巻き込まれて異世界へ ~なぜだか関わった人の運命変えてます~

桜華 剛爛

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第11章 開拓と聖霊の森創り?

11-16 拠点へと戻って?

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 その事を確認した後に【瞬間移動テレポート】のスキルを使用して、中心部の拠点である場所に戻ったのであった。



 荷馬車の荷台には、昏睡状態だった9人の鬼人とエルフの人達を少し強引に荷台へと乗せ、その後ろには鬼人とエルフに擬態した2体の魔獣モンスターを入れた檻付きの荷台を接続して、共に拠点であるログハウスの前に【瞬間移動テレポート】を使用して一緒に移動してきた。
 もちろん無属性魔法である【起点転移ポータルジャンプ】を使用してもいいのだが、これに関してはまだ色々と問題があるので、今回は特に使用していない。まあ、使用するとしても違う次元や全く違う世界から戻って来る時であるし、特に神界に戻る時しか使用していないようにしている。

 まあ、事実そんな事はどうでもいいが、俺が拠点に戻ってくると・・・何故か周囲に誰もいなかった。恐らくは、ログハウスに居る事は解ったので、探しに行くのは後にして、周囲に念の為結界を張るようにした。

 いつもは結界等は張ってはいないのだが、今回は色々と問題がありそうなので大規模な結界を張っておく事にした。これ以上ややこしい事にならない様に先手を打っておく。
 それにこういう時の為に、この周りを開拓する時や整地した際にいつでも結界を張れる様に、一応周囲には聖碑を数箇所設置している。なので現状結界を張る事はそれ程大変ではない。
 もちろん任意的に解除も出来るし、封印や認識阻害の要素も付け加えれるようにもしている。今回みたいに念の為に結界を張る事自体は事実上なにも問題は無い。

 ただ、連れ帰った魔獣モンスターの擬態が解除してしまったら、連れ帰った意味がないので結界自体はただ進入できないだけのモノにした。

 それでその結界を張る作業を終らせて、ログハウス内に入ると・・・。
「あれ、シャナ姫やエリーゼ姫達は?」

 ログハウスの入口を入ってすぐにあるリビングルームには、ミナとユアだけがいて他の人達の姿が見えない。ただログハウスの中に居る事だけは気配を感じ取る事で解ったので、とりあえず2人に聞いてみる事にした。

「あっ、ユウ兄ぃぃお帰りぃ!みんなは今、部屋で寝ちゃってるよ」
「うん、そうそう!みんな相当疲れてたみたいだよ。ここに連れて来た途端、みんな安心したのかどうかは解らないけど、倒れそうだったから部屋に案内したら、今はみんな静かに眠ってるよ」
 ああ、確かに傷や止血はしたけど、最初に会った時は顔色が悪かったし、怪我をしてかなり血を流していたもんな。それに相当無理をして逃げ回って痛みたいだし疲れていても不思議じゃない。まあ、あの感じじゃ、かなり無理をして森の中をあっちこっちと移動していたみたいだな・・・。

 それで一応ミナとユアには、先程の場所で俺が残って2つの部隊を調べた事についての説明した。それでその中で操られていた鬼人とエルフがいた事と他にその鬼人とエルフに擬態した魔獣モンスターがいた事を詳しく話した。
「えっ、マジそれ?結構やばいんじゃないの?それって・・・ねえ、ユウ兄?」
「そうだよユウ兄!そんなの私達じゃ見分けつかないんじゃ?」
「まあ、それに関してはこっちには考えもあるんだが、それは後でみんな揃った時にでも話すとして・・・」

 実際、シャナ姫達が休息を取っているのはいいとして、他の昏睡状態でいる9人をそのままには出来ないので、その負傷者達の寝床を製作しないといけない。まあ、この調子でいったら・・・まだいっぱい増えそうな予感がする。
 なのでとりあえずは、少し大きめで屋根のある建物を造る事にした。

「おい、ミナ!ユア!ちょっと手伝ってくれ。もう1つ建物を造ろうと思うから、それで中の家財道具、特にベッドを大量に創造魔法で創ってくれ」
「えっ!いいけど、なんで?このログハウスで足りるんじゃないの?」
 確かにユアが言うように、この簡易ログハウスは多少の人数は寝泊り出来るが、もしかしたら少し厄介な事になるかもしれない。このまま他にも鬼人とエルフの面々が増えた場合、あきらかにベッドの数が足らなくなるような感じしか、しないしそんな予感がするので念の為だ。

 それにもし増えて屋根のない場所に、ほったらかして寝かせて置く訳にも行かないし、とりあえずは少し大きめな建物を造りホールのような部屋を2、3室とその他に必要な部屋を造る。まあ、早い話し病院みたいな室内の部屋にベッド数台並べて、看病し易くするようにする事を考えている。
 まあ、看病するとしても俺達がするような事はしないけど、とりあえずは念の為だ。

 それで、とりあえずは広い部屋に10台程のベッドを置く事を考えて作る事にする。
「でもでも、ユウ兄!これだけの鬼人さんとエルフさんをどうするの?ずっと、面倒を見る訳にはいかないでしょう?看病とか大変そうだよ?」
「ああ、それはちゃんと考えてるんだけど、今のところはまだ確認出来てないから、それはあとでみんなに相談してからだ。それよりもシルク様の方はどうしたんだミナ?」

「ああっ、うん、一応連絡はしたけど、色々と今回の件について、もうちょっと神界で色々と調べるから、ここに来れるのは夕方ぐらいだって・・・」
「なるほどね!・・・一応は連絡したけど夕方まで来れないのか。ふーん、まあ、それならそれでもいいや!とりあえずは森の入口にいる奴らは・・・うん、今のところはとりあえず変化はないかっ」
 先程確認したらチョクチョク、鬼人とエルフに擬態した魔獣モンスターと寄生され操られている者の部隊を、出してるみたいだったのだけど、殆どが目指す場所であるここが解らないようで、森の迷宮に惑わされるか森に入った途端に方向感覚を失いグルグル同じところを廻っているみたいだ。

 まあ、入口付近と森の中をウロウロしているみたいだが、今のところは生き物が生息する領域までは殆ど進めてもいない。それにどうやら運良くといえばいいのか、すぐ元の位置に戻っている。
 俺が感じてる気の様子からしても、操られてる人達も無事と言っていいのか解らないが、とりあえずは無事みたいだ。

 それから俺達は黙々と少し大きめの建物を建てて内装を済ませ、昏睡状態の者達をその建物の中に運んで行きベッドに寝かせていった。ある程度作業を終らせて、日が傾き夕方近くなって来ると流石に先程までウロウロしていた部隊も活発に移動はもちろん動かなくなってきた。

「おっ、あいつらあんまり動かなくなってるな?まあ、そうだろうな・・・」
 まあ、確かにもうすぐ暗くなってくるから、そろそろ野営の準備をするのだろうと思う。それに暗くなってからこの森に入るのは、はっきり言って馬鹿としかいいようがないからな。

「ユウ兄!そらそうでしょう。夜中にこの森を徘徊するなんて、アホとしか言いようがないよね」
「そうそうこの間も、ここまで来なかったみたいだけど、すごい生き物がいたもんね!どこに行ったか解んないけど?」
 現にこの森には、この世界で最強と言われるドラゴン種の存在とベヒーモス級の強力な生き物がいるらしい。

 どうやらそいつらは暗くなり、何かの条件が揃うと徘徊するらしい。その行動範囲も特殊で何所からどの様にして現われるのか解らないが、突然その姿を現し・・・そして、何かをしてその巨体を隠し何所かに去って行くらしい。

 まあ、実際・・・俺は会った事も見た事も無いけど? ミナとユアは1回だけたまたま夜中に、その姿・・・まあ、シルエットだけではあるが見たらしいけど、そいつらはかなりデカかったみたいだ。
 その2体の姿を現したのはその時の1回こっきりらしいが、その後神界で調べて貰ったら、確かにこの森にはそう言う類の生物が存在している事が解ったのだ。

 まあ、そんな事を話、様子を伺いながらぼちぼちと作業を進めていく。



 それで俺達的には、建物を建て昏睡状態の患者を搬送し終えると、そのとたんホントにする事がなくなったので、また、森の開拓作業の続きを開始した。


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