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第9章 戦いの中で真実を?
9-109 魔人族の城の中で大暴れ?
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それでファル達の騒動に気が付いて黒騎士が向かったほんの少し前、ユウマと女神達は現状一番強い魔力を感じた相手の前に【瞬間移動】してきていたのであった。
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丘の上でユウマは、【気配察知】と自身の持つ気を探る能力で、目の前に見える巨大な城の中で一番魔力が強い奴とその周囲にかなり強い奴らがいたので、その場所を目標にして、女神様達を連れて【瞬間移動】した。・・・のだが、その場所に付いた瞬間少し参った事になっていた。
周囲が突然現れた俺達の姿を確認した途端、一旦思考停止していたがザワザワと騒ぎ始めたのであった。
それで、そのざわめきをよそにフィーナ様達が俺の声を掛けてきた。
「ユウマさんここって、目的の場所じゃないんじゃない?それに、ちょっとやばくない?違う意味で・・・」
「えっと、大勢の敵さんの目の前だね。お兄ちゃんもしかして出るとこ、失敗しちゃったの?」
「何が、やりたかったの?ユウマさん。すぐに目的の奴を倒すんじゃなかったの」
「ホンマや、ユウマさん・・・まあ、ウチ達は問題ないんやけど・・・敵さん困っとるでぇ。どうすんの?」
少し冷たい視線を向けられたが、まあ、別に問題ないとは思うが、とりあえずいい訳をして、素直に謝っておこうと思った。
「あははっ、いやいや、一番強い魔力を持つ奴のとこに来たんだけど・・・まさか、こんな的外れで、多人数いるとこに出るとは思わなかった。ごめんごめん」
ホントは解っててやったんだけど、まさかこんなに多人数だとは思わなかった。まあ、別にたいした事無い奴らばかりだけど、2体ばかりはさっさと倒したかったのが本音でであるが、それは黙っとこ・・・。
それで、実際ユウマ達が姿を現した場所は、魔人族の兵士や騎士達のいる兵舎の前であり、しかも魔神と良く似た姿をした2体と、調教された凶暴そうな魔獣達が集まっているところであった。
まあ、恐らく戦闘の訓練でもしていたのだろう、数十人程はちゃんと武装をしていてすぐにでも戦える状態であったのである。
しかも、その武装していた魔人族達は、突然目の前に現れた神々しく輝くユウマ達を見て固まって動けなくなっていたのである。
「なっ、なななっ、なに者だ!」
そこで1人の魔人族が大声で叫んだのを、きっかけに何故か突然武装していた全員が襲いかかってきたのである。
「さっさとやってしまえ!」
「くらえ!侵入者!」
「「「「わぁぁっっ、侵入者だ!やってしまえ!」」」」
一旦は思考停止していた筈の、兵士風の奴を戦闘に、騎士や魔導師等が一斉に攻撃をしてきた。
そんな魔人族をよそに冷静に言葉を漏らす女神様達が、俺の後でなにやら話を始めた。
「なんなのあいつら『なに者だ!』って、聞いておいて、いきなり襲ってくる普通!正体も解んないウチに攻撃とかするの!普通、失礼じゃない」
「ホント、ホント、もしも大切なお客様だったらどうするのかしら?もしかしてアホなのこいつら?」
フィーナ様とシルク様が相手の出方に、不満を見いだし文句を言い出した。
「まあ、普通こんな胡散臭い場所で、私達みたいに神々しい光を出してたら、仲間とか思わないと思うよね。お兄ちゃん!」
「それも、そうよね。どこから見ても私達を味方とか思わないわよね。でも、やっぱり失礼だとは思うな。私!」
「まあ、確かに味方ですよって、言われても信用されないと思うよ。だって既に大量の犠牲者が出てるし、俺も攻撃してるから・・・」
ティナがフィーナ様達に向けて現状の状態じゃ無理だと、突っ込みを入れてそれに先程賛同するようにフィーナ様も納得していたが、まあ事実、現状では既に『味方です!』と言っても無理な状態である。
何故なら襲い掛かってくる瞬間、大半の魔人族を亡き者にしていたからであった。
それに周囲からところ構わず襲ってくる魔人族や凶暴な魔獣は、その手前で殆どが無に帰していた。まあ、ここに来る前に女神様達には防御魔法と結界魔法を掛けているので、襲われても攻撃どころか近付く事すら出来なかった。
そんな事とは知らずに、マリエル様が自分達に近付く前に消えていく
「でも、ホンマにすごいなぁ、ユウマさんの張った結界は、相手の攻撃なんも受付へんやん。それに近付く前に消滅しよるんよ」
「うん、そうだね襲ってくる敵という敵が、すべて勝手に消滅してるよ。いったいどんな結界魔法を張ってるの?」
「えっと、うん、でも・・・ん?」・・・そんな効果あったけ?ただの防御魔法だったと思ったんだけど?。
ただ不思議なのが、確かに防御魔法と結界魔法は掛けているのであるが、消滅するような効果はないはずなのである。それよりも女神様達から放たれる神気と言うべきなのかその力で悪しき者を、全て無に帰している様におもえたのであった。
事実、次々と襲い掛かってくる魔人族や魔獣を倒してもいるが、その殆どが俺達に触れる前に消滅しているのが殆どであったのだ。
あれぇぇ?でも、おかしくないか・・・殆どの魔獣は結界に触れる前に消滅してるって言うより、浄化されてない?
「なぁっ、ティナこれって、俺の力じゃないよな。あきらかに俺が張った結界の外で起こってると思うんだが?」
「うん、そうだね。こいつら完全に聖属性と神気の耐性がないだろうね。ついでに補足しとくけど、これ、殆どお兄ちゃんの力だよ・・・」
はぁっ、なに言ってんのティナさん?俺は別に気を放出してないけど?・・・あっ、そう言うことね。
時の女神であるメルティナが言うように、実はユウマが変身?した事により、ティナ以外の女神様達が自分達が考えている以上に、聖なる気と神気を最大限に放出していたのであった。しかし、その事に関しては女神様達は殆ど気が付いてない状態であった。
それでも魔人族や魔獣は、必死に俺達の進行をとめようとしているが、魔人族のある程度耐性のある者は吹き飛ばされ戦闘に不能になり、耐性の無い魔人族と魔獣達は、瞬く間に魔石や素材へと姿を変え、その場に落ちてしまっている状態になっていたのであった。
基本、魔人族は素材とか魔石ではなく、灰となって自身の身に付けていた装備品が下に落ち、この世から消えてしまっていたのである。
そんな事になっているとは知らずに、シルク様が何かを思い出したように話しかけてきた。
「そういえば忘れてたんだけど、私達って地上では力が殆ど使えなかったわよね。ホントユウマさんがいてよかったわよね」
えっ、なにを今更シルク様は、そんな事言ってるの?
「そうなんよね。ウチらは、神気を振るおうとしても、効果がないんよね。ホントやったらこうやって、力を解放したら、ドッカン!ッてすごい・・・」
マリエル様が、襲い掛かってくる大量に魔獣に向けて、両手を前に出してこのようにして攻撃できる事を説明して、そのポーズで気を放出してみせた瞬間・・・光の波動が実際に放出されてその周囲にいた魔獣消滅させてしまっていた。
「・・・・おりょ?なんで力が解放できるん?」
「えっ、えっ、・・・マリエル!あんた何したの?」
「ホントよ!私達、基本、下界では神の力は封印される筈よ?私達の力を使えるのは、自身の信頼した使徒だけの筈よ・・・なんで?」
「ウッ、ウチにも解らんよ?でも、力が当たり前に使えるよ。ほらっ!」
マリエル様は、不思議がるフィーナ様とシルク様の質問に、再度、神気の力を放出してみせた。
その後に、フィーナ様とシルク様も同じ様に、神気の力を使い色々とためしているのである。
「なあ、ティナ!神気って下界じゃ使えないのか?」
「うん、私は違うんだけど、フィーナちゃん達は、基本、直接自分達の加護している世界では、介入できないんだよ。もし、介入するなら自分の信頼する使徒の子を選ばないといけないの。まあ、フィーナちゃんは多分お兄ちゃんだろうと思うけど・・・?あっ、そうか、ここが完全に別世界だからか!」
どうやら女神様達は、根本的に考え方を間違えていた様なのである。それを時の女神であるメルティナこと、ティナが気付き、他の女神様達に説明していた。
そう実際この星と言うより、この次元が完全にアーストリアと別の世界のベルステリアである事を説明した。
「あっ、そうやった。ほならウチらは当たり前に力が使えるんや!そうなら・・・」
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その確認が取れたと同時ぐらいから、女神様達も戦闘に参加したのである。
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丘の上でユウマは、【気配察知】と自身の持つ気を探る能力で、目の前に見える巨大な城の中で一番魔力が強い奴とその周囲にかなり強い奴らがいたので、その場所を目標にして、女神様達を連れて【瞬間移動】した。・・・のだが、その場所に付いた瞬間少し参った事になっていた。
周囲が突然現れた俺達の姿を確認した途端、一旦思考停止していたがザワザワと騒ぎ始めたのであった。
それで、そのざわめきをよそにフィーナ様達が俺の声を掛けてきた。
「ユウマさんここって、目的の場所じゃないんじゃない?それに、ちょっとやばくない?違う意味で・・・」
「えっと、大勢の敵さんの目の前だね。お兄ちゃんもしかして出るとこ、失敗しちゃったの?」
「何が、やりたかったの?ユウマさん。すぐに目的の奴を倒すんじゃなかったの」
「ホンマや、ユウマさん・・・まあ、ウチ達は問題ないんやけど・・・敵さん困っとるでぇ。どうすんの?」
少し冷たい視線を向けられたが、まあ、別に問題ないとは思うが、とりあえずいい訳をして、素直に謝っておこうと思った。
「あははっ、いやいや、一番強い魔力を持つ奴のとこに来たんだけど・・・まさか、こんな的外れで、多人数いるとこに出るとは思わなかった。ごめんごめん」
ホントは解っててやったんだけど、まさかこんなに多人数だとは思わなかった。まあ、別にたいした事無い奴らばかりだけど、2体ばかりはさっさと倒したかったのが本音でであるが、それは黙っとこ・・・。
それで、実際ユウマ達が姿を現した場所は、魔人族の兵士や騎士達のいる兵舎の前であり、しかも魔神と良く似た姿をした2体と、調教された凶暴そうな魔獣達が集まっているところであった。
まあ、恐らく戦闘の訓練でもしていたのだろう、数十人程はちゃんと武装をしていてすぐにでも戦える状態であったのである。
しかも、その武装していた魔人族達は、突然目の前に現れた神々しく輝くユウマ達を見て固まって動けなくなっていたのである。
「なっ、なななっ、なに者だ!」
そこで1人の魔人族が大声で叫んだのを、きっかけに何故か突然武装していた全員が襲いかかってきたのである。
「さっさとやってしまえ!」
「くらえ!侵入者!」
「「「「わぁぁっっ、侵入者だ!やってしまえ!」」」」
一旦は思考停止していた筈の、兵士風の奴を戦闘に、騎士や魔導師等が一斉に攻撃をしてきた。
そんな魔人族をよそに冷静に言葉を漏らす女神様達が、俺の後でなにやら話を始めた。
「なんなのあいつら『なに者だ!』って、聞いておいて、いきなり襲ってくる普通!正体も解んないウチに攻撃とかするの!普通、失礼じゃない」
「ホント、ホント、もしも大切なお客様だったらどうするのかしら?もしかしてアホなのこいつら?」
フィーナ様とシルク様が相手の出方に、不満を見いだし文句を言い出した。
「まあ、普通こんな胡散臭い場所で、私達みたいに神々しい光を出してたら、仲間とか思わないと思うよね。お兄ちゃん!」
「それも、そうよね。どこから見ても私達を味方とか思わないわよね。でも、やっぱり失礼だとは思うな。私!」
「まあ、確かに味方ですよって、言われても信用されないと思うよ。だって既に大量の犠牲者が出てるし、俺も攻撃してるから・・・」
ティナがフィーナ様達に向けて現状の状態じゃ無理だと、突っ込みを入れてそれに先程賛同するようにフィーナ様も納得していたが、まあ事実、現状では既に『味方です!』と言っても無理な状態である。
何故なら襲い掛かってくる瞬間、大半の魔人族を亡き者にしていたからであった。
それに周囲からところ構わず襲ってくる魔人族や凶暴な魔獣は、その手前で殆どが無に帰していた。まあ、ここに来る前に女神様達には防御魔法と結界魔法を掛けているので、襲われても攻撃どころか近付く事すら出来なかった。
そんな事とは知らずに、マリエル様が自分達に近付く前に消えていく
「でも、ホンマにすごいなぁ、ユウマさんの張った結界は、相手の攻撃なんも受付へんやん。それに近付く前に消滅しよるんよ」
「うん、そうだね襲ってくる敵という敵が、すべて勝手に消滅してるよ。いったいどんな結界魔法を張ってるの?」
「えっと、うん、でも・・・ん?」・・・そんな効果あったけ?ただの防御魔法だったと思ったんだけど?。
ただ不思議なのが、確かに防御魔法と結界魔法は掛けているのであるが、消滅するような効果はないはずなのである。それよりも女神様達から放たれる神気と言うべきなのかその力で悪しき者を、全て無に帰している様におもえたのであった。
事実、次々と襲い掛かってくる魔人族や魔獣を倒してもいるが、その殆どが俺達に触れる前に消滅しているのが殆どであったのだ。
あれぇぇ?でも、おかしくないか・・・殆どの魔獣は結界に触れる前に消滅してるって言うより、浄化されてない?
「なぁっ、ティナこれって、俺の力じゃないよな。あきらかに俺が張った結界の外で起こってると思うんだが?」
「うん、そうだね。こいつら完全に聖属性と神気の耐性がないだろうね。ついでに補足しとくけど、これ、殆どお兄ちゃんの力だよ・・・」
はぁっ、なに言ってんのティナさん?俺は別に気を放出してないけど?・・・あっ、そう言うことね。
時の女神であるメルティナが言うように、実はユウマが変身?した事により、ティナ以外の女神様達が自分達が考えている以上に、聖なる気と神気を最大限に放出していたのであった。しかし、その事に関しては女神様達は殆ど気が付いてない状態であった。
それでも魔人族や魔獣は、必死に俺達の進行をとめようとしているが、魔人族のある程度耐性のある者は吹き飛ばされ戦闘に不能になり、耐性の無い魔人族と魔獣達は、瞬く間に魔石や素材へと姿を変え、その場に落ちてしまっている状態になっていたのであった。
基本、魔人族は素材とか魔石ではなく、灰となって自身の身に付けていた装備品が下に落ち、この世から消えてしまっていたのである。
そんな事になっているとは知らずに、シルク様が何かを思い出したように話しかけてきた。
「そういえば忘れてたんだけど、私達って地上では力が殆ど使えなかったわよね。ホントユウマさんがいてよかったわよね」
えっ、なにを今更シルク様は、そんな事言ってるの?
「そうなんよね。ウチらは、神気を振るおうとしても、効果がないんよね。ホントやったらこうやって、力を解放したら、ドッカン!ッてすごい・・・」
マリエル様が、襲い掛かってくる大量に魔獣に向けて、両手を前に出してこのようにして攻撃できる事を説明して、そのポーズで気を放出してみせた瞬間・・・光の波動が実際に放出されてその周囲にいた魔獣消滅させてしまっていた。
「・・・・おりょ?なんで力が解放できるん?」
「えっ、えっ、・・・マリエル!あんた何したの?」
「ホントよ!私達、基本、下界では神の力は封印される筈よ?私達の力を使えるのは、自身の信頼した使徒だけの筈よ・・・なんで?」
「ウッ、ウチにも解らんよ?でも、力が当たり前に使えるよ。ほらっ!」
マリエル様は、不思議がるフィーナ様とシルク様の質問に、再度、神気の力を放出してみせた。
その後に、フィーナ様とシルク様も同じ様に、神気の力を使い色々とためしているのである。
「なあ、ティナ!神気って下界じゃ使えないのか?」
「うん、私は違うんだけど、フィーナちゃん達は、基本、直接自分達の加護している世界では、介入できないんだよ。もし、介入するなら自分の信頼する使徒の子を選ばないといけないの。まあ、フィーナちゃんは多分お兄ちゃんだろうと思うけど・・・?あっ、そうか、ここが完全に別世界だからか!」
どうやら女神様達は、根本的に考え方を間違えていた様なのである。それを時の女神であるメルティナこと、ティナが気付き、他の女神様達に説明していた。
そう実際この星と言うより、この次元が完全にアーストリアと別の世界のベルステリアである事を説明した。
「あっ、そうやった。ほならウチらは当たり前に力が使えるんや!そうなら・・・」
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