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第10章 女神の修行・・・。
10-34 合流したマリエルの信者の冒険者?
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そして、マリエル様達が転移門を抜けると、その場所は小さな島みたいな場所であった。
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その島には転移門があり、周囲は綺麗な水で満たされていたのである。現状元のこの場所で起きていた惨状を知っているのは、神界でここでの戦闘後の状態を見たマリエルと、実際この場で戦闘をしていたアリアだけであるが、アリアの目には、その時の惨状と殆ど変わっていないように見えたのであった。
しかし、その時の惨状を実際に見ていない者にとっては、この場所の状態は綺麗な風景に見えたのである。
「うわぁぁっ、前回の戦闘で、すごい事になったってユウ君達からの説明で聞いてたのですが?案外すっきりとして結構綺麗な景色ですね。あれぇ?でもユウ君の話には池なんてなかったようですが、補修して池を造ったんですか?でも、ホントにすごく雰囲気がいいですね!そう思わないアリアちゃん!」
この転移門を出た後のメグミの第一声は、広い池の中に浮かぶ孤島に見えたようで結構幻想的に見えたのであろう。
「えっ!あっ、ううん?まあ、そうだね・・・」あっれぇぇ?・・・・。
ただ、アリアに関してはどう答えていいのかを迷ってしまったのである。何せ以前の惨状とその池がある状態を知っていたし、周囲を見渡しても・・・なんとも言いがたい風景であったのである。しかし、そんなアリアの気持ちとは裏腹に満面の笑みで胸を張りマリエルがメグミに自慢して答えていたのである。
「えへへへっ、そうやろう。そうやろう!ウチ頑張ってこの風景にする様に、お願いしてここを直したてもらったんよ。でも、すごいよねぇぇ!ここまで早く修復できるなんてなぁ。さすがウチのとこの子達や!」
この言葉を聞き、アリアは心の中で複雑な気持ちになっていたのであった。
・・・えっ、これって直したって言うより?ただ、ほったらかしたら水が溜まっただけじゃ?それに危なくないように柵を作っただけじゃあ・・・・。
アリアが思う様に・・・この場の惨状を知っていた者からしたら、巨大なクレーター状の穴に湧き水が溜まり自然と池が出来、その周囲を危なくないように柵を取り付けた状態である。決してこれを直したというには、おこがましい状態であった。
まあ、転移門がある小島はそれなりに補修と手入れをしている。以前の破壊された時は転移門の周囲は少し狭かったようで、現状その時より少し大きくなっている。それにその小島と陸地を立派な橋でつながっているぐらいだ。
実際マリエルは胸を張っているが、これをここまで簡単な修復したのは守護天使の子達が下界に下りて、こそっと行なった事なのであった。マリエルはその事実を知らないのであった。
それでみんなが転移門の前で周囲を見渡していると、ちょうど誰か数人がこちらに向けて橋を渡ってきていたのである。
その姿に気付いたマリエル様は、その向かってきた人物達に声を掛けた。
「あっ、来た来たぁ!こっちだよぉぉっ、こっちぃぃ君達!おおきにねぇ。ウチのわがままに付き合ってくれて!」
そのマリエル様の声に気付いた子達が、少し早足になってこちらに向かって声をあげたのである。
「あっ、マリエル様ぁぁ!今回はありが・・・えっ!ええ、ユータ先輩?」
「あっ、ホントだ!ユータ君とメグミさんだ?・・・あれ、もう1人の娘は知らないけど・・・かなり強い娘だ!!」
「ホントだニャ!メグミ様だニャ!!」
橋を渡ってきた3人が、何故かマリエル様と共にいる3人の内の2人の事を知っていて、その姿を見て若干驚いていたのである。
それでその3人を見たユータとメグミも驚き、その3人の姿を良く確認したのである。
「あれ・・・?レオじゃん、それにユリーファとエルじゃんか・・・なんでお前達が?」
「あら、ホントにレオ君とユリーファちゃん?・・・それになんでエルちゃん?いったい、どうしてここに・・・」
メグミにとっては、実際レオとユリーファの2人が一緒なのは解ったのだが、そこにエルがいる事が不思議だったようである。何せ以前あった時3人は冒険者ランクは同じだったが、それぞれ違うパーティで行動をしていたからであった。
それで・・・この後でその事を確認すると、その時一緒に行動を共にした事が、きっかけで一緒に行動を共にする様になったと言う事であった。
今回のマリレル様の修行に同行する冒険者の子達は、どうやらユータとメグミの知っている娘達だったのであった。
「えっ、3人共・・・?えっ、ユータ君とメグミちゃんの知り合いなの?う~ん・・・それじゃぁ、詳しく説明する必要あらへんなぁ。でもアリアちゃんだけは知らないみたいだから一応自己紹介してや」
マリエルもその5人の状況を見て、詳しく説明しないでいい事に安心していたが、マリエルの側にいたアリアだけは蚊帳の外の感じだったので、とりあえずお互いの自己紹介をする事にしたのである。
まず最初に、ユータより1つ歳下である少年レオが自己紹介をした。彼の見た目は燃えるような赤い短髪で、体格は若干ユータより小さいのだが、体格に似合わない力の持ち主で、ユータがスピード重視の戦士なら、レオはパワータイプの戦士と言う感じで正義感は誰よりもある。
それで残りの少女達なのだが、実は2人とも人族では無いのである。
まずユリーファなのだが、実はマリエル様が加護するイルミナの大地では珍しい、妖精族出身のエルフのであった。しかも純粋のエルフなので、髪の色が緑色で、瞳の色も同じ緑である。
それにエルフの中では珍しい魔法剣士の少女であった。恐らくタイプ的には、アリアと同じでとても気が合いそうな雰囲気であった。
そして、最後にエルなのだが猫の獣人であるのだが、髪の色が白髪で魔力が少ない筈の獣人族には、珍しいタイプである魔力を豊富に持って生まれ、強力な魔法が仕えるという特殊タイプ子であった。しかも身体能力も本来の獣人と同じく高い子であり、言わば戦闘にも特化した闘える僧侶であったのだ。
その渡ってきた3人は、メグミとユータには面識があったのだ。
「しかしユータ先輩がマリエル様の使徒だとは、知りませんでした。あっ!そうだ、これからは改めて師匠と呼んでいいでしょうか?」
「はっ、なに言ってんだ?お前!・・・それに俺は、別にマリエル様の使徒じゃないし、今回は兄貴に頼まれて・・・」
どうやらレオは、以前の戦闘時に見たユータの戦い方に共感を持ったようであり、その戦いを見て師と勝手に言い出したのであった。
しかし、考えてみたらおかしいのであるユータとレオの2人は剣士と言っても全くタイプも役割的な関係も全然違うのである。
実際どう転んでも共通点は剣士と言うだけで、他は全く違う存在なのである。それをレオが一方的にユータを師と呼び出したので、何を言っているのかユータにはさっぱり理解出来なかったのであった。
それとは別でどうやらエルは、メグミに何故か好意を寄せぞっこんなようで、自己紹介が終るとメグミに飛び付いてきたのであった。
「メグミ様ぁぁっ!今回は一緒なんてエルは嬉しいんだニャ!よろしくなのニャァァ!!」
「えっ、エルちゃん?まさか今回の同行者って貴方達だったのね・・・」
エルはメグミに抱き付き猫のようにじゃれ付いているのであった。
それをメグミは嫌がる雰囲気もみせず、受け止め少し困り顔を見せつつも、エルの頭を撫でていかのである。恐らくメグミ的にも妹か飼い猫を可愛がる程度しか考えていなかったようだ。
その4人とはどうも蚊帳の外だった感じのユリーファは、同じく状況を理解出来ていないアリアに近付き声を掛けたのである。
「えっと、ごめんなさいね。私はユリーファよ!見てのとおりエルフなの、魔術も得意だけど一応剣も得意なの。見たところ貴方も魔法剣士みたいだけど・・・どう、あってる?」
「あっ、ありがとう。私はアリアね。うん、貴方が思ったとおり魔法剣士よ。よろしくね!」
アリア的にはユウマ以外で魔法剣士を見たのが初めてだったのだ。
ただしアリアはすごい勘違いをしていたのである。まず1つ目はユウマは魔法剣士で無いと言う事、そしてアリアも既に魔法剣士ではあるが、完全にその型に嵌らない存在となっていたのである。
まあ、アリアに関しては初めての子達であるが問題はなかったようであった。すぐに打ち解け仲良くなっていたのである。
それで今回のメンバーが揃ったこの場で、今回のマリエル様が行なう修行の場所へと旅だったのであった。
☆-☆-☆-☆
そして、ちょうど時空の森に入って3ヶ月ほど・・・。
まあ、実際はその外の世界では、ちょうどの3日目に当たるある日の事である。
(その時ちょうどフィーナとユウマ達がやっと修行の旅に出発したぐらいの時)
それで今回の目的である未来予見の能力の発現に関する事を行ないながら、マリエル様達はある場所を求めて進んでいたのだ。
ただし、未来予見に関しては、まだ微かに少し先の何かが見えている様なのだが、それがなんなのかが・・・まだ、マリエル様には解っていない状況であったのだ。
しかし、少しずつではあるが何かを手に入れられそうな感じがマリエルにはあったのである。それで今回は、より過酷ではあるが、時空の森の奥深くへとやって来たのであった。
「でも、なんやろかな?おぼろげでやけど森の奥へと行き、2人の少女と出会う事により、更なる能力の改善って?どう言う事やろね。メグミちゃん」
「マリエル様、それ私に聞かれても困るんですけど?でも、それって確か最近何となく解る様になった未来予見ですよね?」
「うん、そうだよ!でも、今のところははっきりと解らないのよね。今話したのだって文章が頭に浮かんだのを、ウチなりに解釈したモノだけどね」
実際はまだややこしい内容で、意味が解る様にマリエルは、メグミに説明しながら話し掛けていたのであった。
そして、そのようなおぼろげな感じの予見を頼りにして、時たま未来予見を行ない、時空の森の奥深くへと進み、より中心部付近まで来たいたのであった。
「マッ、マリエル様!この場所って・・・?」
そう声を上げたのはメグミだった。実は深い森の中を歩いて行くと、その木々との間より今迄と違う雰囲気である広場に出てきたのであった。
「うん、ここがぁ・・・恐らく今回の目的地でぇ、これから私達が修行する場所なんよ。それにこれを含めて時限の森であってね。ここが中枢付近の筈なんだけどぉぉ。これはちょっと考えていたのと違ってすごいねんなぁ・・・」
マリエル様は、にこやかに答えながらその景色をみて少し驚いていた。何故なら以前の文章が頭に浮かんだ後ぐらいに、もう1度自分が行なった未来予見の断片で、この景色と似た映像が時たま目の前に映っていたのであった。
そうこれがマリエル様が初めて見た、未来予見と未来視が発現、開眼する予兆であったのである。実際予見とは余り変わらないのであるが、予見はあくまで予測の域であり、未来視は自身が行なう未来の映像であった。
しかし、マリエル様の未来視の能力は違う方向で開眼するのであった。
それでマリエル様の声を聞き、アリアがその建造物をみて不思議に思い声をかけた。
「でも、これって遺跡ですかね?それともダンジョン?」
これまでは間違いなく森の中だったのだが、突然周囲が開け遺跡とも言いがたい迷宮の入口みたいな場所が顔を覗かせたのであった。
「確かに森の中に遺跡ってのはよくあるけど・・・時空の森には関係ないような?」
「えっとね!実はこの中がホントの時空の森なのよ。今迄の森も時空の森で間違いはないんだけど、ここに来るまでのぉ、試練みたいなモノなんよ。メグミちゃん」
「そっ、そうなんですか、マリエル様?」
メグミはこの時思ったのは、なら何故今迄ここに来ないで危険の少ない入口付近でのんきに修行をやっていたのかが不思議でしょうがなかったのだ。
するとその迷宮の中から先程先行していたユータ達が戻って来たのである。
「うひゃぁぁ、この中もこれまた不思議で木ばっかりだよ、完全に森の中だよダンジョンじゃないよ。右を見ても左を見ても木ばっかりじゃん!しかも天井もないんだよ!今迄の場所はどちらかと言うとスカスカの状態だったけどこの中は密集した木々だよ。でも、不思議と明るかった・・・」
「はぁ、はぁ、つっ、疲れた!しかし、ホントですね。ユータ師匠!」
ユータの後を急いで追いかけて戻ってきたのは、レオでユータと共に先行して調査していたのであった。どうやらその迷宮を一通り駆け巡っていたようであった。
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それでとりあえずは、今日はこの場で野営をして明日より本格的に中に入り、今迄以上に未来予見の能力の向上に励む予定であった。
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そして、マリエル様達が転移門を抜けると、その場所は小さな島みたいな場所であった。
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その島には転移門があり、周囲は綺麗な水で満たされていたのである。現状元のこの場所で起きていた惨状を知っているのは、神界でここでの戦闘後の状態を見たマリエルと、実際この場で戦闘をしていたアリアだけであるが、アリアの目には、その時の惨状と殆ど変わっていないように見えたのであった。
しかし、その時の惨状を実際に見ていない者にとっては、この場所の状態は綺麗な風景に見えたのである。
「うわぁぁっ、前回の戦闘で、すごい事になったってユウ君達からの説明で聞いてたのですが?案外すっきりとして結構綺麗な景色ですね。あれぇ?でもユウ君の話には池なんてなかったようですが、補修して池を造ったんですか?でも、ホントにすごく雰囲気がいいですね!そう思わないアリアちゃん!」
この転移門を出た後のメグミの第一声は、広い池の中に浮かぶ孤島に見えたようで結構幻想的に見えたのであろう。
「えっ!あっ、ううん?まあ、そうだね・・・」あっれぇぇ?・・・・。
ただ、アリアに関してはどう答えていいのかを迷ってしまったのである。何せ以前の惨状とその池がある状態を知っていたし、周囲を見渡しても・・・なんとも言いがたい風景であったのである。しかし、そんなアリアの気持ちとは裏腹に満面の笑みで胸を張りマリエルがメグミに自慢して答えていたのである。
「えへへへっ、そうやろう。そうやろう!ウチ頑張ってこの風景にする様に、お願いしてここを直したてもらったんよ。でも、すごいよねぇぇ!ここまで早く修復できるなんてなぁ。さすがウチのとこの子達や!」
この言葉を聞き、アリアは心の中で複雑な気持ちになっていたのであった。
・・・えっ、これって直したって言うより?ただ、ほったらかしたら水が溜まっただけじゃ?それに危なくないように柵を作っただけじゃあ・・・・。
アリアが思う様に・・・この場の惨状を知っていた者からしたら、巨大なクレーター状の穴に湧き水が溜まり自然と池が出来、その周囲を危なくないように柵を取り付けた状態である。決してこれを直したというには、おこがましい状態であった。
まあ、転移門がある小島はそれなりに補修と手入れをしている。以前の破壊された時は転移門の周囲は少し狭かったようで、現状その時より少し大きくなっている。それにその小島と陸地を立派な橋でつながっているぐらいだ。
実際マリエルは胸を張っているが、これをここまで簡単な修復したのは守護天使の子達が下界に下りて、こそっと行なった事なのであった。マリエルはその事実を知らないのであった。
それでみんなが転移門の前で周囲を見渡していると、ちょうど誰か数人がこちらに向けて橋を渡ってきていたのである。
その姿に気付いたマリエル様は、その向かってきた人物達に声を掛けた。
「あっ、来た来たぁ!こっちだよぉぉっ、こっちぃぃ君達!おおきにねぇ。ウチのわがままに付き合ってくれて!」
そのマリエル様の声に気付いた子達が、少し早足になってこちらに向かって声をあげたのである。
「あっ、マリエル様ぁぁ!今回はありが・・・えっ!ええ、ユータ先輩?」
「あっ、ホントだ!ユータ君とメグミさんだ?・・・あれ、もう1人の娘は知らないけど・・・かなり強い娘だ!!」
「ホントだニャ!メグミ様だニャ!!」
橋を渡ってきた3人が、何故かマリエル様と共にいる3人の内の2人の事を知っていて、その姿を見て若干驚いていたのである。
それでその3人を見たユータとメグミも驚き、その3人の姿を良く確認したのである。
「あれ・・・?レオじゃん、それにユリーファとエルじゃんか・・・なんでお前達が?」
「あら、ホントにレオ君とユリーファちゃん?・・・それになんでエルちゃん?いったい、どうしてここに・・・」
メグミにとっては、実際レオとユリーファの2人が一緒なのは解ったのだが、そこにエルがいる事が不思議だったようである。何せ以前あった時3人は冒険者ランクは同じだったが、それぞれ違うパーティで行動をしていたからであった。
それで・・・この後でその事を確認すると、その時一緒に行動を共にした事が、きっかけで一緒に行動を共にする様になったと言う事であった。
今回のマリレル様の修行に同行する冒険者の子達は、どうやらユータとメグミの知っている娘達だったのであった。
「えっ、3人共・・・?えっ、ユータ君とメグミちゃんの知り合いなの?う~ん・・・それじゃぁ、詳しく説明する必要あらへんなぁ。でもアリアちゃんだけは知らないみたいだから一応自己紹介してや」
マリエルもその5人の状況を見て、詳しく説明しないでいい事に安心していたが、マリエルの側にいたアリアだけは蚊帳の外の感じだったので、とりあえずお互いの自己紹介をする事にしたのである。
まず最初に、ユータより1つ歳下である少年レオが自己紹介をした。彼の見た目は燃えるような赤い短髪で、体格は若干ユータより小さいのだが、体格に似合わない力の持ち主で、ユータがスピード重視の戦士なら、レオはパワータイプの戦士と言う感じで正義感は誰よりもある。
それで残りの少女達なのだが、実は2人とも人族では無いのである。
まずユリーファなのだが、実はマリエル様が加護するイルミナの大地では珍しい、妖精族出身のエルフのであった。しかも純粋のエルフなので、髪の色が緑色で、瞳の色も同じ緑である。
それにエルフの中では珍しい魔法剣士の少女であった。恐らくタイプ的には、アリアと同じでとても気が合いそうな雰囲気であった。
そして、最後にエルなのだが猫の獣人であるのだが、髪の色が白髪で魔力が少ない筈の獣人族には、珍しいタイプである魔力を豊富に持って生まれ、強力な魔法が仕えるという特殊タイプ子であった。しかも身体能力も本来の獣人と同じく高い子であり、言わば戦闘にも特化した闘える僧侶であったのだ。
その渡ってきた3人は、メグミとユータには面識があったのだ。
「しかしユータ先輩がマリエル様の使徒だとは、知りませんでした。あっ!そうだ、これからは改めて師匠と呼んでいいでしょうか?」
「はっ、なに言ってんだ?お前!・・・それに俺は、別にマリエル様の使徒じゃないし、今回は兄貴に頼まれて・・・」
どうやらレオは、以前の戦闘時に見たユータの戦い方に共感を持ったようであり、その戦いを見て師と勝手に言い出したのであった。
しかし、考えてみたらおかしいのであるユータとレオの2人は剣士と言っても全くタイプも役割的な関係も全然違うのである。
実際どう転んでも共通点は剣士と言うだけで、他は全く違う存在なのである。それをレオが一方的にユータを師と呼び出したので、何を言っているのかユータにはさっぱり理解出来なかったのであった。
それとは別でどうやらエルは、メグミに何故か好意を寄せぞっこんなようで、自己紹介が終るとメグミに飛び付いてきたのであった。
「メグミ様ぁぁっ!今回は一緒なんてエルは嬉しいんだニャ!よろしくなのニャァァ!!」
「えっ、エルちゃん?まさか今回の同行者って貴方達だったのね・・・」
エルはメグミに抱き付き猫のようにじゃれ付いているのであった。
それをメグミは嫌がる雰囲気もみせず、受け止め少し困り顔を見せつつも、エルの頭を撫でていかのである。恐らくメグミ的にも妹か飼い猫を可愛がる程度しか考えていなかったようだ。
その4人とはどうも蚊帳の外だった感じのユリーファは、同じく状況を理解出来ていないアリアに近付き声を掛けたのである。
「えっと、ごめんなさいね。私はユリーファよ!見てのとおりエルフなの、魔術も得意だけど一応剣も得意なの。見たところ貴方も魔法剣士みたいだけど・・・どう、あってる?」
「あっ、ありがとう。私はアリアね。うん、貴方が思ったとおり魔法剣士よ。よろしくね!」
アリア的にはユウマ以外で魔法剣士を見たのが初めてだったのだ。
ただしアリアはすごい勘違いをしていたのである。まず1つ目はユウマは魔法剣士で無いと言う事、そしてアリアも既に魔法剣士ではあるが、完全にその型に嵌らない存在となっていたのである。
まあ、アリアに関しては初めての子達であるが問題はなかったようであった。すぐに打ち解け仲良くなっていたのである。
それで今回のメンバーが揃ったこの場で、今回のマリエル様が行なう修行の場所へと旅だったのであった。
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そして、ちょうど時空の森に入って3ヶ月ほど・・・。
まあ、実際はその外の世界では、ちょうどの3日目に当たるある日の事である。
(その時ちょうどフィーナとユウマ達がやっと修行の旅に出発したぐらいの時)
それで今回の目的である未来予見の能力の発現に関する事を行ないながら、マリエル様達はある場所を求めて進んでいたのだ。
ただし、未来予見に関しては、まだ微かに少し先の何かが見えている様なのだが、それがなんなのかが・・・まだ、マリエル様には解っていない状況であったのだ。
しかし、少しずつではあるが何かを手に入れられそうな感じがマリエルにはあったのである。それで今回は、より過酷ではあるが、時空の森の奥深くへとやって来たのであった。
「でも、なんやろかな?おぼろげでやけど森の奥へと行き、2人の少女と出会う事により、更なる能力の改善って?どう言う事やろね。メグミちゃん」
「マリエル様、それ私に聞かれても困るんですけど?でも、それって確か最近何となく解る様になった未来予見ですよね?」
「うん、そうだよ!でも、今のところははっきりと解らないのよね。今話したのだって文章が頭に浮かんだのを、ウチなりに解釈したモノだけどね」
実際はまだややこしい内容で、意味が解る様にマリエルは、メグミに説明しながら話し掛けていたのであった。
そして、そのようなおぼろげな感じの予見を頼りにして、時たま未来予見を行ない、時空の森の奥深くへと進み、より中心部付近まで来たいたのであった。
「マッ、マリエル様!この場所って・・・?」
そう声を上げたのはメグミだった。実は深い森の中を歩いて行くと、その木々との間より今迄と違う雰囲気である広場に出てきたのであった。
「うん、ここがぁ・・・恐らく今回の目的地でぇ、これから私達が修行する場所なんよ。それにこれを含めて時限の森であってね。ここが中枢付近の筈なんだけどぉぉ。これはちょっと考えていたのと違ってすごいねんなぁ・・・」
マリエル様は、にこやかに答えながらその景色をみて少し驚いていた。何故なら以前の文章が頭に浮かんだ後ぐらいに、もう1度自分が行なった未来予見の断片で、この景色と似た映像が時たま目の前に映っていたのであった。
そうこれがマリエル様が初めて見た、未来予見と未来視が発現、開眼する予兆であったのである。実際予見とは余り変わらないのであるが、予見はあくまで予測の域であり、未来視は自身が行なう未来の映像であった。
しかし、マリエル様の未来視の能力は違う方向で開眼するのであった。
それでマリエル様の声を聞き、アリアがその建造物をみて不思議に思い声をかけた。
「でも、これって遺跡ですかね?それともダンジョン?」
これまでは間違いなく森の中だったのだが、突然周囲が開け遺跡とも言いがたい迷宮の入口みたいな場所が顔を覗かせたのであった。
「確かに森の中に遺跡ってのはよくあるけど・・・時空の森には関係ないような?」
「えっとね!実はこの中がホントの時空の森なのよ。今迄の森も時空の森で間違いはないんだけど、ここに来るまでのぉ、試練みたいなモノなんよ。メグミちゃん」
「そっ、そうなんですか、マリエル様?」
メグミはこの時思ったのは、なら何故今迄ここに来ないで危険の少ない入口付近でのんきに修行をやっていたのかが不思議でしょうがなかったのだ。
するとその迷宮の中から先程先行していたユータ達が戻って来たのである。
「うひゃぁぁ、この中もこれまた不思議で木ばっかりだよ、完全に森の中だよダンジョンじゃないよ。右を見ても左を見ても木ばっかりじゃん!しかも天井もないんだよ!今迄の場所はどちらかと言うとスカスカの状態だったけどこの中は密集した木々だよ。でも、不思議と明るかった・・・」
「はぁ、はぁ、つっ、疲れた!しかし、ホントですね。ユータ師匠!」
ユータの後を急いで追いかけて戻ってきたのは、レオでユータと共に先行して調査していたのであった。どうやらその迷宮を一通り駆け巡っていたようであった。
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