巻き込まれて異世界へ ~なぜだか関わった人の運命変えてます~

桜華 剛爛

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第10章 女神の修行・・・。

10-33 時の迷宮に行く事になった理由?

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 それから全ての準備が整ってマリエル様とメグミさん達4名は、まず、ある場所によってマリエル様の最近新たに出来た使徒の子達を連れてから時空の森に向かう為にこの神界を出発して行ったのであった。



 転移魔法陣の部屋でマリエル様を見送った後、フィーナ様は残っていた仕事を出来るだけ早く・・・まあ、出来る事なら今日中に終らせると言う事で、急いで仕事部屋に行く為、みんなと一旦はここで解散する事になった。

 それでリンカとシルフィーは、自分達の用事と今回変更となった場所に適した旅支度をすると言う事で、下界へと戻って行ったのであった。俺はというと・・・現状何もする事が無いと言うより、フィーナ様の手伝いをする事にした。
 今回変更となった場所への旅支度の準備はいいのか?と言いたいだろうが、その点は別段に急ぐ必要もない・・・何故なら殆どが自分のアイテムボックス内にあるので、出発の前にでも取り出し必要な分を揃えればいいし、そんな事をしないでも俺自身がいれば問題が無いのであった。
 ただ、以前あった時のように突然、自身の能力が使えないという場所に遭遇した時の事を考え、今は出来るだけカバンを持つ事にしている。まあ、カバンと言っても中に大容量のモノが入る魔法袋マジックバックである。

 それで俺はフィーナ様と共に、フィーナ様の仕事部屋である執務室へと向かって、一緒に歩いて向かっている。するとそのフィーナ様が、スタスタと急いで前を歩いていたのだが、突然立ち止まり溜息を吐き俺に話し掛けてきた。
「はぁっ、ユウマさん!・・・私、今回早まっちゃったかな?どうしてもマリエルの事がほっとけなくて、あんな事しちゃったけど・・・」
 フィーナ様が振り返り俺の方に視線を向けて、少し落ち込んだ様子で言葉を発して目を潤ませて後悔しているようにも見えるが、実際のところは違う事を考えている。

 ・・・あらまあ、今度はフィーナ様が落ち込んだ雰囲気を・・・・。

「えっと、フィーナ様?・・・一応考えがあって、マリエル様に修行の場を譲ったんでしょう。そうしないと・・・」
 俺の言葉を聞いた途端、今にも泣きそうな表情になり、俺の胸に顔を押し付けてきたのである。

「うっ、うう!・・・だっ、だって、ユウマさんがいれば、どうにかなるかなって・・・」
 まあ、協力して何とかしますけどね。それでも今回予定していたプランと時間が・・・。

 少し考えたが、やはりフィーナ様は性格上困ってる人がいたら、後先考えないで行動をする人(女神)なんだろうなとユウマは改めて思った。
「とりあえず、その場所に着いた時は、覚悟して下さいね。フィーナ様!」

 まあ、今更修行場所を変わった事に対して考えても仕方が無いので、限りある時間内でどうにかフィーナ様の能力を引き出せるプランを再度考えないといけないな。
 この時点ユウマが考えているのは、極力危険な状態で危機感を煽り、そのうえ倒れるまで修行時間に持って行こうと考え、強引に回復して1週間程ぶっ続けてその行為を行い、それから1日休みの超ハードモードの修行を考えていた。

 そんなユウマの考えが何となく伝わったのか、フィーナは背中に妙な冷や汗を感じながら、若干・・・今、お願いした事を後悔気味に思考を巡らせて答えたのである。
「えっ!?・・・うっ、うん、とっ、とりあえずお手やらかにお願いね。ユウマさん・・・」
 ・・・だっ、大丈夫かな私?今回の修行で頭がおかしくならないかな・・・。

 まあ、この話し事態はこの場で終せて、フィーナ様のやり残した仕事・・・まあ、実際はマリエル様が行なわなければいけないような仕事ばかりなのだが、今回はそれをフィーナ様が肩代りして行なうようにしていたのだ。

 何故そのような事になったかと言うと、理由は2つある。1つ目は、最初は今回の能力の取得自体は元々フィーナ様とマリエル様の2人で、ユウマをお供に能力の改善と取得をのんびりと行なう予定であった。
 だが今回の能力取得に関して、創造神様が介入してきてアーストリアの女神である3柱全員に、未来予見と未来視の取得を速攻で身につけるように言いつけられ、そのうえ別々の場所で修行を行なう事を命令してきたのであった。

 それでフィーナ様は、しょうがなく最初はユウマが共に行くのをマリエル様に譲ったのだが、マリエル様が何故かそれを断ったのである。
 まあ、ホントはマリエルもユウマに共に来てもらうのがよかったのだが、それはフィーナ自身に申し訳ないと言う事で、今回は仕方なく断ったのだ。

 ただフィーナ様もその時に、それなら前回(魔神との戦い?)の後始末を、自身が代わってやる事にしたのだ。(ただしこの事に関しては、あくまでマリエルに気付かれない様にである)

 それと、2つ目である・・・もう1つの理由は、ただ単に今回に関しては、少し時間に余裕があっただけであるし、フィーナ自身も残っていた仕事を片付ける事にしていたのであった。まあ、あくまでついでに、その仕事をする意味で内緒で引き受けたのである。

 これはフィーナ様がミアちゃんを通じて、エミちゃんに調べてもらったモノで、この案件に関してはマリエルには、黙ってらったモノであった。

 結果的にこの仕事に関しては、すぐに終了したのであるが・・・ここでまた新たな問題が発生したのである。

 それはどうやらシルク様の守護する領域で、問題が発生してそれをフィーナ様が代わりに対処しなくてはならなくなってしまったのである。結局のところそれら全ての問題が片付け終ったのが、それから3日後の朝方であったのである。

 それで結局のところフィーナ様に残された修行の時間が、3日半程になってしまったのだ。
「ウッキィィ!シルクのせいで私の修行する時間がなくなっちゃたよっ!このままじゃ、下手をすると聖霊の遺跡の中じゃ、1ヵ月も居れるかどうかも解んないよ!どうしよう!どうしようユウマさん!!」

 確かにこのままじゃ、修行どころじゃない。現状何故か解らないが・・・チョクチョクとシルク様の加護する大地で問題が・・・今だ発生していたのである。恐らくこれにはシルク様が連れて行った冒険者がいなくなったのが原因である。
 事実そのお気に入りの冒険者で、精鋭ばかりを連れて行ったので、今迄はその冒険者がどうにかして対処していた案件が、居なくなった事により問題が浮き彫りになり、他の冒険者では対処しきれない状態になっていたのであったのだ。

「んっ?ううん、確かにこりゃ、困りましたね。ちょっと助っ人を呼びましょう。そろそろ戻ってくる頃だし・・・」
 流石に俺もシルク様の加護する大地に、何度も向かいその問題を解決するのもそろそろ限界である。実際この時は俺だけじゃなく、リンカとシルフィーにも手伝って貰っていたがこれ以上は面倒を見切れない、なので今回はある女神様に助けを求める事にする。
 まあ、元々3柱の女神様が留守を、お願いするようにしていたのだが、その女神様も自身の仕事があるので無理強いは出来なかったので、俺達が出発するまで連絡をしていなかった。

「・・・って、お兄ちゃん達!なんでまだ居るの?そう言えばフィーナちゃんの修行は?」
 まあ、ティナが言うのももっともである。何せ普通だったら2日前には行っていないとおかしいからであった。

 そう手助けをお願いしようと思った相手は、時の女神メルティナ様である我が妹ティナであった。

 とりあえずティナに現状報告をして、お願いするようにしたのである。流石にこの時は俺が怒られる事になってしまったのである。何故ならティナとの連絡は俺しか出来ず、緊急時は連絡すると話していたからであったからだ。

「それでどうするの!フィーナちゃんの修行は・・・しかも何、場所を変更までするなんて、それこそすぐに連絡するべきでしょう!ホント肝心なところは2人とも抜けてるんだから・・・・」

 ・・・このまま永遠に1時間ヒュリテほど続いたのであった・・・

 流石にこのお説教には、俺とフィーナ様はゲンナリとしてしまっている。この状況に気付いた守護天使のみんなが止め様としたが、その雰囲気に察してすぐにその場から逃げて行ったのであった。

 それでティナのお説教が終わり、今回の件で聞いてきた。
「それで、お兄ちゃん達は、その短い時間内でフィーナちゃんの修行をどうするのよ!!」

「まあ、フィーナ様には申し訳ないけど、聖霊の遺跡の中に入っている間だ、休憩をせずスパルタで修行を行なってもらうしか無いな。ついでに寝ずにやれば、どうにかなるかも知れない。だけどフィーナ様の精神がどこまで持つかが俺も少し心配だな・・・」
「でもさぁ、ユウ君そんな事言ってる間に時間が過ぎちゃうよ。それに絶対にフィーナちゃんにその力をつけてもらった方がいいなら、今すぐにでも行こうよ」
「そうですね。ユウマ様!・・・他に考えがないなら目的に場所に急ぎましょう!」
 リンカとシルフィーも俺の行なう修行方法は止めようとはせず、賛成のようで現状の時間がなくなる事の方を心配をしていたのであった。

 フィーナ様に関しては、俺とリンカ達の話を聞き『えっ!?』と言葉を発した後に、顔を青ざめさせ固まってしまっていたのだ。

 それですぐにでも出発しようとして、ある事を思い出したのである。
「・・・・あっ、そうだ!フィーナ様。修行する場所って、結局のところ、どこでもいいんですよね?」

 俺のその質問で今迄思考停止していたフェーナ様が蘇えり答えてくれた。
「へっ、そうだけど。でも、時間を有効利用できる場所は、他にないし今回の能力取得の条件だけを考えたら・・・」
 ・・・あっ、やっぱりそうだったんだ。最初にその場所を決めた時に、なんで一番時間的に有利な時の迷宮ダンジョンが候補に入ってなかったのか不思議であたのだが、確かによく今回の修行の条件で考えたら・・・うん、あのダンジョンは完全にむいてないというより、まあ多分・・・うん、恐らく修行だけじゃすまないだろうな。
 
「でも、こうなったらやっぱり、あそこしかないよ!フィーナちゃん!!お兄ちゃんは行った事あるし大丈夫だよきっと。それに出来れば私もあそこの攻略をお願いしたいから・・・ねっ!」
 ・・・と言う事で俺はティナとの考えがおおまか一致して、今回は条件とかを全く無視して、全ての時間をフィーナ様に能力取得を優先しつつ、その間空いた時間を迷宮攻略をする事にしてた。

 まあ、この事に関しては既に終了して戻ってきている。

 ~☆~☆~☆~☆~

 それで、今回は女神フィーナ様の代わりに時空の森に行ったマリエル様の修行の話しだ。

 まあ、こちらに関しては・・・初日に中央都市リフィーラの転移門広場で待ち合わせをしていたので、そこで数人と合流して合計7名での修行の旅を行なうのである。
 実際リフィーラの街にある転移門広場は、まだ完全に修復は終ってないので、利用者も少なく元々から転移門自体も、簡単に使えるモノではないので、特別な者以外は絶対に近寄る事もなかったので今回の集合には持って来いの場所であった。

 それで今回はここリフィーラの街の転移門を使用して、時空の森に行く事にしていた。それでここを合流場所にしたのである。

 実際、何故ここを合流場所にしたかと言うと理由は2つ程ある。
 1つは先程の説明と殆ど同じで、まだ以前の騒動がきっかけで、人が転移門前に余り寄り付かない。それで今回一緒に行動するマリエル様も姿を出し易いという理由。

 もう1つはマリエル様のお気に入りの冒険者である自身の使徒の子達が、この場所を拠点としている事であった。
 実はその子達は、リフィーラ出身で唯一マリエル様を信仰していてる子達数名で、マリエル様が期待してとても大切にしている冒険者の子達らしいのである。
 それに以前メリウェルでの戦闘で、文句を言わずに参戦してくれたり、数少ないマリエル様の信者で、使徒の子で言う事も良く聞いてくれる少年達であった。



 そして、マリエル様達が転移門を抜けると、その場所は小さな島みたいな場所であった。


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