事が、それに関してはこのあいだ使って良く解った。それに今回の出口にあたる場所では、魔人族に細工した物で感知できる。
 ただ問題は転移様の水晶だけでは無理であるが、ある物も使用して転移を簡単に出来るようにしようと思っている。

 それでティナに転移用のアイテムを借りる事にしたのであった。
「へっ、これのこと?でも、これって・・・この転移水晶は、私の魔力に反応するようにした物だから、他の魔力じゃ無理だと思うよ?」
「ああ、その点は大丈夫だ。俺が魔人族にある事を行なったから、そのアイテムがあれば面白い事が出来る。まずはこの転移水晶を・・・俺が細工した魔人族のいる場所に・・・よし、転移!」
 その言葉と共に【起点転移ポータルジャンプ水晶】のアイテムがどこかに消えてしまった。

 俺の言葉を聞きティナは疎か、シルク様とマリエル様も驚いた表情になっていた。
「えっ?お兄ちゃん今・・・何をしたの?それに【起点転移ポータルジャンプ水晶】は、どこに?」
「そっ、そうだよユウマさん・・・メルの出したアイテムはどこに?」
「ユッ、ユウマさんどうなっとんの。メルちゃんの渡したアイテムは、どこに行っちゃったの?」
 この時点では、恐らく誰も考えつかない事を俺は実行しようとしていた。

 それでフィーナ様は、何となく俺がしようとしていた事を理解したようで声を掛けてきた。
「ユウマさん、もしかしてそこに転移門を建てようと考えてるんじゃないの?それでメルちゃんに借りた水晶を入口じゃなくて、出口にする気なんじゃないの」
 おっと、どうやらフィーナ様は俺の思惑が解っているようだ。まあ、既に材料は揃っているし、本体も製作済みなので何にも問題は無い。あとは、ここの転移魔法陣で俺製の転移門をその場所に送るだけだ。

「でも、転移魔法陣を使うなら、お兄ちゃんの転移門は必要ないんじゃないかな?・・・だって、さっきの理屈は理解したけど・・・あっ、そうか、なるほどね」
 どうやらティナも俺がやろうとした事が解ってくれたようである。

 そう実を言うと理由は2つある、1つは簡単にその場所に行き来が出来るようにするのと、俺達の能力がまともに使えるかの問題であった。もし、能力が使えなかったら一旦この場所に戻ってくるつもりでもあるが、恐らくその心配はない。
 ・・・まあ、女神様達も一緒にその場所に行くから、その問題ないと思う。それに念の為、転移門の最後の仕上げをしてもらう予定でもある。



 まあ、実際転移を行なったが能力の方は、何も問題なく使えアイテム等も当たり前のように使えたので、深く心配する事は無かったのであった。


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